直江津〜関山間鉄道開業120周年記念

SL信越線120周年号
2006.10.15

直江津駅に停車中のSL信越線120周年号



   

 信越本線(直江津〜関山)開業120周年を記念して、SL信越線120周年号が運転されました。何処かで聞いたことがあると直感した人もいるでしょうが、高崎支社で4月に高崎〜横川で運転したSL列車と同じ列車名となりました。
 さて、この列車2日間で1往復の運転となりますので運転本数は少ないです。おまけに、団体枠・企画枠がほとんどを占めていて、10時の発売同時でも指定席券は確保できませんでした。今回は、幸運にも確保できたY氏に指定席券を1枚譲ってもらい何とか乗車することが出来ました。Y氏には非常に感謝しております。
※指定席券につきましては、今回から「見本」表示に加えて、要請により発行場所・C符号も非表示としています。




   
■普通列車妙高1号(長野8:11−新井9:19)
 
 長野から新井までは、妙高1号に乗車します。前回乗車時は、大変混雑しましたので早めに並んでいましたが、今回は余裕で(座席を選択して)座ることは出来ましたが、やはり発車間際では混み合いました。北長野で大勢の下車客がありましたので多少は空席が出ましたが、それでも高い乗車率のまま直江津へ向かいました。
 本日は、189系N102編成でした。往年の特急あさま号の車両(特急型車両)ですので、快適に新井まで移動できました。


1.SL信越線120周年号(新井〜直江津)

高田駅に停車中のSL信越線120周年号
 
 新井駅には、発車の1時間以上も前に到着しました。次の普通列車でも間に合ったのですが、189系に乗りたい私の趣味でこうなりました。しかし、新井駅で貨物列車の入れ替えシーンを見ることが出来ましたのでそれなりの収穫はありました。まだ、SL信越線120周年号は入線してきていませんが、出発セレモニーが始まりました。太鼓演奏等を聞いていたので待ち時間も大して苦にはなりませんでした。

 いよいよ待望のSL信越線120周年号が入線して来ました。EF64−1051に牽引されて入線して来ましたが、事情を知らない家族連れは呆気にとられていました。近くの社員が、直江津へ向かうのでSLは反対ですよ。の一言で大移動が始まりたちまちC57の周りは人で一杯になりました。ここで、指定券を譲ってくれたY氏と合流しました。C57の先頭部も何とか撮影して車内に入ります。7号車ですので、SLの次の車両です。
 大きな汽笛と共にSL信越線120周年号は、新井駅を発車しました。新井駅をSL列車が乗客を乗せて発車するのは40年ぶりだということです。やはり、初運転の新井〜直江津間には大勢の人とファンが見物に訪れていました。
 高田駅で、13分ほど停車しましたので編成写真を撮影しました。その後も、大勢の人が見物や撮影に訪れておりその都度汽笛を鳴らして答えていました。メインとなる新井〜直江津の短い40年ぶりの復活運転区間も、直江津到着を持って終了となりました。
 

新井駅の歓迎看板
 

出発セレモニーでの太鼓演奏
  

新井駅にて。C57は大人気です。
 

ヘッドマーク
 


2.SL信越線120周年号(直江津〜柏崎)

柏崎駅に停車中のSL信越線120周年号
 
 直江津駅に、歓迎太鼓の演奏に迎えられて到着しました。直江津でも12分停車します。直江津で、機関士が交代となりました。直江津でも編成写真を撮影する場所に適した2番線に到着したので、ここでも撮影できました。直江津からの乗客も多く直江津でほぼ満席となりましたが若干の空席はありました。
 直江津からは何回かSLえちご日本海号として運転されているので目新しさはありませんが、私は信越本線(海線)でのSL乗車は初めてですのでとても新鮮でした。しばらくすると日本海が見えてきました。山側の席ですので、日本海の展望は通路越しになりますが、SLに揺られて海を眺めるのも良いものです。日本海とSLをあわせて撮影できるポイントは何処も人で一杯でした。しばらく、C57の汽笛を耳に海を見ながらのんびりしていると柏崎に着きました。
 

特製サボも準備されました。
 

行先表示はシール式です。
 

直江津駅では、発車表示が出ました。
  

日本海を眺めながら進みます。
 


3.SL信越線120周年号(柏崎〜長岡)

長岡駅でEF81を連結して回送されるSL信越線120周年号
 
 柏崎で、給水作業のため53分停車します。駅前でもイベントが開催されていましたので、家族連れはそちらに回ったらしく、柏崎でようやく落ち着いてSL信越線120周年号を撮影できました。給水作業を終えて、SL信越線120周年号は柏崎を発車します。次の停車駅は終着長岡まで止まりません。すでに西日が差し込む時間帯に入り、車内にものんびりした空気が漂います。柏崎から、再び列車は内陸に入り長岡を目指します。途中の安田駅で運転停車をして準備を整えてから、再び長岡へラストスパートを掛けます。さすがは、優等列車を牽引した機関車だけあってスピードが速く感じました。上越線と合流して宮内駅も通過していよいよ終着駅長岡が近づいてきました。C57も名残惜しそうに汽笛を鳴らして、定刻に長岡駅に到着してSL信越線120周年号の旅が終了しました。
 その後、SL信越線120周年号は回送として新津までEF81に牽引されて運転されます。EF81の汽笛と共にSL信越線120周年号は静かに長岡を発車しました。
 

長岡駅に到着したSL信越線120周年号
 

長岡駅名板とC57
 

新津への回送を牽引するEF81との並び
 

EF81に牽引されて新津へ回送されます。
    




 
■快速くびき野2号(長岡15:22-直江津16:18)

 長岡からの帰路には、快速くびき野2号に直江津まで乗車します。指定席も連結されていますので、迷わず長野駅で指定席券を購入しておきました。
 案の定、新幹線乗り継ぎの乗客で自由席乗り場には結構な列が出来ていました。この列車、長岡で6分停車するので余裕を持って先頭部の撮影が出来ました。
 指定席車両は、特急と同等の座席カバーが装着されていて特急でも十分通用します。(485系なので当然ですが。)
 日本海を眺めながら、SLの時とはちがい56分で直江津に到着しました。




 
■信越本線普通列車(直江津16:38−長野18:17)

 直江津からは、信越本線の普通列車で長野へ帰ります。115系3両編成でしたので、日曜日の夕刻も手伝って混雑を警戒しましたが、心配もよそに終着長野まで1人で1ボックス使えました。言い換えれば、115系3両で1人〜2人で1ボックスと言う乗車率でした。高田・新井方面は、快速くびき野号を利用したのでしょう。事実、直江津からも自由席は結構乗ったようですし。
 日が暮れるのも早くなりまして、ボックスシートに揺られて長野に着く頃には真っ暗になっていました。
  




乗車証明書(表)


乗車証明書(裏)


「はくたか」オレンジカード買うと貰えた記念台紙