12系客車「ELぐんまみなかみ」  
秋の上越線客車列車と水上温泉の旅

2021年 11月 6日(土)_ 

旅の概要

 青い電気機関車が12系客車を牽引する懐かしさ漂う臨時列車ELぐんまみなかみ号に乗って水上へ出かけました。今回は、水上駅での折り返し時間を利用して水上町を少し観光してみました。日帰り温泉と足湯で水上温泉を楽しんだり水上寺で参拝し御朱印を貰い、諏訪峡遊歩道から少し早いですが紅葉を見たり、保存されているEF16形電気機関車を見たりと短い時間ながら水上町内の観光を楽しむことができました。


今回の旅の主な行程

 長野8:25−あさま610号−9:05高崎9:56−ELぐんまみなかみ号−水上12:03
  
 −水上観光−
 水上駅−バス(関越交通)−観光会館−徒歩−水上寺(参拝・御朱印)−徒歩−ふれあい交流館(日帰り温泉)
 −徒歩−諏訪峡遊歩道−道の駅水紀行(EF16形保存車見物・足湯)−学校下−バス(関越交通)−水上駅
  
 水上17:22−ELぐんまみなかみ号−17:13高崎17:22−はくたか571号−長野18:09
 
 
新幹線&客車列車で秋の水上温泉へ

T.北陸新幹線あさま610号
 長野から北陸新幹線あさま610号で高崎へ向かいます。一時期とは異なり長野からでもそこそこ乗客は戻ってきていて1号車・2号車でも長野からは貸切(乗客0)という事は無くなりました。昨年の夏あたりは本当に空いていて心配でしたが・・・。かがやき502号の後続となるので長野からの乗客は少ないです。
 長野を出た北陸新幹線あさま610号は、東京まで各駅に停車していゆきます。最初の停車駅である上田から結構な人が乗ってきました。やはり、かがやき502号が通過となるので需要はあるようです。続いて停車する佐久平からの乗客も多く2列席の窓側は7割方埋まりました。階段から遠い2号車でもこの状態ですので4号車・5号車あたりは座席は結構埋まっているのかも解りません。軽井沢での乗車もそこそこあり、2号車の自由席は窓側が3列席側も合わせると6割ぐらいの席が埋まり長野県を後にします。
 碓氷峠トンネルを抜けて群馬県に入ると安中榛名に停車。2号車に乗る客はいませんが4号車あたりには乗客が乗ったかと思います。車窓は、紅葉が見ごろに近い長野とは違って木々の色づきはまだ少しのようです。関東平野に降りて来た、あさま610号は順調に進み景色が山間部から住宅街・市街地に変わると上越新幹線の線路が近づき高崎に到着します。高崎からの乗車は流石に多く、降車してホームを歩く際に見てみたら自由席の2列席の窓側はほぼ埋まってました。
 

あさま610号(長野8:25−高崎9:15)
 

ELぐんまみなかみ号(高崎9:56−水上12:03)
 
U.ELぐんまみなかみ号(下り)
 北陸新幹線で高崎駅に到着し、まずは昼食用に「鳥めし弁当」を購入。続いて上越線ビール(今日はC61)を購入してホームへ。2番ホームは大勢の人が列車の入線を待っています。上りの貨物列車が通過した頃合いを見て大宮方面からELぐんまみなかみ号がEF64 1053に牽引されて入線してきました。本日は、昔運転されていた臨時急行を思わせるのにふさわしい編成で懐かしくなります。さっそく車内に入り荷物を置いてから撮影に移ります。SLとは違うので大した苦労もなくEF64 1053も12系客車も撮影できました。
 高崎駅社員の方々に見送られて、ELぐんまみなかみ号は高崎を発車します。SLとは違い静かに高崎駅を後にします。今日は、高崎も良い天気で絶好の乗り鉄日和です。列車は、信越本線と分かれて上越線を進みます。時折、沿線の方々が手を振って見送ってくれます。市街地を抜けて住宅街を進み新前橋に停車します。新前橋では5分程停車するので先頭部の撮影もできます。
 新前橋から同じボックスの人も変わり3人となります。私の隣は誰も来ません。新前橋を出ると両毛線と分かれて北上します。新前橋から乗る方も多く車内は8割位の乗車となります。久しぶりに活気のある車内となりました。牽引がSLでは無いので乗り鉄が中心かと思いきや、乗り鉄と思われる人より家族連れや高齢夫婦という方々の乗車が多いです。これには驚きました。レトロな列車も、SL+旧型客車から電気機関車が牽引する12系客車と思う年齢の方が増えてきたのでしょうか。列車は、関越道の下を潜り田園地帯を進むと渋川に到着します。
  
