SL列車からお花見乗り鉄の旅  
2021年 4月3日(土)から2日_ 

 今回の旅の概要
 群馬アフターディスティネーションキャンペーンのオープニングとして、快速力あわせるぐんま号が運転されました。この列車と翌日の快速SLばんえつ物語号のグリーン席の指定券が確保できましたので、数年ぶりに「週末パス」を使用して春のSL列車の旅を行う事にしました。
 2つのSL列車に加えて、フルーティアふくしま号の乗車も組み込んで結構豪華な乗り鉄旅行になりました。さらに、今年は桜の花の開花が早くSL列車の中から見頃の桜を見る事ができた素晴らしい乗り鉄の旅になりました。
 
−旅行行程−
・4月3日
  長野8:25−あさま610号−9:15高崎9:56−力あわせるぐんま号−水上12:03
  水上15:20−SLぐんまみなかみ号−17:13高崎17:22−はくたか571号−長野18:09
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・4月4日
  長野6:11−はくたか591号−6:34上越妙高7:25−しらゆき1号−新津9:13
  新津10:05−SLばんえつ物語号−13:35会津若松14:33−普通−喜多方14:49
  喜多方15:30−フルーティアふくしま2号−17:07郡山17:37−なすの280号−大宮18:51
  大宮19:05−あさま625号−長野20:25
  
 1日目:4月3日(土)
 早朝の仕事を終えて車で直接長野駅まで移動します。長野駅東口の駐車場は最近どこも値下げしたことろが多く東口への距離と1日(24時間あたり)の駐車代金を天秤にかけて東口まで徒歩3分で1日(24時間)700円の場所に駐車。一時期の1200円と比べれば500円以上の値下げです。これなら会社から車で直接長野駅まで来れば楽です。酒さえ我慢すれば。という事で、今日は酒の話題はありません。
 
 長野から北陸新幹線あさま610号で高崎へ向かいます。E7系ですが自由席は空いています。ちなみに2階の待合室に居たのですが、先行する かがやき502号の方は結構乗ったのが解ります。待合室の椅子も一気にガラガラになりましたし。先頭車の撮影をして2号車に乗車します。階段から遠い車両で停車駅の多い「あさま」ですので乗客は私の他には1人だけと言う状態で長野を出ます。長野を出て、かがやきの通過する各駅に停車していくのですが、上田での2号車の乗車はありませんでした。コロナ騒動前は、「あさま」と言えば上田からの乗車が多いのですが・・・。続く佐久平からは指定席も自由席も結構乗って来ました。佐久平だと首都圏までの新幹線通期圏なので特に抵抗も無いようです。あさま号は、この後も軽井沢と安中榛名に停車して高崎へ。今年1月以来の関東圏上陸になります。

 北陸新幹線を高崎で降りて在来線のコンコースへ進みます。上越線の発車案内には「快速」とだけの表示が・・・。この列車がこれから乗車する「力あわせるぐんま号」の案内のようです。2番線ホームへ行くと予想より人出は多くありません。このご時世ですし仕方ないのでしょうか。程なくしてD51 498に牽引された快速力あわせるぐんま号が入線してきました。先頭部は出発セレモニーをやるので入れないのは織り込み済なので他の部分を撮影して、人混みの間から人が少ない寂し気なセレモニーを少し見て早々に車内に入ります。指定された号車は6号車なのでセレモニーの音声だけなら聞こえます。
 
