SL重連運転・展望車連結

快 速 S L や ま ぐ ち 号

2008.8.9

津和野駅で入替作業中のC56+C57重連
  
■0系新幹線こだま638号で新山口へ。
 
 博多から乗車したのは、今年の秋で引退予定の0系新幹線を使用した「こだま638号」です。塗装も、登場時の姿に塗り変えられ懐かしい姿で運転されています。
 車内は、さすがに往時の再現とはならず2+2列シートですが、外観は懐かしい国鉄時代の塗装で車内はゆったりシートで寛ぎながら乗車できました。この列車は、快速SLやまぐち号に接続なっているので混み合うかと思われましたが、やはり「こだま」なのか新山口までは空いていました。
   
■快速SLやまぐち号(下り:新山口10:36−津和野12:37)
 こだま638号を降りて、快速SLやまぐち号の発車ホームへ向かいます。すでに列車は入線していて、SLの2両重連で連結されています。発車まで14分といったところで、撮影した家族もそろそろ乗車する時間でホームの混雑も緩和されてきて落ち着いて撮影できました。今日は、SL重連・展望車連結の日です。津和野行きは、C57+C56+マイテ49+やまぐち編成で向かいます。

 撮影を終えて車内に入ります。今日は、往復共に展望車風の1号車です。さすがに、1ヶ月前の発売と同時に完売しただけの事はあり車内も混雑しています。やはり、夏休み中の快速SLやまぐち号ですので賑やかですね。飲み物やジュースも飛ぶように売れてゆきます。途中の、湯田温泉からもかなり乗ってきたので今日は本当に満席のようです。途中、仁保で6分・地福で6分停車します。それぞれで、SLやまぐち号の撮影が出来ます。地福停車中にマイテ49も見てみましたが、まぁほぼ満席の盛況ぶりでした。仕方ないので、見るだけで終わりましたが。その後、観光協会の方々による津和野銘菓「源氏巻」の配布があり、銘菓を賞味しながらSL列車の旅を楽しみ、終点の津和野駅に到着しました。

始発駅の新山口
 

快速SLやまぐち号の発車案内
  

懐かしい「小郡」の文字が・・・。
 

新山口駅で発車を待つ快速SLやまぐち号
 

本日は、C56と重連で運転。
  

おなじみのヘッドマーク
 

往路は、C56が2両目です。
 

重連運転の際の目玉となるマイテ49
 

SLやまぐち号行先表示
 

往復とも展望車風に乗車
 

仁保で6分停車
 

夏の山口線を津和野へ
 

地福で6分停車
 

連結面から見たマイテ49
 

マイテ49車内
 

終着の津和野駅
 
 
■山陰の小京都「津和野」
 「山陰の小京都」と言われる津和野町は、「つわぶきの生い茂る野」が短縮されて「津和野」のルーツになったといわれています。
 津和野は前回観光しましたが、快速SLやまぐち号の折り返しの間に駅近くを散策も兼ねて観光する事にしました。水路に鯉がゆっくりと泳ぐ殿町通りを周辺に観光したのですが、急に空が暗くなりカミナリが鳴りはじめ雨も降ってきたので、非常に残念ですが駅へ戻りました。
 遠出する事は出来ませんでしたが、半分程度は見ることが出来たので良かったです。
   
■快速SLやまぐち号(上り:津和野15:36−新山口17:30)
 帰路も、快速SLやまぐち号に乗車します。号車は、往路と同じ1号車ですので今回は機関車の次の車両となります。津和野駅では、機関車の入れ替え作業を見物します。暑い盛りでしたが、駅裏の側道に行くとなんと順光でC56+C57の重連を撮影することが出来ました。
 その後は、駅横の駐車場から快速SLやまぐち号の編成写真を撮影して、津和野駅へ向かいホームからの撮影を試みますが、ホーム端に停車するので撮影はほぼ出来ません。(ヘッドマークぐらいなら撮影できます。)仕方ないので早めに乗車します。帰路もほぼ満席の盛況振りです。
 
 津和野を出た列車は、新山口へ向けて快調に走ります。もう観光で疲れたのか、往路ほどの賑わいもなくSLのドラフト音がよく聞こえます。さっそく、記念乗車証が配られました。スピードくじも入っていましたが、もちろん当たるはずもなく・・・・。私も疲れたので、復路は動き回ることなく自席で休んでいます。が、途中の篠目駅の4分停車は逃せません。ここで先頭を撮り逃すと撮影できる場所がありません。機関車に一番近い1号車が幸いして余裕で撮影できました。その後、列車は、淡々と進み山口駅に到着しました。この駅では11分停車しますが、何と釜出しになるんですね。当てにしていた観光客からはクレームが相次いでいました。苦情を聞いても何なので、車内で涼んでいる事に。山口駅は下車が多く車内も空くかと思いましたが、思いのほかに乗車してくる人も多くビックリしました。列車は、新山口へラストスパートをかけます。最後の停車駅となる湯田温泉では、さすがに大勢の乗客が下車しました。が、乗車してくる人もかなりいます。しかも、指定券をもっています。試しに、人の良さそうな方に聞いて見ると、快速SLやまぐち号の運転がない日は臨時快速が毎日運転されて時間の都合で、臨時快速の代わりに乗っているとの事。もちろん乗車証ももらえます。

 思わぬ快速SLやまぐち号の利用法を聞いていると列車は、新山口駅に到着・・・。と書きたかったのですが、場内で信号待ちを行い4分ほど遅れて到着しました。新山口も例によって、釜出しです。観光客や家族連れが、騒ぎ始めていましたが、下関行の普通も広島方面からの接続待ちで数分遅れる放送がありましたので、早々に発車ホームへ急ぎます。115系電車で、車内も空いていたのでそのままこの列車に乗車して新山口を後にしました。

SLやまぐち号編成展望車(1号車)側
  

マイテ49−2側
 

マイテ49側のテールマーク
 

入替作業中にて
  

いよいよホームへ据え付けます。
 

津和野駅に停車中の快速SLやまぐち号
 

帰路は、C56が先頭です。(篠目)
 

終着の新山口
 
   
■乗車証明と指定席券
 快速SLやまぐち号では、往復共に乗車証明書が配布されます。前回(平成12年)に乗車した際は、「しおり」タイプでしたが、ここ数年はピンバッヂ付きの記念乗車証になっているようです。

SLやまぐち号乗車証(ヘッドマークはピンバッヂ)
 

下り列車指定券
 

上り列車指定券