 渋川では、特急草津1号と普通列車を退避するためしばらく停車します。光線具合はあまり良くありませんが、先頭のEF64 1053は鉄道ファン・家族連れにも大人気です。電気機関車でここまで家族連れの受けが良いならEF64 37引退は非常に残念です。先頭の機関車は賑わっていますが、後部の12系客車を撮影する人は少なく寂しいです。撮影を済ませ、まだ人気の少ない車内で早めの昼食をとります。今回も「鳥めし弁当」を選択。昼食も食べ終わるころ発車時刻も近くなり車内にも乗客が戻って来ます。発車の時刻となりEF64 1053の汽笛とともにELぐんまみなかみ号は再び水上を目指して走ります。渋川を出ると吾妻線と分かれて右にカーブし利根川を渡ります。今日は秋晴れですので遠くの山々も良く見えます。利根川を渡ると上り勾配に入り山間部に入ります。紅葉はまだ少し早いようです。列車は、山間部に入ります。色づく木々も多く秋の上越線の雰囲気が出てきます。車窓には、車掌氏も絶賛する谷川岳が美しく見えます。秋晴れでここまで美しく見える事は滅多にないと車内放送でも案内しています。また、再び色づく木々と共に利根川も姿を見せます。ただ、残念ながら反対側の座席の車窓となりますが・・・。紅葉が美しく見頃になった山々の車窓を楽しみ水上温泉の街並みが見えると終点の水上に到着します。
  

長野を出発
 

あさま610号車内
 

高崎駅発車案内
 

高崎駅で乗り換え
 

12系客車車内
 

鳥めし弁当
 

早めの昼食
 

利根川を渡ります
 

利根川と榛名山
 

利根川に沿って進みます

谷川岳を見て水上へ

水上に到着
    
   
秋の水上温泉を散策〜御朱印&温泉〜

 水上駅到着後は、関越交通バスで観光会館バス停まで移動します。今日は、行楽客も多くバスも混んでいて立席での移動となります。通路まで乗客で埋まっている路線バスも久しぶりです。混雑したバスに揺られる事5分で観光会館バス停に到着。この僅かなバス移動が、今日の水上観光で一番の助けになります。
 バス停から最初のもくてきちの水上寺を目指します。登山にも匹敵する急勾配を歩き続けます。息も絶え絶え10分ほど急勾配を歩いて水上寺山門が見えてきました。安堵するのもつかの間、山門の奥には延々と続くかのうに見える階段・・・。山門から階段を登り続けて5分程でようやく本堂が見えてきました。やはり普段からの修業が足りないようで疲労困憊です。成田水上不動尊とも呼ばれる水上寺で参拝し日頃の行いの悪さを悔い改め、参拝後に御朱印を頂戴します。こちらの住職と奥さんは気さくな方で、私の自宅のある長野県の話やら上越線から見えた紅葉の話をして予定時間より長く滞在してしまいました。旅先でのこうした会話もコロナ騒動で久しぶりでしたので個人的にうれしかったです。
  

