多目的車両「彩(いろどり)」を使った臨時快速

快速北アルプスいろどり号
2007.6.15

白馬から回送されてきた「北アルプスいろどり号」(南小谷付近)
    

 長野総合車両センター所属の485系多目的車両「彩」(いろどり)を使用した、臨時快速北アルプスいろどり号が松本−南小谷で1往復運転されました。長野支社管内では、485系「彩」(いろどり)を使用した初めての多客臨時列車となりました。
 今回は、列車の運転計画前に団体の予約が入ってしまったためか、6月15日から6月30日までの金曜と土曜の運転となり、この手の列車としては珍しく平日の運転もありました。

          

■往路(須坂→松本)
 今日は平日ですので、久々に長野電鉄の朝ラッシュを体験して長野へ向かいます。ただ、須坂始発で8500系でしたので、座れましたしたのであまりラッシュを実感する事はありませんでしたが。
 長野から、普通列車に乗車します。しばらく、5番線で待っていると松本から快速北アルプスいろどり号に使用される485系いろどり号が入ってきました。早くも、「北アルプスいろどり」の特製マークが表示されています。この時間に長野を出るなら客扱いしてよと思いつつ、撮影していると「いろどり」は一足早く長野を発車しました。
 私は、特急しなの6号で松本へ行っても早すぎるので、後続の普通列車で松本へ向かいます。1ボックスに2人程度の乗車率です。途中の桑ノ原信号所で、早くも先行していた485系いろどり号を追い越して先行します。姨捨の風景を眺めつつ、ゆっくりと篠ノ井線を走ります。途中の田沢で、特急しなの3号が遅れていたため交換待ちをして3分遅れて松本に到着しました。


特製マークで長野に入線した回9222M
  

普通列車(1222M)で松本へ。
  

早くも桑ノ原信号所で追い越し
  

姨捨駅にて
  

             

■下り列車(松本→南小谷)
 松本駅の発車案内には、「快速北アルプスいろどり号」の列車名が表示されていました。2番線からの発車ですが、2番線に停車中の10時42分に発車する普通長野行と「いろどり」が平瀬信号所で交換となるので、すぐには入線して来ません。今日は、特急しなの8号が遅れた関係で行き違いの普通長野行も遅れて松本を発車関係で、いろどり号の到着も少々遅れたので、ゆっくり写真を撮る時間もなく数枚撮影して車内に入ると列車は定刻に松本を発車しました。

 改造されても撤去されずに残っていた「鉄道唱歌」が流れて、車内放送が始まります。車内は、空いていてほとんど乗車していません。往路はコンパートメントにしたのですが、誰も来なかったので座席をフラットにして足を延ばしてゆっくりと乗車を楽しめました。初夏の大糸線を走りますが、今日は天候が良くなくアルプスは見ることが出来ませんでした。信濃大町を出ると、乗車記念品(観光案内・ミネラルウォーター)と乗車証明書の配布がありました。ミネラルウォーターには、「大糸線全通50周年」のステッカーが貼られていましたので保存用に丁寧に剥ぎ取りました。信濃木崎〜海ノ口間は、景色が楽しめるように徐行運転をします。その間に、大町民話の会による民話が放送を通じて披露されました。企画自体は大変良いかと思いましたが、接触が悪いのか放送が時々途切れて完全に聞くこことが出来なかったのは非常に残念でした。

 白馬では、5分停車するので先頭部の撮影をゆっくり楽しめました。行き違いの普通列車に乗車していた乗客は、この列車を見て興味津々に覗き込んでいました。白馬を出ると南小谷まであと少し、フラットにした座席に元に戻して最後の旅を楽しみます。コンパートメントもフラットにして足を伸ばすと楽ですね。終着の南小谷に到着すると、5分ほどで白馬へ向けて回送されました。


松本駅の発車表示
  

北アルプスいろどり号のPR幕
 

松本駅に停車中の北アルプスいろどり号
  

6号車側ヘッドマーク
 

2号車のコンパートメントに乗車
 

座席状態でしばらく過ごします。
     

フラットにすると足を延ばせます。
  

アルプスは見えず・・・。
  

徐行して景色が楽します。
  

白馬で5分停車
  

南小谷に到着

列車は、白馬へ回送されます。
    

                   

