ひな街道Shu*Kura号で行く  
村上町屋の人形さま巡りの旅

2022年 3月 27日(日)日帰り_ 

旅の概要

 2020年に運転が計画されていましたが、新型コロナウィルスの影響で運転が中止になった快速ひな街道Shu*Kura号が再び設定されました。今回は、ちょうど前日に「水郡線復旧記念感謝号」に乗る用事もありましたので、翌日は快速ひな街道Shu*Kura号に乗車する事にしました。村上市で行われる「町屋の人形様めぐり」(ひな祭り)も予定通り開催という事で久しぶりに春の村上へ日帰りで出かけました。
  
  
今回の旅の主な行程

  長野6:11−はくたか591号−6:34上越妙高7:25−特急しらゆき1号−新津9:13
  新津10:06−快速ひな街道Shu*Kura号−村上11:32
  
  −村上市内観光−
    村上駅−「町屋の人形さま巡り」(えびす坂・大町周辺)−昼食(やま信:村上牛串・牛丼)
    −「町屋の人形さま巡り」(上町周辺)−休憩(冨士美園:村上茶入り抹茶ソフト)−村上駅
 
  村上14:53−快速ひな街道Shu*Kura号−16:43新潟17:03−快速−直江津19:09
  直江津19:40−えちごトキめき鉄道−19:56上越妙高20:10−はくたか576号−長野20:33



3月27日(日)日帰りの旅

・長野から上越妙高経由で新津へ
 昨日(3/26)の水郡線遠征を終えて帰宅しましたが、再び長野駅に戻って来ました。時刻は5時30分。これから昨日とは別の日帰り旅行を始めます。
 まずは、長野駅から北陸新幹線はくたか591号に乗車します。金沢方面へ向かう始発の新幹線です。先頭部の撮影を終えて2号車の自由席へ。コロナ前から空いている列車で乗客が多くなるのは糸魚川以西なのは解っていますが、まさか無人とは思いませんでした。今のところ私一人の貸し切り状態です。夜明け直後の長野を出発して北へ・・・。列車は飯山駅に停車しますが2号車の乗車は無し。長いトンネルを抜けると上越妙高に到着します。私は上越妙高で降車するので長野から2号車は1人だけの乗車でした。上越妙高で降りる際はホームに何名か並んでいましたが・・・。
 
 上越妙高からは特急しらゆき1号に乗車します。この待ち時間が結構つらく50分近く待たねばなりません。普段なら少し離れたコンビニまで歩いて行くのですが、今日は生憎の小雨で歩いて行く事もできずに駅構内でポツンと座って時を過ごします。上越妙高での待ち時間は結構つらく特急しらゆき1号が見えると神様のように見えます。
 という事で特急しらゆき1号で新津へ向かいます。上越妙高からの乗車も少なからずあり自由席はそこそこの乗車です。私が乗る指定席も両手ぐらいは乗ってます。特急列車ですが、えちごトキめき鉄道線内はほぼ各駅に止まる感じです。直江津からはJR東日本区間に入ります。乗客も増えて特急しらゆき1号の本番は直江津からのような感じです。列車は柿崎を過ぎて日本海側を走行します。今日は生憎の雨模様ですが、日本海が見えると毎度ながらテンションが上がります。これも山育ちの宿命です。しばらく日本海沿いを列車は進みますが、今日は強風等の輸送障害も無く順調に柏崎に到着します。柏崎では指定席も乗客が乗ってきます。柏崎を出ると内陸に入り峠を越えます。まだ所々に残雪が見えます。山間部を抜けて信濃川を渡ると長岡に到着します。長岡でほとんどの乗客が降りてしまいますが、自由席側は僅かに乗車があるようです。長岡を出ると田園地帯を進み新津に到着します。私は新津で下車します。
 

はくたか591号(長野6:11−上越妙高6:34)
 

しらゆき1号(上越妙高7:25−新津9:13)
 

ひな街道Shu*Kura号(新津10:06−村上11:32)
 

村上に到着
 
・ひな街道Shu*Kura号で日本酒タイム
 上越妙高から乗車した特急しらゆき1号を新津で下車します。本当は、新潟駅まで行っても快速ひな街道Shu*Kura号には間に合うのですが、特急しらゆき1号が到着するのは地上ホームで快速ひな街道Shu*Kura号は高架ホームから出ます。折り返し時間は定刻で5分なので念のため新津からの乗車を選択しました。
 新津駅でしばらく待つと新潟からの快速ひな街道Shu*Kura号が到着します。
 進行方向を変えて新津を出た快速ひな街道Shu*Kura号は羽越本線を進みます。「Shu*Kura」が羽越本線を走行するのは初めてではありませんが早くもこの列車の見せ場です。早速、2号車へ行ってサービスカウンター「蔵守」で日本酒を購入。今、日本酒(180ml)を購入すると乗車記念カードが貰えます。今回は奮発して「越乃Shu*Kuraオリジナル大吟醸酒」を注文。もちろんカードも貰えました。後は、おつまみとして鮭の切れ目を購入して座席へ。これで快速ひな街道Shu*Kura号の旅を楽しむ支度もできました。後は、自席へ戻って羽越本線の流れゆく景色を見ながら日本酒を楽しみます。新発田までの羽越本線は単線で田園地帯を進みます。月岡駅を出ると田園地帯を進み白新線が近づいて来ると新発田に到着します。
 