水上寺山門
 

本堂前の不動明王
 

水上寺本堂
 

水上寺御朱印
 
 水上寺を後に次の目的地である「ふれあい交流館」を目指します。今度は下り階段と下り勾配ですので楽そうに思えますが、下り勾配も結構膝に来てきついです。ようやく平坦な場所に出て裏通りを15分ほど歩くと「ふれあい交流館」に到着します。こちらでは、水上温泉の日帰り入浴が楽しめます。温泉を楽しむのも久しぶりです。お風呂は大して広くないので6名に制限されています。私は、何とか制限にかからずにすぐ入浴できました。しばし温泉タイムで先程の疲れを癒します。久しぶりの日帰り温泉は良かったのです。
 短い時間ながら水上温泉を楽しみ少し移動して、諏訪峡遊歩道を散策します。紅葉の見ごろには少し早いようですが、一部には見ごろになっている木もあり紅葉見物もできました。遊歩道を少し歩くと、道の駅水紀行があります。今日は出店も出ててなかなか賑わってます。その駐車場の一角に、かって上越線で活躍したEF16形電気機関車が保存されています。以前から見たいと思っていたのですが、時間的な理由で断念していたので、今回ようやく見る事ができました。その後、近くの足湯を楽しみます。今日は、日帰り温泉と足湯の2ヶ所を楽しめました。
 足湯を楽しんだ後は、近くの小学校下バス停からバスで水上駅に戻ります。路線バスに定時性を求めるのも可笑しな話なのですが、さすがに13分遅れると心配になります。ELぐんまみなかみ号での折り返し時間をここで過ごした方も多く、バスは立客も含めて満員状態になりました。待っている間のバス停も行列が長かったですし・・・。
 今回は、ELぐんまみなかみ号の折り返しを観光にあてましたが、久々に充実した時間となりました。
 

ふれあい交流館(日帰り温泉)
 

諏訪峡遊歩道
 

遊歩道を散策
 

道の駅に保存されているEF16
 

足湯も楽しめました

長い距離はバス(関越交通)移動
 
 
黄昏時の車窓を楽しみ長野へ

T.ELぐんまみなかみ号(上り)
 水上から快速ELぐんまみなかみ号の帰路に乗車して高崎に戻ります。帰路は2号車の乗車ですのでスハフ12のエンジン音はしません。静かな環境で客車列車の旅を楽しめそうです。
 西日射す水上を出たELぐんまみなかみ号は夕日を追いかけるように高崎へ向かいます。水上の温泉街を見ながら水上に別れを告げトンネルを通過すると利根川に沿って列車は進みます。帰路の快速ELぐんまみなかみ号も7割方席が埋まっていて私のボックスも3人で使用している状態で、上り列車も乗り鉄より家族連れの方が若干多い感じです。ただ、方々へ観光したり写真撮影などして疲れたのか往路の下りと違って車内は静かです。列車は、上牧を通過して後閑へ。後閑を出て田園地帯を走り利根川を渡り車窓に市街地が広がると沼田に停車します。
 沼田を出て再度利根川を渡り国道17号と利根川に沿って進みます。復路は反対側の車窓になりますのでこの景色はあまり楽しめません。ELぐんまみなかみ号は、敷島を通過すると榛名山に沈む夕日が美しく見えます。天候にも恵まれほぼ予想通りの美しい夕日を見る事ができます。海に沈む夕日も良いですが、山に沈む夕日も格別です。ちょうど、列車が走行するタイミングで榛名山に夕日が沈みました。利根川を渡り渋川に着くころには日も沈み夕暮れが迫っています。
 
 渋川では、特急草津4号と高崎行普通列車を先に通すためしばらく停車します。先頭のEF64 1053は大人気ですので手早く撮影を済ませ12系側へ。こちらへ先に発車する特急草津4号と12系を合わせて撮影します。夕暮れが早くなると家路を急ぐ人が多いのか、渋川を出る時点で車内はかなり空きました。私のボックスも2名降りて私1人になりました。渋川を出るとほぼ乗ってくる人も居ないので、渋川から高崎までは1人で快適に過ごせます。秋の日暮は早く車窓もだんだん暗くなり始めています。12系客車も手伝って雰囲気的には徐々に夜行列車の雰囲気となります。ただ、まだ完全に夜になっている訳ではありません。秋の日暮は何だか寂しさを感じさせる時間帯です。列車は、住宅街を進み両毛線からの高崎行と並行すると新前橋に到着します。反対のホームには、ELぐんまみなかみ号の編成写真を撮ろうと大勢の方が集まっています。大勢のファンの方に見送られて新前橋駅を発車したELぐんまみなかみ号は高崎へラストスパートです。まだ、完全に夜と言う訳ではありませんがほぼ景色は見えません。列車は、田園地帯を進みます。高崎問屋町辺りから住宅街が広がり上越新幹線の高架が近づくと車窓も市街地に入り信越本線が並行し始めると終点の高崎に到着します。やはり日暮れが早いと家路を急ぎたくなるもので、今からならまだ17時22分の北陸新幹線はくたか571号に間に合います。旅の余韻もそこそこに新幹線乗り換え改札へ移動します。
   

