快速お座敷浪漫碓氷号
2007.1.21

横川駅に到着した快速お座敷浪漫碓氷号(下り)

 1月20日・21日の2日にわたり、長野総合車両センターの「浪漫」を使用した快速お座敷浪漫碓氷号が、上野〜横川間を1日1往復運転しました。お座敷客車「浪漫」は、近く引退が予定されているので一般の多客臨に使用されるのは、これが最後の可能性があります。
 乗車できるチャンスがあれば地元長野の車両ですので、最後にもう一度ぜひとも乗車したいと思っていました。そこへ、関東在住のO氏から快速お座敷浪漫碓氷号を利用した鉄道文化村への旅行企画があると聞きましたので、私も加えて頂くことができました。出発は、休日出勤の可能性が少ない日曜日ということで、これで最後に「浪漫」に乗れるチャンスがようやく巡ってきました。


■快速お座敷浪漫碓氷号(下り)上野8:00−横川10:43/5号車5番B席

上野駅13番線で発車を待つ快速お座敷浪漫碓氷号

 長野から、始発の「あさま」500号に乗車して上野に着きました。新幹線ホームから移動すると、間もなく13番線に快速お座敷浪漫碓氷号が回送で入線してきました。列車到着後は、さっそくEF64−41から順に撮影をしてゆきますが、大混雑ということもなく少し拍子抜けしながら最後部までの撮影を終了して車内へ。ここで、O氏と合流します。EF64−41に牽引された快速お座敷浪漫碓氷号は、定刻に上野を出ました。さっそく、朝食に「快速お座敷浪漫碓氷号記念弁当」を確保していただいたので、少々遅いですが朝食にします。お座敷客車浪漫号に乗車するのは、長総での一般公開イベントを除けば本当に久しぶりです。

 列車は、大宮を発車して高崎線に入ります。車内は、ほぼ満席の盛況です。客層は、やはりファンが多いですが、「びゅう」の旅行商品も発売されていたため一般の乗客も結構乗車しています。ほぼ満席の盛況で、普段のイベント列車に見られる空席はほとんどありませんでした。(展望席やサロンカーへ行く人もいましたが、テーブルや網棚に荷物が置いてありました。)
 適度な速度で、ゆったりとお座敷客車の旅を楽しみます。この「浪漫」は、掘りごたつ式ですので非常に楽です。 列車は、高崎に到着しました。高崎では、横川からの回送用にDD51−842を1両最後部に連結するため21分停車します。とりあえず、14系客車「浪漫」側の編成写真を撮影するため反対ホームに急ぎます。何とか撮影を終えた直後に、DD51−842が接近してきました。DD51−842の連結シーンを撮影して、DD51側とEF64側の両方から撮影していると発車時間が近づき、慌てて車内へ戻ります。

 高崎からは、EF64とDD51のプッシュプルで信越本線に入ります。次第に田園風景が広がり、沿線にも撮影に訪れる人も多くなってきます。この信越本線沿線も、訪れるたびに宅地化が進み景色も変わっているのがわかります。安中を出て、次第に山間部に入ってくると下り列車の旅もそろそろ終了です。終点の横川駅に時刻通り到着しました。横川駅で、ゆっくり快速お座敷浪漫碓氷号の撮影をします。DD51に牽引された高崎への回送を見届けて横川駅を出ました。


上野駅発車案内

予定通りEF64−41が牽引

「浪漫」のロゴマーク

特製の行先表示(紙)

高崎で21分停車

14系「浪漫」客車側

帰路の回送用のDD51−842

DD51−842連結作業

高崎〜横川は、プッシュプル運転

EF64−41側

横川駅に到着

横川駅に到着した快速お座敷浪漫碓氷号

高崎への回送は、DD51−842が先頭

DD51に牽引されて高崎へ回送
  


■碓氷峠鉄道文化村

碓氷峠鉄道文化村

 横川駅到着後は、乗車パックについていた「碓氷峠鉄道文化村」の入場引き換え券を使って鉄道文化村へゆきました。鉄道模型の運転ショーや現役時の展示物を見て歩いたり、体験運転用で動態保存されているEF63型を見て、189系の車内で休憩したりと横川−軽井沢間の現役時代を十分に懐かしむことができました。


展示されている車両

動態保存のEF63型(体験運転用)
  


