2021年夏の鉄道旅行  
夏の北陸観光列車の旅

2021年 8月 7日(土)_ 

今回の旅の概要

 当初は、昼食に城端線で運転される快速べるもんた52号の車内でとやま鮨を食べようかと、あくまでも昼食目的で往復の列車の時間を調べました。その後、糸魚川から急行2号で直江津へ向かい「直江津D51レールパーク」でD51の体験乗車に間に合う。と、旅程作りは進み。そういえば、「とやま絵巻」の運用が公開されていると知人から聞いたのを思い出し「あいの風とやま鉄道」のホームページを見ると金沢7時57分富山行・・・。これだ駄目かと思ったら、長野を6時11分発の新幹線に乗れば間に合うことが判明。これは、413系「とやま絵巻」と413系(455系)「急行2号」の両方に乗車できると旅程を作成しました。
 結果的には、北陸地方を走る観光列車「とやま絵巻」「べるもんた」「急行2号」と直江津D51レールパークの体験乗車と日帰りとしては良い出来栄えの旅程が完成しました。
 なお、駅併設の「糸魚川ジオステーション」と直江津運転センター内の「直江津D51レールパーク」以外の観光はしません。「直江津D51レールパーク」へ移動する以外は駅施設からも出ないようにしました。


今回の旅の主な行程

 長野6:11−はくたか591号−7:38金沢7:57−IRいしかわ鉄道(とやま絵巻)−高岡8:37
 高岡9:38−べるもんた51号−10:22城端10:43−べるもんた52号−高岡11:31
 高岡11:46−あいの風とやま鉄道−12:04富山12:20−はくたか562号−糸魚川12:46
  ■糸魚川ジオステーション見学
 糸魚川13:42−えちごトキめき鉄道急行2号−直江津14:31
  ■直江津D51レールパーク見学(D51乗車体験)
 直江津17:07−えちごトキめき鉄道−17:23上越妙高17:58(18:18)ーはくたか572号−長野18:21(18:40)
 ※()は金沢駅構内点検による遅延 
   
   
前半:「とやま絵巻」と「べるもんた」

・「とやま絵巻」乗車を目指して始発の新幹線で金沢へ

6:11に長野を出発
  

本日はE7系F41編成
 

金沢で乗り換え
 
 長野から北陸新幹線はくたか591号で金沢へ向かいます。新潟方面へ行くときによく利用する列車ですが、今日は上越妙高より先の終点金沢まで乗車します。長野を朝1番に出る金沢行ですので、いつ乗っても自由席は空いています。それでも指定席に僅かに乗車があるのは、新幹線eチケット割引を利用する方々でしょうか。私も、今日は新幹線Eチケット(30%引)を利用しました。早めに申し込みをすれば、長野から金沢まで8/7の繁忙期で通常片道9320円のところ新幹線eチケット(30%引)だと6230円で乗車できます。特に「お得なきっぷ」も無く通常の乗車券類で移動するならお得です。
 今日の北陸新幹線はくたか519号は、W7系ではなくE7系F41編成でした。比較最近新造された編成で車内はまだ新車の香りがします。長野を出た北陸新幹線はくたか591号は金沢へ向けて長野を後にします。市街地から田園風景を過ぎてトンネルを過ぎればもう飯山です。10号車には飯山からの乗車は無く乗っているのは2名だけです。飯山を出ると再びトンネルを通過して上越妙高に到着します。普段は上越妙高で降車となりますが、今日は久しぶりに上越妙高より先まで乗車します。新潟県に入り時間帯も良くなってきているので上越妙高からは僅かながら乗車がありました。上越妙高からはJR西日本エリアに入りまたトンネルに入ります。いくつかトンネルを抜けると日本海が見えてきて糸魚川に到着します。糸魚川からも乗客があります。もちろん自由席側で指定席側はガラガラです。 
 糸魚川を出ると、少しの間だけ建物の間から日本海が見えます。姫川を渡るとトンネルを通過します。トンネルを出る頃には日本海は見えなくなり田園地帯を走行して黒部宇奈月温泉に止まり列車は富山へ。さすがに富山では乗降も多く指定席にも何名か乗ってきました。富山を出ると市街地を抜けて田園地帯をひたすら走行します。日本海は見えません。夏の青々した稲作地帯が続きます。少し市街地に入ると新高岡に到着します。城端線に乗るなら新高岡で乗り換えが便利ですが、今日は列の列車にも乗りたいので金沢まで乗ります。新高岡を出て山間部を越えると急に市街地が広がり終点の金沢に到着します。ホームに降りると自由席や真ん中の指定席車両から結構人が降りて驚きました。やはり階段から遠い10号車はあまり人気が無いようです。
 長野を6時11分に出発して金沢には7時38分に到着しました。在来線時代を思えば驚くべき速さです。
  

