2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2009年11月18日(水) 

 新潟デスティネーションキャンペーン

急行おもいでの急行野沢号

2009年11月15日(日)乗車


森宮野原駅に停車中の急行おもいでの急行野沢号
 

 新潟デスティネーションキャンペーンの一環として、キハ58系気動車を使用して「おもいでの急行野沢」が長岡〜長野で運転されました。11月14日は長岡→長野間で運転され、翌日の15日は長野→長岡での運行となり、座席は全席「びゅう企画枠」(団体臨時列車扱い)での発売となりました。
 懐かしい国鉄急行色のキハ58系が、晩秋の飯山線を懐かしい姿で運転され沿線の方々の注目を集めました。

■長野→飯山
 長野駅に到着して4番線に進みます。残念ながら発車表示は出ないようです。4番ホームで、弁当を引き換えて再びコンコースに行くと「急行野沢」に表示が出ていました。さて、長野の入線時間は結構遅く10時53頃の入線でした。まぁ、基地線も列車の行き来があり難しいのは十分すぎるほど解るのですが・・・。
 さて、撮影も終えて車内に入ります。今回は、座席位置は選ぶ事は出来なく自動割当の抽選だったようですが、運良く進行方向右側の窓側に座席があたりました。これで、快適に長岡まで乗車する事が出来ます。
 
 長野を発車した急行おもいでの急行野沢号は、長野総合車両センターや林檎畑・豊野築堤などを見ながら信越本線を進みます。信越本線と飯山線が分かれる豊野駅で4分ほど停車します。豊野を出ると列車は、非電化の飯山線を進みます。景色も千曲川に沿ってローカル線的な景色に変わります。千曲川に沿って北上し、替佐駅で少々停車した後は秋の飯山線を飯山へ向けて北上します。紅葉は、場所によっては今が見頃のようで秋の飯山線の旅を存分に楽しめます。山間部を抜けて景色が開けてくると、列車は飯山駅に到着します。飯山駅にはホームに鐘楼がありますので、鐘楼とキハ58を絡めて撮影して時間を過ごしました。
 

長野駅発車案内
  

長野駅に入線するキハ58系
 

長野駅に停車中のキハ58系
 

急行野沢号のサボ
 

間もなく長野駅を発車します
 

乗車した1号車の車内
 

林檎畑を進みます
 

新幹線車両基地を見ながら豊野築堤を通過
 

まもなく豊野駅に到着
 

豊野駅に停車中
 

豊野駅で4分停車します
 

千曲川に沿って立ヶ花付近を通過
 

替佐駅に停車
 

秋の飯山線を飯山へ
 

古牧橋が見えると飯山市へ

飯山駅に到着
   
■飯山→十日町
 飯山を出た急行おもいでの急行野沢号は、秋の飯山線を北上します。刈り入れの終了した信濃平を通過して戸狩野沢温泉に到着します。戸狩野沢温泉では3分ほど停車します。この間に、今回で最後になるであろうホーム上のモニュメントとキハ58の撮影をします。
 戸狩野沢温泉を出ると山間部に入ります。ここからは良い撮影地が続きますので、沿線で撮影される方も大勢います。例によって、撮影する方々の車列との競争となります。列車は、順調に進み森宮野原駅に到着します。森宮野原駅では、12分ほど停車します。キハ58の編成写真もゆっくりと撮影できます。いろいろな角度で撮影をしていると12分の停車時間もあっという間です。森宮野原を出ると、景色も晩秋から初冬の景色に変わります。信濃川をわたり列車は、初冬の田園地帯を抜けて十日町に到着しました。
 列車ダイヤの関係で、十日町には1時間16分停車します。改札の外に出る事が出来るので駅前などを散策して過ごしたり、列車の撮影などをして過ごしました。

