JR東日本&しなの鉄道共同企画

ぐるっと信州ときめき号

〜2004.10.2〜

篠ノ井駅に停車中の189系「ぐるっと信州ときめき号」

 

 久々に、信州を一周する列車がJR東日本としなの鉄道の共同企画で復活すると言うHPを見てみると、上諏訪で車両が変わるし上諏訪で観光もあるらしい。一人でも参加は出来るらしいが、どうしようかなとしばらく考えた。団体の募集がはじまってもしばらく考えましたが、やはり189系が使用されるという点で参加を決定して、9月13日に「びゅうプラザ長野へ。「はい、10月2日はまだ余裕ありますね。大丈夫ですよ。」ということで、で会員券を購入しました。

 時は過ぎて、あれよあれよと言う間に設定された全日程は全て満席となって、意外と人気があったようです。10月2日の当日になりました。ぐるっと信州ときめき号の始発駅は小諸駅です。篠ノ井からの参加も出来たのですが、189系に乗車できる時間を最大限確保するために、小諸からの参加にして、当日は普通列車で小諸駅に向いました。

             

運行略図です。(手製なので下手ですが・・・。)

 

 小諸駅では、「ちんどんや」が賑やかに駅前で演奏をして出発の雰囲気を盛り上げます。3番線の先端では、出発式も始まるようです。いよいよ3番線に、ぐるっと信州ときめき号が入線して来ました。189系N104編成がやってきました。先端での、出発式を眺めてから添乗員さんから乗車証明書兼スタンプ帳を貰い、ホームにある「小諸」のスタンプを押して、いよいよ189系に乗車します。2号車の座席指定でしたので、簡易リクライニングシートです。ということで、ぐるっと信州ときめき号は小諸を発車しました。

 小諸を出た列車は、往年の「あさま」の雰囲気を感じながら「しなの鉄道線」(旧信越本線)を走ります。小諸を出るとすぐに、カップスープのサービスがありました。途中の停車駅が増えていく度に乗客も増えてきます。篠ノ井駅に到着し進行方向が変わるため停車時間があります。小学生の歓迎太鼓の演奏を見て、「篠ノ井」のスタンプを押して189系の撮影をします。篠ノ井駅を出ると、添乗員さんの計らいで座席を調整して1人又は1グループで1ボックス使えるようにしてくれ、ゆったりと乗車できます。だいたい、篠ノ井までの乗客の方々は189系を「懐かしい」とか「昔の「あさま」だね」とか口々に話をしていました。東北信の人々には、189系長野車=旧あさま号という記憶が残っていてくれて、189系ファンの私も非常に嬉しかったです。篠ノ井線を189系で白昼に乗車できる機会は、滅多に無いので189系で篠ノ井線の旅を楽しみます。沿線には、チラホラの列車を撮影している人もいました。知っている人も何人かいましたが。(笑)

 

 列車は、篠ノ井線を走り姨捨駅に到着しました。姨捨駅では、善光寺平の眺望を眺めるため9分停車します。その隙に再び189系の撮影を試みますが、光線状態が良くないため形式写真の撮影を中心に進めました。姨捨を出ると、4号車へ向い「梅ワイン」と「葡萄ジュース」の試飲会に参加してきました。列車は、松本でもグループの乗客を乗せます。松本駅を189系で出発するのは久しぶりです。しばらく、189系「あずさ」の気分で乗車を楽しんでいると塩尻に着きました。「塩尻」のスタンプを押して葡萄を貰い、最後の189系ぐるっと信州ときめき号の撮影をすると、停車時間の7分はあっという間でした。なんと、塩尻からも旅行に参加するグループがありました。この辺りまでくると、「あずさ」のイメージが強く189系を見ても「時々走る新宿行の夜行電車だね」くらいにしか話題に上りませんでした。そうこうしているうちに、岡谷を過ぎて程なくして上諏訪に到着します。上諏訪で189系電車とはお別れです。ここからは、団体行動をとらなければならないので、189系の撮影をする時間もなく改札口から出されました。「上諏訪」のスタンプを押した後は、駅コンコースで、歓迎セレモニーを見て昼食場所の旅館へ集団で歩いてゆきます。

 

まずは、普通列車で長野から小諸へ

 

小諸駅に入線する「ぐるっと信州ときめき号」

 

出発式を行いました。

 

189系のヘッドマークです。

 

団体名の表示部です。

 

