C57型蒸気機関車が検査のため

快速DD53ばんえつ物語号
2006.11.5

会津若松駅に到着した快速DD53ばんえつ物語号

 ばんえつ物語号といえば、C57−180号蒸気機関車が牽引することで有名ですが、この秋は定期検査のため大宮総合車両センターへ入場のため使用できません。残りの日程は、計画的にDD51型ディーゼル機関車・DD53型ディーゼル機関車・D51型蒸気機関車の変更して運転されます。中でも、快速DD53ばんえつ物語号は、JR発足後初めて除雪用DD53型ディーゼル機関車が、除雪を行うロータリーヘッド部を外しの旅客列車を牽引するという事で一気に注目度が高まりました。当然指定席券の購入も、時報同時で完売とはならなかったものの数時間で完売となりました。
 
 ばんえつ物語号は、C57が牽引する際は新潟駅が始発になりますが、この列車は新津駅始発となります。私が乗車したのは、最終日の11月5日でしたが大勢の人が新津駅に集まっていました。やはり、SL(C57)では無くディーゼル機関車が牽引すると言うことで、観光客よりも鉄道ファンの乗車が多かったように思われがちですが、何と私が乗車した3号車は前半分が団体になっていました。
 新津を発車した快速DD53ばんえつ物語号は、軽い足取りで磐越西線を進みます。普段なら、グッズや弁当購入で大混雑してその列が前後の車両まで延びてとてもではありませんが列車の旅を楽しむ雰囲気ではありませんでしたが、今回はくじ引きで順番がグループ分けされたので車内もとても落ち着いていて大変良かったです。(ちなみに、私の順番では「サボ」も「ミニヘッドマーク」も完売でした。)

 磐越西線沿線も、昨日の水郡線と同様に紅葉には早い場所が圧倒的でしたが、場所によっては見ごろとなっている場所もチラホラとありました。沿線は、DD53が客車を牽引するシーンを撮影しようと、本当に大勢のファンが集まりました。有名撮影地は、まさに人がひしめいている状態でした。車内では、乗車証明書や記念品も手際よく配布されました。車内は、やはり完全に満席ということは無く空席が所々で見られました。また、津川では3号車の団体が下車したりした事もあり空席がかなり目立ちました。それでも、山都や喜多方での乗車も少なからずありました。新津から会津若松までの磐越西線を、いつもとは違う機関車でゆっくりと楽しめました。ただ、残念だったのは日出谷駅の「とりめし」をDD53ばんえつ物語号の乗客は、誰一人購入できなかったということでしょう。楽しみにしていたのですがねぇ・・・。
 会津若松到着後は、保安装置の都合上ターンテーブルで方向転換するのでそちらも見たかったのですが、時間の都合で後ろ髪を引かれつつ、郡山行の快速に乗り込みました。




DD53型機関車の除雪時の姿
  (今回は、前の除雪部分を外して運転)
 

DD53ばんえつ物語号指定席券
(色調等調整済み)




新津駅での入れ替え作業
  


新津駅で発車を待つDD53ばんえつ物語号
  

3列車共通のシール式行先表示
  

DD53特製愛称板
  

津川駅に停車中
  

ヘッドマーク
  

秋の阿賀野川に沿って会津へ
  

五泉駅停車中
  

有名撮影地はすごい人出でした。
  

会津若松に到着後、引き上げるDD53ばんえつ
  



■配布品

DD53ばんえつ物語号乗車証明書(表)


DD53ばんえつ物語号乗車証明書(表)


DD53ばんえつ物語号乗車記念品(下敷き)表


DD53ばんえつ物語号乗車記念品(下敷き)裏