今日の編成は、普段通りの指定席2両(1・2号車)と自由席4両(3〜6号車)の6両編成です。指定席は、満席表示になっていましたが、空席が結構ありました。自由席は、窓側にも空席があり最終列車としては寂しい旅立ちとなりました。
発車後の車内放送でも最終日の件については触れることなく終了して、特急東海4号は夕闇迫る東海道本線を東京へ向けて運転を続けます。各駅では、撮影する人もいますが乗車してくる人は少ないです。
熱海で、JR東海からJR東日本のエリアに入ります。同時に、「土日きっぷ」が使用できるので大勢の人が乗車してきました。熱海から先は乗車してくる人も多く、車内の空席も埋まり始めました。横浜からは、自由席が満席になったのか指定席での立席乗車は断る旨の放送が流れ、川崎や品川から乗車するファンもおり、車掌が繰り返し特急券が必要な旨を放送していました。
列車は、品川を過ぎてラストスパートを掛けます。新橋を通過すると最後の東京到着放送が流れます。車掌の放送も終わりましたが、残念ながら最終日の件については触れられませんでした。
東京駅に到着すると、大勢のファンに出迎えられ列車の前後は撮影するファンで混雑しました。しばらくは、「東海」マークのままでしたが、「回送」に表示を変えて列車は、ファンの拍手に送られて東京駅から引き上げました。乗車証明の配布も無く、特にこれといったセレモニーや放送等もありませんでしたので、最終日の最終列車という感じがしませんでしたが、東海号の回送列車が東京駅を発車すると、直ちに「特急東海号」の乗車位置の札がはずされましたので、改めて今日が最終日だと実感させられました。
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