快 速 更 級 浪 漫 号
2008.10.25〜10.26
10月25日の「更級浪漫1号」で出発式(姨捨駅)
10月25日と26日の2日間に渡り、長野〜姨捨間で快速更級浪漫号が運転されました。旧型客車で篠ノ井線の旅が出来る貴重な機会でした。25日は、姨捨の夜景も楽しめるように夜間の運転も実施され、旧型客車の夜間乗車も楽しめました。 |
姨捨駅に到着する快速更級浪漫1号の回送列車
■更級浪漫2号〔長野10:17−姨捨10:54(遅れ11:13)〕
今日は、オハニ36−11が入る3号車の進行方向側の指定席でしたので、当然ながら乗車を決めました。今日は、近所の撮影で良くお会いする方々と乗車します。このような時になんですが、昨日乗車しているので余裕があり今回は撮影は余あまりしていません。
篠ノ井線が強風の影響で遅延が発生しているようで、この列車の発車も遅れが見込まれましたがほぼ定刻に長野駅を発車しました。いや、オハニ36−11に乗ってしかも進行方向窓側から景色を見ながら旅が出来るなんて、偶然でも指定を出してもらった某駅には大感謝です。列車は、順調に信越本線を進み犀川を渡ります。やはりこの車両を目当てで乗るファンの方も多く、車内の写真を撮りに来る方もいます。しかし、この車両空席が多いです。どうやら、一昨日・昨日とSLホエールの戻りが結構あったようで、変更してSLホエールに向かった方も多いのでしょう。そのような方は、時報打ちで3号車指定で勝負をするでしょうし。(私は怖くて出来ませんが・・・。)
篠ノ井で、快速みすず号が遅延している関係で5分遅れて発車しました。おかげで、篠ノ井駅でもゆっくりと撮影できました。篠ノ井−稲荷山でも、大勢のファンの方が撮影に訪れていました。列車は、次の停車駅の稲荷山に到着しました。行き違いの特急しなの3号が遅れているのでしばらく停車するとのことで、篠ノ井に続き撮影タイムとなりました。稲荷山で、ゆっくりと撮影してもまだ特急しなの3号が来る気配がありません。まぁ、急ぐ旅でもないので車内で発車を待ちます。結局は、19分ほど遅れて稲荷山を発車しました。稲荷山を出ても私のボックスには誰も来ません。号車が分かれた知人を呼んでオハニ36の乗り心地を楽しみます。列車は次第に高度を上げてゆき善光寺平が見えてきました。大勢のファンが待つ姨捨公園を過ぎると、列車は19分遅れて姨捨に到着しました。乗客のほとんどが、弁当や記念プレートを買いに行く中を先頭へ向かいEF64−39先頭の編成写真を撮影します。反対ホームに着いたときには、すでに出発信号が出発を現示していたので3カット撮るのがやっとでした。
それでも、通常より長くオハニ36に乗車できたので良い事にしましょう。 |
長野駅発車表示
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入線する「更級浪漫2号」
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ヘッドマーク
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今日は、オハニ36の進行窓側に乗車
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オハニ36の座席
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ダイヤ乱れのため篠ノ井で長時間停車
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篠ノ井駅の発車表示
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稲荷山駅でもダイヤ乱れのため長時間停車
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稲荷山駅に停車中
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姨捨到着後は、数分で聖高原へ回送
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■更級浪漫1号 〔姨捨12:38(遅れ12:47)−長野13:09(遅れ13:17)〕
更級浪漫号の回送も見送り、折り返しで回送してくるまでの時間が暇になりました。とりあえず善光寺平を眺めてから聖高原からの回送を撮影することになりました。1度も撮影しないのは勿体無いですし、姨捨でかなり停車するので余裕もあります。ということで撮れそうな場所を探しますが、すでに待っている人が多く良い場所がありません。撮れそうな場所は、社員の方に移動を依頼される(要は撮影禁止)ので撮影地選びに迷っている人がかなりいました。面倒ですので、高速の脇から撮る事にして登り坂の道を歩き始めました。
ようやく撮れそうな場所があり撮影する事に決めますが、木の枝がどうも邪魔です。とは言え枝を折ることも出来ないので、まぁ何とか車両に掛からないように角度を工夫して撮影しました。
その後は姨捨駅に戻り列車の撮影等を行いますが、昨日も撮影しているのでさっさと手短に終えて見る鉄に徹します。発車時刻頃に車内に入ります。往路とは違い、1ボックスに綺麗に4人乗車となります。まぁ、これが普通ですからね・・・。
篠ノ井線の強風によるダイヤの乱れは続いているようで、この列車も発車が遅れています。定刻より10分ほど遅れて姨捨を発車しました。沿線には、大勢の方が撮影をしています。稲荷山・篠ノ井は、すぐの発車となりました。本当にすぐの発車で驚きましたが・・・。篠ノ井から川中島までは、高速運転で回復運転を行ったため旧客を使用した急行列車の雰囲気満点の迫力を体験できました。昨日・今日合わせて全3往復乗ったのですが、長野に着くと名残惜しいですね。
長野駅に到着すると、すぐに隣の6番線に特急しなの16号が入線してきたので、大人しく5番線からEF64−39を撮影して、引き上げる更級浪漫1号を見送りました。 |
姨捨駅から見る善光寺平
