さようなら木島線最終列車

2002年3月31日

ついに木島行最終379列車が信州中野を発車

 3月30日、さよなら木島線イベントへ出かけました。とりあえず、赤岩駅で下車して夜間瀬川橋梁で最後の走行列車の撮影をしました。今回のメインは、臨時運転される2000系車両で残念ながら鹿マークでしたが、最後に木島線を走る自然な2000系を記録できてよかったです。
 午後は、信州中野から2000系の臨時列車に乗車しました。午前と違い午後は、「のざわ」のマークが付いたので思い出の特急のざわ号と言った所でしょうか。車内は、すぐに満席になり信州中野を発車しました。ふだんは、ロングシートの3500系しか走らない木島線をクロスシートの2000系から見ると新鮮に見えます。
 木島駅到着後は、折り返しまでの時間で2000系特急のざわ号の撮影会となりました。ちゃんと、電鉄の配慮で行き先表示は「特急・木島」になっていました。帰りも、2000系の臨時に乗車して信州中野で特急に乗り継ぎ帰宅した。
  
 3月31日夜、木島線の最終列車に乗車しようと再び木島へ向かいました。木島駅には19時35分に到着しとりあえず、すいているうちに写真撮影をして時間調節も兼ねて田上駅まで1往復しました。帰りに田上から乗った列車はOS10型でした。木島到着後は、上りの最終列車に乗車すべく改札口に並びます。すでに40人ぐらいの人が並んでいて、午後9時を過ぎて人の列は駅前広場まで延びたため、急遽改札時間を繰り上げてホームに入場しました。乗車する号車別の整列乗車が行われましたが、ホーム上は大混雑になりました。
 折り返し、信州中野行きの最終電車が入線してきました。一旦、乗客が降りた後にドアを閉めて指定されたドアのみ開けて乗車できるようにしました。乗車証明書をもらい車内へ、かろうじて着席できましたがすぐに車内は大混雑になりました。そして、定刻から遅れること10分後の21時50分「信州中野行最終列車が発車します」という放送の後、汽笛を鳴らして木島を後にしました。各駅で乗車があり結局15分遅れの22時15分に信州中野駅に到着しました。これで、上り列車はすべて終了となりました。この列車は、折り返し木島行き最終になりますが、木島到着後は回送電車で須坂へ引き上げるため乗車は出来ないので、仕方なく信州中野駅で見送る事にしました。
 合唱団が歌う中、長野電鉄社長への花束贈呈をして予定より30分遅れの22時40分下り最終列車が信州中野を発車しました。まさか、このような日が来るとは思いませんでした。最終列車が発車して10分後、信州中野駅の木島行専用の1番ホームには、誰もいなくなりました。

■木島発信州中野行最終(380列車)   

ついにこの日が来ました・・・
 

最後の夜を迎えた木島駅
 

今日で本当の「さよなら」です
 

21時を過ぎて大勢の方が集まりました
 

上り最終に乗る人々
 

信州中野で木島行最終(379列車)に
 

花束贈呈
 

上り最終列車乗車証 
 
最終が出て10分でこの静けさ・・・

  
■2000系・OS10系も入線

夜間瀬川橋梁を渡る2000系(30日)
 

OS10系は木島駅で休憩所としても使用
 

木島線特急「のざわ」が復活(30日)

ヘッドマーク(30日)

     ※2013年リニューアル時に追記:信州中野・木島駅撮影では安全確保のため社員の方が立ち会い。