6月23日は、東北新幹線(大宮〜盛岡)が開業してちょうど20周年という記念日になりました。これを記念して、新幹線では「想い出のあおば号」が、在来線では「思い出のやまびこ号」が運転されました。どちらの列車も指定席の入手は困難を極め、「新幹線想い出のあおば号」「特急思い出のやまびこ号」両列車合わせて1000席近くあった指定券は発売から1秒で完売しました。
私は、今回乗車する予定はなかったのですが、1枚「特急思い出のやまびこ号」の指定席を譲っていただける話が来たので、485系の特急思い出のやまびこ号に乗車出来ました。
今でこそ「やまびこ」は新幹線の愛称となっていますが、新幹線開業前は上野〜盛岡間の在来線特急の列車名となっていました。そして、1982年(昭和57年)6月22日に、翌23日の新幹線やまびこ号運転開始に伴い廃止され今回、ちょうど20年ぶりに東北本線に1日限りで運転されました。ヘッドマーク・行先表示などは、すべて現役当時の実物を使用しJRマークを隠して国鉄マークを復活させるなど今回も限りなく当時を再現しました。
当日は、始発の上野駅14番線には大勢のファンが上野駅地平ホームに20年ぶりに現れた「やまびこ」を撮影していました。車内も、ほぼ満席での運転でこの列車の人気の高さがわかります。運転時間は、途中で撮影用の長時間停車が2回行われたため現役より時間がかかり約8時間かかりましたが、東北本線のリバイバル特急の初乗車も手伝ってあっという間に盛岡に着いてしまいました。
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