飯山駅では16分停車
 

飯山駅に停車中
 

秋の信濃平を通過
 

戸狩野沢温泉では3分停車
 

山間部に入ってゆきます
 

千曲川も時折姿を見せます
 

森宮野原駅に到着
 

森宮野原では12分停車
 

最高積雪地点の森宮野原
 

ここまで来ると初冬の風景です
 

十日町に到着

前面の急行表示
   
■十日町→長岡
 十日町を出ると、急行おもいでの急行野沢号の旅も終盤です。西日を受けて飯山線を進みます。右手へ分かれる北越急行線を見送ると、列車は越後川口を目指します。もう夕暮れの時間帯に入っていて、人の姿もあまり見かけません。ただ、撮影に訪れる方は増えているかと思います。列車は、好天の中を順調に進み関越道を潜り魚野川を渡ると越後川口に到着します。越後川口は飯山線の終点です。越後川口で、西日に映えるキハ58の撮影を楽しみ列車は、電化された上越線に入ります。ここまで来れば長岡はすぐそこですが、だんだん天気が悪くなってきました。上越新幹線が見える頃になると曇り空になり、豊野で分かれた信越本線を跨ぎ宮内駅に運転停車していると雨が降っているのが解りました。風もかなり出てきているようです。
 宮内から再び信越本線を走行して、風雨の強い長岡に定刻に到着しました。長かった急行野沢号の旅が終了しました。長岡駅は、凄い人が集まっています。急行野沢号も人気があるのだな〜。と感心していると様子が違うようで、まだSL信越線秋の収穫祭号が長岡に着いていないそうで、みなさんSLを待っている方々でした。しばらくすると急行野沢号は、新津へ向けて静かに回送されてゆきました。

十日町では1時間16分停車します
 

間もなく十日町を出ます
 

北越急行線が分かれてゆきます
 

飯山線の旅も終盤です
 

トンネル通過中の車内
 

魚野川を渡ると越後川口です
 

上越線が近づいてきます
 

飯山線を走破して越後川口に到着
 

越後川口では14分停車します
 

間もなく越後川口を発車します
 

電化された上越線に入ります
 

上越新幹線も近づいてきました
 

豊野で分かれた信越本線を跨ぎます
 

宮内で少々停車します
 

終点、長岡に到着
 

車両は、すぐに回送されます
 
       
■綱渡りの帰路
 帰路の信越本線は、強風・高波の影響で大幅にダイヤが乱れていました。SL信越線秋の収穫際号も1時間40分前後の遅れで到着しました。このため、乗車していた急行おもいでの急行野沢号よりも遅い到着となったため、思いかけず撮影することが出来ました。
 帰路ですが、信越本線がダイヤ乱れで普通列車直江津行の運転の目処が立たないそうです。それなら、今来た経路を逆に飯山線経由でと思いましたら、長岡付近の強風のため水上行も発車の目処が無いそうです。今なら、遅れている特急北越8号(但し、直江津到着見通しは不明)か高崎経由の新幹線しかJRでの移動手段は無いと改札で案内されました。
 これは困った・・・。昨日から使用している「越後ツーデーパスSP」を見て、じゃ上越新幹線・越後湯沢・特急はくたか号のコースだと高崎経由より安上がりですし、北越急行線内の特急も減速運転で30分前後の遅延ながら動いているので直江津にはたどり着けそうですので、このコースで行こうと思った時に、北越8号が到着しました。一か八か、特急北越8号と運命を共にする覚悟で乗車しました。

大幅に遅延したSL信越線秋の収穫際号
 
 長岡を25分遅れで発車した特急北越8号は、何事も無いように柏崎までは順調に来ましたが・・・。柏崎からは、ノロノロの減速運転での走行になりましたが、ついに停止してしまいました。強風のため運転見合わせになったとの放送が・・・。やはり、このコースは駄目だったかと思いました。洗面所へいくと轟々と凄い風で車体が少し揺れています。それでも数分で運転を再開して何とか直江津に着きました。5分差で「妙高10号」は定刻に発車してしまったそうで次の長野行を待ちます。こちらは、接続待ちのため延々と待ち続け18:38の発車が19:12の発車となりました。それでも何とか長野まで戻る事が出来て一安心でした。

特急北越8号

 長野行普通列車
   
■乗車証・指定席券類

記念弁当掛紙
 
 今回の乗車記念弁当は、長野駅での配布となりました。いつものように掛紙と弁当は別々の配布となりました。弁当の内容は、幕の内弁当でなかなか良い内容でした。なお、弁当の掛け紙は、上下で別のデザインが用意されていました。
 乗車証明書は、従来の硬券タイプではなくラミネート加工された珍しいタイプでした。デザイン的にはかなり良い線をいっている一品なのですが、紙が薄い上にラミネート加工されていますので貧弱な印象がありました。これが、ポストカードタイプでこのデザインだったら最高だったかと思います。

記念弁当中身
 

乗車証明書(表)

乗車証明書(裏)


会員券
 
 今回運転された「おもいでの急行野沢号」は、全車びゅう企画枠の団体列車扱いでの運転となりました。それでも、片道ずつ1名から申し込みが出来ましたので気軽に乗車する事が出来ました。
 片道の乗車券・急行券・指定券に弁当がついて4600円と言うお得な乗車でした。なお、案内券は「乗車証明書」引換券になっていて、購入時の人数に関わらず1人1枚配布が徹底されていました。

案内券(乗車証引換)
 

バウチャー券(弁当引換券)
 

契約乗車票(指定席券)

契約乗車票(乗車券)