2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2009年10月25日(日) 

 信州ディスティネーションキャンペーン・プレキャンペーン

セ ピ ア 色 の 大 糸 線 号

2009年10月24日(土)乗車


信濃大町駅に停車中の快速セピア色の大糸線号
 

 信州ディスティネーションキャンペーンのプレキャーンとして、10月の土曜日に長野支社管内で運転されいている旧型客車ですが、今週は大糸線での運転となりました。
 大糸線での旧型客車は、2004年8月に快速大糸線レトロ号として松本〜白馬で運転されましたが、今回は白馬より先の南小谷までの運転となりファンの注目を集めました。

■特急しなの4号で松本へ
 長野から松本まで、特急しなの4号に乗車します。この列車は、混みあいますので早めに自由席に並びます。信州特急料金回数券を持っていれば、特急しなの号(長野−塩尻)の指定席(空席)も利用は出来ますが、上り列車のため、席を譲るリスクが高いので自由席利用にします。最初は空いていましたが、新幹線あさま501号が到着すると自由席はほぼ満席の混雑になりました。篠ノ井で、数名の立席が出た状態で列車は松本へ向かいます。松本では、半分以上の乗客が下車しました。
   
■セピア色の大糸線号(下り:松本→南小谷)
 松本からセピア色の大糸線の旅が始まります。松本で、塩尻大門から回送されてくるセピア色の大糸線を待ちます。程なく塩尻大門から列車が入線してきました。一通り写真撮影を行いホームをウロウロしていると、社員の方々が慌しく動いています。どうやら1M(特急スーパーあずさ1号)が遅延しているようです。まぁ、接続は取るかと思いますが、松本駅のホーム割りよりも大糸線内で臨時快速「桔梗ヶ原ワイナリー」(塩尻行)も運転されているので、こちらの交換等が大変なようです。とは言え、無事に特急スーパーあずさ1号からの接続を取ることが決まったようで、車内放送でも接続待ちによる発車遅れ放送が流れ始めました。
 
 遅れて到着した特急スーパーあずさ1号からの乗換えを待って、9:52ごろに松本駅を発車しました。1号車の車内は空席が結構目立ちました。この遅れも途中の運転停車を調整して豊科からは所定運転になる旨の放送も合わせてありました。列車は、篠ノ井線と分かれて梓川を渡り安曇野へ入ります。稲刈りが終わった田畑の中を進みます。曇り空ながら北アルプスは所々で辛うじて見る事が出来ました。豊科駅で少々停車して列車は進みます。次の穂高駅では、EastiEとの交換がありました。EastiEは通過してしまいましたので一瞬の並びとなりました。
 列車は、木々が色づいた中を進みます。有名撮影地には、たくさんの方々がカメラも持って待ち構えていました。また、平行する道路も追いかけの方々で混みあっていました。信濃大町駅で長時間停車となりましたので、落着いて編成写真の撮影が出来ました。原色のEF64にオハニ36が続く「非常に良い」編成です。信濃大町で一息ついた列車は、木崎湖・中網湖・青木湖と湖の畔をゆっくりと進んで行きます。曇り空で、湖畔にいる人も少なく寂しくなる光景です。紅葉した木々の中を列車は進み白馬に着きました。白馬には、少々遅れて到着したためすぐの発車となりました。白馬をでると、旧型客車では初体験区間に入ります。紅葉した山々を見ながら姫川に沿って進むと終着の南小谷に到着しました。まさか、旧型客車で南小谷駅に来る日が来るとは思いませんでした。
 機回しをして折り返しに備えるため、列車も乗客も南小谷で一休みとなります。

