信越本線開業120周年イベント
〜169系しなの鉄道車湘南色復活〜
快速リバイバル信州号
2008.9.13〜9.14

篠ノ井駅で行われた「リバイバル信州」出発式

 旧信越本線開業120周年を記念して、しなの鉄道所有の169系S52編成を湘南色に塗装変更し臨時快速リバイバル信州号として運用を開始しました。
 快速リバイバル信州号は、急行信州号のリバイバル運転を快速列車として行うようで10月と11月にも運転が予定されています。
 
■リバイバル信州2号初日(9/13)長野9:38−篠ノ井9:47 1号車7番B席

長野総合車両センターで出区を待つ169系S52編成
 
 今日は、リバイバル信州号運転初日です。しかし、昼から休出の都合で乗車はできませんので長総の出区を狙います。塗装変更のため長野総合車両センターに入場していたため、9月13日に限り長野総合車両センターから出区します。(その他の日は、戸倉から回送)
 長野総合車両センターから出区する169系湘南色なんて、もう久しく見ていないので懐かしい気持ちでいっぱいです。あいにくの雨模様でしたが、かえって光線具合を気にすることなく撮影できました。
 
 撮影後は帰宅しようと思いましたが、この列車は全車自由席の臨時快速列車。別に、篠ノ井まで乗車しても支障なしと言う事で急いで長野駅へ。駅直近の割高駐車場に車を止めて6番線ホームヘ行くと時刻は9:35でした。何とか発車に間に合いました。車内は大変な混雑だろうと思い恐る恐る覗いてみると空いている・・・。と言うか、通路側なら結構な空席があります。車内で、某氏にお会いしたので横に座らせてもらい篠ノ井まで乗車する事に。途中で、E351系S1編成(8連)の入場とすれ違いました。やはり今日は雨模様と言う事で、一般客の乗車が少なかったようです。
 
 長野から短い乗車を終えて、篠ノ井に到着しました。本日は、長野駅ではなくJR東日本と しなの鉄道の境界となる篠ノ井駅で出発式が行われます。本来なら30秒停車ですが、この日に限って時刻変更を行い停車時刻を延ばしていました。(時刻変更については、時刻表非掲載)
 篠ノ井駅では、出発式の光景を撮影してさらに発車シーンの撮影も出来ました。橋上駅舎の長野駅より撮影しやすかったです。
 そして、普通列車で長野駅へ戻り本日の短い乗車は終了しました。
 

長野総合車両センターを出区する169系
 

長野駅で発車を待つリバイバル信州2号
 

リバイバル信州号出発式
 

篠ノ井駅で行われたリバイバル信州号出発式
 

篠ノ井駅を発車するリバイバル信州2号
 

これから、しなの鉄道に入ります。
 
   
■リバイバル信州2号(9/14)長野9:38−軽井沢10:48 3号車11番A席 

長野駅で発車を待つリバイバル信州2号
 
 長野駅6番ホームには、発車の1時間前に到着しました。すでに各乗車口には人が並んでいますが、これなら余裕で座れます。後ろの方へ行くとまだ誰も並んでいない乗車口があるのでそこに並びます。途中で、先発の特急しなの6号をを見送りいよいよ、リバイバル信州号が戸倉から回送列車で入線してきます。列はかなり延びましたが、これなら全員窓側に座れるレベルです。
 
 座席を確保した後は、長野駅に停車中の169系湘南色を撮影します。昨日は、時間が無く数枚しか撮影できませんでしたので、余計に力が入ります。ほぼ時間一杯撮影して車内に入ります。座席はかなり埋まっていて、上々の出発です。ファンもかなり乗ってはいますが、家族連れや一般の乗車も多く驚きました。最初の停車駅となる篠ノ井からの乗車も多く席も埋まりました。戸倉からは、相席になる混雑ぶりでやはり169系湘南色の威力かと思いきや上田で大量の降車・・・。どうやら新幹線への乗換客のようでした。再び小諸まで快適に乗車できましたが、小諸から大量の乗車があり再び満席に。このあとは、浅間山の麓を走りますが残念ながら浅間山は見えませんでした。御代田・信濃追分からの乗車も多く驚きましたが、中軽井沢からの乗車が一番多く夏季シーズンの往年の急行信州号を見るようでした。169系の乗車を楽しみ、終着の軽井沢に到着しました。
 ホーム上のグッズい売場を覗いて、一旦改札を出ます。
 

発車案内
 

乗車口案内
 

長野駅で発車を待つリバイバル信州2号
 

雰囲気のあるサボです
 

愛称板もつきました。
 

軽井沢に到着しました。
 
   
■リバイバル信州1号(9/14)軽井沢12:10−長野13:23 2号車10番A席

軽井沢駅に停車中のリバイバル信州1号
 
 169系には、トイレが無いと言うか閉鎖中ですのでトイレへ行って、再びホームへ戻ります。まだドアは開いていません。ホームでは、懐かしい峠の釜飯の立売をしていました。湘南色の169系と釜飯の立売という懐かしい光景が実現しました。
 しばらくしてドアが開き席を確保します。まだ車内は空いています。運転士が移動した頃を見計らって先頭部へ移動してライト点等で撮影を開始します。まぁ、同じような構図でしか撮れませんが撮れるときに撮り溜めしておきます。
 
