山梨ディスティネーションキャンペーン

風っこ八ヶ岳高原号

(風っこ八ヶ岳高原1号・3号・4号)
〜2008.5.18〜

小淵沢へ向けて走る「風っこ八ヶ岳高原2号」(小淵沢付近)
   
■風っこ八ヶ岳高原1号(小淵沢12:16−野辺山13:00)

小淵沢駅に停車中の風っこ八ヶ岳高原1号(公道より撮影)
 
 普通列車甲府行(436M)で小淵沢に到着後、歩いて「風っこ八ヶ岳高原2号」が撮影できる地点を探します。しかし、徒歩には限界があり予定のポイントまでたどり着くことが出来ず小淵沢駅側の陸橋から撮影することになりました。背後に道路とガードレールが入ってしまいましたが、DD16+「風っこ」の走りを1ヶ所でも撮影できて満足です。小淵沢駅に戻る途中で、485系の「いろどり山梨八ヶ岳」を撮影したり、駅裏の道路から「風っこ八ヶ岳高原2号」を撮影して小淵沢駅へ戻ります。
 
 小淵沢駅からいつも乗り鉄でお会いする方々と合流して、風っこ八ヶ岳高原1号に乗車します。首都圏からの日帰りに最適な時間帯を走行するので、本当に指定席はほぼ満席状態で運転しています。小淵沢を出た最初の大カーブには大勢の方がこの列車を撮影しています。車内では、さっそく乗車証明の配布が始まりました。観光案内を聞きながら、トロッコ風気動車「風っこ」の旅が続きます。今回は、DD16が牽引するので、客車に乗っているような雰囲気です。牧場など高原列車に相応しい景色が続き最初の停車駅の甲斐小泉駅に到着します。
 甲斐小泉を出ると列車は山間部へと入ってゆきます。いたるところに、ファンがいてこの列車を撮影しています。中には、どのようにして来たの?と聞きたくなるような道路の無い山間部で撮影されている人もいました。甲斐大泉を出ると今回の「風っこ」の旅で唯一のトンネルを走行します。トンネルを出てすぐに渡る鉄橋から「吐竜の滝」が見えます。今は新緑の季節ですので、木々が生い茂り滝は一瞬しか見えません。この滝を過ぎると、急に開けてきてペンションや土産物屋が立ち並びはじめ、列車は清里に到着します。
 清里では、土産物展や観光地へのバスがある関係で「びゅう」企画枠の下車駅となっています。大勢の乗客が下車して車内はかなり空きました。
 
 清里を出ると高原野菜の産地を走ります。今日は、天気も良いので絶好の「高原列車」日和です。しばらくの間、高原列車の雰囲気満点の車窓を楽しみます。しばらくして「JR鉄道最高地点」の木製の碑が見えてきます。ここが、JRで最も標高の高い地点です。この地点を過ぎると、国立天文台の大形アンテナが見えてきます。急に見所が増えてきますが、終点の野辺山駅はもうすぐです。短い時間ながら小海線で始めての運転となる「風っこ」の旅も終了です。
 野辺山駅でDD16の機回しを見てから、改札を出て駅前で昼食をとります。
 

いろどり山梨八ヶ岳号
 

小淵沢で発車を待つ「風っこ八ヶ岳高原1号」
 

DD16機関車にはヘッドマークも付きました。
 

風っこ八ヶ岳高原号のサボ
 

「風っこ」側にはマークはありません。
  

一瞬見えた「吐竜の滝」
 

清里を出ると開けた地形になります。
 

高原列車の雰囲気満点です。
 

野辺山に到着した風っこ八ヶ岳高原1号
 

野辺山駅での機回しシーン
 
   
■風っこ八ヶ岳高原4号(野辺山14:11−小淵沢14:55)

