快速重連SL奥利根号

〜2005.1.4〜

C57−180+D51−498で水上駅構内を入替中のSL

    

 1月4日に、快速重連SL奥利根号に乗車しました。昨年もD51とC57の重連が予定されていましたが、C57の車両故障により実現せず、このたび1年を経てようやく実現となりました。今回は、1月2日〜4日まで運転され2・3日は上野発着で「EL&SL重連SL奥利根号」(上野−高崎は、電気機関車牽引)、4日は高崎発着で「重連SL奥利根号」として運転されました。牽引の方は2日が往復共にD51が先頭で、3日は往復C57が先頭で運転されました。4日は下り(水上行)がD51先頭で、上り(高崎行)がC57先頭で運転されました。

 休みが4日まででしたので、どの日にちに乗車しても差し支えなかったのですが、やはり行き帰りで違う機関車が先頭に出る4日の日を乗車日にして指定席を購入に行きました。一応、発売日を過ぎてから行ったので空いているか心配だったのですが何とか購入できました。(一応、号車別の進行方向をメモして聞いたら、長野駅では下り1席しかありませんでした。後日、黒姫駅で上りを聞いたら1席ありました。<注:私がリクエストした号車と席番の話です。他は、空席がありました。>)

 

 1月4日、長電の102列車で須坂を6:47に立ち2000系車両でくつろいでいると、柳原駅で抑止を食らいました。この先の踏み切りで車が脱輪して立ち往生しているとの放送が・・・。今回は、「あさま504号」の指定を「駅ねっと」で確保してまだ発券していないので乗り遅れると大変なことになるので、焦りましたが15分ほどで抑止が解除になり運転を再開しました。現場は、付属小の正門近くの踏み切りでパトカー2台が止まっていたのですぐにわかりました。

 と言うことで、余裕時間が削られ朝食を某所でとることも出来ずに新幹線ホームへ向い「あさま504号」で高崎へ。高崎で、朝食に閉鎖された1番ホームにある「立ちそば店」で「ラーメン」を注文して食べました。お世辞にも愛想は良くないのですが、ここのラーメンは下手な店で食すよりも美味しいです。

 さて、いよいよ重連SL奥利根号の到着を待ちます。発車の10分前ぐらいにようやく入線して、急いで車内へ入ります。SL記念弁当を買う暇もありませんでした。

 車内に入ると、8割ぐらいは座席が埋まっています。列車は、高崎駅を後にして水上へ向かいます。車内放送は、普通の「SL奥利根号」のみで重連の言葉はありませんでした。途中の沿線や線路際では大勢の撮影者がこの重連を撮影していました。ただ、話によるとC57が先頭で運転された昨日がピークで、今日は人が少ないとの事で昨日はどれだけの人が集まったのか想像も出来ません。

 渋川駅で長時間停車して撮影時間がありましたが、今回は人を入れる人と機関車だけと交換に順序良く撮影できたので理想的でした。ふだんからこうあればトラブルも起きないだろうと思いましたが・・・。車内に戻ると、車販のワゴンがいたので、「記念弁当」の有無を聞くとあるとのことでしたので、レプリカのサボと共に購入しました。

 その後も、列車はトラブル等も無く順調に進み後閑付近などで大勢の撮影者を見ながら定刻に水上駅に到着しました。水上駅到着後は、機関車は直ちに切り離されるので水上機関区跡のターンテーブルへ急ぎます。

 

下り列車は、D51-498が先頭
 

始発の高崎駅

 

D51(右)とC57(左)の連結部

 

発車表示は、従来通り

 

特製のサボが用意されました

 

行先幕も「SL奥利根号・水上」

 

復路も「SL奥利根号・高崎」

 

初めにC57−180を方向転換

 

続いてD51−498を方向転換

 

 水上駅に到着後は、旧水上機関区跡にあるターンテーブルへ機関車の回転を見に行きます。初めにC57−180を回転させ引き上げます。続いてD51を回転させて引き上げます。続いて、C57が整備のため再び現れ整備をします。C57が引き上げた後は、続いてD51が整備されそのまま留め置かれます。C57の撮影は、回転時と整備の時しかチャンスがありませんでした。

 一連の作業を見た後は、駅の待合室で「SL重連記念弁当」を食して過ごしました。発車30分前には入場して、反対ホームからSLの移動を撮影するため場所を確保します。この頃になると、天気が悪くなってきて雨・霙・小雪とめまぐるしく変る天候で、流石に寒さには慣れているとは言え寒かったです。あまりの寒さに撮影を諦めて車内へ行った人もいました。

 特急水上号が発車したあと、ようやくSLの移動が始まりトップにある写真が撮影できました。今日は、SLが2台で運転されているため反対ホームからは撮影が出来ず残念でした。

 

 小雪舞う水上を快速重連SL奥利根号は、定刻に後にしました。やはり、上り列車は空席が多く私のボックスは誰も来ませんでした。撮影できそうな長時間停車する駅には、端のホームに入るので編成の撮影は出来ませんでした。日も暮れてだんだん暗くなる中を、列車は夜汽車の気分を演出しながら高崎へ向います。終着の高崎には8番線に到着しました。ホームに停車している時間も短く車庫へ引き上げてゆきました。家族連れの人々は、子供の足でSLまで歩くのでダイヤに余裕があるならもう少し停車していてもと思いました。

 高崎からは、臨時の新幹線あさま569号で長野へ戻ります。この列車、普段は空いていて穴場として利用しているのですが、今日は混んでいました。何とか、1号車1番A席に座れましたが・・・。長野から乗車した長電の569列車は、長野から朝陽まで立ち通しでした。朝陽からは着席できました。

 また、機会があれば重連で運転してほしいですね。

 

いまやJR東日本では貴重な12系客車

 

上り列車は、C57−180が先頭

 

快速重連SL奥利根号指定券(下り)

 

快速重連SL奥利根号指定券(上り)

 

▲発売された関連グッズ(購入したもののみ)

レプリカの記念サボ(表)

 

レプリカの記念サボ(裏)

 

SL重連記念弁当

 

記念弁当の中身