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姨捨駅に入る更級浪漫号回送列車
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静かな姨捨駅も大賑わいです。
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帰路はEF64−1032が先頭に
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EF64−39は後部になります。
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長野駅に到着した更級浪漫1号
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■「ゆけむり」で湯田中へ
長野に13時過ぎに到着して、すぐに帰宅するのも勿体無いし「信州北回廊パス」を持っているので、湯田中までA特急ゆけむり号に乗車して来ました。地元を走る列車ですが、運転時間の関係でほとんど乗車できませんので、乗れるときには積極的に乗ろうということです。
ちょうど、長野13:41のA特急ゆけむり号(19A)がありましたので乗車しました。すでに、前展望は満席ですので2号車に乗りました。発車時刻には、座席は8割方埋まり長野を発車しました。同じことを考える人が結構居るようで、更級浪漫号で見た方も結構乗っていました。権堂で、全部の座席が埋まる盛況で須坂へ。普段なら下車しますが、今日はそのまま乗り続けます。「信州北回廊パス」は、長野電鉄の全線がフリーエリアですが、何か乗り越しをしているような妙な気分です。林檎畑や栗林を見ながら列車は湯田中を目指します。車両が違うと路線の印象まで変わります。
小布施で、大勢の降車があり車内も落ち着いてきます。信州中野を過ぎるといよいよ勾配区間に入ります。とは言え、今日は中間車ですので大した印象もありませんが・・・。高社山を見ながら林檎畑を進むと列車は、湯田中に着きました。なるほど、長野より気温が低く冷え込んでいます。
湯田中で1000系を撮影後は、折り返しのA特急ゆけむり号(14A)に乗車します。今回は、早めに改札を入ったので前展望席に座れました。最前列は埋まっていましたが、2列目と3列目が空いていたので少し高くなっている3列目に乗車して須坂へ向かいます。湯田中から信州中野の下り勾配も展望席に座ると良く解ります。信州中野でも多少の乗車がありましたが、小布施からの乗車が凄く驚きました。一気に車内は、立席も大勢出る大盛況で須坂へ向かいます。今日は須坂で下車します。
須坂駅でも大勢の人が待っていましたが、下車する人が少ない上にすでに立席が出ているので座れる術はありません。週末午後の「ゆけむり」は、混雑していて驚くばかりな感じで今回の乗車は終了しました。 |
長野駅出発車を待つ「ゆけむり」(9A)
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湯田中駅に到着
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湯田中駅旧ホームには「木島」の文字が・・・
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帰路は、須坂まで展望席3列目に乗車
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■指定席券
今回は、2日間で運転された全6本の指定席券を確保できました。どの列車も、1ヶ月前の10時から数分で完売状態となりました。特に、夜間運転の12号・11号は瞬殺状態での完売となったようです。
しかし、キャンセルが出るもので12号・11号も後日購入できました。また、12号・11号を除いて前日から当日でもかなり戻りが出たようです。 |
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■記念プレート・弁当
今回も、恒例の乗車記念プレート(愛称板)と記念弁当の販売がありました。記念プレートの方は、かなりの枚数が用意されたようで余裕がありましたが、記念弁当の方は最終的には売る切れになったようです。 |
記念プレート(表)
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記念プレート(裏)
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記念弁当(外観) |
記念弁当(中身) |
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■更級浪漫号の編成
今回は、旧型客車3両をEF64−39とEF64−1032が両端に連結しプッシュプル運転で運行されました。今回は、スハフ32の連結はありませんでしたが、オハニ36が連結された貴重な運転となりました。
また、旧型客車とEF64原色・EF64−1000原色との組み合わせが実現して、乗り鉄・撮り鉄双方から人気を集めました。 |
松本側:EF64−39(高崎)
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1号車:スハフ42−2234
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2号車:オハ47−2266
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3号車:オハニ36−11
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長野側:EF64−1032(長岡)
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ヘッドマークは前後で同じ
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