中央東線開業・辰野駅開業100周年記念

たつのぴっかり号(旧型客車)運転

2006.6.10



EF64−1001牽引の「たつのぴっかり号」(上り列車)
 

 中央東線(辰野経由)開業100周年と辰野駅・小野駅開業100周年を記念して、旧型客車を使用した記念列車が、塩尻〜辰野〜岡谷で運転されました。機関車も茶色(ぶどう色)のEF64−1001とEF64−41のプッシュプルで運転されました。当初は、EF64−41ではなくEF64−37で予定されていましたが、37号機が不調であったため万全を期すため急遽、EF64−41を塗装変更して使用されました。
 6月10日 たつのぴっかり号(辰野駅100周年記念)
        列車名の由来:辰野のほたるのキャラクター「ぴっかりちゃん」

 塩尻−2号−岡谷−3号−塩尻−4号−辰野
          ※長野−塩尻・辰野−長野は、回送列車。
          ※2号のみ、辰野駅で100周年イベントあり。

  



 

 ■普通列車(長野10:08−塩尻12:02)
 長野駅に到着して6番線へ向かいましたが、特急しなの8号に僅かな差で間に合わず、結局普通列車で行くことになりました。実は、この後の特急しなの10号が塩尻駅には先に到着になるのですが、1時間も長野駅で待つのも暇ですので・・・。
 久々に、篠ノ井線を普通列車で移動しました。姨捨などのスイッチバックも体験できましたし。車内は、半分程度の乗車で快適でした。松本で、後続の特急しなの10号の通過待ちをして塩尻に到着しました。


■塩尻駅にて
 塩尻駅には、すでに「たつのぴっかり号」の旧型客車が入線していました。さっそく撮影したいのですが、その前に485系ニューなのはな号の回送を撮影して、そのあと「たつのぴっかり号」の撮影をゆっくりしました。時間に余裕がある事はいいことです。撮影が終わる頃に、明科駅で追い越した189系くるっと信州ときめき号が到着しました。この乗客も、「たつのぴっかり号」に乗車します。
 さて、ホームでは出発式が始まりました。来賓の話が長く、発車時刻が近づいても「くす玉」割りが行われそうな気配が無いので、指定された車両へ移動しました。

485系ニューなのはな号(回送)

183・189系 ぐるっと信州ときめき号

塩尻駅では出発式も開催

塩尻駅での出発式




 

■たつのぴっかり2号(塩尻12:56−辰野−岡谷14:34)
 いよいよ、たつのぴっかり2号に乗車します。指定券は、満席続きで2日前にようやく手に入れました。指定された4号車は、スハフ32でした。しかも、D席は進行方向の窓側という幸運に恵まれました。この列車が、辰野駅で100周年記念イベントが行われるメイン列車です。車内も、混み合っていて本当に満席状態らしいです。途中の辰野駅で、100周年記念イベントを見学して岡谷へ向かいましたので、所要時間がかかりました。その分、貴重なスハフ32に長時間乗車できて幸せでした。


■辰野駅にて

辰野駅での100周年記念出発式

 辰野駅では、51分の停車時間を利用して100周年記念イベントが開催されました。まずはじめに、「100周年記念弁当」を購入した後に豚汁をタダでもらい昼食としました。
 あとは、獅子舞を見てホームに戻ると出発式をやるようです。反対側のホームがすいていたので、反対ホームに行くと山梨在住のM氏とお会いしましたので、短い間ながら一緒に撮影しました。辰野駅では、早めに「くす玉」割りが行われたので余裕を持って撮影できました。
 そして、辰野太鼓に送られて「たつのぴっかり2号」は岡谷駅へ向けて出発しました。
 

100周年イベントが行われた「辰野駅」

獅子舞の披露

ほたる祭りのキャラクター「ぴっかりちゃん」登場

辰野駅でも出発式が行われました


岡谷駅では、183・189系ぐるっと信州ときめき号(団体)と並びました




  

■たつのぴっかり3号(岡谷15:12−辰野−塩尻16:08)
 岡谷駅では、189系(183系)団体列車(ぐるっと信州ときめき号)との並びも撮影できて良かったです。
 帰路は、あいにく進行方向とは逆側の席です。まぁ、行きに進行方向側に座ったので良いのですが。この列車は、辰野で11分停車する以外は停車時間は2〜3分と早く進みます。この列車も、指定席はほとんど満席でした。現役時代を髣髴とさせるような車内になりました。沿線で撮影している人も、岡谷〜辰野間も結構多かったです。
 




  

■たつのぴっかり4号(塩尻16:18−辰野16:50)
 今日の運転の最後となる、たつのぴっかり4号に乗車します。進行方向とは反対側の席でしたが、空いていましたので進行方向側に移って旅を楽しみました。
 車内もそこそこの乗車率で、旧客の旅を楽しむにはもってこいの列車でした。1号車でしたので、EF64−1001のモーター音も楽しめました。旧客の乗り心地を楽しむにはちょうど良い列車だったかと思います。
 辰野に到着後は、マークを外して回送になりました。




  

■普通列車(辰野17:20−岡谷17:29)
 辰野駅で、旧客の回送も撮影しましたので長野へ帰るだけになりました。まずは、岡谷か塩尻へ出なければなりません。上諏訪行が、一番早く岡谷へ出られそうですのでこの列車に乗車します。
 たつのぴっかり号から降りた乗客で、ホームは混雑しています。これは座るのは無理だろうと諦めましたが、辰野で乗客が大勢降りましたので、ロングシート部分に座れました。久々の119系電車での移動です。


岡谷駅の乗換待ち時間にEastiDが来ました。




  

■普通列車(岡谷18:06−松本18:34)
 岡谷駅の乗り換え時間で、EastiDを撮影できる幸運に恵まれ待ち時間が苦になりませんでした。岡谷からは、普通列車長野行に乗車します。但し、聖高原で後続の特急しなの号を退避するので松本までの乗車ですが・・・。
 何とか、通路側のボックスに座れました。やはり、普通列車でも「みどり湖」経由は早いですね。塩尻まで、あっと言う間に着いた心境です。塩尻からは、1ボックスを使用してゆったりと乗車できました。松本に到着すると、この列車はガラガラになりました。




  

■特急しなの21号(松本19:01−長野19:49)
 松本からは、特急しなの21号に乗車します。信州特急料金回数券では、特急しなの号に限り指定席の空席に乗車できますので、はじめから指定席の位置にいます。発車の音楽が流れる頃に乗車して空席に座れば解決です。今日は、非常に空いていて座席も自由に選べました。途中の聖高原で、先ほどの普通列車を追い越して長野駅に到着します。
 長野駅7番線には、旧客の回送が止まっていました。撮影しようと降りた瞬間に長総へ引き上げました。解っていましたが・・・。



EF64−41牽引の「たつのぴっかり号」(下り列車)




たつのぴっかり号ヘッドマーク

(左:EF64−1001 右:EF64−41)


指定券と全3列車の乗車証明書(裏は共通デザイン)


100周年記念弁当のデザイン(乗車証明にしても通用しそうな感じです。)