 高崎からは、群馬アフターディスティネーションキャンペーンのオープニング列車となる「力あわせるぐんま号」に乗車します。まぁ、名前が違うだけで「SLぐんまみなかみ」と同じD51が旧型車両うを牽引での運転ですが、車内ではバイオリンの演奏会が始まります。春の景色を見ながらD51の汽笛とバイオリン演奏を旧型客車の中で楽しむのは贅沢なひと時です。やはり、特別な「SLぐんまみなかみ」ですので列車名も違うのでしょう。
 渋川ではD51 498の点検のためしばらく停車します。今日は、予想より人出が少ないので撮影もすぐに終わり、後は観光パンフレットを貰ったり、ただD51を眺めたり、空いているうちに4号車のラウンジカーに行ったりしながら時を過ごします。渋川を出ると利根川を渡り田園地帯を走ります。沿線は、桜や桃や菜の花が咲いていて春の車窓が引続き続きます。列車は利根川に沿ったり渡ったりして上越線を北上します。
 沼田駅ではD51の点検のため少々止まります。駅裏の桜は見頃なっておりD51と合わせてしばしの花見を楽しみます。反対ホーム上では歓迎の催しが行われていて「ぐんまちゃん」も参加して盛り上がっています。沼田では、「てんぐちゃん」にも見送られての出発となりました。
 沼田を出ると私が座っている進行右側の席には田園地帯が広がります。利根川に沿って右に左にカーブして山間部を進み後閑に到着します。車内の方は、もう特にイベントも無いようでSL列車の旅をお楽しみください状態です。後閑を出ると勾配もきつくなり6号車だとD51から出るドラフト音も聞こえるようになってきます。また幾分速度も落ちてきています。車窓の方も、今までの桜の花の見ごろからまだ開花前の蕾の状態に変わり早春と言った感じで終点の水上に到着します。
 終点の水上では写真撮影をしてから改札へ向かいます。改札前では観光協会の方々が出迎えてくれました。
   


あさま610号(長野8:25−高崎9:15)
  

力あわせるぐんま号(高崎9:56−水上12:03)
 

高崎駅出発式
   

高崎駅見送り
   

沼田では桜が見頃
 

沼田にて
 

長野を出発
 

高崎で乗り換え
 

春の上越線を北上
 

ぐんまちゃんの見送り
 

てんぐちゃんも見送りに
 

水上に到着
 
 力あわせるぐんま号が水上駅到着後は、改札前で観光協会の方から「くじ引き」券を貰いSL転車台広場へ。
 やがて、D51 498がバックで転車台に入りD51 498は転車台の上に乗り回転を開始。本日は、2回転半して向きを変えて給水線へ移動。D51 498が給水線に入った後は、くじ引き(3等当選)をしたり、ヘッドマークガチャ(1回限り無料)をしたり、ミニコンサートを聴いたりして時間を過ごします。
 12時50分になるとヘッドマークの交換が始まります。往路は「力あわせるぐんま号」で運転しましたが、復路は「SLぐんまみなかみ号」で運転しますのでヘッドマークを交換作業が入ります。この作業は、なかなか外部では見られないので人々も興味深そうに作業の様子を見ています。ヘッドマークの交換も終わり、帰路の「SLぐんまみなかみ号」としての準備が整いました。
 D51の回転やら転車台広場のブースを回っていると何処に行っても中途半端な時間なので水上駅の待合室で時間を過ごします。力あわせるぐんま号の折り返しのSL列車は、従来通りのSLぐんまみなかみ号となります。時刻に変更もありません。
  

水上駅での出迎え
  

SL転車台広場
 

D51 498の方向転換
 

高崎側へ向きを変えます
 

力あわせるぐんま号のマークを外し

SLぐんまみなかみ号のマークを装着
 
 水上駅の待合室で時間を過ごし、14時40分頃にホームへ移動して入換のため水上駅1番線を通過するD51 498を見送ります。そのまま10分ほど待つと先ほどのD51がバックでやってきて旧型客車と連結します。この作業を見届けて乗車のために2番線へ向かいます。SLぐんまみなかみ号が発車する水上駅2番ホームは、早めに来たので人出も少なくすぐに先頭部の写真を撮影して座席へ。
 15時20分に水上駅の方々に見送られて水上を出たSLぐんまみなかみ号は、すぐにトンネルに入ります。昨日、指定券引き取り時には結構空席がありましたが、昨日の夜から発車時刻までにあれよあれよと売れたようです。全体的に7割ぐらいの乗車率でしょうか。高崎へ向かう上り列車は勾配を下るだけなので静かです。列車は、後閑で5分程停車して再び走り出します。帰路の列車になるので皆疲れているのか車内は静かです。
 列車は利根川に沿って進み車窓には見ごろになった桜が見えてきました。往路(力あわせるぐんま号)とは反対側の席なので往復で異なる車窓を楽しめます。利根川と桜の景色を楽しんでいると沼田に到着します。沼田を出ると桜の花が見ごろになっているヶ所が何カ所かあります。列車は利根川に沿って左右にカーブして進みトンネルを抜けると車内放送で関東平野に出ましたとの案内が。残念ながら上州の山々は見えませんでした。列車は利根川を渡り渋川へ。渋川で少々停車します。渋川からは市街地と田園地帯の景色が繰り返します。沿線では特に桜の木の近くでは大勢の方が手を振って見送ってくれます。列車は、新前橋で両毛線からの普通列車と運転間隔をとるために5分程停車します。もう、ホームに降りて撮影する人も無く余裕で撮影できました。新前橋を出ると終点高崎へ目前です。上越新幹線の高架が見えてくると高崎駅構内に入り終点の高崎に到着します。
 
