今年は、下りのみ南小谷まで運転

快速北アルプス風っこ号
2007.9.16

南小谷に到着し、白馬へ回送される「風っこ」
 

 9月15日・16日の両日、大糸線で快速北アルプス風っこ号が運転されました。昨年の運転に続き2回目の設定となりました。今回は、前回の高乗車率を反映して2日間の運転となりました。また下りの片道だけですが、行先が南小谷まで延長されました。(南小谷→白馬は、回送)
 上り列車については、従来通り白馬駅始発で運転されました。今年は、専用のヘッドマークも用意されました。

 

■下り列車(松本8:27-南小谷10:31 2号車6番A席)
 長野から、E257系使用の快速(2532M)に乗車して松本駅に到着しました。快速北アルプス風っこ号への乗り継ぎにはちょうど良い時間帯です。まだ、入線まで時間がありますので5番線で入線の撮影をしてから6番線へ移動します。発車案内には、ちゃんと「快速北アルプス風っこ号」と表示されていました。車両撮影を終えて車内に入ります。快速北アルプス風っこ号は、前回に続き乗車率がいいようで出発前に長野駅で空席照会をしましたが、これから乗車する下り列車は残0となっていました。(上りは不明)
 松本始発時点で、かなりの席が埋まりましたが、まだ空いているボックスも所々あります。稲刈りがすでに始まっている安曇野を進みます。今日は、北アルプスの山々は曇りぎみで見る事が出来ませんでしたが、僅かの区間だけ雲の切れ間から見ることが出来ました。

 列車は、大糸線を北上して豊科に到着しました。ここで降りてしまう人もいます。それもそのはずで、豊科から大勢の人が乗車してきました。さらに穂高でも結構降りる人が多かったですが、乗ってくる人が多く穂高からほぼ満席の盛況振りとなりました。満席の乗客を乗せ大糸線をゆっくりと進みますが、今回は何処でも列車の退避はありません。南小谷まで先行するので、各駅の停車時間はほとんどありません。信濃大町で乗客の入れ替えがありましたが、依然として満席のまま列車は進んでゆきます。信濃大町を出ると、だんだん涼しく感じられます。地元の民謡を聴きながら、3つの湖のふちを走り白馬に到着しました。白馬では、乗客の7割近くが下車してしまいました。残ったのは、ほとんど鉄道ファンという感じですが、裏を返すと鉄道ファンはこれだけしか乗っていなかったという事になります。
 白馬を出ると、快速北アルプス風っこ号の初入線区間に入ります。カメラにビデオに皆忙しそうです。白馬より先も、結構良い景色が続きますので、今回は「風っこ」で車窓を堪能できて良かったです。定刻に、終着の南小谷駅に到着しました。上りの快速北アルプス風っこ号は、白馬始発ですので白馬まで回送となります。白馬へ回送される快速北アルプス風っこ号を見送って改札を出ました。
 

松本駅の発車表示
 

大糸線用の6番線に入線
 

松本駅で発車を待つ北アルプス風っこ号
 

早くも稲刈りが終わった場所もあります
 

北アルプスも僅かですが見る事が出来ました
 

初秋の湖の近くを走ります。
 

神城駅で326Mと交換
 

白馬を出ると初入線区間です
 

ここまで来ると涼しくなります
 

間もなく終着の南小谷です
 

南小谷に到着
  

歓迎の横断幕
  


今回は、専用のヘッドマークがつきました。
 

快速北アルプス風っこ号のサボ

■上り列車(白馬14:57-松本17:57 2号車6番A席)
 帰り(上り)の快速北アルプス風っこ号は、白馬駅始発ですので白馬駅へ移動します。白馬駅では、出発のセレモニーはありませんでしたが、太鼓演奏で発車を見送ってくれました。車内は、白馬からほぼ満席状態で大糸線での人気の高さが伺えます。私のボックスも、松本まで4人での乗車です。白馬を出ると天気は曇りがちで、嫌な予感がします。帰りは、特に車内イベントも無く皆疲れているのか静かで、気動車のエンジン音が響いています。列車は、信濃大町で乗客の入れ替えがありましたが、依然ほぼ満席の状態で松本へ向かいます。信濃大町を出た途端に雨が降ってきました・・・。まだ、小雨の状態で大したことはありませんでしたが雨足が強くなりつつあります。この「風っこ」には、雨天時用にビニールカーテンがついていますが、停車中しか作動させられないため近くの駅へ臨時停車の手配を行っている最中に天候が回復して、とりえずそのまま走る事になりました。

 今回は、信濃松川を発車すると安曇追分で16分、有明で16分の運転停車があります。運転停車ですので、ホームへは降りる事が出来ませんでしたが、これが事情の知らない一般の乗客にはかなりの不評で理由は子供が飽きてしまうようです。有明停車中に、雨が小雨ですが降ってきたようですのでビニールカーテンを半分より上程度まで予防のため下ろしました。有明を発車して、間もなく豊科というところで土砂降りの雨になりました。窓側の席には容赦なく雨が進入してきます。もう少しで、豊科駅という駅間で停車も出来ず豊科まで走りぬきました。豊科でも停車時間はありますが、雨のためほとんどの人は車内で過ごしていました。これから先は、松本までビニールカーテンを下ろした状態で運転しました。対向列車の関係で、松本には少々遅れて到着しましたが遅れも僅かでしたので、指定席を買っておいた特急しなの19号に余裕で乗継が出来ました。
 ヘッドマークも用意された事ですし、また来年の運転も期待したいです。
 

白馬駅の発車案内
 

上りは白馬駅始発です
 

白馬駅で発車を待つ北アルプス風っこ号
 

歓迎の横断幕
 

出発前の太鼓演奏
 

太鼓演奏で白馬を出発
 

天気が怪しくなりました。
 

運転停車を繰り返しようやく穂高に・・・
 

穂高駅に停車中
 

松本までビニールカーテンを使用
 
  
■乗車記念品・指定席券

乗車証明書は、コルクコースター

大糸線利用促進輸送強化期成同盟からの乗車証明

全通50周年記念シール

下り列車指定席券(色調調整済み)

上り列車指定席券(色調調整済み)