2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2009年12月14日(月) 

 新潟デスティネーションキャンペーン

懐かしの特急とき号

2009年12月12日(土)乗車


新津駅に停車中の懐かしの特急とき号
 

 新潟デスティネーションキャンペーンの一環として、183系特急型電車を使用した特急とき号のリバイバル運転が、特急懐かしの特急とき号として上野〜新潟で運転されました。ここ最近の傾向として、この手の列車は全車「びゅう企画枠」の団体列車扱いとなることが多いのですが、この列車も全車「びゅう企画枠」の団体列車として運転されました。

■「あさま」で高崎へ
 長野から「あさま510号」で高崎へ向かいます。4号車の指定席を購入しました。ちゃんと、シートマップで高崎から2人で乗車する人の席を確認して購入しました。こうすると、高崎までの乗客しか隣の席は買えませんので、絶対と言うことはありませんが、かなりの確率で空席のままですので1人で広く使えます。
 この「あさま510号」は、速達タイプの続行になりますので空いているかと思いましたが、時間帯から結構乗車しています。長野を出て上田・佐久平での乗車もかなリ多くほぼ満席の状態となりますが隣には誰も来ません。軽井沢で高崎までの指定を買う人はほとんどいないでしょうから、今日も隣は空席のまま行けそうです。佐久平を出てトンネルを抜けるとそこは雪景色・・・。軽井沢は、もう雪が積もる季節なったようです。軽井沢から4号車に乗車する人は居なかったので、高崎まで隣は空いたままです。
 碓氷峠トンネルを抜けると、先ほどまでの雪景色が嘘のように雪はありませんでした。安中榛名を通過して、列車は高崎に到着しました。やはり、長野と違い温かいですね。発車する「あさま」の車内を見ると予定通り先ほどの席に2名座っていました。

あさま510号(長野7:55−高崎8:44)

軽井沢付近は雪景色
   
■懐かしの特急とき号で上越国境越え【高崎9:08−越後湯沢10:33】
 高崎から団体列車「特急懐かしの特急とき号」に乗車します。が・・・。高崎駅構内の何処にも案内がありません。「びゅう予約センター」から送られてきた行程表にも発車時刻のみで案内もありません。仕方ないので社員に聞くとあまり良い対応ではありませんでした。こちらは、会員券を見せているにね・・・。
 上野始発ですので、発車2分前に特急懐かしの特急とき号が到着しました。到着シーンを撮影するのが精一杯でした。指定された1号車に乗車するとほとんどの席が埋まっています。最初は、指定された通路側に座っていましたが、2号車・3号車の様子を見に行くと空席が多数でした。もうこの先から乗車する人は、原則としていないので早々に2号車に移動しました。1号車に比べると懐かしい雰囲気は無くなりますが、ゆったりと快適に移動できます。
 車内販売でグッズを購入していると新前橋で運転停車を行い、秋の上州を快調に北上してゆきます。水上の手前に来ると雲が出てきて車窓も暗くなります。列車は、水上で運転停車を行います。ちなみに、次にドア扱いをするのは越後湯沢です。水上を出るといよいよ上越国境越えに入ります。延々と続く長いトンネルをようやく抜けても雪はありませんでした。越後中里で6分ほど運転停車を行い越後湯沢に到着します。越後湯沢では、29分停車しますので撮影タイムとなります。

高崎駅に到着する特急懐かしの特急とき号
 

183系車内
 

初冬の上州路を北へ
 

山間部に入ってきます
 

間もなく水上に到着
 

湯檜曽駅通過
 

岩原スキー場前駅で運転停車
 

越後湯沢で29分停車
 

先頭車付近は大盛況です
 

はくたか6号が先行
 

懐かしい「とき」ヘッドマーク

「L」は無いものの懐かしい行先表示
   
■懐かしの特急とき号は雨の越後路を新潟へ【越後湯沢11:02−新潟13:08】
 越後湯沢を発車した特急懐かしの特急とき号は、再び新潟を目指して北上を続けます。車窓には、雪は全くありません。浦佐を通過する頃から天気があまり良くありません。只見線との分岐点となる小出駅を通過して、続いて飯山線との分岐点となる越後川口を通過します。その後、信越本線を跨ぎ上越線を走破して宮内駅を通過して長岡駅に到着します。長岡駅の停車時間は2分です。降りる暇も無くすぐの発車となりました。信越本線を快調に進みます。次の停車駅は東三条ですが、停車時間は1分しかありません。車窓は、本格的な雨模様になってきました。
 列車は、新潟まであと一息の新津駅で8分停車します。ここでは、新潟側先頭の編成写真が撮影できますので、反対ホームから撮影をします。なんとか編成写真が撮影できて満足して車内に戻ると、すでに列車は新津を発車していました。しばらく住宅街を走り、209系も疎開している新潟車両センターが見えてくると終点の新潟に到着します。両側の先頭部は凄い混雑でした。テレビ局や新聞社も取材に訪れていました。幕を回し始めて「回送」に変わり、新潟車両センターへ引き上げていく姿を見送り改札を出ました。
 その後は、乗車証明書・記念弁当を引き換えてから1000円分のお土産券で土産を購入して特急懐かしの特急とき号の旅のメインが終了しました。 