 高崎からは一旦帰宅するため北陸新幹線に乗車します。高崎17時49分発の あさま621号の特急券を用意していたのですが、今日のSLぐんまみなかみ号は2号車に乗車でD51の撮影もすぐに終わり新幹線乗り換え改札へ行くとまだ先行の はくたか571号の表示が出ていたので乗車変更して はくたか571号に乗車します。新幹線ホームへ向かい先頭付近へ行くとすぐに列車が到着しました。本当に待ち時間がほぼなしでした。高崎から乗車した はくたか571号は金沢行だけあって10号車の指定席も窓側が半分ぐらい埋まっています。それでも空いている方ですが。「北陸ロマン」のメロディーが流れたのでW7系です。この列車に変更して良かったです。はくたか号とは言え停車駅の多いタイプですので安中榛名以外は各駅に停車します。碓氷峠トンネルを通過して軽井沢に到着します。日没が遅くなったので浅間山の雄姿も見えます。軽井沢から先は終点の金沢まで各駅に止まります。ですので、佐久平や上田からも普通に指定席に乗ってくる人がいます。W7系に揺られること47分で長野に到着します。まだ時間は18時9分です。
 
 長野駅到着後は、車で自宅へ帰宅します。自宅へ帰宅できる利点は飲食代が掛からないのと、今日撮影した画像と動画の編集ができるからです。という事で、明日の早朝に再び長野駅に戻ります。
 

SLぐんまみなかみ号(水上15:20−高崎17:13)
 
はくたか571号(高崎17:22−長野18:09)
 

水上を出発
 

帰路も桜の車窓を楽しみ
 

利根川を渡ります
 

渋川で先行する744Mはラッピング編成

高崎では忙しい乗り換え

長野に到着して1日目は終了

 2日目:4月4日(日)
 自宅で一夜を明かして再び長野駅にやって来ました。時刻は5時40分です。今日は別口で用事がある家族に長野駅付近まで車で送ってもらい徒歩でやって来ました。という事で、今日は飲酒もしながらの乗り鉄もバッチリできます。という事でやる気も違います。
 
 長野駅からは始発の はくたか591号に乗車します。昨年はW7系で期待していたのですがE7系でした・・・。まぁ、車内メロディーが違う以外は特に違いもないのですが。先頭部の撮影をして延々と自由席車両まで歩きます。あまりに歩く距離が長いので階段から近い4号車でギブアップ。4号車の自由席は5人ぐらい乗車しています。早朝の長野駅を発車した はくたか591号は北陸新幹線を順調に北上します。初めの停車駅の飯山では数名の乗車がありました。普段は2号車あたりまで歩いて行っているので解りませんが、各駅で階段に近い4号車は意外と乗っているのかも解りません。飯山を出てトンネルを抜けると田園地帯が広がり上越妙高に到着します。
 