はくたか591号(長野6:11−金沢7:38)
  

とやま絵巻(普通列車)(金沢7:57−高岡8:37)
 
 金沢駅で、JR東日本区間からの新幹線Eチケット利用者のみに発売される「北陸周遊乗車券」を購入して在来線の7番乗り場へ。今回乗車する金沢7:57発富山行の普通列車が、今回の目的である「とやま絵巻」使用編成となるはずです。発車10分前ぐらいに黒い車体の413系が入線して来てほっとしました。最近は、あいの風とやま鉄道のホームページに運用が公開されているので余程の事が無い限りは大丈夫かと思いましたが、やはり実際に入線してくるまでは心配です。
 列車が入線後は、すぐにボックス席を確保します。この列車は、定期の普通列車ですので発車時刻が近づくと続々と乗客も増えます。可能な限り外部を撮影しますが、今日は海側サイドの撮影だけで終わりそうです。車内はとても撮影できる状態ではありませんでしたが、富山側が黄緑色、中間が青色、福井側が水色のシートモケットに変わっていて富山にゆかりのある21種類の絵がデザインされています。
 金沢駅を7時57分に発車した富山行普通列車「とやま絵巻」は富山に向けて出発します。大体1ボックスに2人程度でロング部分が8割方、残りは立席と言う感じで時間帯のせいか結構乗っています。久しぶりの413系で旧北陸本線の旅となります。屋根付きで薄暗い金沢駅では気が付きませんでしたが、この車両は窓までラッピングされていて正直ほとんど景色が見えません。これは予想外でした。念願の「とやま絵巻」に乗れたのは良いのですが景色がほとんど見えないとは・・・。周囲の乗客は、毎日乗ってそうな人がほとんどのようで全く関心が無いようですが、これだけは少し心残りです。
倶利伽羅駅を出ると、管轄が「IRいしかわ鉄道」から「あいの風とやま鉄道」に変わります。とは言え直通運転ですので特に変化はありません。倶利伽羅駅を出ると本格的な山間部に入ります。この景色を十分に楽しめないのは残念です。長いトンネルを抜けると県境を越えて石川県から富山県へ。トンネルを抜けて少し山間部を走行すると急に市街地が広がり石動に到着。車窓は特に見えないのでただ揺られているだけです。西高岡を出ると次は高岡と思いきや、高岡やぶなみ駅に停車。新しく駅ができていたようです。その後は、一気に市街地が広がり高岡に到着します。
 私は高岡で下車しますが、高岡からの乗車が多く車内も混んでました。私は一番快適に乗車できた区間だけ楽しんで降りたようです。「とやま絵巻」は、車内は明るいデザインのシートモケットだし、車体も落ち着いた黒色に富山のイラストが描かれていて面白い列車でした。普通列車の運用にも入るのでいつでも乗れますし。ただ、景色さえもう少し見る事ができれば・・・・。
  

とやま絵巻で高岡へ
 

とやま絵巻車内
 

高岡に到着
 
 
・快速べるもんた52号で待望のとやま鮨を賞味

べるもんた51号(高岡9:38−城端10:22)
 