 僅かな停車で新発田を出ると市街地を抜けて加治川を渡ります。その後は田園地帯を進みます。この辺りは日本酒を楽しみながらゆっくりと旅を楽しみます。列車は順調に進み中条で停車。特に乗降は無くすぐに発車します。胎内川を渡り田園地帯を列車は進みます。しばらく走行する坂町に到着します。坂町では貨物列車通過待ちのためしばらく停車します。坂町で貨物列車に道を譲った快速ひな街道Shu*Kura号は米坂線と分かれて羽越本線を進みます。荒川を渡り岩舟町で運転停車。岩舟町では列車交換をして発車。側線には先ほど坂町で追い越していった貨物列車が止まっていて再度こちらが先行します。坂町を出ると日本海東北自動車道を見ながら田園地帯を進みます。景色が田園地帯から市街地に変わると終点の村上に到着します。
  

長野を出発
 

はくたか591号車内
 

日本海に沿って進みます
  

新津で乗換

Shu*Kuraで日本酒タイム

村上に到着
     
 
・町屋の人形さまめぐり
 村上市では、折り返し時間を利用して「町屋の人形様巡り」(ひな祭り)を行っていましたので見学に行きます。村上市の店舗や自宅に「ひな人形」を見せてもらう訳で少し緊張しますが、回数を重ねると慣れてきて人様の店舗や自宅に気軽に入る事もできるようになります。(なると思います。)
 ただ、挨拶と写真撮影については確認した方が良いと思います。撮影禁止の場所もかなりありますし、仏壇や遺影や賞状は写らない様にすれば良いなど個々の場所で考えの違いもあるので・・・。私は一応確認して指定された角度から撮影しました。一言聞くだけでトラブルも無く互いに平和に楽しむことができます。(こちらにはフリーで良いよ。と言われた場所以外は載せませんが。)
 今回は楽しみしていた場所があります。「きっかわ」です。前回訪問時には忘れていて大変悔しい思いをしました。その後のコロナで来る事もできず、今年ついに行くことになりました。早速、緊張して店内へ・・・。と言うか、もう人で賑わってます。店舗を通り奥へひな人形とともに千年鮭が吊るされています。早速撮影の可否をと思ったら先方から自由に撮って良いとの事で有り難く色々撮影しました。念願の「ひな人形」と千年鮭の組み合わせを撮影できて大満足です。このために村上へ来たと言っても過言ではありません。
 この度、貴重なひな人形を見せて頂いた皆様大変ありがとうございました。機会があればまたこの時期にお邪魔したいです。
 

丸型のポストが良く似合います
 

コミュニティーディールームにて
 

益甚酒店
 

益甚酒店にて
 
 
きっかわ(千年鮭)
  

ひな人形と千年鮭
  

「きっかわ」にて
 

千年鮭 

通りには石像もあります

 さて、時刻も昼となり昼食の算段を・・・。今回は、「やま信」で村上牛を楽しもうと思います。村上牛を扱う精肉店で少ないながらも店内で食事もできます。まずは、牛丼を注文します。注文後は店頭で売っている牛串も持ち込み可という事で牛串も購入。牛丼は1467円。牛串は770円でした。ハッキリ言えば高いですが、これだけの代金を払う価値が十分ありました。牛串はレアで柔らかく味付けは塩味のみ。こんなに牛肉が美味しいものだとは思いませんでした。牛丼も出汁の聞いた汁に牛肉と玉ねぎが乗ってます。牛丼も脂がありながらあっさりとした美味しさで牛丼がここまで美味しいものだとは思いませんでした。今日は、「やま信」で食事して正解でした。村上市での観光がぐっと豪華なものになりました。
 

昼食は「やま信」で村上牛を堪能
 

牛串と牛丼
 
  
 再び各所の「ひな人形」を見学して少し疲れたので冨士美園へ。こちらでも「ひな人形」を見学してお茶を貰いました。その後は、村上茶入り抹茶ソフトクリームを購入して食べます。これがまた抹茶の濃厚な味が際立ち美味しかったです。店頭のベンチで食べたのですが、多くの人が「抹茶どら焼き」を買って帰ります。最初は、ふーん。と言う感じでしたが、村上駅に戻る途中で気になり頭から離れなくなりました。
 帰り際に村上駅の売店を覗いてみたらありました。冨士美園の「抹茶どらやき」。村上駅の売店に売っているほど有名なんですね。今度は迷わず購入しました。
 これで村上市内の観光は終了です。後は長野へ帰るだけです。
 