 上越妙高では少し乗換時間がありますが、その時間を利用してコンビニへ朝食用のサンドイッチとビールを購入に行きます。時間があるので暇つぶしも兼ねて少し遠くのコンビニへ。買い物をして駅に戻ると発車の15分前でしたのでちょうど良かったです。
 上越妙高から特急しらゆき1号に乗車します。E653系4両で運転され指定席の2号車に乗車します。2号車は10人ぐらいの乗車がありますが1号車はほぼ無人です。上越妙高を出た列車は、えちごトキめき鉄道を進みます。途中の高田で少しの乗車があり直江津へ。直江津からはそこそこの乗車がありましたが、全体的に見ればガラガラの状態です。直江津からはJR東日本信越本線を走行します。柿崎を過ぎると車窓に日本海が見えてきます。普段、海に縁のない生活をしているので海が見えてくるとテンションが上がります。ここで、ビールを飲みながらの朝食です。時刻は8時前ですが、この時間から日本海を見ながらビールが飲める贅沢とは。まさに列車の旅でしか味わえない贅沢です。今日は、自宅からハイボール3缶も応援に忍ばせてあるのでここで1缶を追加投入。朝食を楽しんでいると列車はすでに柏崎を過ぎて山間部へ。山間部を抜けると上越線が近づき長岡に到着します。長岡では新幹線に乗り継ぐのか、長岡への用事があるのか結構な降車がありました。長岡からの乗車もありましたが乗って来た人数は僅かです。その後も、E653系特急しらゆき1号は順調に進み新津に到着します。
 
 上越妙から乗車した特急しらゆき1号を新津で降りるとC57の汽笛が響き渡りSLばんえつ物語号の入換が始まりました。SLばんえつ物語号が発車する3番線ホームへ行ってしばらくすると7号車を先頭にSLばんえつ物語号が入線してきます。今年は無事に春から運転開始となり何よりです。列車がホームに入線してもすぐには乗車できません。ただ、先頭部の撮影は空いているうちにできるのでその点は大変ありがたいです。C57 180の先頭部も皆分散していて空いてますし。しばらくホームで列車を眺めて待ちます。ホーム上での駅弁販売で「えび千両ちらし」を買うのも忘れずに・・・。感はいつになっても良いですね。今年も1人用の座席を確保して会津若松まで快適な乗車ができます。
 10時5分に新津を定刻に発車します。旅立ちの余韻に浸る暇も無く4号車の展望車へ。オコジョ展望室は新型コロナの影響で整理券が無いと入れません。案の定、展望室は整理券を求める客の列になっています。しかも、1回目・2回目は津川までの乗客だけというルールも追加され整理券は貰えませんでした。3回目の整理券は貰えましたが、4回目以降は津川を発車後に配布するのこと。整理券を貰って早々に席い帰る途中に売店でビールと「おつまみ用」に「オコジョの宝箱」(弁当)を購入。「オコジョの宝箱」は、リニューアル前の方が個人的には良かったかと。
 
 これで、自分の席に戻りビール片手にSLばんえつ物語号の旅が楽しめます。列車はすでに磐越西線に入り五泉駅に到着する手前です。五泉駅を発車すると早出川を渡ります。川の五泉側には桜の木が展望室から見ごろになった桜の花を見る事ができました。列車は田園地帯を進みます。所々に見ごろになった桜を見る事ができます。例年ならまだ蕾の段階で開花まであと少しのタイミングですが、今年は開花が早くSLばんえつ物語号の車窓から花見ができる幸運に恵まれました。ビール片手にSLばんえつ物語号の車窓から花見ができるとは昨日に続いて幸運です。持参したハイボール2缶目も続いて楽しみます。いつしか列車は阿賀野川に沿って進みます。咲花駅を発車すると予想通り咲花の桜も開花していて最後部の展望車から後ろへ流れゆく桜の木々がしっかり見られました。
 津川駅では、C57 180の点検作業や給水のため少々停車します。記念撮影もできるのでホーム上も乗客で賑わうってはいますが、車内の人数にしては少ないようで撮影もスムーズにできました。流石に津川まで来ると桜の花も開花前で早春と言った感じです。津川駅を出発すると、時間になったのでオコジョ展望室へ。あいにくトンネルが続く区間で、車外の低い温度と上記でガラスの外側に水滴が着いた様態になりあまり景色は楽しめませんでしたが、C57 180の後ろ姿を拝めたのは良かったです。
 
