湯田中駅発着3両編成限定
さようなら湯田中駅ミニスイッチバック最終列車
2006.8.31

この光景も今夜限りになりました。


 長野電鉄湯田中駅は、3両編成の列車が勾配と踏切の関係でホームの有効長がとれず駅ホームに発着するため一旦スイッチバックを行うことで有名です。
 その湯田中駅における3両編成のスイッチバックが、12月からの「ゆけむり」運転開始に伴う構内の改良工事で8月31日で見納めになります。9月1日から9月30日までは、上条〜湯田中間はバス代行輸送となり湯田中駅の改良工事を行い、10月1日からは3両編成でもスイッチバック不要の新たな湯田中駅となります。

 最終日(8月31日)の、ミニスイッチバックを行う最終到着列車(19B列車)とミニスイッチバックで発車する最終列車(110列車)の乗客には、ミニスイッチバック最終列車乗車証明書が先着100名に配布されました。当日は、30名前後のファンが長野電鉄の名物であった最後のミニスイッチバックの乗車を堪能しました。

 明日(9月1日)から1ヶ月間は、上条−湯田中間でバスによる代行運転となります。



湯田中駅に停車中の17B〜22B列車(2000系C編成)

 1000系「ゆけむり」号運転に伴う、湯田中駅の設備改良により長い間名物だった3両編成の列車で行われていたミニスイッチバックが、8月31日で最後となりました。9月から1ヶ月間で改良を行い1線のみの直線ホームに変わる予定になっています。これにより、県道の踏み切りも廃止され、ミニスイッチバックも不要になります。

 最終日の、ミニスイッチバックを行う最終到着列車(19B列車)とミニスイッチバックで発車する最終列車(110列車)の乗客には、ミニスイッチバック最終列車乗車証明書が先着100名に配布されました。当日は、30名前後のファンが長野電鉄の名物であった最後のミニスイッチバックの乗車を堪能しました。

 明日(9月1日)から1ヶ月間は、上条−湯田中間でバスによる代行運転となります。



夜の県道踏み切り


2000系の暖簾が珍しい湯田中駅の改札口


曲線ホームの湯田中駅も見納めです。


ミニスイッチバック最後となる19B〜110列車の折り返し列車(A編成)
(折り返し時間が少ないため感度1600で手持ち撮影)


湯田中駅で発車を待つ110列車。
このホームから、ミニスイッチバックする最後の列車です。


上下のミニスイッチバック最終列車に配布された乗車証明書
右:到着時にスイッチバックする19B(特急)列車乗車証明書
左:発車時にスイッチバックする110列車(普通)乗車証明書


◆スイッチバックの手順

湯田中駅昼間の光景
  
 このスイッチバックを行うのは、3両編成の列車限定です。2両編成の列車は、スイッチバックをしなくてもホームに入りきりますのでしません。現在は、2000系特急電車のみ行っています。(3600系は、湯田中に入る運用がありません。8500系は、信州中野〜湯田中には入線しません。)
 なお、2000系電車であれば特急・普通の列車区別なく、全列車で到着と発車時にスイッチバックを行います。


@列車到着前の湯田中駅。
 


E最後部のポイントを切替して後退です。
 


A長野から特急列車が到着。
 


F最後部車両がポイントを通過
    


B最後部がホームに入らないため止まりません。
 


G3両ともホームに入って停止します。
  


C踏切も通り過ぎます。
 


H遮断機が上がりドアが開きます。
  


D列車に影が入りましたがこの位置で停止です。
 


I湯田中駅に到着です。
 

写真では分かりづらいので、図にするとこのようになります。

@列車到着前の湯田中駅


A信州中野側から列車が到着(2両ならば、このままホームに収まります)


B 3両編成の場合、最後部がホームに入らないので前方まで運転します。


C信州中野側のポイントを切替て列車がバックします。


Dポイントを車止め側に進んで、3両ともホームに入ります。


E 3両とも、ホームに入った時点でドアを開けて到着となります。

※お見苦しい図で失礼しました。※