 発車間際になると、席もかなり埋まりました。時間帯が良いのか観光客や関東方面から来たファンなど乗ってきます。中軽井沢でも乗車があり車内も混んできます。今回は、浅間山側の席を選びましたが天候は回復せず、169系湘南色から見る浅間山はお預けと言う事になりました。小諸で観光客の多くが下車しましたが、乗車も多く上田まで混雑しました。上田でようやく一息ついて169系の旅を楽しみます。
 篠ノ井から信越本線に入り速度は落ちましたが、しなの鉄道内では結構早い速度で運転して驚きました。169系の1往復目の旅も長野で終了です。
 

車内は、特に変化がありません
 

釜飯のホーム売りもありました
 

115系との並び
 

間もなく発車時刻です。
  
     
■リバイバル信州4号(9/14)長野13:31−軽井沢14:42 2号車9番D席 

軽井沢に到着したリバイバル信州4号
  
 長野駅から再びリバイバル信州号に乗車します。あらかじめ朝のうちに長野−篠ノ井間の往復乗車券を2組購入しておいたので、そのままで折り返し出来ます。さすがに、昼下がりの時間帯だけあって車内も空いていました。乗るなら午後の方がお勧めのようです。空いている車内で、ゆったりと寛ぎながら乗車できました。
 小諸からは、それなりに乗ってきましたが立席が出るほどの混雑にはなりませんでした。本日は、曇り空で完全には見えない浅間山の麓を、現役並みの速度で運転する169系のモーター音も十分に堪能して軽井沢に到着しました。
 

長野駅名板との組み合わせも懐かしい・・・
 

発車案内
 

長野駅では、すぐの折り返しです。
 

軽井沢に到着します。
 
   
■リバイバル信州3号(9/14)軽井沢15:21−長野16:33 3号車12番A席

長野駅で特急しなの22号と顔をあわせます。
 
 軽井沢からは、本日のラストとなるリバイバル信州3号に乗車します。今日は、1日中169系に乗車しました。さすがにこの時間帯なると、軽井沢から行楽客で席が良く埋まっています。ただ、これでも基本的に立席がありません。やはり、この列車の全車自由席対応は正解だったような気がします。
 
 夕日がさす信越本線・・・では無く「しなの線」を、169系は軽快に走ります。小諸で乗客の入替がありましたが、満席にはならずに発車しました。この車両は、もう現在では見かけない169系湘南色でサボのほかに愛称板まで入っているので、怪しいと思ったのかデッキ付近まで来て覗いて見たものの、やはり乗らない乗客もかなりいました。また、一定以上の年齢の方々の多くが、急行ですか?と車掌や駅員に聞いていたので、まだまだ169系で湘南色だと急行列車というイメージがあるのでしょう。そういえば、最近は急行という単語を使う回数が少ないですね。久々に車内で、普通の乗客の会話から「急行」という単語を聞いたような気がします。
 上田を出るとさすがに混雑してきました。戸倉を過ぎて少しは収まりましたが、篠ノ井からはさすがい大勢乗車してきました。169系に乗り続けた1日も終着の長野駅で終わります。

 長野駅では、383系特急しなの22号と顔をあわせます。今日は、貫通先頭車のクロ383−103と顔をあわせるシーンを見ることが出来ました。169系が戸倉へ回送されるのをしっかりと見送って、改札口を出て長野電鉄乗り場へ向かいます。遠出の際は、長距離乗車券に無効印を押してもらって来るので有人改札を通ります。自動改札から入場券以外の乗車券で出場するのは久々でした。
 
 2日間にわたり、ご一緒した皆様。お会いした皆様お疲れさまでした。また、よろしくお願いいたします。
 

軽井沢駅で発車を待つリバイバル信州4号
 

リバイバル信州号ヘッドマーク
 

軽井沢駅での釜飯の立売
 

戸倉へ回送されます。
 

   

■乗車券と記念プレート
 今回は、「軽井沢・小布施フリーきっぷ」を利用しました。須坂駅から軽井沢駅まで、JR線(長野−篠ノ井)の乗車券4回分以外の負担が無く大助かりです。
 記念プレートは一旦は完売ということでしたが、リバイバル信州2号到着時にホームのグッズ売り場で購入できました。残り5枚ぐらい(直後に完売宣言)で危なかったと一安心しましたが、リバイバル信州4号で再び軽井沢に来るとまた発売していたので、乗客向けに少し割り当てがあったようです。購入できて良かったです。
 

今回の旅で使用した「軽井沢・小布施フリー切符」(長野−篠ノ井は別料金)
 

リバイバル信州号記念プレート(表)

リバイバル信州号記念プレート(裏)