仙山線交流電化試験50周年記念

レトロ仙山号&583系仙山号
2006.7.16

作並駅で並ぶ記念列車


作並駅に掲げられた記念看板

 仙山線交流電化試験50周年を記念して、仙山線に「583系仙山号」「レトロ仙山号」の記念列車が7月15日と16日に運転されました。
 今回、指定席券が確保できましたので両列車に乗車して仙台〜作並まで1往復してきました。

  


快 速 レ ト ロ 仙 山 号


機回しを終えて仙台行として待機する快速レトロ仙山号
(保線社員立会いの上制限ロープ手前より撮影)


 仙山線交流電化試験50周年を記念して、快速583系仙山号と共に快速レトロ仙山号が運転されました。ED75が旧型客車を引くシーンは懐かしいのでしょうが、私は初めて見ますので新鮮だという印象の方が強いです。旧型客車自体は何回も乗車しましたし先月も中央東線で乗車したのですが、東北地区での乗車は初めてのことです。
 仙台を出た快速レトロ仙山号は、仙台駅を出た直後に急減速することもありましたが、その他は順調に作並まで運転しました。但し、バッテリーの関係で扇風機は不作動で室内灯もトンネル内のみの点灯でした。真夏の好天なら暑くて苦労したのでしょうが、幸いにも曇りでしたので窓を開けて快適に過ごすことが出来ました。
 仙山線に客車列車が走るのは久しぶりではないでしょうか。窓を開けて心地良い風を受けながら、列車は作並へと向かいます。意外と速度が速いのには驚きました。車内は、ほとんどの席が埋まっています。沿線にも撮影に訪れている人が大勢います。車掌の沿線の観光案内を聞いていると列車は作並に着きました。
 作並駅では、歓迎のイベントが行われており「みやぎ龍神太鼓」の演奏を見ることが出来ました。あとは、清涼飲料水の配布やウィスキーの試飲も行われていて、見本のウィスキーも配布されました。なぜ、ウィスキーが出てくるかというと、ニッカウヰスキーの宮城峡蒸留所が近くにあります。試飲は、水割りで何回かお代わりも出来ましたが、できればストレート・ダブルで飲んでみたい滑らかな味わいでした。




仙台駅に停車中の快速レトロ仙山号


快速レトロ仙山号ヘッドマーク

仙台駅に停車中の旧型客車

仙台駅発車表示

快速レトロ仙山号サボ

作並駅に到着した快速レトロ仙山号

  


  

快速583系仙山4号


作並駅に停車中の快速583系仙山4号
   

 快速レトロ仙山号と同時に、仙山線交流電化50周年記念として583系電車を使用した「快速583系仙山号」も運転されました。こちらの列車は、仙台→山形(1号) 山形→作並(2号) 作並→仙台(4号)と運転されました。指定席券は努力はしたのですが、結局1ヶ月前に発売された時に入手した4号以外は購入できませんでした。自由席も連結はされていましたが、乗車証明書は指定席に乗車しないと配布されませんでしたので、余計に指定席に人気が集中したようです。
 快速レトロ仙山号と快速583系仙山号の並びを撮影して車内に入ります。もう、発車まで数分しかありません。この列車も残念ながら進行方向とは逆の席でしたが、発車後に前の席が空いていたのでとりあえず進行方向側に移りました。583系は、年に何回か仙山線を臨時列車として入線しているので珍しいというわけではないのですが、私は仙山線で583系に乗車するのは初めてでしたので、非常に新鮮でした。
 この車両は、座席使用時にはボックスシートになるので非常にゆったりしています。今回は、短距離乗車の乗客も結構多く指定席も空席が多いように見えましたが、実際は通しで購入するのが難しかっただけで、ほとんど席は仙台までに誰かは座りました。私の席も、愛子〜北仙台までの乗車でしたので、その他の区間は進行方向側に座ることが出来ました。
 非常に嬉しいことに、停車駅ごとに違う車内オルゴールを流して到着放送をしたので、録音のしがいもありました。やはり電車ですので、作並から仙台まであぅという間の特急電車の旅でした。

  


特製ヘッドマーク

横幕部分は、何故か「あかべぇ」

 


  


乗車証明書(全列車、表裏共通)


快速レトロ仙山号指定席券

快速583系仙山号指定席券