飯山線開業75周年記念

快速飯山線レトロ号に乗りました

〜2004.8.24〜

十日町駅で発車を待つ快速飯山線レトロ号

 

 8月24日、飯山線全通75周年を記念して旧型客車が飯山線を走行しました。快速飯山線レトロ号と名づけられて、8月23日に長野→十日町で運転され、本日24日は、十日町→長野までの2日で1往復の運転となりました。

 私は、8月24日の上りに乗車しました。北越急行線で、十日町駅に到着して少しすると機関車の汽笛が聞こえてきて入れ替えが始まりました。十日町駅では、出発式が行われるようでリハーサルをやっていました。時間は、14時前でいくらなんでも入線が早すぎると思ったら、入場券又は乗車券で車内に入れる「レトロ号車両展示会」が始まりました。新潟は、まだ夏休み中なのか近所の子供たちや家族連れが見学に来ていました。中には、近距離だけでも乗ってみるかと話す家族連れも何組かおり、空席の多い今回の運転で多少の乗車率向上の効果があったようです。

 出発式は、最後に繋がった場所に近い事と飯山線の十日町駅(長野は信越本線)であることから、こちらで上り列車に対して行われたようです。出発式が終わると、列車は十日町駅を発車しました。車内は、空席が多数あり推定で4割前後ぐらいの乗車率でしょうか。ただし、4号車のスハフ32は十日町で乗変を掛けたファンで、他の車両より盛況でした。

 列車は信濃川に沿って進み、やがて長野県に入り千曲川に名前を変えて千曲川に沿って進んでゆきます。ふと道路を見ると追いかけの車が数珠繋ぎになり猛スピードで列車を追い越してゆきます。桑名川駅での停車時間で撮影を楽しみ再び列車は動きます。車内も空いているので、本当に旧型客車が現役で使用されていた当時に近い雰囲気(年配の乗客談)で、旧型客車は進んで行きます。飯山駅で再び停車時間がありましたので、撮影を楽しみ列車は飯山駅を出ました。国道117号線は、車がノロノロで動いています。先頭付近には、パトカーが赤灯を回してノロノロ(おそらく法廷速度)で走っています。飯山を過ぎてしまえば、後は名残惜しむかのように乗車を楽しみ、豊野から電化区間に入り各駅に停車すると長野に到着します。

 長野から長野総合車両センターまでは、EF64−42が列車の後部に連結され牽引します。原色のEF64と旧型客車の組み合わせを撮影する人も大勢いました。

 雨上がりの十日町から長野までの午後の一時を、ガラガラの旧型客車に揺られて旅が出来た最高に贅沢な時間でした。

 

十日町駅名板と旧型客車

 

発車前に展示会が行われました

 

飯山線全通75周年記念幕

 

出発式も行われました

 

信濃川(千曲川)に沿って進みます

 

DD16に引かれて長野へ

 

桑名川駅で撮影の時間がありました
 

旧型客車側
 

トンネル通過中は、夜汽車の雰囲気

 

飯山駅で撮影の時間がありました

 


七福の鐘と旧型客車です
  

西日差す飯山線を長野へ

長野に到着しました

 

EF64−42に牽引されて回送されます

 

飯山線レトロ号指定席券