上越新幹線開業25周年記念

上越新幹線とき25号

(上越新幹線開業25周年記念号)
〜2007.11.10〜

大宮駅で発車を待つ新幹線とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)
 

 上越新幹線が開業25周年を迎えるのを記念して、記念臨時列車が運転されました。新潟→上野で、団体専用新幹線あさひ190号(新潟支社主催)と大宮→新潟で新幹線とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)が大宮支社主催の多客臨で運行されました。団体専用ながら、「あさひ」の列車名が久々に登場しました。 
 車両は、200系リニューアル国鉄色のK47編成が使用され、新潟→上野で「あさひ190号」に使用された後、車内清掃を行い大宮駅へ回送されて、大宮→新潟で新幹線とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)となりました。


■大宮駅入線〜本庄早稲田

大宮駅に入線する新幹線とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)
 
 あさま508号で大宮駅に8:41に到着しました。まだ、ホームの端に僅かなファンがいるだけでほとんど人気はありません。出発式の準備も何も無く、本当に噂通り「ただ走るだけ」なのかな?と正直言って不安でした。
 9時を過ぎた頃に出発式を行うようで準備が始まりましたが、やはり新幹線ホームだけあって安全上ロープを張って赤絨毯を敷くという東北新幹線と同じようなスタイルの会場があっという間に完成しました。
 その後は17番線に移動して、しばらく東北・上越・長野新幹線を見送りいよいよ駅員の動きも慌しくなりました。隣の16番線からは「とき25号」の入線放送が聞こえてきました。笛と注意放送が流れる中を200系K47編成の新幹線とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)が入線してきました。
 その後は、17番線から撮影しますが人が多すぎて思うに任せません。そこに、東北新幹線が2本続けて発車するので駅員もファンもピリピリムードで、やはり罵声や小競り合いがあったようです。それでも、近くで撮影していた地元のファンの方は静かな方だと言われたので少々驚きましたが・・・。
 ようやく、向かいの17番線から数枚撮れたので16番線へ移動します。先頭部はロープが貼られているので最後部へ行くと空いていてテールランプながらゆっくりと撮影できました。

 そんな事をしていると、間もなく発車時刻の10時になろうとしています。指定された4号車の車内に入ります。この号車は、車両の前後が別々の団体枠となっていて、中央部が売れ残ったのか一般枠になっていて中央部は空いていました。指定された席は、3列席の窓側でした。まぁ、対向列車を見るには良い席ですがトイレ等へ行くときには苦労しそうです。
 10時ちょうどに、新幹線とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)は大宮駅を定刻に発車しました。自動放送はなく車掌の肉声放送で案内が始まります。「とき25号」とは言わずに「上越新幹線開業25周年記念号新潟行」と言う案内に特別な列車だと感じさせます。一通りの案内が終わりました。東北新幹線のように民謡チャイムは無いのかな?と思いました。乗車証明より民謡チャイムを200系車内で聞く事ができるかと期待していたのですが・・・。と、思ったら大宮の「大宮おどり」のチャイムが流れました。その後、上越新幹線の説明と200系の説明が行われ最後に乗車記念品と乗車証明書配布の旨が流れました。民謡チャイムを聞く事ができて、乗車記念品と乗車証明をもらえるなんてお得ですね。感激しました。

 間もなく、列車は熊谷に到着します。自動放送(日本語・英語)の後に「秩父音頭」が流れました。今日は、尾久車両センターで「ふれあい鉄道フェスティバル」も開催されているので早くも下車する人もいました。熊谷からの乗車も思いの他ありました。熊谷を出ると、本庄早稲田に停車します。ここで、乗車記念品にマウスパットと乗車記念証が配布されました。次の本庄早稲田は、新設駅のため民謡チャイムはありません。普通の到着放送だけでした。本庄早稲田では、「あさま513号」の通過待ちをします。5分停車します。途中駅で停車時間があるのは本庄早稲田だけです。4号車でしたので、まずは一番最後部を撮影してから10号車の先頭を目指します。新幹線の10両はさすがに長く早歩きだと時間が怪しくなりますが、辛うじて発車2分前に先頭部に着きました。先頭部を撮影中に、駅の放送で発車1分前など発車までの残り時間を刻々と告げてくれたので撮影の際はかなり助かりました。
  

上越新幹線25周年横断幕
   

大宮駅が始発駅
 

とき25号発車案内
 

大宮駅に入線
  

17番線ホームは大混雑
 

発車案内と200系
 

行先表示は通常でした。
 

最後部は空いていました。
 

  

■本庄早稲田〜新潟

新潟駅に到着した新幹線とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)
 
 本庄早稲田からも乗車があったようで人が増えています。私の隣も、人が2人(B席・C席)座っているので出入りするのも面倒ですが、本庄早稲田で撮影できたので特別な事も無い限り出入りする事もありません。本庄早稲田を出ると次は高崎(民謡チャイム:八木節)に停車します。高崎からの乗ってくる人もいて4号車の一般枠も埋まってきています。他の号車は見に行く余裕が無いので解りませんが・・・。高崎を出ると、200系車内で民謡チャイムを聞く初体験区間となります。上野〜高崎は、特急あさま号の追いかけや快速信州リレー号(長野〜高崎)からの接続乗車で上越新幹線を利用したので聞く機会もありましたが、高崎〜新潟間はテープやCDで聞くだけで200系車内では聞いた事がありません。ようやく、自由に行動できる頃(上野〜東京駅開業後)は現在の統一されたチャイムに変わっていました。上毛高原(民謡チャイム:上州馬子唄)を過ぎてトンネルを抜けると、天候が晴れていて紅葉が綺麗に見えました。もう、越後湯沢に到着します。自動放送・接続放送の後に「湯沢旅情」が流れます。
 
 越後湯沢から乗降がありまして、また長いトンネルを抜けて浦佐(民謡チャイム:さんよ節)に到着します。浦佐は、少し天候が悪いようです。浦佐を出ると長岡にとまります。自動放送・接続放送の後に「長岡甚句」が流れます。長岡では下車する人も多く見られましたが、逆にまだ乗車してくる人もいます。長岡を出ると、車両後部の団体が下車準備を始めています。添乗員の説明が耳に入りますが弥彦神社へ行くようです。最後の停車駅となる燕三条(民謡チャイム:岩室甚句)で、団体客と一部のパック旅行の人が下車してかなり空きました。上越新幹線開業25周年記念号の旅も残り僅かです。新潟の町並みが見えてくると自動放送・乗り換え放送に続き「佐渡おけさ」が流れます。その後挨拶の放送があり、列車は定刻に新潟に到着しました。
 新潟では、先頭部の撮影をします。撮影を終えた後、エスカレーターでコンコースへ下ると歓迎太鼓が出迎えてくれました。

 今回は、200系車内で上越新幹線の民謡チャイムを聞くことができて非常に有意義でした。出来れば、上野駅の「花」も聞きたかったのですが、これは別の機会の楽しみにしておきます。
 

本庄早稲田駅で「あさま」の通過待ち
 

 東北と同じデザインでした。
 

先頭部も撮影できました。
 

新潟駅に到着
  

歓迎の横断幕
 

歓迎太鼓
 

    

■乗車記念品

新幹線とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)乗車証明書

とき25号指定席券

(左)25周年記念品マウスパット
(乗車証明書も同封されていました。)