世界初のハイブリッド鉄道車両

キハE200系「こうみ」運転初日乗車

2007.7.31(大安)

野辺山駅に停車中のキハE200系使用の臨時快速
 
 4月から長野地区と小海線で試運転を重ねてきた、世界初のハイブリッド鉄道車両キハE200系「こうみ」の営業運転が、ついに7月31日(大安)から開始されました。初日の7月31日は、全列車臨時快速列車として3両編成で運転されました。8月1日以降は、2両編成で小淵沢−野辺山間の臨時列車「八ヶ岳高原列車」を中心に9月2日まで運転され、その後は定期列車に混じって使用される予定となっています。
 世界初の旅客営業用鉄道ハイブリッド車両の乗り心地を味わうため、初日となる7月31日に1番列車の中込〜小諸間と小諸〜小淵沢間で試乗してきました。
   
■世界初のハイブリッド1番列車(9101D:中込9:55→小諸10:23)

盛大な中込駅、ハイブリット車「こうみ」出発式
  
 長野駅から新幹線で佐久平駅に向かい、小海線に乗り換えて中込駅に8:43に到着しました。学生で岩村田まで混雑していたので、少々遅れての中込駅到着でした。9:50の発車までまだ、1時間以上もありますが、大勢の人で賑わっています。さすがに、「世界初」となると違うものですね。
 記念入場券とキーホルダーを入手して、キハE200系のパンフレット(誰でも貰えました。)をもらい、改札付近に行くと整理券を配布してるとの事。整理券がないと、9101D(ハイブリッド1番列車)には乗車できない可能背が高いと言われたので1枚もらいました。番号は、61番でした。長野支社内では車両展示の際に駅構内に入る時に貰う円形のシールで、シールを右胸のあたりに貼って台紙の裏に番号が書いてあるので捨てないで。とのこと。あとは、9時20分頃に集まるように言われたので、それまで駅構内で小海線営業所から出区するキハE200系を撮影しました。「こうみ」のシール式マークが貼られています。

 ハイブリッド車が1番線に入線する9時20分ごろに改札に行きましたが、特に並ぶ事もありませんでした。まぁ、番号の若い方々は乗車口に順番に並びましたが、一般の人は出発式へ向かいますし、ファンは向かいのホームから撮影と混乱も無く分散したので、駅の方々もほっとしていたようでした。式典も終盤になると、ドアが開いて乗車開始となります。先頭の車両は、式典のため(先頭車両からは)乗車できませんと言う案内を、先頭車は締切と誤解した人が多くほとんどの人が2両目・3両目で相席で座っています。先頭車両へ行くと案の定ガラガラでした。お陰で窓側に座れました。その後は、誘導もあって先頭車両も座席はほとんど埋まりました。
 
 臨時快速9101D列車は9:55に中込駅を発車しました。ついに鉄道用ハイブリッド車両は世界で初めて旅客営業を開始しました。発車直後は静かでしたが、程なくして発電エンジンがスタートしました。それでも、キハ110系に比べるとだいぶ静かです。加速しても、減速しても、停止してもエンジンは一定の回転数を保っているので、乗っていても何か不思議な感じです。車内は、席がちょうど埋まる具合です。最も運転台の後ろはファンが大勢いましたし、マスコミも立ったまま取材していたので、これを合わせると立客が出たことになりますが・・・。
 中込駅では、規制と混雑でホーム上からはほとんど撮影できませんでしたので、列車交換で数分止まる三岡駅でようやく撮影できました。
 やはり中込から小諸は短いので、あっという間に「しなの鉄道」と平行して小諸に着きました。世界初の鉄道用ハイブリッド編成の、営業1番列車に乗車できて短いながらも満足な試乗でした。(これから、折り返して小淵沢まで行くのですが・・・。(笑))
  

小海線営業所を出区します。
 

出発式が終わりました
 

出発式看板アップ
  

「快速・小諸」表示
 

交換待ちの三岡駅でようやく撮影できました。

シール式マークとロゴマーク
     
■小淵沢行臨時快速(9202D:小諸10:36→小淵沢13:32)

小諸駅、ハイブリット車「こうみ」出発式
  
 小諸駅では、折り返しの臨時快速小淵沢行にまるまで13分停車します。隣には、しなの鉄道の115系が停車しているので並びを撮影して、再び小海線ホームへ戻ると階段下で記念品(エコバック入り観光案内と乾燥蕎麦)をもらいました。その後、空いている席を探しましたが小諸から乗る人が少ないのか進行方向の窓側が空いてました。偶然にも、中込−小諸で座った席の向かい側でした。(笑)
 これで、往復共に進行方向窓側で旅が楽しめます。荷物に席を取らせておいて、先頭部の出発式を見に行きます。ちょうどテープカット寸前でしたので、辛うじて撮影には間に合いました。出発式を見物して車内に戻るとほど良い時間でした。車内は、空席が所々ありますので先ほどの列車より空いているようです。
 小諸を出た列車は、浅間山を見ながら進み乙女駅を出ると「しなの鉄道」と別れます。列車は、小海線を進み佐久平に着きます。新幹線からの乗換えの乗客で車内は少し混んできましたが、中込駅で往復で試乗した地元の方々が大勢下車しましたので、車内はかなり空いてきました。