松本駅発車案内
 

塩尻大門から回送で入線
 

松本駅5番線に停車中
 

旧型客車側
 

1号車車内
 

篠ノ井線と分かれて安曇野へ・・・。
 

梓川を渡ります
 

田畑も収穫が終わりました
 

豊科駅で少々止まります。
 

豊科駅に停車中
 

穂高駅で少々停車します。
 

EastiEと交換します。
 

穂高駅停車中
 

信濃大町駅では、長時間停車となります。
 

信濃大町駅停車中
 

木崎湖畔を通過
 

ウィング21の建物が見えると白馬です。
 

白馬での停車は、ごく僅かでした。
 

姫川を渡ると南小谷です
 

南小谷に到着
 
     
■セピア色の大糸線号(上り:南小谷→松本)
 南小谷で昼食を摂って再び快速セピア色の大糸線号に乗車します。帰路は、3号車のオハニ36−11です。進行方向とは逆向きながら窓側を確保できました。車内は、空席は多いですがボックス的にはほぼ全てのボックスが埋まっています。
 南小谷を発車して列車は、松本へ向けて進みます。沿線の木々も色づいていて秋を感じさせる車窓です。今日は曇り空で日も出ていないので、何やら寂しさを感じさせる車窓が続きます。沿線では、場所によっては大勢の方々が撮影のため待ち構えていました。白馬での6分停車で、編成写真を撮影して青木湖・中網湖・木崎湖と湖を見ながら進みます。平行する道路は、撮影の方々の車で混み合っています。信濃大町では長時間停車となりますので、ゆっくりと編成写真の撮影が出来ました。曇り空で光線具合を気にする事が無いのでいろいろ撮影できました。再び列車は進み穂高駅でも長時間停車となりますが、編成写真は撮影できませんので駅前などを散策して過ごします。穂高を出ると田園地帯が続きます。曇り空で露出も厳しさを増すのか、撮影している方々も少なく「なり機材もビデオが中心になっているようです。
 間もなく豊科というところで、汽笛の音とエアーが抜ける音が・・・。列車は、非常制動で停車したようです。少しして車内放送で、直前横断があったため緊急停車した旨の放送が流れました。旧型客車での非常制動は初めての体験でした。この遅れが発生したため、豊科の5分停車は削られてすぐの発車となりました。その後は、1分程度の遅延に遅れが回復して列車は進みます。梓川を渡り、篠ノ井線が近づいてくると終着の松本です。終着の松本にはほぼ時刻通りの到着となりました。

南小谷で折り返します
 

南小谷で発車を待ちます。
 

帰路は、オハニ36−11に乗ります。
 

オハニ36−11座席
 

上りはオハニ36が最後部です
 

大糸線を松本へ
 

姫川に沿って進みます
 

白馬駅で少々停車します
 

青木湖畔を通過
 

沿線の木々は色づいています
 

信濃大町駅発車案内
 

信濃大町駅で長時間停車します
 

穂高駅で少々停車します
 

旧型客車側
 

穂高駅停車中
 

篠ノ井線が近づいてくると松本です
 
        
■特急しなの15号で長野へ
 
 松本では、8分の待ちあわせで特急しなの15号に乗り継げました。今回は、信州特急料金回数券を購入していたので自由席には並ばずに、指定席の空席を利用しました。編成が6連の基本編成ノミでしたので、指定席も結構埋まっていて2号車は諦めて3号車の空席に座ました。 松本を出ると、明科・篠ノ井のみの停車で夕暮れの善光寺平を眺めると長野に到着しました。
 途中の聖高原で、長野へ向かうEastiEを追い越しました。
   
■ヘッドマークと指定券類
 ヘッドマーク類は、他のセピア色〜号シリーズとほぼ同じ内容でした。ヘッドマークが、若干斜めになっているのが残念でした。
 指定席券については、すぐに戻りが出てくるだろうと思っていましたが、なかなか戻りが手に入らず苦労しました。1週間前にようやく松本→信濃大町が手に入りましたが、これ以降は指定券の入手は出来ず前日まで来てようやく往復で確保する事が出来ました。即決購入で時間が無かったため、手持ちの無かった松本→信濃大町の券は夕方払い戻しをして、往復の券はそのまま新規に購入しました。往路(下り)は通路側でしたが、復路(上り)は進行と逆向きながら3号車の窓側を入手できました。さらに、当日の出発前に通路側だった指定席券を窓側に変更できました。こちらは、進行方向窓側になりました。
 乗車記念ポストカードについては、穂高〜信濃大町間で配布されました。(他の区間では、配布されませんでした。)

ヘッドマーク
 

「快速」の愛称板
 

オハニ36−11用サボ
 

サボ
 

乗車記念ポストカード
 

下り指定席券
(乗車当日に通路→窓側に変更)

上り指定席券