快速いろどり軽井沢号
2009.8.10
屋代駅で発車を待つ快速いろどり軽井沢号
■屋代〜小諸
今回の快速いろどり軽井沢号は、しなの鉄道線完結の臨時列車です。運転区間が屋代〜軽井沢と言うのも珍しいです。車両自体は、長野総合車両センターから毎日回送されてきます。回送列車ですが、長野駅からすでに「しなの鉄道」の乗務員が担当しいます。
屋代駅の2番線に入線してしばらく停車となるので、そのうちに撮影を進めておきます。本日は、あいにくの天候なのですが、485系いろどり号の場合はヘッドマークを撮影するには一番良い条件です。特製のヘッドマークも鮮明に撮影できました。
始発駅が屋代駅ですので、乗車率はあまり良いといえません。でも、上下の定期列車が到着すると乗客も増えてはきています。上り列車については、6号車の座席車を選択しました。関東から来られた知り合いの方々も同じ号車に乗車となりました。6号車は、3列シートでゆったりとしています。往年の特急あさま号のデラックス編成のグリーン車を思い起こさせる座席構成です。
屋代を発車した快速いろどり軽井沢号は、軽井沢へ向けて雨の中を走行します。途中の戸倉・上田から乗車する人も増えて車内も賑やかになりました。車内では、沿線市町村ごとの紹介放送も流れました。4号車のラウンジカーでは、物品の販売も行われていました。主に沿線の特産物に、しなの鉄道グッズ、飲み物などの販売でした。飲み物は冷えていると良かったのですが・・・。
車内を一通り見て6号車に戻ると、列車は小諸に近づいていました。
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屋代駅で発車を待ちます
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専用マークモ準備されました。
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屋代駅に停車中の「いろどり」
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いろどり号6号車側
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しなの鉄道115系との並び
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往路は座席車を選択
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車端部のラウンジ
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あいにくの雨模様の中を軽井沢へ
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■小諸〜軽井沢
小諸を過ぎると、車窓左側には雄大な浅間山が姿を現し在来線時代の特急あさま号でも時々観光案内放送が入るほど景色の良い場所ですが、本日は天候が悪く浅間山の姿を見ることは出来ませんでした。
途中の減速ポイントでは、「しなの鉄道」の旗を持った社員の方が歓迎してくれました。列車は、減速ポイントを過ぎると信濃追分駅に停車します。信濃追分駅では、「田舎の駅を体験していただく」ということで8分ほど停車します。地元の方々によるお茶のサービスと物産の販売がありました。
信濃追分を出ると中軽井沢に停車します。中軽井沢を出ると、新幹線が平行してきてポケモンラッピングの「あさま」が追い越してゆきました。霧が立ち込める軽井沢には10:29定刻に到着しました。列車一旦ドアを閉めて車内の清掃を行います。
再びドアが開いて、折り返しの屋代行となります。しなの鉄道もこちらの列車が本命のようで、観光案内や物産販売にも力が入っていました。空席はありましたが、やはり午前の下り列車の方が乗車率は良かったです。また、区間ごとに観光客の乗降も多く列車としては良かったのではないでしょうか。
ちなみに、下り列車は簡易コンパートメント車両に乗車しました。 |
社員の方が歓迎の旗を振っていました
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信濃追分駅で少々停車
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信濃追分に停車中の「いろどり」
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地元の方々によるお茶のサービス
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信濃追分に停車中の「いろどり」
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軽井沢に到着した「いろどり」
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仮設の乗車目標も設置されました
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折り返し、屋代行になります
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■特別車両券など
今回の快速いろどり軽井沢号は、しなの鉄道線内完結の列車です。グリーン料金の代わりに特別車両券500円(全区間均一)が必要となりました。しなの鉄道で、特別車両券は初めての発売でしたので料金券の形状に注目が集まりましたが、しなの鉄道の地紋入りのA型硬券となりました。駅で購入の場合は、発売駅の駅名が押されましたが、車内で購入の場合は「戸倉運輸区発行」の印が押された料金券(駅で発売と同じもの)が販売されたため、車内で再度購入購入する方を多く見かけました。
今回の運転では、乗車証明書の配布はありませんでしたが、代わりに料金券を購入すると料金券を入れることが出来る「乗車記念台紙」が1枚購入ごとに配布されました。この台紙は、車内で購入の際も例外なく配布されました。なお、今回の料金券は、基本的に回収されず無効印の押印も無く改札口での確認(提示)だけで手元に残せました。
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今回の特別車両券はA型硬券で、乗車記念台紙が付きました。
(代わりに、車内での乗車証の配布はありません。)
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特別車両券(屋代駅発行)
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特別車両券(車内(戸倉運輸区)発行)
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特別車両券(軽井沢駅発行)
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特別車両券裏面(共通)
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乗車券として「軽井沢・小布施フリー」を使用
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戸倉駅発行のJR部分の乗車券
(端末は、「ビジネスえきねっと」)
※土日・休日と平日の一部時間は購入できません
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