 オコジョ展望室でC57 180の後姿を見た後は、途中の売店で昼食用のビールと冷えたハイボールを追加購入して自席へ。さっそく、新津で買った「えび千両ちらし」の昼食を食べます。。蓋を開けると厚焼き玉子・・・。1枚厚焼き玉子を食べると「うなぎ」「こはだ」が出てきました。この弁当の本番は、卵焼きの下のようです。その他に「えび」「イカ」が姿を現しました。一番下は、とろろ昆布を仕切りにクルミとかんぴょうを混ぜた酢飯が・・・。昨年(SLクリスマストレイン号)に続きこの駅弁を選択しましたが、本当に美味しくビールやハイボールも進みます。徳沢手前の橋で列車は新潟県から福島県に入ります。同時に磐越西線に寄り添う川も阿賀野川から阿賀川に変わります。列車は右に左にカーブして進み阿賀川も付かず離れずで寄り添いながら進むと山都に到着。山都でも給水と点検のため少々停車します。もうここまで来ると昼食を摂ったばかりですので数枚撮影しただけで即車内へ。山都を出ると一ノ戸川に掛かる一ノ戸橋梁の絶景を楽しみます。この景色を後部展望室から眺めたいために早めに車内に戻ったのですが、いつ見てもこの絶景は凄いです。一ノ戸橋梁を渡ると山間部を進みトンネルを出てしばらくすると視界が開け磐梯山が辛うじて見えてきます。今日は曇りと少し霞んでいるのではっきり見えないのは残念ですが、わずかな時間A席側から見える磐梯山の雄姿と会津盆地の車窓が見えるとSLばんえつ物語号の旅もラストスパートです。
 
 SLばんえつ物語号は、会津盆地の入口となる喜多方に到着します。喜多方を出ると列車の車窓左手には磐梯山が曇りの天気ながら辛うじて雄姿を見せています。最後部の展望室から磐梯山を撮影し単線電化された線路を後部展望で撮影するとSLばんえつ物語号の旅もあと僅かです。会津盆地も桜の見ごろを迎えているようで車窓からも時折見頃になった桜を見る事ができます。SLばんえつ物語号会津若松行としては最後の停車駅となる塩川で普通列車と交換してSLばんえつ物語号は会津盆地をラストスパートして定刻に会津若松駅に到着しました。
 
 会津若松からはキハ110系の普通列車新津行に乗車して喜多方へ戻ります。その前に会津若松駅で土産を購入。新津行の普通列車は2両編成で7割方の席が埋まる盛況でした。ただ、混雑するのは私が降りた喜多方まででした。喜多方では、フルーティアふくしま2号の改札までしばらく待ちます。
  


はくたか591号(長野6:11−上越妙高6:34)
 

しらゆき1号(上越妙高7:25−新潟9:13)
 

SLばんえつ物語号(新津10:05−会津若松13:35)
 

普通(会津若松14:33−喜多方14:49)
 

2日目も長野から出発
 

上越妙高で乗り換え
 

日本海を見ながら新津へ
 

新津からSL列車の旅
 

今年も1列グリーン席を確保
 

咲花の桜は見頃
 

車内でのお楽しみ
 

阿賀野川を渡ります
 

津川で小休止
 

オコジョ展望室
 

えび千両ちらしで昼食
 

一ノ戸橋梁を通過
 

会津若松に到着

キハ110系普通で喜多方へ

喜多方に到着
   

 SLばんえつ物語号に会津若松まで通して乗った後は普通列車で喜多方駅に戻りました。フルーティアふくしま号は、会津若松駅でも乗れるのですが、やはり短距離の移動で始発から終点まで乗車できるのなら始発から乗車したいです。フルーティアふくしま2号の車両自体は早めに喜多方駅ホームに止まっていますが、喜多方駅では列車別改札をしていて早めにホームに行かれません。改札から発車まであまり時間が無いので先頭部など速やかに撮影して車内へ。車内へ入る際は、手を消毒するとなど感染症対策を施しての乗車となります。この列車は、基本的に飲食を基本とするのでこれは仕方ありません。フルーティアふくしま号に乗車するのは2016年4月9日以来となります。ちょうどほぼ5年ぶりの乗車です。今回も1人利用ですので車端部の1人用席です。とりあえず着席すると目の前には紙製のナプキンと名刺サイズの乗車証がセットされています。
 
