10日ほど早いですが

富山港線惜別乗車
2006.2.18

  

  

 2月28日を以って、JR西日本線としての営業を終える富山港線へ惜別乗車に行って来ました。いまなら、国鉄急行色の475系が2本運用に入っています。
 2月18日は、営業終了10日前で昼間に団体臨時列車として1往復475系で運転されたことも遠征を決定させました。25日や26日には混雑も予想されるので、出来るだけ早く行こうということです。
 JR富山港線は、2月28日に営業を終了して3月1日から「富山ライトレール」が代行バスを運行します。4月下旬から富山港線の一部区間を除いて路面電車が運行されます。
■富山港線停車駅
 富山−富山口−下奥井−越中中島−城川原(交換設備あり)−蓮町−大広田−東岩瀬−(臨)競輪場前−岩瀬浜
  8.0Km10駅(臨時駅を含む)

■運転車両
 475系急行型電車(現在は国鉄色限定)
 キハ120系気動車(1両)
 ※ 朝夕の時間帯は475系電車ですが、
  昼間の時間帯はキハ120系気動車で運
  行されています。
              
■前半(キハ120系で往復) 
   富山11:11-1135D-岩瀬浜11:30(岩瀬浜地区観光)岩瀬浜13:29-1140D-富山13:49

475系国鉄急行色2編成並び

 長野駅6:31発の信越本線下り始発列車に乗車して、直江津と糸魚川で乗り継ぐこと3時間33分の移動で10:04ようやく富山駅に到着しました。8番線には、475系国鉄色が停車していますので撮影は大丈夫そうです。
 改札口を出て、すぐに窓口へ向かいます。富山港線の記念入場券を購入しようとしたのですが、あいにく売り切れでした。近くのイベント会場(ライトレール関係らしい)でも発売するので、すぐ行ってみてくださいといわれていってみましたが、大混雑していてとても買える状態ではなかったので、諦めてホームへ戻り475系電車と記念撮影したりして過ごしました。一応、始発電車に乗車して最善を尽くしましたので諦めもつきましたが・・・・。
 
 そうこうしているうちに、7番線にも475系国鉄色が到着しホームの両端になりますが、2編成並びを撮影できました。その後、この編成は1番線と2番線の間にある中線に移動して撮影会状態になりました。撮影をほぼ終了した頃に、折り返し岩瀬浜行きになるキハ120が到着したので乗車しました。撮影をしたので出遅れましたが、何とかロングシートに座れました。車内は、地元の人、競輪場へ行く人、鉄道ファンで大混雑しています。こうなってくると、惜別乗車とか言う雰囲気ではなく何か殺伐とした雰囲気さえ感じます。途中で下車する人が結構いますので、競輪開催時のみ停車する(臨)競輪場前駅を出るといくらか空きましたが、それでも立席客が大勢いるまま岩瀬浜駅に到着しました。

 駅到着後は、岩瀬橋まで早足で移動して撮影場所を確保します。背景には、立山も見えています。デジカメの特性を生かして試験撮影をしてみますが、立山と列車の露出が上手くいかず苦労しましたが、何とか両方見える範囲に収まりました。先ほど乗車列車の折り返しを撮影してしばらく待ちます。上空には、富山空港へ着陸する旅客機が間近で見えました。そろそろ11時54分になりましたので、通過の時間が近づきましたこの場所も大混雑とはゆきませんが、それなりに人が集まって準備をしています。とその時、475系がゆっくりと通過してゆきます。狙っていた地点は皆同じだったようで、高圧線の鉄塔を通過すると一斉にシャッター音が響きました。
       

     
辛うじて立山連峰も見ることが出来ます(汗)
 その後は、反対側の橋へ移動しました。反対側は、クルーザーボートの止め置き場になっていいたので、これを絡めて撮影してここでの撮影は終了しました。(画像は、このページの一番初めの画像です。)
 その後は、岩瀬浜地区を見物して富山市内に戻り富山市内見物をしました。(こちらは、旅行記をご覧ください。)帰りの列車も、キハ120系の単行運転でした。座れずに立席になりましたが、行きほどの混雑もなく快適に立って富山駅まで戻れました。これで、キハ120系での富山港線往復は終了しました。
 この後は、富山市内観光をして475系で1往復します。(富山市内観光は、旅行記をご覧ください)



富山港線は、7番・8番から発車します。


駅に貼られているポスター

ホームには475系が停車しています。

ヘッドマーク部分拡大

記念撮影ボードもあります。

富山港線専用の駅名板です。

9143Mで着いた編成は回送されます

岩瀬浜まで乗車した1135Dです

「岩瀬浜」行先表示

岩瀬浜駅駅名板

現在の車止め

駅構内は工事の真っ最中です。

     

      
キハ120系気動車と立山連峰 
   

岩瀬浜駅舎

 帰路に乗車した1140D
                
           
■後半(475系で最後の往復)
          富山16:08-1145M-16:27岩瀬浜16:34-1146M-富山16:54


   
夕方になると、もう1編成が富山駅構内に戻ってきます。
 
 富山市内の観光を終えて、再びと山駅に戻って来ました。JR富山港線最後の乗車は、475系での1往復です。475系は、現在朝夕のみの運転なので長野からの日帰りだと、この時間にならないと乗車することは出来ません。国鉄色に塗り替えられた475系も富山港線の営業終了後は、北陸本線の運用に入るのであまり見る機会もなくなりそうですので、撮れるうちに撮っておいたほうが懸命のようです。
 朝の運用を終えて回送された475系も富山駅構内に戻ってきて、場所は離れましたが再び2編成を入れて撮影することが出来ました。
 
 8番線に日中停車していた編成が、夕方の岩瀬浜行きになります。ドアが開くとホームの乗客も乗車をはじめますが、475系3両ということもあり、ボックスも広々使えました。車内放送でオレンジカードの発売の放送がありましたので、さっそく買いに行きました。というか、この放送があるまで記念入場券が買えなかったことばかり気にしていたので、オレンジカードの存在を忘れていました。オレンジカードも無事に購入した頃、列車は富山駅を発車しました。

 やはり電車だけあって、車内は結構座席が埋まりましたが立つ人はいませんでした。駅間が短く、高速運転とゆきませんでしたが、久しぶりに急行型電車のボックス席の乗り心地を楽しめました。この列車は、競輪場前は通過します。岩瀬浜では、折り返しの時間で手早く撮影をして、同じ列車で富山へ戻ります。帰路は、競輪場前に停車します。競輪場前からは、競輪帰りの人や切符ファンの人が大勢乗車してきました。それでも、3両編成なので立つ人はいませんでした。

 列車は、富山口駅を出ると富山港線ともお別れです。すぐに富山駅構内に入り富山駅に到着しました。富山駅では、4分の接続で特急はくたか19号に乗り換えます。最後は慌しくなりましたが、富山港線の惜別乗車も無事に終わりました。


再び富山駅

2回目は、475系で往復します。

「岩瀬浜」の行先表示

475系室内

岩瀬浜駅で折り返し乗車します。

岩瀬浜駅停車中
                       
  
■記念スタンプ

  
 富山港線には、(臨)競輪場前駅を除いて各駅に「ありがとう富山港線」の記念スタンプがあります。今回は、時間の都合で富山駅と岩瀬浜駅の両端2駅のスタンプしか押せませんでした。