野辺山駅で発車を待つ「風っこ八ヶ岳高原4号」
 
 JRの駅で最も標高の高い、野辺山からの帰路も「風っこ八ヶ岳高原4号」に乗車します。やはり野辺山で観光する人が多いのか、野辺山発車時点では車内には多数の空席がありました。国立天文台のアンテナやJR最高地点の碑を見ていると清里駅に到着します。清里駅から乗車は多くほとんどの席が埋まりますが、完全に満席になったわけではないようです。この列車は、多くの乗客にとっては観光帰りの帰路の列車になりますので往路ほどの賑わいも無く静かです。
 途中の観光案内等もよく聞こえました。午後の日差しの中を、のんびりとDD16に牽引された「風っこ八ヶ岳高原4号」は小淵沢を目指して走ります。下り勾配が基本となるので静かです。本当にのんびり走り山間部を抜けると遠くから中央東線の線路が見てきます。日はかなり西に傾いていました。終着の小淵沢駅に到着します。ホームでは、山梨ディスティネーションキャンペーンのキャラクターである「モモずきん」が出迎えていました。
 ここで、乗り鉄でお会いする方々は東京へ戻るのでお別れとなります。
 

JRで一番標高の高い「野辺山駅」駅舎
 

野辺山駅臨時列車時刻表
 

野辺山駅で発車を待つ風っこ八ヶ岳高原4号
 

JR最高駅の碑と「風っこ」
 

国立天文台の大形アンテナ
 

JR最高地点の碑
  

午後の日差しの中を小淵沢へ。
 

「風っこ」車内
 

先頭はDD16−11が牽引
 

今回の乗車で唯一の「川俣川トンネル」
 

中央東線が見えてくると小淵沢までもう少し
 

小淵沢では「モモずきん」がお出迎え
 
   
■風っこ八ヶ岳高原3号(小淵沢15:32−野辺山16:18)
※小淵沢からの帰路の行程で乗車 

野辺山駅に到着した風っこ八ヶ岳高原3号
 
 風っこ八ヶ岳高原4号で小淵沢駅に到着して、今回の「風っこ八ヶ岳高原号」乗車の目的も終了しました。これから帰路につくわけですが、途中の野辺山までは「風っこ八ヶ岳高原3号」が運転されますのでこの列車に乗車します。やはり、運転区間と時間帯が関係するのか指定席券売機で検索しても満席表示だった期間は僅かで、唯一空席表示が出ていた列車だけあり空席も所々ありました。
 今回も進行方向窓側に座る事が出来ました。小淵沢を出る時点で、空席が所々ありましたので満席ではないようです。とは言え、私が乗った1号車はほぼ満席でボックスも4人分しっかり埋まっていました。2号車の方に空席が所々あったようでした。
 
 小淵沢を出たカーブでは、大勢の人がこの列車の撮影を撮影していました。DD16に引かれてのんびりとトロッコ列車の旅を楽しみます。この時間帯になると、さすがに昼間とは違い冷えてきます。進行方向側だと、風が容赦なく入ってくるので上着を1枚多く持って来れば良かったかな?と思いました。乗車証明書も配布が終わり、最初の停車駅である甲斐小泉駅で早くも大勢のファンが下車して、交換となる小淵沢行に乗り換えてゆきました。交換の小淵沢行が少々遅れたのでこちらも遅れて発車となりました。
 山間はもう影が出ている時間帯ですので、昼のように撮影している人は多くはありませんでした。西日を見ながらトロッコ風列車の旅を楽しむと、列車は清里に到着します。清里での降車もこの時間では少なく、甲斐小泉で下車した以外は同じような乗車率で野辺山に到着しました。
 撮影環境が厳しいので、撮影する人も少なくのんびり撮影できました。と、書きたいのですが、交換列車の関係で少々遅れたので撮影時間も少なく列車は、定刻に中込へ回送されました。
 
 「風っこ」から見る小海線の景色も新緑の時期と重なり、大変美しく乗った甲斐がありました。

キハ110系との並び
 

機回し中のDD16との並び
 

風っこ八ヶ岳高原3号
 

小淵沢のカーブも人が減りました。
 

野辺山に到着しました。
 

中込へ回送される「風っこ」
 
   
■指定席券・乗車証明
 今回の乗車証明書は、山梨ディスティネーションキャンペーンの一環として運転されましたが、小海線は長野支社小海線営業所の管轄になりますので、八王子支社・長野支社の連名で発行されるという珍しい形となりました。
※指定席券は、色調調整と画像加工をしてあります。 

乗車証明書(表)

乗車証明書(裏)

風っこ八ヶ岳高原1号指定券

風っこ八ヶ岳高原4号指定券

風っこ八ヶ岳高原3号指定券