 フルーティアふくしま2号は、15時30分定刻に喜多方駅を発車します。前回乗車時は会津若松が始発でしたので、喜多方−会津若松間は初めての乗車になります。今回の座席は磐梯山に背を向けた席ですので見る事ができなく残念です。喜多方発車直後にバウチャー券(食事用)を渡したのでスイーツセットが運ばれてきました。今回は、「福島県産いちごのパンケーキパフェ」と「福島県産いちごのジュレぷりん」の2種類と桃ジュース1缶です。あとは、ホットコーヒーがありますがパスしてアイスコーヒーを貰いに1号車へ。アイスコーヒー・アイスティー・水はドリンクバーで飲み放題です。が、その前に列車は塩川に停車。塩川でSLばんえつ物語号と交換になるので先頭部へ撮影に。しかし、SLばんえつ物語号はなかなか姿を現さず、放送で交換の臨時列車は5分遅れとの放送が入りさらに先頭部で5分程待ってSLばんえつ物語号との交換を撮影。その後、列車は、遅れを戻すかのように進みますが会津若松には4分ほどの遅れで到着。
 
 会津若松の停車は僅かですぐの発車になります。会津若松からは列車の進行方向が変わります。車内の方も7割方の座席が埋まり本格的にカフェ列車の始まりです。列車は、進行方向を変えて2号車が最後部となりました。喜多方方面への線路と分かれて郡山方面へ。ここからスイーツを楽しむ列車の旅が始まります。このような特製の列車ではアルコールは飲む気にならないので、アイスコーヒーやアイスティーを楽しみます。要するにSLばんえつ物語号の車内で飲み過ぎたという事です。甘いものは別腹とは言いますが・・・。列車は右へ左へカーブして猪苗代湖畔に入ります。少し開けてくると磐梯山が天気が悪いながらバッチリ見えます。今度は、こちら側の席から見えるので磐梯山を見ながらのカフェタイムに突入です。しばらく磐梯山を見ていると景色が開けて市街地が見えてくると猪苗代に停車します。
。列車は、中山宿の山間部を越えて磐梯熱海に停車します。ここまで来ると「フルーティアふくしま」の旅も終盤です。最後にアイスコーヒーをもう一杯貰い最後の旅を楽しみます。ここまで、アイスコーヒー3杯・アイスティー2杯・水1杯と言う感じです。元を取るとかの考えは無く、SLばんえつ物語号で酒を飲み過ぎた影響かと思われます。次回、フルーティアふくしま号に乗る時はもう少しスマートに乗れるように酒は少なめにして乗ろうかと思います。郡山手前まで来ると桜の花が見頃で沿線も天気は悪いですが、春の明るい雰囲気の車窓が続きます。しばらくは、磐越西線では貴重な719系電車の走行音を楽しみます。東北新幹線の高架が見えると終点郡山に到着します。
 
 郡山からは東北新幹線と北陸新幹線を乗り継いで帰るだけです。まずは、郡山始発の なすの280号に乗車します。この前に大宮駅先着の やまびこ号・つばさ号がありますが、なすの280号は こまち用のE6系が連結された17両編成と自由席も多いのでこの列車を選択。当然、ここ数年ご無沙汰だったE6系(こまち)車両を選択して乗車します。E5系(はやぶさ)車両の4両(1-4号車)とE6系(こまち)車両の6両(12-17号車)が自由席となっていますので、後ろ側の車両はガラガラです。私が選択した14号車もガラガラで誰も乗っていません。郡山を出た なすの280号の14号車は誰も乗っておらず貸切的な状態です。ただ、やはりミニ新幹線用の車両ですので、フル規格の新幹線車両よりは狭さを感じます。列車は夕暮れの東北新幹線を快調に進みます。列車は新白河に停車して那須塩原に停車します。郡山からの貸切もどきもここまでで那須塩原からは14号車にも乗客が乗ってきます。那須塩原では、通過列車(はやぶさ号)待ちのため4分停車します。さらに乗客の多かった宇都宮でも通過列車(はやぶさ号・こまち号)待ちで4分停車します。宇都宮を出ると続いて小山に停車します。郡山から東京まで各駅停車ですが、空いているので「やまびこ」「つばさ」が停車する宇都宮からの乗車も目立ちます。意外なのは小山からの乗車も結構あったことです。小山を出ると大宮に到着します。大宮に着く直前で かがやき515
号が発車してしまいます。郡山で7分先行の「やまびこ」「つばさ」に乗れば余裕で間に合いましたが、「やまびこ」も「かがやき」も窓側は結構埋まっていたのでパスして良かったです。今日は、北陸新幹線に乗り換えのため大宮で降ります。
 
