快 速 小 出 銀 嶺 号
(団体専用列車)
2008.3.29
小出駅に停車中の快速小出銀嶺号
上越線開業77周年を記念して、EF60−19型電気機関車とDD14型ディーゼル機関車重連(背合わせ重連)のリレーで、高崎〜長岡間に小出銀嶺号が運転されました。現役当時の小出銀嶺号は、冬季の臨時急行列車でしたが、今回は快速列車での運転となりました。今回は、一般用の多客臨時列車ではなく1名から参加可能の団体臨時列車の扱いで運転されました。
2月29日の電話予約開始時点で、リダイヤルすること30分〜40分でようやく予約できました。あいにく窓側は売り切れでしたが乗れるだけ良しとしましょう。 |
■まずは高崎へ
あさま512号 |
前日は、今年度最後の週末(金曜)という事で飲み会で帰宅が遅くなりました。こんな事もあろうかと「あさま512号」の指定を確保して正解でした。
長野駅に到着すると、自由席はかなりの人が並んでいます。入線してきたE2系を見て・・・今日はN1編成でした。ネタ的には嬉しいですが、乗る側から見ると量産車の方が良いですね。8号車の指定席車内は、ほぼ席が埋まっていて長野から相席です。上田・佐久平からの乗車も多く本当に満席になったのではないでしょうか。高崎まで短い乗車でしたが、今日は指定を取って正解でした。 |
|
■快速小出銀嶺号(高崎−水上:EF60)
高崎駅へ待つことしばし。新幹線から乗継で在来ホームへ来たものの発車の案内が一切無い(新幹線乗換口にも記載等もなし)なので、どの番線から発車するか全く解らない状態でホームをウロウロすることしばらくして、知人の方々と合流できて番線もわかり一安心です。
今回の小出銀嶺号は、高崎−水上がEF60−19が牽引して水上−長岡がDD14重連が牽引する豪華リレーです。10:34になると推進運転で小出銀嶺号が入線して来ました。ホームに据付後にEF60−19の機回しを行いますが、ここで211系15連が到着して編成写真は終了・・・。というわけで、発車ホームから撮影して車内へ。一応、指定された席に座り発車を待ちます。通路側ですが進行方向の席ですので一安心です。高崎を発車すると、一応断ってから知人の方々の場所へ移動して一緒に乗ることになりました。
今回は、団体臨時列車として運転されていますので基本的には2席取り等はありませんが、発売当初はコース別に1号車から順に埋めて行ったようですので、1〜3号車と5号車は良く埋まっていますが、6号車・7号は空席もかなりありました。
高崎を出て、水上・長岡へ向かう小出銀嶺号はEF60の牽引ということで快調に飛ばしています。沿線では。所々で大勢の方が撮影をされていました。この列車は、水上駅までSL奥利根号のダイヤを基本としていますので新前橋や渋川で停車しますが、諸事情で高崎支社管内はドアは開きません。新前橋は特に苦にもなりませんが、渋川の10:25〜11:06までの停車は長かったです。となりを183系(あずさ色)の回送も追い越して行きますし・・・。ようやく渋川を発車します。近くの橋梁には大勢のファンの方が待ち構えていました。渋川を過ぎると、景色が春から早春に季節が逆になるような車窓になってきます。沼田・後閑を過ぎると列車は水上に到着します。水上では、機関車を交換するため26分ほど停車します。水上では、ドアが開くのでホームに出て写真撮影をします。さすがに、高崎と違って水上はかなり寒かったです。
高崎から牽引してきたEF60は、ここで切り離されて引込み線へ入ります。EF60が引き込み線に入ると隣のホームで待機していたDD14の重連が入れ替えのため移動を始めます。DD14が連結のため接近してくると大勢の人がカメラをかめます。連結が終わり、DD14のライトが点灯すると撮影会状態となって発車時刻を待ちます。 |
推進運転で入線
|
機回し前のEF60−19
|
12系ばんえつ物語編成
|
水上まで牽引するEF60−19
|
「快速」ですが「急行」の愛称板
|
特製愛称板もありました。
|
ばんえつ物語用エンブレム
|
12系客車(ばんえつ編成)車内
|
上州路は春です。
|
渋川を出ると寒気が・・・。
|
水上からのDD14が待機中 |
水上でEF60は切り離しです。 |
|
EF60−19からDD14−333+DD14−334(重連)に交換。 |
■快速小出銀嶺号(水上−長岡:DD14)