1号車側は、低眉のクハ183-1527
 

間もなく越後湯沢を出ます
 

雪は全くありません
 

小出駅を通過
 

信越本線を跨ぎ長岡へ
 

雨の越後路を新潟へ
 

新津で8分停車
 

唯一編成写真が撮影できた駅です
 

隣の線にE127系が入ると間もなく発車です
 

新潟車両センターを通過
 

間もなく終点新潟です
 

到着直前に485系T18編成とすれ違い
 

新潟駅に到着
 

歓迎の横断幕
 

新潟駅に到着した特急とき号

新潟車両センターへ引き上げます
   
■新幹線「とき」で一気に高崎へ

臨時とき364号(新潟13:53-高崎15:11)
 
 新潟から高崎までは、新幹線の自由席での移動です。とりあえず、200系が2本続く時間帯ですので土産を購入して新幹線ホームへ急ぎます。ホームへ行くと、国鉄色の200系K47編成が停車していますたので、迷わず臨時とき346号に乗車します。自由席も最初のほうは大した混雑もありませんでしたが、長岡で窓側が埋まりました。臨時列車ですので、越後湯沢からの乗車も少なく隣に誰も来る事無く高崎まで乗車できました。
 こちらも、ある意味リバイバルで、今日は183系特急とき号と200系国鉄色の新幹線とき号と、2種類の懐かしい「とき」の旅が楽しめました。

帰路は新幹線「とき」で高崎へ

高崎に停車中の「とき364号」
     
■帰路は在来線乗り継ぎで長野へ
 高崎からの帰路は、在来線経由で帰ります。新幹線だと50分前後で帰ることが出来ますが、たまにはゆっくり帰るのもいいでしょう。
 軽井沢行バスに接続となる列車までは1時間ほどありますが、高崎で待っていても暇ですので高崎から107系4連の普通で横川へ向かいます。4連でちょうどいい乗車率で高崎を発車します。早くも北高崎から降車ゾーンに入ったようで、乗車する客よりも下車客の方が多くなります。この列車は、夕刊の輸送もしているようで最後部のドア脇に置かれた新聞の束が主要駅で順々に降ろされてゆきます。安中・磯辺・松井田で大勢の乗客が下車してしまい、最後部の車両は私1人だけの寂しい乗車率で横川に到着しました。
 横川では、1時間ほど待ち時間が発生します。だんだん夕闇から夜の時間帯に入ってきます。久々に旧線のハイキングコースの入口まで行ってみました。こんな薄暗い時間帯にここを歩くのは、まだ信越本線として軽井沢まで通じていた頃以来で少し懐かしかったです。文化村などが出来ましたので変わった場所はありましたが、裏道などはあの時のままの佇まいを残していました。
 
 横川からは、JR関東の碓氷線バスで軽井沢へ向かいます。もう夜の時間帯ですが、時間はまだ午後5時20分です。乗客は5〜6人程度でした。通称「ヲタ席」と呼ばれている一番前の席に座って碓氷バイパスの夜景を見ながら進むと、ほぼ予定の時刻通りに軽井沢駅に到着しました。
 
 軽井沢からは、再び鉄路で移動します。しなの鉄道の普通列車で長野へ戻ります。ちょうど、今度の列車は長野行ですので乗り換え無しで」のんびりと帰ります。この列車、途中の戸倉駅までワンマン運転ですので自動放送での案内となります。軽井沢を出る時点で半分以上の乗車率で発車しました。途中の小諸で入れ替えがありましたが、時間帯から上田で大勢の乗客が乗車しましたが戸倉での降車が多く車内は一時的に空きました。戸倉から車両乗務しての運転に変わりました。篠ノ井からJR信越本線に入ります。正直、ほっとします。篠ノ井からの乗車は、大して多くも無くゆったりとした乗車率で長野まで戻って来れました。
 今回の日帰り遠征も無事に終了しました。

帰路は在来線で長野へ
 

普通(高崎15:53−横川17:06)
 

横川駅舎
 

群馬側の信越本線の終点
 

JRバス(横川17:20−軽井沢17:54)
 

軽井沢から「しなの鉄道」で移動
 

普通(軽井沢18:23−長野19:54)

ようやく長野に到着
   
■指定券・乗車証

特急とき号指定席券
 
 今回の特急とき号は、「特急懐かしの特急とき号で行く新潟」というパック旅行の団体専用列車として運転されました。乗車の際には、パック旅行の購入が必要でしたが、1人出発から購入出来ましたので参加可能となりました。
 出発地は、上野・大宮・高崎から選ぶ事が出来て帰路の上越新幹線の新幹線特急券・乗車券がセットされました。さらに、昼食用の特製弁当引換券・乗車証明書引換券・新潟の売店での1000円分の商品券がセットされた大変お得な旅行パックでした。

乗車券(高崎→新潟)
 

帰路用の新幹線乗車券(自由席用)
 

会員券
 

バウチャー券(1000円引換券)
 

バウチャー券(駅弁引換券)
 

案内券(乗車証引換券)
 

乗車証明書(表)
 

乗車証明書(裏)
 
 
特製記念弁当掛紙

特製記念弁当

特製記念弁当中身