春の信濃路キャンペーン2009
  「歩こう!信州」春の信濃路 知る旅・学ぶ旅

快速ナイトビュー更級号

−2009.5.8−

長野駅に入線する快速ナイトビュー更級号
  
 5月2日から4日まで、快速いいやま菜の花まつり号として飯山線で運転された旧型客車4連(高崎車)が、今週と来週の4日間は、快速ナイトビュー更級号として篠ノ井線を走行します。昨年の「更級浪漫」とは異なり、白昼の運転が無くなり姨捨の夜景を見に行く夜間運転のみの運転となりました。また、金曜日・土曜日運転の変則的な運転となっています。
   
■夕暮れの篠ノ井線を姨捨へ【上り:快速ナイトビュー更級号】
 今日は金曜日ですが、快速ナイトビュー更級号は金曜日と土曜日に運転されます。列車名の通り、姨捨へ夜景を見に行くための列車です。昨年に続いて旧型客車が使用されます。今年は、昨年大人気だった夜間運転のみを行います。車両は、昨年より1両多い4両編成です。
 長野駅2番線から普通列車甲府行が発車して少しすると、原色のEF64−39が先頭で快速ナイトビュー更級号が入線して来ました。今日は、平日の金曜日ということで人も少なく撮影もスムーズに終了してさっそく車内に入ります。
 往路は、2号車に乗車します。この号車は、一般販売された号車ですので混んでいるだろうと思いましたが、大体1ボックスに1グループ又は1人で7割がた埋まる程度でした。まぁ、金曜日の17時29分に長野を出発するので座席が空いているのは仕方ないかもしれません。明日(土曜日)の運転に期待ですね。
 
 夕日が差す信越本線を列車は快調に進みます。ただ、この時間帯は微妙な時間帯ですので、撮影している人はあまりいません。篠ノ井で、数分間停車となるので反対ホームで撮影します。光線具合もなかなか良いので、篠ノ井での撮影が正解のようです。篠ノ井を出ると、列車は篠ノ井線に入ります。日もかなり傾き夕暮れが迫る中の乗車です。なんと、篠ノ井を過ぎると「乗車記念ポストカード」(乗車記念証明書)が配布されました。長野支社で、乗車記念証が配布されるのは久しぶりですね。形状は、最近流行の硬券タイプではなく、一時仙台支社で幅広く配布されたポストカードタイプで、近くにいた一般乗客からも大変評判が良かったです。やはり、このような記念品はファン以外にも喜ばれますね。久々に長野支社管内で貰った乗車証を眺めていると、列車は姨捨に到着しました。やはり、姨捨までだとあっという間です。
 
 姨捨では、地元の方々特製の「田舎汁」をいただきながら、聖高原へ回送される快速ナイトビュー更級号の撮影をします。昼と夜の狭間の微妙な時間ですので撮影には苦労しました。聖高原へ回送される列車を見送ると夜景見物に移ります。

長野駅発車表示
 

長野駅で発車を待つナイトビュー更級号
 

特製ヘッドマーク
 

行先サボ
 

2号車(オハ47−2261)車内
 

オハ47−2261座席
  

篠ノ井駅発車案内
 

篠ノ井では、しばらく停車します。
 

EF64−39とスハフ42連結面
 

夕暮れの篠ノ井線を姨捨へ
 

姨捨からは回送で聖高原へ。
 

後部のEF64−1032
 
   
■姨捨駅からの夜景

姨捨駅駅舎
 
 姨捨駅では、折り返しの時間で善光寺平の夜景を見る時間がありました。基本的には、駅ホームでの見学を推奨していましたが、姨捨公園や周辺道路を散策された方も結構いました。
 前回の秋の運転と違い、5月の日の長い時期に運転されるので、夕暮れから夜景に移るまでの過程を楽しむ事が出来ました。
 また、地元の方々による「田舎汁」の提供もあり大好評のうちに終了しました。
 なお、運転記念弁当は「びゅうパック」引き換えのみで、一般への販売は乗車記念サボの販売を含め長野・姨捨共に「都合により」ありませんでした。
  

駅名板俳句投函箱と夜景
 

善光寺平の夜景
 


■夜のオハニ36の旅【下り:快速ナイトビュー更級号】
 姨捨から帰路の快速ナイトビュー更級号に乗車します。帰路となる下り列車は、オハニ36−11があたる4号車の指定を確保しました。車内に入ると、他の車両とは違い白熱電球の温かい照明が和ませてくれます。また、内装も木材が中心で他の車両より一段とレトロな感じがします。
 この4号車は、「びゅう企画枠」に入っていたので手仕舞い後に、すぐ進行方向窓側を確保しました。ファンには人気があるので、快速いいやま菜の花まつり号の時はこの車両だけ乗車率が良かったので、今回も混んでいるかな・・・。と思いましたが、1ボックスに1人又は1グループと言う乗車率で拍子抜けしました。但し、全てのボックスが埋まっていました。
 
 オハニ36から夜景を見ながら長野を目指します。途中で、3号車を覗いて見ましたが乗車率は数名でした。やはり、ゴールデンウィーク直後の平日(金曜日)だけあって車内は往復共に空いていました。帰路は、夜景を見ながら淡々と進みます。稲荷山の交換で停車して篠ノ井に停車します。時ならぬ旧型客車の登場に、列車を待っていた方々は驚きの目でこちらを眺めています。篠ノ井を発車すると長野はもうすぐです。もう少し乗っていたい心境に後ろ髪を引かれつつ長野駅のホームに降り立ちました。

感度1600で強行撮影
 

白熱電球の温かみのあるオハニ36車内
 

オハニ36の座席
 

長野駅に到着した快速ナイトビュー更級号
 

ヘッドマークが、蛍光灯に結構反射します。
 

間もなく、長野総合車両センターに引き上げます。
 
   
■指定席券・乗車証明書
 今回は、長野支社としては久しぶりに乗車記念ポストカードが配布されました。形状は、最近流行の硬券タイプではなく、一時仙台支社で幅広く配布されたポストカードタイプで、近くにいた一般乗客からも大変評判が良かったです。やはり、このような記念品はファン以外にも喜ばれますね。意外にも、姨捨駅で投函する俳句の用紙も一般の方々には好評でした。

上り列車用指定券

下り列車用指定券