懐かしの特急新雪号

〜2005.2.12〜

雪が降りしきる石打駅で発車を待つ、懐かしの特急新雪号

 

 2月11日と12日に、特急新雪号のリバイバル運転が特急懐かしの特急新雪号として行われました。昨年も、特急新雪号のリバイバル運転が行われましたが団体専用だったため、今回初めて一般の多客臨時特急として復活運転されました。

 上・下列車の指定席発売日の1ヶ月前の昼に2日間に渡り窓口へ行ったら満席と言うことで、キャンセル待ちをして2月に入るとキャンセル分と思われる指定券が通路側ながら入手できました。さらに、2月4日には喫煙車ながら上りの指定が確保できました。

 2月12日に、長野から直江津・ほくほく線経由で越後湯沢に向かい1駅戻って石打駅に降り立ちました。駅舎を見ると屋根には、すごい量の積雪があります。駅舎には歓迎の幕が一応ありますが、それ以外は特に何もありませんでした。また、駅前の商店もほとんどが閉店していたので雪の天候も手伝って、駅舎で大人しく待っていました。

 

 ホームに入ってしばらくすると、シンボルマーク付きの183系S3編成が入線してきました。ヘッドマークは、イラスト入りではなく文字マークでした。「白根」の復活運転時から、下りはイラストマークで上りは文字マークというパターンが出来上がりつつあるようです。今回は、2月11日下り列車が12日に上り列車が運転されるパターンでしたので、割合に平和に撮影できました。

 

 石打駅を時刻通り発車した列車は、すぐに次の越後湯沢駅に停車します。越後湯沢駅でも大勢の人が乗車してきました。越後湯沢を出て、4号車車内を見渡しますが通路側はほとんど空いていました。その後、列車はループ線を通って水上駅に到着しました。水上では、多少の乗車がありましたが温泉帰りの一般の乗客も大勢乗車してきました。水上からは、臨時特急水上号の時刻で運転するのでそのせいもあるのでしょうが、駅で発車前に上野行の臨時があると言われ指定券を買ったと話しているところを見ると、この列車かなり空いているようです。

 沼田を過ぎて、雪景色も見られなくなると渋川を通過します。渋川を通過するのも珍しいのですが、その先の新前橋駅も客扱い無しの運転停車で済ませてしまうのも、珍しいかと思いました。高崎を過ぎて、車内を見て回ると1号車のデラックス車両はまぁ混んでいるとして、2〜6号車は結構空席が見られました。私が乗っている号車は、結構埋まっていました。高崎を過ぎると、特急あさま号に乗っているような気分になります。高崎を出ると大宮まで止まらない停車駅パターンも懐かしいです。大宮付近で、先行列車の影響か速度が落ちたのが残念でしたが、それまでは結構な速度で運転しておりました。

 大宮を出ると、京浜東北線を追い越したりするシーンを楽しみ、右手に尾久車両センターが見えてきて尾久駅を通過すると上野に到着しました。上野駅では、マークを「回送」にすることなく「新雪」のままサービスしていました。

 

 特急懐かしの特急新雪号の旅よりも、私的には高崎から特急あさま号を思い出させる旅でした。上野駅15番線に降り立つと・・・。案内放送が変ったのですね。「うえの〜うえの〜うえの〜」の女性の自動放送も無くなり、自動の案内放送も男性の一般的なタイプに変わっていました。時が過ぎれば、何かしら変わるものですが、ちょっと寂しかったですね。

 

 今回は、乗車証明の配布や車内販売はありませんでした。記念グッズの販売は別として、3時間という乗車時間ですので、飲み物ぐらい車内販売しても良かったのではと思いました。

 

すごい積雪の石打駅が始発駅です。

 

駅構内の横断幕

 

国鉄文字マーク時代の再現でしょうか

 

石打駅に183系が停車中

 

文字ヘッドマーク

 

行先幕

 

上野駅15番線に到着

 

「新雪」マークのまま尾久へ引き上げ

 

懐かしの特急新雪号の指定券