2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2009年11月 1日(日) 

 信州デスティネーションキャンペーン・プレキャンペーン

セ ピ ア 色 の 信 越 線 号

2009年10月31日(土)乗車


豊野駅に停車中の快速セピア色の信越線号
  

 信州デスティネーションキャンペーンのプレキャーンとして、10月の土曜日に長野支社管内で運転されいている旧型客車ですが、最終回となる今週は信越本線での運転となりました。
 信越本線(長野−直江津)で旧型客車が運転されるのは、久々ですので指定席券もなかなかキャンセルが出にくい状況で、当日の車内もほぼ満席の盛況でした。また、沿線も撮影の方々で大変な混雑となり、旧型客車による長野支社企画の「セピア色」号シリーズの最後に相応しい大盛況でした。

■セピア色の信越線号(下り:長野−直江津)
 仕事の関係で少々遅れて9時過ぎに長野駅に到着すると、すでに長野駅7番線では快速セピア色の信越線号が機回しを終えて発車の準備をしていました。まだ、乗車はできないようです。とりあえず、先頭部で写真撮影を行いドアが開くのを待ちます。

 ドアが開いていよいよ乗車となります。本日は「びゅう」企画枠の2号車ですが、3号車の知人の席のお邪魔してしばしオハニ36の旅を楽しみます。
 長野を出た列車は、北長野・三才を通過して林檎が実った林檎畑の中を走ります。これから撮影地が続きますが、何処の撮影地もかなり人が集まっています。列車は、豊野の築堤を通過すると豊野駅に到着します。豊野駅では10分停車しますので、順光の中を良い感じで編成写真が撮影出来ました。豊野をでると列車は、飯山線と分かれて勾配を上ります。秋の鳥居川に沿って列車は進み牟礼を通過して戸草地区を通過します。この場所も撮影地になっていますので、大勢の方が撮影に訪れていました。車窓に雄大な黒姫山が見えてくると、列車は黒姫に到着します。黒姫では9分停車しますが、3番線に入るため編成写真の撮影は出来ません。黒姫を出ると美しい紅葉と妙高山を見ながら、列車は複線区間を妙高高原へ向けて走ります。妙高高原は、新潟県に属しますので信越本線の新潟側で旧型客車が運転されるのも久々になります。妙高高原では、30分停車します。ここで、「妙高4号」(N101編成)と交換、「妙高3号」(N103編成)を退避となります。特に、妙高3号とセピア色の信越線号の一瞬の並びは、下り列車で一番殺伐とした時間でした。
 妙高高原での停車を終えて、列車は日本海側へ下りはじめます。途中の関山付近では、大勢の撮影する方々に見送られて列車は直江津へ進みます。もう、進行方向に山は見えません遠くに日本海と水平線が見えます。ここで、乗車記念ポストカードの配布がありました。配布が終わると新井に停車します。新井では、7分停車しますので先頭部だけ撮影してトイレに行きます。これで、ちょうど6分ということで余裕で車内に戻れました。新井を出ると、住宅地が多くなり撮影の方々も少なくなります。このあと高田に停車しますが、停車時間は3分ですので車内で大人しく待ちます。脇野田で運転停車を行い、延伸工事が進む北陸新幹線の工事現場を間近で見ることが出来ました。列車は、遅延も無く順調に進み高田を出て春日山を通過すると大きく右にカーブします。車窓左から北陸本線が近づいてくると、日本海側の分岐点駅となる終着の直江津に到着します。直江津では、歓迎の横断幕を持った駅員の方々が出迎えてくれました。
 
 直江津では、折り返しの間に昼食弁当を食べながら過ごしました。

長野駅発車案内
 

長野駅に停車中の旧型客車
 

発車を待つセピア色の信越線号
 

長野総合車両センターを通過
 

豊野付近は、林檎が実っています
 

豊野駅で10分停車
 

豊野駅に停車中のセピア色の信越線
 

秋の山間部へ入ります。
 

秋の鳥居川に沿って北上
 

トンネル通過中のオハニ36
 

薬師岳を見ながら黒姫へ
  

黒姫で9分停車
 

黒姫に停車中のセピア色の信越線
 

紅葉と妙高山を見ながら新潟県へ
 

妙高高原で30分停車
 

妙高高原に停車中のセピア色の信越線号
 

編成後部のスハフ42側
 

189系N103編成の「妙高3号」を退避
 

妙高高原も木々が色づき始めています
 

新井に停車中のセピア色の信越線号
 

延伸工事が進む北陸新幹線
 

北陸本線が近づくと終着の直江津です。
 

終着の直江津に到着

歓迎の横断幕
   
■セピア色の信越線号(上り:直江津−長野)
 直江津駅近くの公園で昼食を摂り、再び直江津駅に戻ってきました。帰路のセピア色の信越線号は、なんと1番線からの発車です。頭端式の1番線から客車列車が発車するのは非常に珍しい事で、これは記録に残るネタになりそうです。
 
