中央東線開業・小野駅開業100周年記念

くりちゃん号(旧型客車)運転

2006.6.11


EF64−1001牽引の「くりちゃん号」(上り列車)
 


 中央東線(辰野経由)開業100周年と辰野駅・小野駅開業100周年を記念して、旧型客車を使用した記念列車が、塩尻〜辰野〜岡谷で運転されました。機関車も茶色(ぶどう色)のEF64−1001とEF64−41のプッシュプルで運転されました。当初は、EF64−41ではなくEF64−37で予定されていましたが、37号機が不調であったため万全を期すため急遽、EF64−41を塗装変更して使用されました。
 6月11日 くりちゃん号(小野駅100周年記念)
         列車名の由来:天然記念物指定の小野の枝垂「栗」

 塩尻−2号−辰野−3号−塩尻−4号−岡谷
 岡谷−5号−塩尻−6号−辰野
          ※長野−塩尻・辰野−長野は、回送列車。
          ※2号のみ、小野駅で100周年イベントあり。

            

 




  
 
 ■特急しなの6号(長野9:00−塩尻10:00)
 
 長野から塩尻までは、特急しなの6号に乗車します。「信州特急料金回数券」を購入していたのでお得に高速移動できます。接続の新幹線が到着した頃から、車内が混み始めて篠ノ井からは完全に禁煙車は埋まりました。
 途中の明科駅で、くりちゃん号に使用される旧型客車の回送を追い越して松本に到着しました。松本駅で一気に乗客が降りてしまい、乗車してくる乗客も多いですが完全に席が埋まることはありませんでした。長野からちょうど1時間で塩尻に到着しました。
 
 
■塩尻駅にて
 塩尻駅では、長野から回送されてくる「くりちゃん号」の到着まで時間がありましたが、昨日に引き続き485系ニューなのはな号が集約臨で入線していましたので、これを撮影して時間をつぶしました。2番線に到着しましたので、短時間で発車するかと思いましたが数分停車していました。
 その後、くりちゃん号に使用される旧型客車が到着しました。ホームの隅に何とか入り込めたので、到着時の列車も撮影できました。


ニューなのはな号(集約臨)


回9524レ




  
 
 ■くりちゃん2号(塩尻10:28−辰野12:30)
 
 小野駅開業100周年記念のメイン列車で、小野駅では100周年イベントを開催・見学するため1時間34分停車します。この列車は、地元の方が大勢乗車していて混みあっていました。私は、運良く進行方向側の席でしたのでゆっくりとくつろげましたというまでも無く小野駅に到着しました。
 小野駅で、イベントを見学した後は雨の中を列車は辰野駅へ向かって行きました。
  


■小野駅開業100周年イベント
 小野駅では、地元中学生のブラスバンドに出迎えられて到着しました。駅前広場では、地元の「長持ち」祭りも披露されて賑わっていました。また、小野駅開業100周年記念式典も開かれていました。豚汁やポップコーン当の無料配布も行われていました。
 出店も多く出店されて、駅前はお祭り会場そのものでした。ビールの試飲や豚汁の無料配布もあって言うこと無しでした。昼食用のソーセージパンも100円にまけてくれたので2個購入しました。当初は、停車時間をどう過ごすか心配でしたがあっという間にすぎました。

小野駅前も大勢の人で賑わいました。

地元の長持ち(祭)も披露

小野駅100周年記念式典
 

レトロ列車の見学撮影も出来ました。
 (この場所は、社員・保線が立会い)




  
 
 ■くりちゃん3号(辰野12:45−塩尻13:15)
 
 辰野に到着後は、折り返しの「くりちゃん3号」に乗車します。折り返しの時間が短いのですが、何とか2番ホームからの撮影に成功しました。
 この列車は、進行方向とは反対の席だったのですが、向かいに親子連れが乗車しただけで隣には誰も来ませんでした。それなりゆったりすごせたのでよかったです。
 




  
 
 ■くりちゃん4号(塩尻13:24−辰野−岡谷14:15)
 
 塩尻に到着後は、最小の9分折り返しで「くりちゃん4号」に乗車します。この列車は、辰野経由で岡谷まで運転されるので鉄道ファンで混んでいます。
 進行方向側でしたので、辰野経由で岡谷までの旧客の旅が楽しめました。沿線の撮影される方も、辰野〜岡谷の方が多かったですね。
 意外にも、自販機購入のみどり湖経由の乗車券の乗客が多く清算が多く発生していました
 




  
 
 ■くりちゃん5号(岡谷14:25−辰野−塩尻15:16)
 
 岡谷では、急いで「くりちゃん6号」の指定券を購入して発車間際に乗車しました。進行方向と反対側かなと思いましたが、1号車と3号車は向きが反対だったため、塩尻行も進行方向側になりました。この列車も、辰野経由で塩尻へ向かう列車ですので混みあっていました。それでも、岡谷発は最後ですので、しっかりと乗り心地を堪能しました。
 残念だったのは、この列車だけ車内放送の音量が小さく良く聞き取れなかったことで、録音もほとんど無理でした。
 




  
 
 ■くりちゃん6号(塩尻15:43−辰野16:14)
 
 塩尻でようやく折り返し時間が多くあったので、撮影に集中できました。塩尻からは、「くりちゃん6号」に乗車します。この列車で、今回のイベント運転は最終となります。
 折り返しは回送となる辰野行ですので、車内は空いていました。1人1ボックスで、まさに旧客を使った普通列車の現役時代さながらの乗車が出来ました。
 辰野駅到着を持って、今回のイベント運転は終了しました。
 




  
 
 ■普通列車(辰野16:46−岡谷16:59)
 
  くりちゃん号の回送も撮影して後は、長野へ帰るだけです。飯田線からの岡谷行き普通列車に乗車することにしました。座れるかどうか非常に心配しましたが、「ほたる祭り」の影響か辰野で下車する乗客が圧倒的に多かったので相席ながらボックス席に座れました。
 岡谷に着くと、すぐに明科行がありますがこれはパスして少し待合室で休憩します。
 




  
 
 ■特急スーパーあずさ23号(岡谷17:15−松本17:32)
 
 岡谷からは、特急スーパーあずさ23号に乗車します。「信州特急料金回数券」では、途中下車しない限り設定エリア内の特急の乗り継ぎは自由ですので便利です。
 特急スーパーあずさ号(E351系)には、久々に乗車しました。自由席が4両ありますが、岡谷からなので空いていると思いきや4号車は2箇所しか2席並びの空席はありませんでした。
 さすがに、「みどり湖」経由で特急スーパーあずさ号なので、あっという間に松本に到着しました。
 




  
 
 ■特急しなの19号(松本18:00−長野18:51)
 
 松本からは、特急しなの19号に乗車します。「信州特急料金回数券」は、特急しなの号に限って指定席の空席にも着席できるので、はじめから指定席を狙います。日曜の夕方だけあって、指定席も混んでいます。2号車の端に窓側が空いていましたので座ります。これで長野までもう安心です。篠ノ井で、くりちゃん号の回送を追い越して長野に到着します。
 これで、旧客三昧の2日間も無事に終了しました。
                         



EF64−41先頭の「くりちゃん号」(下り列車)





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(右:EF64−1001 左:EF64−41)



指定席券と全5列車分の乗車証明書(裏面は共通)