■快速お座敷浪漫碓氷号(上り)横川15:20−上野17:44/5号車5番A席

DD51−842に牽引されて横川駅に入線する快速お座敷浪漫碓氷号

 帰路も、快速お座敷浪漫碓氷号で上野へ戻ります。この旅行パックには、バウチャー券(食事用)が付いており、横川駅前のおぎのや横川本店で「峠の釜飯」に引き換えることができます。これを遅めの昼食にしても良かったのですが、家族から要望があったので土産用に持ち帰ることにしました。(1個でもかなり重いですね。)
 少し早めにホームに入り列車の到着を待ちます。148Mが発車して少しするとDD51−842に牽引された快速お座敷浪漫碓氷号が回送で到着しました。DD51が牽引する「浪漫」は初撮影でしたので、少し多めに横川で撮影しました。帰路は、発車まであまり時間がありませんので効率よく順番に撮影してゆきます。当然ながら、上りもEF64−41が先頭に立ちます。
 撮影を終えて、5号車に乗車します。旅行企画商品ですので、往復とも同じ区画に指定されましたので往路と同じ場所に座りました。

 15:20定刻にEF64とDD51のプッシュプル運転で横川を発車します。上りの車内もほぼ満席の盛況でした。ただ、帰路となる上り列車はみんな観光等で疲れてしまったのか、車内は往路と違って静かでした。発車後の車内放送が終わり、チャイムが鳴りましたが、途中で切れてしまう一幕もありました。信越本線(群馬側)を走る「浪漫」は、これが最後になってしまう可能性もあるので、帰路の時間帯でも沿線は大勢のファンで賑わっていました。信越線を走り抜け、快速お座敷浪漫碓氷号は高崎に到着しました。一番新幹線側ホームの8番線に到着ということで、ガッカリした人も大勢いましたが、私にとっては在来線時代の特急あさま号の上りは、ほとんど8番線に入っていたのでそれほど抵抗はありませんでした。高崎では、最後部のDD51−842を切り離すため11分ほど停車します。この間に、撮影をしたり高崎名物の「鳥めし弁当」を購入したりしていたら、時間はすぐに過ぎてしまいました。
 
 高崎線に入った快速お座敷浪漫碓氷号は、順調に上野へ向けて進んでゆきます。途中で停車する駅では、大勢ののファンがこの列車を撮影しています。上尾を発車して列車は大宮に着きました。大宮では、大勢の人が下車してゆきました。大宮では、大勢の人が撮影に来ているだろうと思いましたが、2日目ということもあり、私の予想よりは少なかったです。(それでも結構来ていましたが・・・。)
 大宮を出ると、上野まであと僅かです。私が「浪漫」に乗車できる時間も残り少なくなりました。しっかりと、「浪漫」最後の乗り心地を楽しんでいると普段は長く感じる区間も短く感じられ、もう尾久駅を通過しています。上野到着の放送が流れて列車は、往路の下りと同じ13番線に到着しました。
 到着後は、さっそく撮影に入りますが、昨日も運転されたこともあってか罵声も上がることも無く落ち着いて撮影できました。前部標識灯をつけた「浪漫」は、EF64−41に押されて尾久車両センターへ推進回送されます。これで、私の「浪漫」の旅は終わりました。

 その後は、山手線で途中の秋葉原までO氏と一緒に乗車して、秋葉原で別れ私はそのまま東京駅へ向かい、あさま583号で帰路に着きました。
 今日は、往復とも地元長野支社所属のお座敷列車「浪漫」に乗車しました。さすが、掘りごたつ式だと長時間乗車しても疲れずに楽でした。


横川駅駅舎

DD51先頭で高崎から回送で到着

横川〜高崎は、プッシュプル運転

横川駅に停車中の浪漫

帰路もEF64−41が先頭

高崎で11分停車

DD51−842を切り離し

高崎駅停車中

高崎は、8番線に停車

上野に到着した快速お座敷浪漫碓氷号

標識灯を設置して推進回送の準備が整いました

尾久車両センターへ引き上げです。
   


■指定券と記念グッズ

お座敷浪漫碓氷号記念弁当
   

記念弁当中身
 

乗車記念サボ(表)
 

乗車記念サボ(裏)
 

指定券(下り列車)

指定券(上り列車)
※乗車証明書の配布はありませんでした。  ※指定席券は、画像加工を施してあります。
※今回は、契約乗車票になっています。    ※記念サボは、袋に入ったままで撮影。