新潟県・庄内アフターディスティネーションキャンペーン  
リゾート列車で行く酒田日帰りの旅  
2020年12月 6日(日)日帰り_ 

 今回の旅の概要
 町の用事のため前日の12/5に一旦帰宅したので別の旅行記として作成します。こちらは、まだ乗車していなかった快速海里号で新潟から酒田へ向かい酒田で少し町を観光して、帰路は酒田から快速庄内Shu*Kura号で新潟へ戻る行程です。新潟から酒田は別々の「乗って楽しい列車」に乗車する少し贅沢な行程です。
 長野から新潟までは、往路は昨日と同様に上越妙高経由。帰路は上越新幹線で高崎を経由して長野へ戻ります。こちらの方が早く長野へ戻れますが、それだけ新幹線特急料金は高いです。それでも明日の勤務の事を考えると割高でも早く帰宅できる方を選択しました。
 
−旅行行程−
 長野6:11−はくたか591号−6:34上越妙高7:25−特急しらゆき1号−新潟9:28
 新潟10:12−快速海里号−酒田12:44
   ■酒田市内散策:酒田駅−山居倉庫(見学)−八雲神社(参拝)−酒田駅
 酒田14:54−快速庄内Shu*Kura号−新潟18:13
 新潟18:53−とき344号−20:05高崎20:23−あさま627号−長野21:14
 
  
 12月 6日(日) 庄内・酒田へ日帰りの旅
T.2日連続で日本海を見ながら新潟へ
 昨日に引き続き長野駅にやってきました。やはり、2日間有効の「週末パス」を1日で終わらせるのは勿体ないです。町の用事が決まるより先に今日の分の指定席券を抑えていたので、昨日は自宅に一旦帰宅し今日は改めて日帰り旅行をします。
 今日の旅(JR利用分)も必然的に長野駅からスタートします。今日も昨日と同じ北陸新幹線はくたか591号で長野を発ちます。先頭を撮影して自由席のある4号車まで歩きます。今日は、日曜日のせいかグランクラス・グリーン席・指定席もガラガラです。
 長野を6時11分に発車した北陸新幹線はくたか591号は今日もW7系での運転です。2日連続でW7系になるとE7系に乗りたいとか贅沢な事を考えてしまします。夜明け直後の長野市を北上して飯山へ向かいます。乗車した4号車の自由席は今日は無人で乗客は私だけです。まるで貸切車両のような贅沢なひと時です。次の飯山でも4号車の乗客はありません。飯山を出るとトンネルを通過して新潟県へ。僅か23分の乗車で上越妙高に到着します。長野から上越妙高までの23分間の贅沢な旅でした。ちなみに上越妙高からは10名ぐらい4号車に乗車しました。
 上越妙高では51分ほど待ち時間があります。今日も駅から少し離れたコンビニまで買い物に行きます。時間調整が目的なので8分ほど歩いた距離のコンビニへ。コンビニで買い物を済ませて来てもまだ時間があるので、昨日に続き「えちごトキめき鉄道」の上越妙高駅の待合室で時間を潰します。暖房が入っているのでありがたいですが、昨日も来た人だ。とか思われなかったか心配です。
 
 上越妙高からは、特急しらゆき1号で新潟へ向かいます。新井始発で到着した特急しらゆき1号は上越妙高で僅かな乗客を乗せて直江津へ向けて走ります。ただ、昨日よりは乗っています。直江津からはJR東日本の区間に入ります。乗客も増えて特急しらゆき1号の本番は昨日に続きここからでしょうか。列車は、柿崎を過ぎて日本海が見えてきます。海には縁の無い生活なので、2日連続で同じ列車から海を見てもテンションが上がります。ただ、昨日に比べて天気が悪いのが残念です。柏崎の手前まで日本海の景色を楽しみます。柏崎を過ぎると内陸に入り海は見えません。列車は、若干乗客が増えた柏崎から山間部に入り信濃川を渡ると長岡に到着します。長岡で指定席からはほとんどの乗客が降りてしまいました。代わりに僅かばかりの乗客が乗り込み長岡を発車します。冬の田園地帯を列車は順調に走り定刻に新津に到着します。新津には、昨日乗車したSLクリスマストレイン号が入換の準備をしています。
 新津を出ると田園地帯を走行し亀田を過ぎたあたりから住宅地が広がり越後石山を通過して新潟車両センターを通過すると市街地が広がり新潟駅に到着します。新潟駅は、低いホーム9番線に到着しました。
 2日続けての特急しらゆき1号の旅もこれで終了です。


はくたか591号(長野6:11−上越妙高6:34)
 

特急しらゆき1号(上越妙高7:25−新潟9:28)
 