 大宮からは、あさま625号に乗車します。大宮駅での乗換は15分です。新幹線改札内の駅弁屋を覗くと全商品が200円引き。200円引きとかお得でしょ。という事で「チキン弁当」を購入。これで夕飯の心配もないです。大宮から乗車した あさま625号は新潟からの転属編成(F23編成)でした。何が違うかと言われれば何も違いませんが・・・。指定された10号車は10人程度の乗車で空いていました。大宮を出ると先ほど乗車した東北新幹線と分かれて上越新幹線を進みます。この列車は、熊谷までの各駅と高崎からの各駅に停車します。要するに本庄早稲田以外はすべての駅に停車して長野へ向かいます。長野までは、長いようで短いので鞄に忍ばせたハイボール最後の3本目とともに「チキン弁当」で夕食とします。チキン弁当が買えた時は、だいたい大宮を出ると夕食として食べるのでチキン弁当をE7系(W7系)の車内で食すと旅も終盤です。唯一の通過駅の本庄早稲田駅を通過すると高崎に止まります。高崎では数人規模ですが降りた分だけ乗ってきます。高崎からは上越新幹線と分かれて北陸新幹線を進みます。安中榛名を過ぎて軽井沢に止まりいよいよ長野県へ戻ってきました。軽井沢を出ると佐久平・上田に止まります。この2つ駅では降車客が多く10号車も空いてきます。長いトンネルを抜けると長野市の夜景が見えてきて列車は終着の長野に到着します。
 
 自宅宿泊でしたが、2日間にわたりSL列車から桜の花を見るお花見乗り鉄旅行も無事に終了しました。
 

フルーティアふくしま2号(喜多方15:30−郡山17:07)
 

なすの280号(郡山17:37−大宮18:51)
 

なすの280号はE6系側に乗車
 

あさま625号(大宮19:05−長野20:25)
 

フルーティアで喜多方を出発
 

1人用座席
 

郡山までカフェタイム
 

郡山で乗り換え
 

E6系車内
 

大宮で北陸新幹線へ
 

E7系車内

夕食はチキン弁当

長野に到着

 使用乗車券
 今回は自宅で宿泊しましたが、2日間連続した旅行でしたので「週末パス」を利用しました。昨年の12月以来の利用で久々に長距離移動に活用できました。この他に旅行商品専用の「フルーティアふくしま」に乗ったので契約乗車票も利用しました。
 また、自宅へ宿泊のために帰宅したので新幹線特急券も結構購入したのでホテルに泊まるより出費は嵩みましたが、その分多くの列車に乗車する事ができました。料金券は別に掛かりますが、週末パスがあるとやはり安価で便利ですね。長野駅で(このページでの旅行記作成分の)旅行終了後に別用途で帰宅の際に利用できますし。

■乗車券

週末パス

フルーティアふくしま用の乗車票
         
■料金券

長野から高崎までの新幹線自由席特急券
 

力あわせるぐんま号指定券
 

SLぐんまみなかみ号指定券
 

はくたか571号新幹線特急券
 

長野から上越妙高までの新幹線自由席特急券
 

しらゆき1号特急券
 

SLばんえつ物語号グリーン券
 

フルーティアふくしま2号指定券
 

郡山から大宮までの新幹線自由席特急券 

あさま625号新幹線特急券  
 最近の長野駅って印字部分の何処かが入るように大穴を開けるようになったんかね。