会津若松駅に到着すると、すでにSL会津冬紀行号は1番線に入線していました。今回は、千葉でのイベント運転後にそのまま郡山まで回送されて運転された関係上で、12系客車は5両編成での運転となりました。すでに、D51の周りは人だかりができているので反対ホームから撮影を始めます。今回の運転では、D51の形式プレートが赤色になっています。D51の形式プレートを重点的に撮っておくと共に、12系客車も撮っておいて損は無いので1両1両撮影して時間を過ごします。発車5分ぐらい前になると、D51の周囲からも人が少なくなるのでD51の撮影もして車内に入ります。今回の運転は5両編成も手伝って車内もかなり埋まっています。昨日までの販売状況から一転して急速に売れたのは、SLを見た地元の方々が当日に買ったのでしょう。
会津若松を発車した列車は、郡山を目指してゆっくりと進みます。車内は、3連休の中日も手伝って家族連れが多く大変賑やかです。広田駅で、少々停車します。ここで早くもSL試乗と思われる家族連れが下車してゆきます。広田では、SL構えにはみ出ていて撮影できません。広田を出ると、撮影地が続くのか沿線にはかなりの人出があります。車内からも撮影者が多い場所に来ると歓声が上がります。ゆっくりと列車は進み磐梯町に到着します。磐梯町もSLが前にはみ出て撮影できません。乗り鉄な方々は、猪苗代でゆっくり撮れるので余裕でしたが、何も知らない一般の方々からは停車時間のある2駅連続での撮影不可に不満の声が続出していました。磐梯町を出発して車内を見ると明らかに空席が多くなっています。列車は進み、お待ち兼ねの猪苗代に到着しました。この駅では、SLと記念撮影も出来ますのでD51の周囲は家族連れで賑わっています。反対ホームから編成写真やら先行する1236Mとの並びを撮り車内へ戻ると、車内はまたほとんどの席が埋まっています。SLの撮影を終えた撮り鉄と「只見雪まつり」の乗車をした乗り鉄の方々が1236Mで追いかけて猪苗代から乗ったようです。地元の試乗だけの家族連れも猪苗代で改札を出る人が多く、座席も効率的に使用されているようです。
猪苗代を出ると後は郡山まで目立った停車はありません。列車は、夕暮れの磐越西線をゆっくりと走ります。家族連れより乗り鉄・撮り鉄の方々の比重が高くなった車内は、みんな疲れたのか静かな車内となりました。列車は、磐梯熱海を過ぎてラストスパートです。日も暮れて夜の郡山に18:04定刻に到着しました。新幹線ホームへ移動して、窓から入替中のSL編成を撮影して東京行のMaxやまびこ号に乗車して郡山を後にしました。
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