特急あずさ木曽号
2001.9.9


下諏訪駅に停車中の特急あずさ木曽号
  
  木曽街道400年祭りに合わせ、特急あずさ号が初めて塩尻駅から中央西線の上松まで初めて運転された。この列車は、特急あずさ木曽号と名づけられ東京駅からの発車となった。車両は、全運転日とも松本運転所183系M8編成(国鉄特急色)が限定使用されファンを大変喜ばせた。

 私が乗車した9月9日は、運転2日目という事もあってか茅野からの乗車にも関わらず、自由席はガラガラであったがやはり指定席は結構混雑していた。私は指定席を確保してあったが、ガラガラの4号車の自由席(デラックス車)に乗車した。途中の下諏訪では6分停車し人があまりいない環境で編成写真の撮影が出来た。進行方向の変わる塩尻駅は15分停車も手伝ってか大変な混雑で写真撮影も苦労した。なお、塩尻駅で名古屋行の特急しなの10号の同格待避をとるという扱いになった。塩尻駅ホームでは「特急あずさ木曽号オレンジカード」の販売も行われ、販売2日目の今日で限定2千枚が完売したらしい。

 列車は、中央西線へ足を進めた。車掌もJR東海中津川運輸区に変わりJR東海の特急になったと思いきや車両はJR東日本の183系である。車内の電光表示には、「特急あずさ木曽号」の表示こそ出なかったが、「木曽福島」「上松」といった普段お目にかかれない駅名表示が出てきた。

183系の特急あずさ木曽号は、中央西線を上松へ向かって走っている。振り子電車ではないので、通常の特急しなの号より足は遅いが、まさか中央西線を183系の特急が走るとは夢にも思わなかったがこれは、まさしく現実で183系デラックス編成の大きな窓から見る木曽路も格別なものだ。列車は、12:46定刻に上松に到着した。本当に楽しい1時間36分の特急あずさ木曽号の旅だった。183系は、幕を「回送」にして松本へ回送された。



茅野駅に到着した特急あずさ木曽号
 

塩尻駅で進行方向が変わります
 

専用のヘッドマーク
 

専用の方向幕
 

特急しなの10号が先行
 

上松に到着
 

上松駅に到着した特急あずさ木曽号

特急あずさ木曽号指定券