■大糸線撮影(非電化区間)
 快速北アルプスいろどり号で南小谷に着いた後は、折り返しまで快速北アルプスいろどり号は白馬へ回送されてしまいますので、私は大糸線の非電化区間の撮影に行きました。歩いて片道30分を目安にして撮影地を探しました。小雨が降るあいにくの天候でしたが、428D列車は青・黄ツートンのキハ52−125がきました。この車両ですが、この色に復元されてから走行シーンを撮影するのは初めてです。
 折り返しの429D列車は、少し南小谷側に戻って姫川が入る横位置中心に撮影しました。この2本を撮影して、南小谷駅に戻ると快速北アルプスいろどり号の回送が南小谷駅に到着するちょうど良い時間になります。
 

428D 南小谷−中土
 

428D:場所を10歩移動させて広角で
 

429D:望遠を使い少し先から撮影

429D:川を入れての横位置 
 

             

■上り列車(南小谷→松本)
 帰路も快速北アルプスいろどり号に乗車します。帰路は、6号車の座席車を確保しました。これで、コンパートメント車と座席車の両方の乗車が楽しめます。私が指定席を購入した時には、確かB席とC席の1席づつしか空きがなく1人用のC席を購入したのですが、南小谷を出た時点では大変すいていました。白馬の手前で、僅かですが北アルプスを見ることが出来ました。
 白馬を過ぎても、信濃大町を過ぎても乗車してくる人は僅かで車内は閑散としています。帰路も乗車証明書は配布されましたが、そのほかは観光PRも民謡もなく静かに列車は走り続けます。途中で、景色を見るための徐行運転を終えると後は、特急並の停車駅と速度で松本に到着しました。一人がけのリクライニング席は隣人に気を使うことがないので気分的に楽でした。


踏切から見た南小谷駅
  

南小谷駅で発車を待ちます。
 

帰路は、座席車に乗車します。
  

1人がけ席はゆったり出来ます。
  

僅かですがアルプスが見えました。
  

松本に到着した北アルプスいろどり号
  

1号車側ヘッドマーク
  

特急スーパーあずさ28号との並び(1)
 

特急スーパーあずさ28号との並び(2)

松本車両センターへ引き上げ
   

                 

■指定券・記念品
 今回の乗車証明書は手つくりの乗車証明書で、なんとダイヤ改正で不要になったダイヤグラムを用紙に使用しています。何処の線区かはお楽しみで、ダイヤが書かれた用紙を切断して同じ大きさに揃えて印字した貴重な品です。私がもらった乗車証明も印刷内容は往復で同じですが、背景のダイヤは全く違いました。

下り列車指定席券
 

上り列車指定席券
  

下り列車で配布のミネラルウォーター
(大糸線50周年シールつき)
  

乗車証明書(基本的に上下同じです。)
(背景のダイヤの柄は、1枚1枚違います。)
  

   

■帰路(松本→須坂)
 快速北アルプスいろどり号の入区を見送り、本日は臨時に車両交換となった特急スーパーあずさ28号が3番線から発車すると、すぐに特急しなの15号が入ってきました。今日は、片道(松本−長野)だけ特急利用の予定でしたので指定席特急券を当初購入したのですが、よくよく考えると490円プラスするとグリーン車に乗れるのでグリーン車にしました。運良く1号車1番D席が空いていましたので、その席を確保して松本から長野まで前面展望を楽しめました。383系の前面展望は、特急しなの号の定期列車が383系に置き換わった時に、ものめずらしさで2回ほど名古屋から乗って以来10年ぶりでしょうか。

 長野からは、A特急ゆけむり号に乗車します。特急しなの号が少々遅れて到着したので、発車10分前にホームに着いたのですが、平日でA特急の須坂行も手伝ってか車内はガラガラで展望席も誰もいませんでした。という事で、長野からも前面展望を楽しみながら須坂へ戻れました。
 普段運転される時間帯から、ゆけむり号に乗る事自体が久しぶりでしたので須坂までの時間がいつも以上に短く感じられました。
 これで、今回の快速北アルプスいろどり号の乗車も無事に終了しました。やはり、平日運転のイベント列車は乗車率があまり良くありませんね。
 

特急しなの15号
  

383系の前面展望
  

長野からはA特急ゆけむり号で須坂へ
  

前面展望(対向は、228列車)