始発駅は、小諸駅です。

 

篠ノ井駅で進行方向が変わります。

 

篠ノ井駅では、小学生の太鼓演奏がありました。

篠ノ井で発車を待つ「ぐるっと信州ときめき

姨捨でも景色を楽しむため停車

塩尻駅でも7分停車

 

上諏訪駅の歓迎セレモニー

 

 上諏訪駅近くの「油屋」旅館で、地元の落語家の落語を聞きながら幕の内弁当の昼食をとります。但し、時間が30分程度しかなく落語を楽しむより、食事を取るほうが忙しかったのも事実です。昼食を済ますと、ゾロゾロ団体で諏訪湖の遊覧船乗り場へ移動します。ここで、白鳥型の遊覧船「すわん」に乗船して諏訪湖を遊覧します。肌寒い生憎の天気でしたが、間欠泉などを見ることが出来て収穫はありました。遊覧船を降りると、またゾロゾロ団体で上諏訪駅へ向います。年配の方の足も考慮して余裕たっぷりで上諏訪駅に着きました。上諏訪駅では、余裕の出来た時間を土産物の買い物時間に当てたため、一足早く駅構内に入り10分ほど駅名物の「足湯」に浸かりました。あまりにも気持ちが良かったので長居をしていると、「まもなく2番線に列車が到着します」の放送が聞こえ、慌てて足を拭くのもそこそこにホームへ戻り、189系N104編成の回送を撮影しました。シール式マークだったので、マークは「ぐるっと信州ときめき号」のままでした。交換予定の普通が遅れていたため、ゆっくりと撮影できました。

 

 次に我々が乗る小海線の110系気動車3連は、少々遅れて発車2分前に入線して来ました。添乗員さんが、やや焦り気味で乗車を促している中を1枚だけ、列車を撮影して乗り込み席に着くと、列車は上諏訪を出ました。110系の車内にもしっかりと座席番号シールが貼られていました。私は、1人掛けボックスの進行方向側です。もちろん、募集定員はこの列車の定員に合わせているので、ロングシートも割り当ててすべて満席です。中央東線を110系気動車で移動できるのも滅多にない体験です。電化区間を、110系気動車は全速力で走り今年100周年を迎えた富士見駅に到着しました。富士見駅のスタンプを押して100周年記念入場券を購入した後は、110系の撮影をします。

 富士見を出ると、絵葉書セットを貰い列車は小淵沢駅に到着しました。山梨県ですが、飲み物ぐらい購入できるようにドア扱いしたら良いのにと思いましたが、列車は、ホームのない中線の富士見寄りに到着しました。それでは、ドア扱いはできませんね。運転士が移動して、列車は進行方向を変えて小淵沢を出ました。ここからは、進行方向とは逆向きの席になります。ここから列車は、ゆっくりと小海線を走ります。清里を過ぎてJR最高地点を徐行で通過すると野辺山に到着します。野辺山駅は、JRで一番標高の高い駅です。

野辺山では、21分停車しましたので「野辺山」のスタンプを押してスタンプ帳を完成させた後は、駅前をブラブラしました。ちょうど、夏も終り紅葉前のオフシーズンなので空いていました。

 

 野辺山を出ると、小諸まで戻るだけです。牛乳のサービスがあり、それが終わると車内抽選会がありました。全て外れましたが・・・。列車が、岩村田駅に着くと降車ゾーンに入ったのか下車してゆく人が出ました。岩村田を出ると、小海線は全列車停車の佐久平駅を全速力で通過する見せ場を作り、しなの鉄道線が近づくと終点の小諸に到着します。何か、あっという間の信州一周でした。小諸からは、普通列車で長野へ戻り今回の「秋の信州一周+α」の旅も終りです。

 

白鳥型遊覧船「すわん」に乗船

 

諏訪湖周辺も散策

 

上諏訪駅の足湯に浸り・・・

 

189系ぐるっと〜の回送も撮りました

 

上諏訪からは、110系3両です。

 

110系のヘッドマーク

 

開業100周年の富士見駅に停車

 

小淵沢は、中線に停車のため乗降できず

 

JR最高地点の野辺山駅に停車

 

野辺山駅停車中

 

信州を1周して小諸に到着

 

普通列車で長野へ

 

スタンプ帳兼乗車証明書(表)

 


スタンプ帳兼乗車証明書(裏)

ぐるっと信州ときめき号会員券