DD14重連(DD14−334+DD14−333)に機関車を交換した小出銀嶺号は、水上を発車して上越国境を越えます。川端康成の小説「雪国」の冒頭に登場する「長いトンネル」(執筆当時は清水トンネルですが、複線化工事で現在の下り線は新清水トンネルとなっています。)を走ります。延々と続くような錯覚になりますが、小説の通り「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」と同じように、新清水トンネルを抜けると雪景色になりました。違うのは、この列車昼行列車なのと信号所(現:土樽駅)を通過することです。小雪舞うあいにくの天候ですが、有名撮影地には大勢のファンが撮影に訪れています。
列車は、越後湯沢駅に到着します。新潟支社管内に入りましたので、停車駅では停車時間に関わらずドアを開けます。越後湯沢の停車は数分ですが、先頭へダッシュして撮影をして戻ります。列車は長岡へ向けて進んでゆきます。長岡に近づくにつれて雪も少なくなってゆきます。新幹線駅がある浦佐を通過して列車は、小出に到着します。小出では、長い停車時間がるので地元の歓迎イベントである「甘酒」を飲みながらDD14の撮影をしてリフレッシュします。
小出を出ると、長岡まであと少しです。長いと思われた乗車も乗ってしまえば短いものです。(まぁ、知人の方々と乗ったのもありますが)雪もほとんど消えています。DD14のエンジン音を楽しんでいると、列車は信越本線を跨ぎ宮内駅から信越本線に入ります。最後の車内放送が終わると、列車は定刻に長岡駅に到着しました。長岡駅で最後の撮影をすると、小出銀嶺号は回送列車として新津へ向けて発車しました。そして、乗客も各々の目的地へ向けてホームを後にしました。 |
いよいよDD14がやってきました
|
水上からはこの編成です。
|
この組み合わせが見られるとは・・・
|
これも凄い迫力です。
|
これから上越国境を越えます。
|
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
|
越後湯沢で数分間停車
|
小出駅で長時間停車
|
列車が進むにつれて雪も減り・・・
|
信越本線を跨ぐと長岡も間近
|
長岡に到着した小出銀嶺号
|
DD14−333
|
DD14背合わせ連結部
|
長岡駅の歓迎横断幕
|
|
■長岡から長野への帰路
快速小出銀嶺号の旅も終わり、あとは長野へ戻るだけです。タイミング良く快速くびき野2号があるので、当然これに乗車します。6連になったので座れない事は無いかと思いましたが、以前の4連で運転されていた時のトラウマがあるので指定席を確保しました。長岡駅では、快速くびき野2号は6分停車するので先頭部を撮影して車内へ。車内は、まぁまぁの埋まり具合ですが席番を見て・・・。なんと、D席が海側だと思っていたら山側の席でした・・・。とんだ勘違いをしてしまいました・・・orz
485系特急型車両を使用した、快適な快速くびき野2号で直江津まで向います。海が見えなかったのは、非常に心残りですが・・・。後ろ(6号車側)の方の自由席に窓側でも空席があったので移っても良かったのですが、せっかく指定も取ったし座席カバーも付いているので、そのまま直江津まで乗車しました。
直江津からは、115系普通普通列車で直江津へ戻ります。車内は、空いていて快適に移動できました。途中の高田で183系大宮車の「妙高」と関山でEF64-1000番台単機と交換しました。小雪舞う黒姫を出ると車内も混雑し始めます。日も暮れてきて薄暗くなった豊野駅からはかなりの乗車がありました。三才では、信越本線と飯山線の2個列車交換のため7分停車します。長野目前での7分停車はかなり長く感じますね。2個列車交換を終えた列車は、北長野でも乗客を乗せて長野に到着しました。
これで、今回の快速小出銀嶺号の旅も無事に終わりました。今回は、白昼の上越線を客車列車で走破できた貴重な旅でした。今回お会いした皆様、ご一緒した皆様お疲れ様でした。
|
快速くびき野2号 |
信越本線普通列車 |
|
■乗車券・乗車記念品
会員券 |
契約乗車票(指定席券)
契約乗車票(乗車券) |
案内券(乗車証と引換に回収) |
バウチャー券(弁当と引換に回収)
|
乗車証明証(表)
乗車証明証(裏)
|
下敷き(表)
下敷き(裏)
|
■上越線77周年記念弁当 |
かけ紙と弁当 |
弁当の中身 |
|
|