 直江津を出たセピア色の信越線号は、西日を浴びながら長野を目指します。この手の列車だと帰路にあたる列車はすいていることが多いのですが、今回は復路もほとんどの席が埋まっていて良い乗車率で長野へ向かいます。高田からさらに数名乗ってきました。高田を出発して続いて新井に停車します。高田駅・新井駅共に停車時間が僅かですので写真撮影は出来ません。列車は、山間部に入り有名撮影地には大勢のファンが撮影に訪れています。この区間で、乗車記念ポストカードの配布がありました。乗車記念ポストカードの配布が終わると妙高高原に停車します。妙高高原では、12分停車しますが3番線に入りましたので正面のみの撮影で終了です。その後は、ホームをウロウロして時間を潰します。妙高高原を出ると黒姫に停車します。こちらは30分停車しますのでゆっくりと撮影できます。また、黒姫では「妙高7号」と交換、「妙高8号」の退避を行いますので183系・189系との並びも撮影できました。この瞬間が乗り鉄の撮影で一番殺伐とした瞬間だったかと思います。後の時間は、ゆっくりと撮影できました。
 意外に短く感じた黒姫での30分停車を終えて、列車は再び長野を目指して走ります。この先、黒姫山バックの撮影ポイント、古間駅手前の築堤ポイントと撮影地が続きます。どちらの撮影地も凄い混雑で車内からも歓声が上がっていました。古間を出ると列車は山間部を走り牟礼を通過ます。列車は、下り勾配を走り視界が開けてくると飯山線が接近して豊野に到着します。豊野では6分停車しますが、ホームをウロウロしただけで停車時間が終わりました。豊野をでると築堤を走りますがあまり人はいませんでした。代わりに「火ノ見踏切」は、結構賑わっていました。三才・北長野と通過して、列車は長野駅7番線に定刻に到着しました。到着後は、すぐに機回しの準備が行われました。

 これで、信州デスティネーションキャンペーンプレキャンペーンのメインである、長野支社旧型客車で行く秋の列車旅「セピア色」シリーズは、無事に全列車の運転が終了しました。

直江津駅発車案内(1)
 

直江津駅発車案内(2)
 

直江津駅に停車中の旧型客車
 

直江津駅は、海側の1番線から発車
 

往復乗車した2号車の車内
 

オハ47の座席
 

西日を浴びて長野へ
 

関山付近を通過
 

妙高高原で12分停車
 

乗車記念看板
 

黒姫で30分停車
  

黒姫駅に停車中のセピア色の信越線号
  

編成写真もゆっくり撮影
 

妙高7号(N103編成)と交換
 

妙高8号(N101編成)を退避
 

夕日を浴びて長野へ
 

視界が開けると間もなく豊野
 

豊野駅で6分停車
 

後部のオハニ36側
 

夕闇迫る豊野築堤を長野へ
 

長野駅に到着
 

すぐに機回しの準備に入ります
 
             
■ヘッドマーク・サボ
 セピア色の信越線号にも、ヘッドマークとサボ・愛称板が取り付けられました。基本的に、セピア色号シリーズは全て共通デザインのヘッドマークとサボでした。愛称板については、全5列車共に「快速」のままで列車名はサボの方の表示で済ませたようです。

セピア色の信越線ヘッドマーク
 

愛称板は「快速」
 

オハニ36用のサボ

旧客用のサボ
   
■オハニ36−11荷物室
 前回までは、空室のままだったり添乗社員用の休憩室として使用されていたオハニ36の荷物室部分ですが、今回は下り列車に限って室内を見ることが出来ました。普段は見ることの出来ない荷物室や車掌室部分を実際に見ることができました。上り列車については、施錠されていて見ることが出来ませんでした。

荷物室の室内
 

車掌室部分
 

計器類

放送用機器
   
■指定券・乗車記念品

会員券(パック表紙)
 
 今回は、知人の方と「びゅう」の旅行パック「セピア色旧型客車で行く信越線プレミア」に参加しましたので、契約乗車票での乗車となりました。
 本来なら3号車(オハニ36)希望でしたが、事前予約したものの3号車の長野発は瞬殺で終了したそうで、2号車の購入になりました。期間中、何回も3号車への変更を試みましたが、結局は長野発で3号車の戻りは無かったようで、最後は2号車の乗車となりました。

バウチャー券(弁当引換)
 

バウチャー券(記念グッズ引換)
  

下り列車用指定券
 

下り列車用乗車券
 

上り列車用指定券
 

上り列車用乗車券
 

乗車記念ポストカード(上下共通)
  
       
■プレミアコース限定配布品

記念弁当掛紙
 
 今回のプレミアコースは、他の列車と同様に往復の記念乗車証明書(硬券タイプ)と記念プレート(愛称板タイプ)が配布されました。
 特製掛紙付弁当は、中央線とは色違いのほぼ同じデザインの掛紙でした。中身は、直江津駅前のビジネスホテルが調製した特製幕の内弁当となりました。
 
 また、乗車記念サボ(こちらは販売品)ですが、今回は他の列車の折り返し地点駅では無く、始発駅の長野駅での販売となりました。直江津駅は、新潟支社のため販売権の問題でこのような形になったそうです。販売数は、列車が運転される度に減ってゆき、今回は50枚限定となり9時過ぎに完売となりました。

幕の内弁当中身
 


乗車証明書(下り用)
 


乗車証明書(上り用)
 

乗車記念プレート(表)
 

乗車記念プレート(裏)
 

長野駅で限定50枚販売された乗車記念サボ