2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2010年10月13日(水) 

 千曲市おばすてシリーズ第1弾 

快速おばすて棚田紀行号

2010年10月 9日(土)乗車


姨捨駅に到着した快速おばすて棚田紀行号
 

 「千曲市おばすてシリーズ」キャンペーンの一環として、しなの鉄道では軽井沢発姨捨行の臨時快速列車「おばすて棚田紀行号」を昨年に引き続き運転しました。昨年の「しなの鉄道」カラ−の169系とは違い、今年は湘南色に塗装変更された169系S52編成が使用されました。
 なお、この169系は姨捨駅到着後は聖高原まで回送として運転されました。

■湘南色の169系で姨捨へ
 快速未知を歩こう信州号で到着した169系S52編成が、折り返し軽井沢駅から快速おばすて棚田紀行号になります。こちらの列車は、すでに大勢の人が並んでいます。特に、階段側は列が長くなっています。一旦ドアを閉めて準備作業が始まります。サボと愛称板の取り換え、ヘッドマークの取り換えなどが行われています。ヘッドマークは昨年と同じものでしたが、同じマークでも169系の塗装が違うだけでかなり印象が違って見えます。快速おばすて棚田紀行号は、ヘッドマーク・サボ・愛称板ともに全て専用のものが用意されていたので、一段と優等列車のように見えます。
 
 車内の準備が終わりドアが開き乗車が始まります。ホームでは結構長い列に見えましたが、乗ってしまえば車内は空席が目立ちます。しかし、新幹線や横川からの連絡バスが到着すると車内は一気に混雑し始めました。軽井沢を満席とはなりませんっでしたが、結構な混雑で発車しました。車内放送が終わるころには中軽井沢に到着しました。早くもここで下車する人も多数いました。続いて信濃追分・御代田でも下車する人が結構いました。小諸では、乗客の入れ替えがありましたが、逆に乗車の方が多く再び混み始めましたが、微妙なバランスで満席にはなりません。相席を嫌って立つ人はいますが、座ろうと思えば座ることはできます。列車は、あいにくの天候の中を篠ノ井へ走行しています。
 上田では、結構な乗車がありましたが、降りる人もいましたので同じ水準での乗車率で発車します。上田を出ると、手早く乗車証が配られます。次の戸倉では、しばらく停車して千曲市の方々による歓迎のイベントが行われました。ここで、ゆっくり編成写真等も撮影できました。戸倉を出ると屋代に停車して篠ノ井駅に入ります。篠ノ井線との兼ね合いで信号停車等がありましたが、若干の遅れで2番線に到着しました。
 
 篠ノ井では、しばらく停車します。その間に、後続の639M(しなの鉄道)が到着・発車します。普段は、2番線がしなの鉄道方面からの下り発車ホームとなりますが、本日はこの列車が使用している関係で篠ノ井線用の3番線からの発車となる珍しいシ−ンを見ることができました。篠ノ井で進行方向を変えて、JR篠ノ井線に入ります。当然、乗務員も交代となります。秋の篠ノ井線を走ると稲荷山に停車します。稲荷山では、交換予定の特急しなの号が遅延している関係で遅れての発車となりました。稲荷山を出ると高度を徐々に上げてゆき善光寺平の美しい景色が見えてきます。しばらく、秋の善光寺平の景色を見ていると列車は、スイッチバックを行い姨捨に到着しました。
 列車自体は聖高原へ回送となりますが、余裕を持って撮影できる時間があって何よりでした。姨捨駅を発車する169系の回送を見送り一旦駅舎に入ります。

軽井沢にて発車を待ちます
 

軽井沢駅停車中
 

ヘッドマーク
 

サボと愛称板
 

発車案内
 

あいにくの天候の中を姨捨へ
 

戸倉駅での歓迎行事
 

戸倉駅停車中
 

戸倉駅の駅名板と
 

篠ノ井にて1224Mが先行
 

篠ノ井駅で、しなの鉄道639Mが3番線へ
 

進行方向を変えて篠ノ井駅発車待ち
 

姨捨の眺望が見えてきました

姨捨に到着
   
■姨捨から軽井沢へ
 姨捨駅で時間を過ごし、軽井沢行の快速おばすて棚田紀行号の到着を待ちます。この列車は、聖高原まで回送されて戻ってきます。ただ、本日は雨の影響で特急しなの号に遅延が発生している影響で9分遅れで姨捨駅に到着してすぐの発車となりました。写真撮影をする暇もなく車内へ。姨捨駅のホームでは、ものすごい混雑するように見えましたが、実際に乗車してみると往路よりも人は少なかったです。
 姨捨駅をスイッチバックで発車した列車は、遅れを回復させるかのように限界までスピードを上げて走ります。往年の急行きそ号並みの俊足で篠ノ井線を走ります。車内では、発車早々に乗車証明書に配布が行われました。配布が終わるころ、列車は篠ノ井駅の構内に入っていました。
 
 篠ノ井駅では、列車の進行方向が変わるため所定だと27分停車します。(遅れたっため実際は20分ぐらいでしょうか)。篠ノ井駅では雨の中でしたが、ゆっくりと169系湘南色を撮影できました。篠ノ井では、遅れを回復して快速おばすて棚田紀行号は、雨の中を軽井沢へ向けて走行します。帰路となると車内も静かで、169系のモーター音が車内に響いています。途中駅からは、一般の乗客が結構乗ってくるのには驚きました。帰路は、篠ノ井を出ると特に停車時間の長い駅やイベントがある駅もないので、列車は快調に軽井沢へ向けて走り、小雨降る軽井沢駅には定刻に到着しました。
 
 到着後は、終着駅の余韻を味わう時間もあまりなく回送列車で戸倉へ回送されました。これで、9月25日の「リバイバル信州」・本日の「未知を歩こう信州」「おばすて棚田紀行(往路)」「おばすて棚田紀行(復路)」と4枚の乗車証が揃いましたので、改札脇の特設場所へ記念品(運転士時刻表のレプリカ)を貰いに行きました。予想よりかなり良い出来栄えで、乗車証明書を4枚集めた甲斐があり大満足で帰路につきました。

稲荷山付近を走行中
 

篠ノ井駅停車中、1536Mとの並び
 

篠ノ井駅発車待ち

軽井沢駅到着後は回送列車に
   
■乗車証明書
 今回は、快速列車ながら乗車証明書が配布されました。インクジェット用紙の名刺サイズの用紙に印刷されているものですが、手作り感があって温かみのある証明書でした。
 先日の「リバイバル信州」と、本日運転の169系湘南色を使用する臨時列車に乗車して、乗車証が合わせて4列車分集めると記念品(運転士時刻表のレプリカ)が貰えました。
 ※詳しくは、しなの鉄道のHPをご覧ください。

往路(姨捨行)乗車証

復路(軽井沢行)乗車証