信越本線(直江津〜関山)開業120周年記念
信越本線(直江津〜長野)電化 40 周年記念

特急リバイバル白山号
(1:直江津〜長野間乗車記)
2006.8.26

長野総合車両センターへ回送される489系特急リバイバル白山号
  
  

 8月26日に、信越本線(直江津〜関山)開業120周年記念と信越本線(直江津〜長野)電化 40 周年記念を記念して、金沢〜長野に特急白山号のリバイバル列車「特急リバイバル白山号」が運転されました。特急白山」号の復活運転は、北陸地区出の団体扱いと昨年の上野〜横川の運転に続き3回目です。今回は、金沢〜長野までの運転ということで、久々に地元を特急白山号が走ります。
 長野地区で、489系に乗れるのも最後となる可能性も捨てきれないのでどうしても、乗れる時に乗っておきたかった。あの1997年9月30日には、時間の都合で489系金沢車には乗車できなかったので、忘れ物を取り行く気持ちで直江津−長野だけでもと思いましたが、乗車証明書の配布区間が直江津〜長野で一番競争率が高い区間になってしまいました。
 幸いにも、発売当日に長野−直江津がグリーン車ながら確保できました。その後、キャンセル待ちで直江津−長野を確保できましたので、直江津〜長野間の往復に乗車することが出来ました。

  

 直江津から特急リバイバル白山号に乗車しました。489系は、急行能登号で直江津駅を毎日走っているので珍しくありませんが、今日はここで進行方向を変えて長野へ向かいます。
 189系を使用する妙高1号を降りてしばらくすると、489系特急リバイバル白山号が到着しました。懐かしい国鉄特急色のボンネット型「白山」です。停車時間は7分ですので手早く撮影を済ませてホームへ向かいます。乗り込む前に、注目の行先表示を見るとちゃんと「白山・長野」が準備されていました。でも林檎のイラストが・・・。もしかして「信州・長野」のコマを利用したのでしょうか。
 車内に入るとまだ座席が回転されていませんでしたので、座席を回転させて席に着きます。シートのモケットは変わりましたが、座席事自体は1997年と同じですので懐かしい座り心地です。(なんと言うか、独特な座り心地なんですよね。)

 さて、進行方向を変えた特急リバイバル白山号は直江津を出発しました。直江津からはさらに乗客が増えたようですが、まだ空席も結構あります。最初の車内放送の前に流れたのは、「鉄道唱歌」でした・・・・。「佐渡おけさ」を期待していたのに・・・。車内放送が終わると、硬券の乗車証明書が配られました。
 その後は、車内をウロウロしてもよかったのですが、せっかく特急白山号末期の上野行とほぼ同じ時間帯で走るので、往年の走りを堪能することにしました。沿線は、撮影に来ているファンが続いています。有名な撮影場所はかなり混雑しています。特に、黒姫山が見える「お立ち台」は大変な混雑でした。車内では、観光案内や白山のチャイム(金沢・上野)もありました。また、観光協会の方々によるパンフレット等の配布もありました。

 直江津から乗車したので、あっという間に長野に到着します。到着前に「信濃の国」が流れました。往年の白山号とほぼ同じ場所でなりましたので、非常に懐かしく嬉しかったです。いつも撮影するポイントなどを見ていると列車は、長野駅2番線に到着しました。到着後は、歓迎の太鼓演奏を聞いたり特急リバイバル白山号の撮影をしたりと、乗車した余韻を楽しむ暇は無く撮影を終える頃、489系は長野総合車両センターへ引き上げました。
 長野行の特急リバイバル白山号は、往年の上野行に近い時刻で運転されましたので、往時を懐かしまれた方も多かったと思います。
  
 ■白山号(上り)運転時刻の比較
 特急白山号(97年)  金沢7:44−富山8:29−直江津9:48〜 9:52−長野11:04〜11:08−上野14:07
 特急リバイバル白山 金沢7:48−富山8:32−直江津9:55〜10:02−長野11:13
     



直江津駅の発車表示

金沢から到着した特急リバイバル白山号


直江津で進行方向が変わります


進行方向が変わり長野への発車を待ちます


林檎のイラストは、特急信州にもありました。


黒姫お立ち台は大混雑でした。


特急白山号ヘッドマーク


長野駅では、歓迎の太鼓演奏がありました

  


信越本線(直江津〜関山)開業120周年記念
信越本線(直江津〜長野)電化 40 周年記念

特急リバイバル白山号
(2:長野〜直江津間乗車記)
2006.8.26

直江津駅に停車中の特急リバイバル白山号

   

 長野駅で時間をつぶして、金沢行の特急リバイバル白山号に乗車します。今回も、直江津までの乗車ですがグリーン車しか確保できませんでしたので、グリーン車での乗車となります。解ってはいたのですが、長野駅の入線から発車までの時間が短く出発式等も行われず長野駅を発車しました。
 長野を発車し、豊野を過ぎると、このあたりでは唯一光線具合の良い撮影地に差し掛かります。やはり大勢の人でごった返していました。乗車証明書をもらったあとに車内を回りましたが往路よりも席が埋まっていました。往年の白山号を思い起こさせる乗車率です。

 ラウンジカーも見てみました。特急白山号で運転してた頃は、食事時には「うなぎご飯」や「カレー」を食したり、上野を15:30に発車していた特急白山3号のときは上野発車後、早々にラウンジへ向かい尾久客車区(当時)を見ながらコーヒーを飲んだり、アイスクリーム食べたりしたことを鮮やかに思い出しました。自由席は、当時2両でしたので、指定を確保しないと厳しかったですが隣に人が来たり、通路側の席だった頃は良くこの車両にいました。(シーズン中は、自由席の客に占領されて無理でしたが・・・)。特急白山3号が、特急あさま25号(末期は特急あさま23号)に変わってからは、ラウンジの営業は無くなり寂しくなりました。

 あまりウロウロしていると、せっかくのグリーン席がもったいないので、席に着いて489系の乗り心地を堪能しました。この区間で、489系に乗車するのは久しぶりです。往路と同じように、沿線の観光協会の方々がパンフレットを配ったりしていました。もう少し乗っていたいのですが、この後は北越急行線経由の「はくたか」で越後湯沢へ抜けるので直江津で下車します。直江津駅では、下車するので時間追われることなく時間ギリギリまで撮影できました。

 1997年9月30日の最終日には、時間の都合で489系と特急白山号には乗車できませんでしたが、長野〜直江津まで乗車して、やっとあの時乗車できなかった思いを果たした気分でした。今回、直江津〜長野という短い区間の往復でしたが、昔を思い出しながら乗車できて非常に有意義でした。

  


長野駅発車案内

長野駅6番に入線する特急リバイバル白山号


金沢行は、現役当時のものを使用


特製の愛称板


長野駅で発車を待ちます


直江津で進行方向を変えて金沢へ向かいます

■使用した指定席券(色調変更済み・使用前)

直江津〜長野は、普通車指定席

長野〜直江津は、グリーン車指定席

   

■配布された乗車証明書

表面(下は、グリーン車用です。)

裏面は、上下共に共通でした。