行きは城端線夏の車窓に集中
 
 高岡駅で少し休憩して城端線ホームから快速べるもんた51号の旅が始まります。本当は路面電車に乗っても良かったのですが、暑くて疲れて動きたくない気持ちが勝ってしまいました。さすが北陸だっけあって長野とは違うタイプの暑さです。
 しばらく休憩して高岡駅の城端線ホームへ。ダークグリーンにゴールドの帯を纏ったキハ40が1両ぽつんと停車しています。車内に入ると4人用のボックス席と1人用の独立したカウンター席があり、今日の快速べるもんた51号の乗客は、カウンター席の乗客だけでした。車内に荷物を置いて写真撮影を行います。ちょうど撮影を終える頃に発車時刻となります。高岡駅を定刻に発車した快速べるもんた51号は、左にカーブして「あいの風とやま鉄道」と分かれて進みます。市街地を進み槌宮神社の鳥居を見て瑞龍寺裏を走り暫くすると、いきなり北陸新幹線駅の新高岡に停車します。北陸新幹線との停車駅ですが大した乗車も無く発車。いよいよ城端線の旅が本格的に始まります。沿線は、ショッピングモールを見ながら夏の田園風景の中を進みます。氷見線と違って山側に入る路線ですので風景の変化はあまりありません。1人席のカウンター席は大きな窓が特徴で夏空に緑の田園風景を広く見る事ができて夏旅らしいひと時を過ごします。福野を出てまた田園風景の中を列車は進み山田川を渡り東海北陸道を潜りひたすら田園地帯を進みます。再び東海北陸道を潜り街中に入ると転車台の跡が見えて終点の城端に到着します。高岡から34分の短い乗車でした。
  
 快速べるもんた51号は城端駅で折り返し快速べるもんた52号になります。2番線にはキハ47が停車していて並びを撮る事もできます。この駅は城端線の終点でこの先は各方面へのバスが運転されています。
 城端駅は、海抜が123.4メートルと数字が綺麗に順番に並ぶと有名です。さて、快速べるもんた号の折り返し時間を利用してキハ48-2027「ベル・モンターニュ・エ・メール」ものんびりと撮影もできました。また、折り返しはすぐに乗車できたので車内の撮影もほぼ無人の状態でできました。今回の乗車で一番撮影が捗った駅でした。
 

べるもんた52号(城端10:43−高岡11:31)
 

帰りは車内で地元産の鮨に舌鼓
 

べるもんた号車内

城端駅で折り返し

鮨カウンターがあります
 
 帰路も快速べるもんた号で高岡へ戻ります。座席は往路と同じ1人用カウンター席です。往路と景色は一緒なので帰路は予約したとやま鮨を堪能しようかと思います。帰路となる快速べるもんた52号ですが、往路よりは乗客が少し多くボックス席にも乗客がいました。城端を出た快速べるもんた52号は高岡に向けて来た線路を戻ります。往路は景色を見るのに集中して、帰路はとやま鮨に堪能してゆったりと帰ろうと計画して往路の車内でとやま鮨を注文しておきました。なにしろ本物すし職人の方が車内で握った鮨を堪能できるのです。ただ、予約した順番ですので出て来るまでに時間が掛かりました。これは仕方ありません。撮影はしませんでしたが、車端部のすしカウンター(売店と共用)へ見に行ったら本当に注文分を握って桶に並べていました。私の元に鮨が着いたのは福光駅を発車した後でした。 鮨と一緒に冷えたビールでも思いメニューを見ると地ビールが350mlの缶で950円ですよ。地ビールとは言えこれは高すぎるでしょ。と思いながらも、暑い夏の日にはビールが良いね。という事で購入しました。キハ40のエンジン音が響き渡る「ベル・モンターニュ・エ・メール」の車内で大きな窓から夏の空と緑濃い田園風景を見ながら地ビール片手に富山の鮨を楽しむとは最高の贅沢なひと時でした。普段は、海とは無縁の生活なので海辺の回らない鮨は美味しかったです。さすがに2100円するだけの事はあります。
 鮨が届いたのは、福光駅を出てからでしたのでビールを飲みながら鮨をゆっくりと楽しんでいると、もう新高岡駅の手前でした。本当は、もう1本ぐらいビールを楽しみたかったのですが、さすがに950円では2本目までは手が出ませんでした。新高岡を出て市街地を走ると終点の高岡に到着します。
   
