快速飯山線じょんのび風っこ号

〜2004.5.30〜


森宮野原駅に停車中の快速飯山線じょんのび風っこ号

 

 5月30日、前日に引き続き飯山線に「風っこ」が運転されました。本日は、快速飯山線じょんのび風っこ号として長野〜十日町まで1往復運転します。この列車が、一番人気があったようで指定席は早々に完売したようです。

 今日は、1人で乗車しますが偶然にも当ホームページでお世話になっているG氏の隣のボックス席でした。今日は、昨日とは違い長野駅から席が良く埋まっています。今日も天候がよく絶好のトロッコ日和になりました。日曜日ともあって昨日以上に撮影に来られる方が多かったです。

 豊野で停車中に、189系N103編成の妙高1号に道を譲り列車は飯山線へと進んで行きます。飯山を出ると風っこ号では、初入線となる区間に入ります。途中の森宮野原駅で長時間停車して新潟県に入ると、飯山線に沿って流れる川の名前が千曲川から信濃川に変わります。列車の速度がゆっくりなので、気持ちの良い風にのって新緑の木の香りも楽しめました。平日は、仕事の時間に追われて週末は鉄活動や日帰り旅行などでやはり時間に追われて新幹線や特急に乗車する機会が多いので、ゆっくりとトロッコ列車に揺られてローカル線を旅するのは大変贅沢な時間に思えました。十日町到着後は、G氏と別れて駅前をブラブラして帰りの列車まで時間をつぶします。

 十日町駅に着くと雲がだんだん怪しくなって蒸してきました。改札が始まりホーム出ると急に冷たく気持ちの良い風が・・・・。と思ったら、ポツンポツンと雨が降って・・・きました。まだ、小雨程度ですので特に支障もなく定刻に十日町を発車しました。しかし、だんだん雨足が強まり土市駅を通過する頃には本降りになってきました。たまらず、車掌と添乗の社員が運転台の方へ向い何やら話を始めました。列車が越後田沢駅に差し掛かると急に速度を落とし停車しました。

 越後田沢駅で、車掌が新たに設けられた配電盤をあけて「ビニールブラインド」を一斉に降ろそうと試みますが1車両の前半分ぐらいしか降りず、結局添乗の社員も総出で窓枠上部にあるスイッチで個々に降ろしてゆきました。一斉に自動で降りるシーンは見られませんでしたが、ビニールのブラインドが自動で下りる貴重なシーンが見られました。このため、列車10分ほど停車して越後田沢を発車しました。当然、速度制限があるため回復運転もできず津南駅の発車も10分遅れ森宮野原駅の到着も10分遅れ停車時間を削ってすぐの発車となりました。停車時間を削ったため遅れは、1分ぐらいの遅れまで回復してほぼ定刻になりました。

 雨も小降りになり何時しか止んだようですが、ブラインドを上げることなく列車は淡々と進みます。列車行き違いで21分停車する桑名川では、「本日に限り」ということでドアが開き下車することができました。森宮野原駅で下車休憩出来なかったための特別の計らいのようです。ということで、さっそく思いがけなく列車を撮影できました。ここで、いつもお世話になっている方々にお会いして話をしました。発車時間も近づき車内へ戻るといつの間にかブラインドは全て上げられていました。

 その後は、飯山線をのんびり走り豊野駅で信越線の普通列車に道を譲り、時々夕日を見ながら終着の長野に到着しました。長いようで短い1日でした。

 

※本文中と写真に「ビニールブラインド」とありますが、これは車掌と添乗していた社員の方々がそう言っていたのでそのまま使いました。もしかしたら、正式に別の呼び名があるかも知れません。

 

長野駅で発車を待ちます

 

豊野駅で妙高1号が追いつきました。

 


専用のサボも造られました。
 

田園風景が続きます。
 

風っこ号の車内(トンネル内)
   

新潟県に入ると千曲川から信濃川になります。
  

十日町駅に到着

 

帰路は雨のためビニールブラインドを降ろしました。

 

窓枠?の上にあるブラインド作動スイッチ

 

運転停車予定の桑名川で下車できました

 

豊野駅で356Mに道を譲ります

 

終点、長野に到着です。

 

下り列車指定席券

 

上り列車指定席券

 

乗車証明書(裏面は、飯山線風っこ用です。)

 

※特産物プレゼントは、エリンギ(きのこ)でした。