快速飯山線じょんのび風っこ号
2006.5.28

飯山駅に停車中の上り「飯山線じょんのび風っこ号」

 毎年の恒例行事になりつつある、飯山線でのトロッコ風気動車「風っこ」の運転が今年も「快速飯山線じょんのび風っこ号」として、5月27日と28日に長野〜十日町まで1日1往復運転されました。
 
 
■快速飯山線じょんのび風っこ号(下り)
 長野駅に到着すると、嬉しいことに発車案内に列車名が表示されていました。これを撮影しようと思ったら、一眼デジが不具合を起こしました・・・。予備のコンデジも何故か壊れました。ということで、携帯電話のカメラを使うも容量が足りなくなり画像を添付メールで自宅へ送るにも調子が悪いらしくエラーが連発・・・。そこで、思い出したのはレンズ付きフィルムというわけです。レンズ付きフィルムなんて中学1年のときに1回だけ試しに使用しただけなので、本当によく撮れるのか心配です。構図もそうですが露出もだいじょうぶなのか・・・。でも、贅沢言って選択している暇もないので、とりあえず6番・7番ホームの売店で購入しました。

 そうこうしているうちに、2番線に快速飯山線じょんのび風っこ号が入線して来ました。予想より待っている人がはるかに少ないです。とりあえずは、進行方向とは逆の席でしたが進行方向側に座ってみました。駅の放送では、全車指定席と盛んに繰り返していました。10:38に長野を発車した快速飯山線じょんのび風っこ号は、十日町を目指します。一時は、雨模様でしたが何とか天気も回復したようでトロッコ列車日和です。沿線にも結構見物の人々が手を振っていました。 
 天気がよかったと言えるのも豊野までで、豊野を過ぎるとだんだん天候が怪しくなってきました。おまけに、気温も低いので結構寒いです。この時期に、風っこ号に乗車する際には上着を1枚余計に持っていった方が良いようです。
 飯山を出ると、信濃平の田園風景が広がります。ちょうど田植えのピークなのかあっちこっちで田植えをしている光景を目にしました。その後も、列車は千曲川(信濃川)に沿ってゆっくりと進んで行きます。天気が悪いからなのか、沿線で撮影している人をあまり見かけません。津南を出たあたりでいよいよ雨が降ってきました。まだ、霧雨ですので大丈夫なようです。結局、雨が本降りという最悪な結果にならないうちに十日町駅に到着しました。
     

発車案内に列車名も出ました。
 

長野駅に停車中の飯山線じょんのび風っこ号
  

風っこ号マーク
 

横サボは、列車名「風っこ」のみ
 

「風っこ」ロゴマーク
 

信濃平付近は田植えのピークです
  

千曲川に沿って進みます。
  

信濃川発電所
  

十日町駅に到着
 

1番線へ入れ替え作業開始
(公園のフェンスの間より撮影)
※往路撮影分は、トリミング等画像修正を施してあります。※
■快速飯山線じょんのび風っこ号(上り)
  
 十日町駅の待合室で、折り返しまでの時間の間を使って一眼デジのバッテリーを入れ替えたり、CFを初期化したりカメラとレンズの接点を掃除したりとしたところ、なんとか3回に1回程度は撮影出来るようになりました。ただし、マニュアルだとエラー表示が出て撮れないので全自動になりますが、今回は乗り鉄で基本的には駅で止まっている車両しか撮影しないので、大量に何枚も撮影して記録されることを1回1回確認することにしました。手間はかかりますが、レンズ付きフィルムよりは良いでしょう。これだけの作業で折り返し時間がいいように終了しました。

 ホームに向かい、さっそく撮影を開始します。シャッターが切れないこともありますが、シャッターが切れたものは軒並み記録されているようです。十日町駅での撮影を終えて、車内に入ると先頭の2号車はビニールカーテンが降りています。後部の1号車は、トロッコの状態のままになっています。気温が低いのと突然の雨に備えての処置だそうで、今日は指定席が50%未満の発売なので全車自由席扱いにして1号車・2号車どちらでも好きな方に乗ってよいということになりました。(ちなみに、指定席の払い戻しはありませんでしたし、払い戻し請求する人も幸いいませんでした。)
 私も、2号車の指定でしたが1号車に移動して、撮影時にご一緒する機会の多い某氏の席にお邪魔しました。やはり、ビニールカーテンが降りていると景色が見えませんので・・・。十日町を発車して車内をみるとほとんどの人が1号車に席を変えていますので、外から見ると乗車率が大変良いように見えますが実際は2号車が数人しかいませんので、トータルで見れば空いています。
 桑名川で、ついに雨が降り出しまして2号車もビニールカーテンが下ろされました。これで景色が見づらくなりますが、びしょ濡れになっても困りますので仕方ありません。一昨年とは違い、車端部の配電盤を使い1回に全てのビニールカーテンを下ろしました。(一昨年は、個別スイッチで操作していました。)
 途中で雨が止んだように思いましたが、戸狩野沢温泉までこのままの状態で運転しました。戸狩野沢温泉からは、2号車のみビニールカーテンを上げて運転しました。やはり開放の方が寒いですが気持ちはいいです。

 飯山駅では、レールをつんだチキが側線に停車していました。ホームの鐘ともどもあまり注目はされていませんでしたが・・・。飯山を出ると、天気は次第に回復してきました。豊野で少し停車すると長野までラストスパートとなります。豊野の築堤も数人しか撮影していませんでしたので、今日はあまり人出がなかったようです。長野総合車両センターを過ぎると終着長野に到着します。今日の、快速飯山線じょんのび風っこ号は、天候に恵まれませんでしたので、来年こそは晴天に期待したいものです。
  

十日町で発車を待つ「風っこ」
  

先頭車のみビニールカーテンが降りてます
  

ビニールカーテンが降りた状態
   

桑名川で少々停車します。(敷地外より)
 

ビニールカーテンが降りてきました。
 

ビニールカーテン個別作動スイッチ
       

戸狩野沢温泉でも少々停車
  

飯山駅でも少々停車
  

飯山駅には、チキがいました。
  

トロッコらしい室内灯です。
  

風っこ号車内(ビニールカーテン作動時)
  

ストーブも付いています。
 

長野総合車両センターを通過
  

長野に到着後、回送される「風っこ」
  

■指定券・乗車証明書

飯山線じょんのび風っこ号指定席券
(色調は調整してあります。)

飯山線じょんのび風っこ号乗車証明書
(「しおり」タイプで、上が表で下が裏です。)