 
・高岡から糸魚川へ急いで移動

521系1000番台で富山へ

富山で乗り換え

新幹線で糸魚川に到着

 高岡からは、あいの風とやま鉄道で富山へ向かいます。今度の富山行は、ワンマン運転の2両編成です。これは高岡から座れるか心配でしたが何とか窓側に座れました。あいの風とやま鉄道の車両も、JR西日本の車両と同様に転換クロスシートですので座れれば特急並みの快適さです。しかも、あいの風とやま鉄道の新型車両521系1000番台AK19編成に乗れました。高岡からの乗車が多く空席があっても座らない乗客も多いです。このご時世なので仕方ないのですが、ドア付近だけかなり混雑してます。高岡からは18分ほどで富山に到着します。これにて、富山−金沢間は、往路は新幹線を利用し復路は高岡で途中下車の形になりましたが第3セクターを利用して往復となりました。
 

あいの風とやま鉄道(高岡11:46−富山12:04)
 

はくたか562号(富山12:20−糸魚川12:46)
 
 富山からは北陸新幹線はくたか562号で糸魚川に向かいます。北陸周遊乗車券は利用できないので乗車券と新幹線自由席特急券は別購入になりますが、この新幹線があったおかげで今回の旅行が成立したようなものなので救世主的な存在です。新築された富山駅は、構内も人でにぎわっていています。新しい富山駅は初めてでしたので自動券売機の場所が良く解りませんでしたが、新幹線改札の脇には9割方設置されているので新幹線の改札へ向かったら案の定ありました。しかも購入後に見つけた窓口側の券売機より空いていてすぐに購入できました。乗り換え時間が16分ほどでしたので駅の中を詳しく見る事は無く新幹線ホームへ。
 富山から乗車した北陸新幹線はE7系F27編成でした。こちらもまだ比較的新しい編成です。富山駅新幹線ホームに到着して自由席の2号車の列に並びます。前から5番目で窓側に座れるか少し心配しましたが、無事に2列席の窓側に座れました。今のご時世なのか、日本海が見えるからなのか3列席のA席側を選択する方が多かったです。酷暑の富山を定刻に発車した北陸新幹線はくたか562号は、黒部宇奈月温泉を経てトンネルを抜けて日本海が建物の間から見えてくると糸魚川に到着。富山から26分の乗車で冷房の効いた新幹線車内で休む暇もなくもう下車準備です。それだけ新幹線は早い。
 
   
後半:急行2号とD51体験乗車

・糸魚川で憧れていた懐かしい列車に再会
 糸魚川駅到着後は、駅内にある「糸魚川ジオステーション」を見学します。SLくろひめ号が入口で出迎えてくれるようになって初めての訪問です。今日は、キハ52は外に出されていないようです。室内からの見学となります。
 鉄道模型のジオラマなどを見て、人が空いた頃にお目当てのトワイライトエクスプレスの再現車両を見学します。一番の高値の花だった展望スイートのソファにも座れました。現役当時は乗れる術はありませんでしたが、現役を引退後でもこのソファに座れるとは思いませんでした。
 ジオステーション見学後は、糸魚川駅に入場して大糸線430Dを撮影します。本日は、キハ120-22が増結されていますので撮影に来られている方も結構います。
 

SLくろひめ号
 

キハ52ヘッドマーク
  
 
「トワイライトエクスプレス」再現車両
  

キハ52は野外展示されていませんでした
 

「トワイライトエクスプレス」テールマーク
 

展望室部分
 

ダイナープレヤデス部分
 

大糸線430Dを撮影

キハ120-354・キハ120-22連結部

キハ120-22

 
・懐かしい「急いで行かない列車」で直江津へ

急行2号(糸魚川13:42−直江津14:31)
 

