20世紀最後の乗り鉄旅行

ー 懐 か し の 特 急 あ さ ま 号 ー
2000.12.24(日)_


横川駅に到着した臨時特急懐かしの特急あさま号
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 12月24日、臨時特急懐かしの特急あさま号に乗車しました。在来線の特急あさま号がリバイバル運転されるという情報が入ったのは10月下旬でした。臨時特急懐かしの特急あさま号は、189系4両編成の全席指定席で運転され指定券の発売枚数(座席数)は248枚が発売されます。189系特急あさま号で育った私としては、何としても乗車・撮影を実施しなければならないので、1ヶ月前の11月23日に初日の指定券を購入しようとしましたが、僅かタッチの差で購入できず翌日の11月24日に再度挑戦することにしました。
 私としては、どうしても「懐かしの特急あさま号」に乗車したいので、いろいろ検討して指定券発売時間の10時近辺に列車到着のない今井駅で挑戦することにしました。今回は、作戦を変更し往路(横川行)ではなく復路(熊谷行)で勝負を掛けることにしました。今井駅では、親切な駅員が対応してくれ時報を聞きながらマルスのボタンを押してくれたお陰で、上りの「横川→高崎」は確保できました。その後は、北長野駅でキャンセルを狙って時間が空けば聞きに行き、発売から25日後の12月19日に諦めず粘った甲斐があり下りの「熊谷→横川」も確保でき万全の体制で、12月22日の長野総合車両所から前橋電車区への回送列車も安心して長野駅で撮影できました。
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指定席券(色調調整済)

懐かしい特急あさま号のヘッドマーク
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12月24日、長野6時43分の新幹線あさま502号で高崎へ出て、朝食を食べて高崎8時15分の普通列車で熊谷へ向かいました。午前9時、熊谷駅3番ホームは大勢のファンが詰め掛けカメラを向けて列車を待ち受ける中、9時4分に新幹線高架下で薄暗い熊谷駅在来線3番ホームに189系あさま号が入線してきて、ヘッドマークが「回送」から懐かしい「あさま」に変わると一斉にストロボが光りました。もう、本線上では見られないと思っていた「あさま」のヘッドマークを見て感激し少しオーバーペースで189系臨時特急懐かしの特急あさま号を撮影しました。今回の特急懐かしの特急あさま号は、往年の特急あさま号より短い4両編成で回送経路の都合上、現役時代とは逆編成となっていました。
 車内は、発売開始から0.5秒で完売した指定券だけあって見事なまでの満席で、9時36分うらやましそうなファンの視線を受けながら熊谷駅を発車しました。座席は4号車11番D席で、まさか再び189系で高崎線・信越線の景色を見られるとは思わなかった。途中、高崎では4分停車中に旧型客車の回送列車が並ぶといった珍現象もあった。列車は、高崎駅から信越線に入り10時52分無事に横川に到着して入れ替えまでの短い時間で特急懐かしの特急あさま号の撮影をしました。
 その後、189系は留置線に入ったのでそちらも撮影して、「碓氷峠鉄道文化村」を見学しました。今回は、「懐かしの特急あさま号運転記念」なのかEF63型機関車には「あさま」「白山」「そよかぜ」のマークが取り付けられており、特に「あさま」のマークは動態保存機に取り付けられ実際に展示運転されており非常にうれしかった。
 再び、横川駅に戻り14時35分入線の特急懐かしの特急あさま号の撮影をしました。しっかりと特急懐かしの特急あさま号との記念写真も撮影して各形式ごとに撮影を進めて帰りも、臨時特急懐かしの特急あさま号で高崎まで乗車します。15時00分、帰りも見事な満席で横川を発車しました。今度は1号車7番A席に座り景色を見ていると時間は瞬く間に過ぎ15時32分高崎に到着しました。高崎からは、新幹線あさま557号で長野へ帰りました。帰路は、新旧「あさま」の乗り継ぎ乗車となりました。
 私にとって20世紀最後を飾る旅行は、在来線「あさま」の復活運転という素晴らしいイベント列車に乗車できた最高の旅行でした。また、臨時特急懐かしの特急あさま号は、20世紀最後を飾る素晴らしいイベント列車でした。

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「鉄道文化むら」のEF63「あさま」マーク
 

方向幕はシール(両方向)
 

4号車 クハ189−1015
 

3号車 モハ189−36
 

2号車 モハ188−36
 

1号車 クハ189−503
 

上りは高崎駅で降車

新幹線あさま557号で長野へ