 中込を出て、列車は小淵沢を目指します。勾配区間に入りますので、発電エンジンは唸りっぱなしです。停車時も加速時も減速時も、回転数は一定なので不思議な感じです。小海では、式典のため20分停車します。ホームが狭いため式典は反対ホームで行われていますが、混雑のため近寄れません。小海駅では、記念として「漬物」を2パックもらいました。凍っているので、長時間持ち歩いても大丈夫そうです。小海駅を出ると、上り勾配なのか発電エンジンを回しっぱなしで進みます。千曲川を何回かわたり信濃川上駅に着きました。ここで、列車交換のためしばらく停車します。山間の駅で、発電が終わってエンジンが止まると一気に静寂になりました。
 信濃川上駅を発車して、高原野菜の畑の中を走ります。夏の小海線らしい車窓を楽しむと、JRで最も標高の高い野辺山駅に到着します。
  

しなの鉄道との並び(小諸)
  

快速・小淵沢表示
 

今日は、車掌が乗務するので不使用です。
 

小海駅の式典は反対ホーム
 

小海駅に停車中の「こうみ」
 

信濃川上駅に停車中の「こうみ」
 

ハイブリッド車の横断幕

高原野菜の産地を走ります。


野辺山駅、ハイブリット車「こうみ」出発式は反対ホームの下で実施
  
 野辺山では、式典のため13分停車します。野辺山では、記念品をもらえました。なんとレタス1個です。その他、牛乳(小)1個と絵葉書2枚(1枚はハイブリッド車)と観光パンフレットと豪華でした。私も、多くのイベント列車や1番列車に乗りましたが、レタスを1個手渡しでもらうとは初めての体験で非常に印象に残りました。これは、観光協会の作戦勝ちかもしれません。
 野辺山駅には、この日の早朝に工臨を牽引してきたDD16−302が3番線に止まっていました。この駅は、ホームの幅と停止位置の関係で式典は、3番ホームの下で行われました。野辺山駅を発車してしばらくすると、観光案内が流れて急に減速します。この場所が、JRで最も標高の高い場所でちゃんとモニュメントもあります。この最高地点を過ぎると列車は下り勾配に入りますが、まだ充電が終わらないのか発電機は一定の回転数で唸っています。そうこうしていると、急に開けてきて列車は清里駅に到着しました。
  

野辺山駅に停車中の「こうみ」
 

野辺山駅では、最高駅を表す柱との撮影
  

工臨を牽引したDD16−302

JR鉄道最高地点を通過 


 清里駅、ハイブリット車「こうみ」出発式
    
 清里駅に到着した列車は、出発式を開催するのと臨時8253D「八ヶ岳高原列車3号」と交換のため13分停車します。向かいのホームは、閑散としていましたので編成写真を撮影後もそのまま出発式を見ていました。テープカットも無事に済んで、野辺山行の臨時8253D「八ヶ岳高原列車3号」の到着が近づいてきたので、場所を移動してキハ110系との並びを撮影して車内に戻りました。
 さすがに、清里駅だけあって車内も多少混んできましたが、場所を選ばなければまだ座席に余裕があります。清里駅を発車した列車は、下り勾配を進みます。下り勾配となると、ハイブリッド車の本領発揮とばかりに車内はとても静かです。まるで客車列車に乗っているようでした。この静かさには、非常に驚きました。
 列車は、甲斐小泉駅を発車して大きなカーブを描き中央東線と平行するようになるとハイブリッド車両の旅もそろそろ終わりです。式典が行われいる小淵沢には定刻に到着しました。
 清里から小淵沢までの、試乗の最終区間はハイブリッド車の低層音の本領を体感する事が出来ました。
  

清里駅に停車中の「こうみ」
  

臨時8253Dとの交換(清里)
  
   
■小淵沢駅での出発式(9203D:小淵沢駅で撮影のみ)

小淵沢駅、ハイブリット車「こうみ」出発式
 

記念撮影時間が長かったので別角度でも撮影できました。
 
 小淵沢駅に到着したハイブリッド列車「こうみ」は、18分間停車した後に中込へ臨時快速として折り返しします。私は、小淵沢から松本経由で帰宅するので、この列車には乗車しませんでしたが、ホームでは出発式が行われていましたので時間を気にすることなく見学・撮影できました。
 小淵沢駅での出発式は、記念撮影の時間が長く設けられましたので角度を変えて撮影できました。13:50に小淵沢駅を発車する、キハE200系「こうみ」をホームから見送りしましたが、発車時はなるほど静かでした。
 小淵沢から、特急あずさ17号と特急しなの15号を乗り継いで帰路につきました。
   
   

 
■購入した記念品

記念入場券(420円)
  

記念キーホルダー(500円)
 

記念弁当外装(1100円)

記念弁当中身(右がメインの牛焼きおむすび)

■配布された記念品

 配布された主な記念品
(右下のバッチは、エコバックについていたもの)
 (右下の上の画像は、中込駅の整理券兼用ワッペン)
 
駅  名 記念品の主な内容
中込駅  ハイブリッド車両のパンフレット(改札横にて)/乗車整理券(シール式)
小諸駅  小型エコバック(キハE200系バッチ付)/観光パンフレット/乾そば
小海駅  漬物2パック(冷凍品)
野辺山駅  レタス1個・牛乳・絵葉書(ハイブリッド車柄1枚含む)・観光パンフレット
 ※乗車証明書の配布はありませんでした。