クモハ413-6車内
 
 糸魚川駅からは、えちごトキめき鉄道が運転する観光急行に乗車します。糸魚川駅の窓口で急行券を購入する際に通常の硬券と記念券の両方があると言われたので両方購入しました。
 今回乗車する急行2号は市振駅始発で運転されます。糸魚川駅は途中駅となりますが、富山から北陸新幹線に乗車した関係で仕方ありません。糸魚川駅1番ホームには大勢の人が列車を待っていますが・・・。こちらは先行する直江津行定期列車の乗客でした。直江津行の定期列車が出た後の糸魚川駅1番線には数人の乗客が待つのみです。
 
 さて、急行2号が到着しました。もう、糸魚川からクハ455-701に乗車(窓側着席)は無理と考え直江津側先頭のクモハ413-6辺りで列車を待っていたら山側の進行窓側のボックスに座れました。これは幸運でした。座席を確保した後は撮影に回ります。クハ455は懐かしい、モハ412とクモハ413にとっては新鮮な交直流急行色です。この列車だとクハ455は後部ですが、ちゃんとヘッドマークも付いています。本日は「ひめかわ」のヘッドマークですので、今日の急行2号は「ひめかわ」として運転しているようです。糸魚川には縁のある列車名で糸魚川から乗る今日は「ひめかわ」の表示をが出ればいいと思っていたので、本当にひめかわ号のマークを見た時には感激しました。
 糸魚川駅を定刻に出た急行2号は、すぐに交直セクションを通過します。交流から直流に電源が変わりますが、室内灯が消え冷房も停止します。最近の車両は室内灯も消えない車両が多くなり、このセクション通過時に室内灯などが消えるシーンを体験できる車両も少なくなりました。列車は日本海沿いからトンネルを通過して内陸に入ります。トンネルを抜けると能生川を渡り能生駅に停車します。能生駅での停車時間は僅かです。能生駅を出ると頸城トンネルに入ります。このトンネルは長くトンネル内に筒石駅があります。列車は通過しますが、車内からもホームの照明で駅を通過したことが解ります。トンネルを抜けると名立川の上にホームがあることでも有名な名立駅に停車します。
 

本日は「ひめかわ」で運転
 

名立で少々停車
 

日本海を見ながら直江津へ
 

直江津に到着
 
 急行2号は名立駅は時刻表上は通過の扱いですが、休憩という事で列車は停車します。名立駅停車前にも車内放送で何回も休憩扱いのため下車はできない旨の放送が何回も流れました。名立駅では15分程停車します。名立駅は先頭側の編成写真を撮影するにも最適な場所ですの、このような停車は嬉しいものです。真夏の昼下がりにホームに出て休憩できるなんて最高の演出です。15分程停車して急行2号は直江津へ向けてラストスパートです。
 名立を出ると再び長いトンネルを通過します。トンネルを出ると真っ青な日本海が車窓に入ってきます。梶屋敷駅を通過すると国道8号線と日本海に沿って列車は進みます。ちょうど日本海が見やすい場所では徐行運転のサービスもあり、さすがは「急いで行かない列車」です。観光的なサービスは万全です。ここで、噂の四五五神社が巡回に来ました。この神社にお賽銭(寄付)をすると記念札(カード)が貰えます。特にカードの有り無しに関わらずお賽銭はするつもりでした。貰った記念札(カード)は、これからシリーズ化されそうなデザインでしたので再び乗車した際にはまたお賽銭をするつもりです。
 413系・455系急行2号は、日本海沿いを進み谷浜駅を通過します。谷浜を通過すと日本海ともお別れです。トンネルを抜けると市街地に入り妙高はねうまラインが接近して合流すると直江津に到着します。本当にあっと言う間で、これは後日もう一度、直江津−市振間を往復で乗らねばと思いました。
   

糸魚川駅発車案内
 

交直セクションを通過
 

名立駅停車中
 

クハ455-701には「ひめかわ」マーク
  

直江津駅に到着
   

クハ455-701(直江津にて)
 