ELぐんまみなかみ号(水上15:20−高崎17:13)
 

はくたか571号(高崎17:22−長野18:09)
 
   
U.北陸新幹線はくたか571号
 本当は、余裕を持って高崎17時49分発の あさま621号 の特急券を購入しておいたのですが、ELぐんまみなかみ号の高崎到着の写真がスムーズに撮影できたので、1本前の高崎17時22分発の はくたか571号 に間に合いそうです。新幹線乗換口の指定席券売機で乗車変更します。早くしないと発売を終了してしまいそうなタイミングでしたので、指定席の変更時にシートマップ機能は使わずにA席に指定して手早く乗車変更をします。出てきた特急券の席番は、私好みの可もなく不可もない席でした。乗換改札を通過してエスカレーターでホームへ向かう途中に早くも到着放送が・・・。ホームに着いて先頭部撮影のために12号車付近まで歩いているとW7系を使用した はくたか571号が到着します。待ち時間0分で先頭を撮影して10号車へ。少し忙しかったですが効率よく撮影と乗車ができました。W7系を使用した はくたか517号の10号車に入ると窓側はかなり埋まっています。シートマップを見る暇はありませんでしたが、多分A席指定で「最も空きのある」号車なのでしょう。ただ、前後の席の窓側には他の人が座ってますが・・・。この列車は、「あさま」を金沢まで延長したような停車駅で軽井沢・佐久平・上田にも停車しますので利用客も多いのかも解りません。
 日も暮れ夜の高崎を出た はくたか571号は上越新幹線と分岐して北陸新幹線を進みます。安中榛名を通過すると軽井沢から先は金沢まで各駅に停車します。碓氷峠トンネルを通過して軽井沢に到着します。この号車は、特に乗降はありません。反対側の上りホームは東京方面へ帰る人が大勢います。この場面だけ見れば客足はかなり回復しているようです。軽井沢を出ると佐久平に止まります。佐久平では結構降りる人が居ました。続いて停車の上田でも降車が多く2つの駅を合わせると半分くらいの人が降りてしまった感じです。上田を出て五里ヶ峯トンネルを通過すると長野に到着します。今日の旅はこれで終了です。12系客車で秋の上越線の車窓を楽しみ水上温泉も堪能できたので短い旅でしたが、久々に観光面でも充実した旅でした。
 長野駅の改札を出て東口に行くと花火が上がってました。東口の広場からしばし美しい秋の花火を見て本日の日帰り旅行も無事に終了となりました。
 

水上駅での機回し
 

始発の水上駅
 

西日射す上越線を南下
 

夕暮れ迫る利根川を通過
 

榛名山に沈む夕日
 

利根川を通過
 

日も暮れました

高崎で乗換

長野に到着
  
  
使用乗車券

 今回は、ELぐんまみなかみ号に乗って水上へ行って折り返すだけですので往復とも乗車券・特急券・指定席券を買うだけの単純なものでした。乗車券と特急券は、久しぶりに指定席券売機で「乗換案内から購入」を使用して購入しました。特に理由は無いんですが・・・。

長野−水上:乗車券
 

長野−高崎:新幹線自由席特急券
 

ELぐんまみなかみ号指定券(下り)
 

ELぐんまみなかみ号指定券(上り)
 

はくたか571号特急券
 

水上−長野乗車券
 
※画像加工し穴は可能な限り消してあります。