冨士美園で村上茶入りソフトクリームで休憩
 

冨士美園のひな人形
 

抹茶どらやき
 

中身はこんな感じ
  
 
・ひな街道Shu*Kura帰路はカフェタイム
 村上からは快速ひな街道Shu*Kura号で新潟へ向かいます。今度は新潟駅まで全区間乗車します。村上を発車した快速ひな街道Shu*Kura号は市街地を抜けて田園地帯を進みます。帰路の列車内ではドーナツとコーヒーのセットを購入してカフェタイムにします。
 新発田から白新線と分かれて羽越本線を新津を目指します。西日射す白新線の田園地帯を快速ひな街道Shu*Kura号は進みます。月岡駅を過ぎて折居川を渡り水原駅を通過します。安野川を渡り京ヶ瀬駅を通過すると阿賀野川・能代川と渡り新津に到着します。
 新津では座席を回転させてからホームへ。進行方向が変わる関係で17分程停車します。ほとんどの乗客がホームに降りて背伸びをしたり小休止です。新津を出ると進行方向を変えて信越本線を進みます。気動車とは言えなかなかの速度で走行して小阿賀野川を渡り亀田を通過すると田園風景から市街地に車窓が変わり新潟車両センターを通過すると終点の新潟に到着します。新潟駅は高架ホームの4番線に到着します。
 

ひな街道Shu*Kura号(村上14:53−新潟6:43)
 

快速(新潟17:03−直江津19:06)
 

えちごトキめき鉄道(直江津19:40−上越妙高19:56)
 

はくたか576号(上越妙高20:10−長野20:33)
 

村上駅発車案内
 

村上から帰路へ
 

帰路はカフェタイム
 

新津から新潟へ
 

新潟に到着
 

快速で直江津へ
 
  
・新潟から長野は長かった・・・
 新潟からは直江津行の快速に乗車します。115系からE129系に車両が変わり運転区間も新井から直江津までに短縮されました。結構早く入線しているようですでに乗客が結構乗ってます。この列車は新潟駅の地上ホームから発車するので階段から一番遠い車両でようやくボックスを確保できました。これで一安心です。
 新潟を出た快速直江津行はゆっくりと新潟駅構内を進みます。もう新潟駅の地上ホームから発車する列車に乗るのは最後になるでしょう。新潟を出た列車は快速なので順当に飛ばしています。車内は、115系3両からE129系4両に変わったので1両増えた分、前回(115系3両時代)より空いているような感じがします。西日を浴びて列車は信越本線を進みます。特急しらゆき号より少し停車駅が多いですが、特急とあまり変わらない速度で進みます。早くも新津駅から降車エリアなのか下車する人が増えてきます。東三条で結構乗客が乗ってきます。流石に長岡では乗客の入れ替わりがありました。
 長岡を出ると、それまでは車掌による肉声放送から自動放送併用に変わりました。長岡を出て初めて快速直江津行の自動放送を聞くことができました。列車は夕暮れ時からやがて夜なり柏崎を過ぎてどこが日本海か良く解らないうちに柿崎を過ぎて直江津に到着しました。直江津に着いた車両は、ホーム折り返しで新潟行の普通列車に変わるようです。直江津で普通列車新潟行と言うのも凄いですね。
 
 直江津からは、えちごトキめき鉄道ET127系に揺られて上越妙高へ向かいます。オールロングの2両編成で直江津から高田ありまでは部活帰りの高校生の利用が多いです。高田を出ると一気に乗客が減り寂しくなり掛けた頃に上越妙高に到着します。
 上越妙高からは、北陸新幹線はくたか576号に乗車します。上越妙高駅で「かがやき」の通過待ち合わせをするため早めに到着します。指定席は先ほど検索してみたらかなり埋まっていたので、自由席の混雑が心配でしたが自由席はガラガラで1号車でも好きな場所が選べました。上越妙高を出ると旅も終盤です。旅の最後はW7系です。久しぶりに北陸ロマンの車内チャイムも聞くことができました。W7系はくたか576号の乗車時間は短く飯山を出ると長野に到着します。長野駅の自由席付近は凄い人が並んでいて大混雑しています。後で解ったのですが、長野で大規模イベントがあったようです。もう自由席は乗り切れないようで5号車・6号車の指定席のデッキ・通路にも誘導していました。
 
 2022年最初の旅は、「水郡線復旧記念感謝」(3/26)と「ひな街道Shu*Kura」(3/27)の2回に分けましたが、3/26は乗り鉄重視。3/27は観光重視と棲み分けができたかと思います。
 
     

E129系のボックス確保

直江津で乗り換え

長野に到着


使用乗車券

 今回は、3/26に遠征に引き続いて「週末パス」を利用しました。「水郡線復旧記念感謝」がメインでしたが、日帰り使用では勿体ないので本日も利用しました。今日は一周となる区間は無く単純に往復しただけになりますが、かなり広範囲を回ることができたかと思います。
 

週末パス
 

新幹線自由席特急券
 

しらゆき1号特急券
 

ひな街道Shu*Kura号指定券
 

ひな街道Shu*Kura号指定券

新幹線自由席特急券