 
・直江津に響くD51の汽笛〜D51体験乗車

D51レールパークへ
 

展示車両3並び
 
 直江津に着いた後は、改札を出て駐輪場付近から急行3号して折り返すクハ455-701を撮影して今回の急行2号の旅は終了です。懐かしい急行で直江津に着いた後は、懐かしいD51に会いに「直江津D51レールパーク」へ向かいます。
 2021年4月にえちごトキめき鉄道直江津運転センター内にオープンした「直江津D51レールパーク」に行ってきました。このパークのメインは、D51 827が牽引するヨ6000型に乗車して直江津駅構内まで往復する体験乗車です。こちらの体験乗車は後に書くとして、最初に扇形庫で待機するD51 827を見学します。隣には、交直流急行色に塗装されたクハ412-6と並べて展示されています。なかな渋い顔合わせで懐かしを感じます。この扇形庫内には、有田川鉄道公園からやってきたスイッチャーとフワ29603も展示されています。こちらもなかなか貴重な貨車です。
 庫の外に出ると転車台と体験乗車に使用されるヨ6316+ヨ6314が留置されていて、その奥のから制限ロープでは入れる範囲は狭いですが、直江津運転センター内も見る事ができます。
   

D51乗車体験16時に乗車
 

ヨ6316車内
 

体験乗車で直江津駅構内へ
 

扇形庫でのクハ412-6とD51 827並び
 
 レールパーク内を見学して、後に書く「エンジョイチケット」を利用して缶詰を作りをしていると、体験乗車のためD51がそろそろ動き出すとの放送が入ります。
 D51 827の体験乗車は、まずはD51の移動から始まります。空気圧ながら実際にD51が動く姿は中々迫力があります。ゆっくりと転車台の上で停車しヨ6000の方にD51の向きを半回転させます。その後、ヨ6000と連結して準備は完了です。この後で、整理券の配布が始まります。概ね発車の10分前になると乗車することができます。ヨ6000形2両のうち前後どちらかに乗れるのですが、今回はD51側の車両を選択します。後方は、直江津駅へ向かう際に先頭となり前面展望も楽しめるようですが、D51の走行音を近くで楽しみたいので今回はD51側の車両を選択。車内に入ると、内装は作り替えられていて木製のベンチが置かれています。D51側は人気が無いのか、前面展望が楽しめるのが人気なのか、こちら側の車両のはあまり人は乗ってこないので快適に乗車を楽しめます。
 16時になるとD51の汽笛を合図に直江津駅方向へバックで進みます。2軸貨車の独特な乗り心地も楽しみながら直江津駅方向へ。ET127系6両を見ながら直江津運転センター内を進みます。この中を列車内から見られる機会はそうそうないので貴重なひと時です。5分ぐらいで直江津駅構内に到着。直江津駅には、北越急行の車両が見えます。
 直江津駅構内で数分停車して、今度はD51が先頭でレールパークへ戻ります。再び同じ線をゆっくりと進んでいく訳ですが、今度はD51が先頭ですので走りも心なしか力強さを感じます。僅かな時間でしたが、D51 827の走りを楽しみ体験乗車は終了です。D51が牽引してヨ6000型の2軸貨車の乗り心地を楽しみ、普段は入れない直江津運転センター内の車窓を見る事ができる非常に中身の濃い10分でした。
   

扇形庫

 乗車体験整理券

線路の石缶詰

 
・長野の帰路〜はやり無事には帰れない

えちごトキめき鉄道(直江津17:07−上越妙高17:22)
 

はくたか572号(上越妙高17:58−長野18:21)
※遅延(上越妙高18:18−長野18:40)
 
 直江津D51レールパークも見学して後は長野へ帰るだけです。今日は、予想外の酷暑にマスク着用であまり体調も良くありませんので上越妙高から新幹線利用で長野まで戻ることにしました。直江津駅であらかじめ乗車券と新幹線自由席特急券を購入してホームへ。
 直江津から上越妙高までは、えちごトキめき鉄道の普通列車に乗車します。ごく普通のET127系2両です。長岡方面からの普通列車の乗り換えが終わり、車内も座席の半分程度が埋まった時点で直江津を発車します。途中の高田で半分ぐらいの乗客が降りてしまいます。列車は順調に田園地帯を進み上越妙高に定刻に到着しました。
 

直江津から帰路へ

上越妙高で乗り換え

18:40に長野に到着
 
 上越妙高からは、北陸新幹線はくたか572号で長野へ帰ります。これに乗れば長野へは、えちごトキめき鉄道・北しなの線乗継より24分早く着いて、その分早く帰宅して休めるかと思ったのですが・・・。
 北陸新幹線は、金沢駅で駅設備点検のため24分遅れで運転中との事。これなら、えちごトキめき鉄道・北しなの線乗り継ぎでも良かったかと後悔しましたが、今回は月額契約している運転情報メールが来ませんでした。はくたか号1本で西日本管内にて25分程度の遅れだと来ないのかな。仕方ないので上越妙高駅で待ち続けるしかありません。日も傾き始めて一層寂しさがつもります。はくたか号の発車時刻に遅れている「かがやき」が通過して行きました。はくたか572号も少しは回復運転しているようで糸魚川を21分遅れで出たようです。そして、北陸新幹線はくたか572号が20分遅れて到着しました。本日最後の乗車車両はW7系W11編成です。最後は、W7系での締めくくりとなります。
 遅延した分乗客が多いのか、時間帯が良いのか解りませんが、2号車はE席が半分くらい埋まってました。遅延していても新幹線に乗ってしまえば早いもので、途中飯山に停車しても22分で長野駅に18時40分に到着しました。長野駅では、乗務員の交代が終わると発車メロディーを途中で切ってすぐに発車しました。
 
 上越妙高まで乗った「えちごトキめき鉄道」の普通から接続する「北しなの線」の列車はまだ長野駅に着いていません。とは言え、長野に北しなの線が到着するのは18時45分ですので5分しか違いませんが・・・。逆に考えると、上越妙高で乗換時間を含めて56分も足止めされても新幹線の方が早く着くとは・・・。それなりに高いですがね。
 という事で、2021年夏の鉄道旅行も日帰りながら無事に終了しました。それにしても、まさに真夏らしい酷暑の1日となりました。
   

使用乗車券

・貴重なポイントを捨ててもコレクション優先
 今回は、往路の長野→金沢は「新幹線eチケット」30%引きを利用しました。早めに申し込みをすれば、長野から金沢まで8/7の繁忙期で通常片道9320円のところ新幹線eチケット(30%引)だと6230円で乗車できます。特に「お得なきっぷ」も無く通常の乗車券類で移動するならお得です。さらに「新幹線Eチケット」(割引・無割引は問わず)を利用してスマホ画面を金沢駅の窓口で提示すると「北陸周遊乗車券」が購入できます。主に直江津−富山―金沢−長浜の北陸本線・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道とその支線が利用できるお得なきっぷです。特急・急行・指定席は料金券を購入すれば利用できます。但し北陸新幹線は乗車券・特急券を買わねばなりませんので、富山から糸魚川までは新幹線特急券と普通乗車券を購入しました。今回は、この2つ割引乗車券を利用しましたので結構お得に移動できました。
 直江津から長野までは、上越妙高乗り換えで新幹線経由の乗車券を購入しました。この乗車券も、いつかはコレクションに加えたいと思っていたのでちょうど良い機会でした。
 
 <注意>
 新幹線eチケットは、通常はスマートフォンで乗車するチケットレス特急券・乗車券です。指定席自動券売機で、今回の様に「きっぷ」として受け取りはできますがJRのポイントはほぼ付きません。あくまでも、乗車券コレクションのためにポイントをほぼ捨てて「きっぷ」として受け取り使用しました。スマホでチケットレス乗車した方が、ポイント分もさらにお得になります。
 

はくたか591号乗車券・特急券(eチケット)
 

北陸周遊乗車券
 

べるもんた51号指定券
 

べるもんた52号指定券
 

富山→糸魚川間の新幹線特急券・乗車券
 

えちごトキめき鉄道急行券

直江津→長野間乗車券

上越妙高→長野間新幹線特急券