長野を6:11に出発
 

夜明け直後の長野市内を北へ
 

はくたか591号車内
 

上越妙高で乗換
 

特急しらゆき1号車内
 

日本海を見ながら東へ
 
U.リゾート列車で酒田市内散策
  新潟駅から快速海里号で酒田へ向かいます。昨年の10月に登場以来ずっと乗りたいと思っていたので、今日ようやくその願いが叶います。今日は座席車両を利用しますが前後の間隔が広い快適なゆったりしたシートです。
 新潟駅を発車した快速海里号は、白新線を経由して酒田へ向かいます。指定席は満席との放送が繰り返し流れていましたが、車内には空席が何席かあります。東新潟駅を通過して阿賀野川を渡り新潟に別れを告げて新発田へ向かいます。列車は新発田から羽越本線に入り村上を出ると日本海が見えて来ます。新潟を出る時よりだんだん天気が悪くなってきます。
 列車は日本海に沿って進みます。次の桑川駅には先行している快速庄内Shu*Kura号が退避しているはずです。私も展望室まで行こうかと考えましたが、酒を飲んで面倒になったので前面展望のモニター越しに撮影することにしました。桑川からは、笹川流れと呼ばれる景色の良い区間なのですが、今日は生憎の雨模様で景色も良く見えません。一番大事な区間が雨で視界が悪いとか残念です。海里号は冬ダイヤに移行しているので徐行のサービスはありませんが、線路工事の関係か徐行指定区間が結構ありましたので車窓は十分に楽しむことができました。ここで、注文していた弁当を頂き昼食タイムにします。新潟の老舗が監修した高級弁当を海里号のゆったりしたシートで笹川流れの景色を見ながら楽しむとは贅沢なひと時です。弁当も今までで無く最高に美味でした。また食したい弁当です。
 笹川流れの景色は府屋辺りまで続きます。笹川流れの景色は終わっても国道7号線を挟んで日本海沿いを北上します。あつみ温泉を出るとしばらく海沿いを進みますが、列車はに内陸に入り鶴岡に停車します。鶴岡を出ると白鳥が越冬する場所を通過します。すでに何羽かの白鳥を見る事ができました。余目を出ると快速海里号の旅も終盤です。最上川を渡り鳥海山が山頂部分だけ辛うじて見えてくると終点の酒田に到着します。
 酒田では、帰りの快速庄内Shu*Kura号の発車まで酒田市内を散策します。とは言え大した観光ができる時間もないので山居倉庫を目的に進みます。駅から20分ぐらい街中を見ながら歩けば目的地の山居倉庫に到着します。駐車場には県外車も結構止まっていてなかなかの賑わいです。お土産物屋で土産を買ったり敷地内を散策して過ごします。実は初冬に山居倉庫に来るのは初めてです。裏のケヤキ並木はすっかり冬枯れしています。ただまだ積雪前ですので何だか寂し気な雰囲気が漂っていましたが、それがまた良い味を出しています。これは、次回は積雪した冬にぜひ訪れたいと思いました。折り返しの列車の時間まで時間が十分あるとは言い切れません。適当なところで切り上げて駅へ戻ります。実はもう1ヶ所寄りたい所があります。
 山居倉庫から駅へ歩き始めると無情にも雨が降り出しました。最初は小雨程度でしたが、時間が経つにつれて本降りになってきます。仕方なく傘をさして駅方向へ向かいます。雨の中を15分程歩いて着いたのは八雲神社です。
 八雲神社は厄除け開運のご利益があります。厄年ではありませんが、最近は運気が下降気味ですので参拝して運気上昇を狙いたいところです。この神社は、「きゅうり天王山」とも呼ばれていて祭礼の際には「きゅうり」お供えし祈祷していただくと1年無病息災で過ごせます。
 八雲神社では御朱印を頂きます。「きゅうり」の印が押された通常タイプと素盞嗚命の印が押された2種類がありましたので両方頂きました。ただ今は、コロナ対策で買い置きタイプのみとのことです。
 八雲神社から酒田駅までは徒歩5分程。途中からは雨模様になりましたが、酒田市内を散策して十分な余裕を持って酒田駅に戻りました。
 酒田での観光を終えて新潟までは快速庄内Shu*Kura号に乗車します。普段は、上越妙高−十日町で運転している越乃Shu*Kuraですが、新潟県・庄内アフターディスティネーションキャンペーンで今日は、羽越本線・白新線を走行します。
 快速庄内Shu*Kura号は、小雨降る酒田駅を14時54分定刻に発車します。車内はほぼ満席の盛況です。車内放送が終わり次第すぐに2号車へ行ってジャズの生演奏の整理券を貰いました。列車は、最上川を渡り余目を出ます。余目を出てしばらくすると地酒の振る舞いがありました。一口ですが日本酒の味わいを楽しんでいると列車は鶴岡を出て白鳥の越冬地を過ぎると1回目のジャズの生演奏の時間となります。2号車へ行って地元の方々によるジャズの生演奏を楽しみます。越乃Shu*Kura号シリーズに乗車する際の楽しみの一つになります。あつみ温泉から先は、笹川流れの景色の良い場所を通過します。おまけに夕暮れ時の時間です。天気は少し曇りですが、日本海がオレンジ色に染まる場所もありビール片手にキハ40のエンジンを聞きながら夕暮れの日本海と笹川流れの景色を楽しむ贅沢な時間が続きます。
 桑川を出るともう日も暮れてきます。2回目の振る舞い酒の振る舞いも終わり村上を出ると車窓も夜景となり何処を走っているのか解らなくなります。途中の中条駅で8分ほど停車します。流石にもう夜の時間で三脚無しでの撮影は苦労しました。中条を出ると新発田に停車します。新発田を出ると白新線に入り次の西新発田で交換のため運転停車。続いて黒山で列車交換と特急いなほ12号退避のため10分停車。新潟を目前にしてなかなか進みません。阿賀野川を渡り東新潟を通過すると終点の新潟に到着します。新潟駅には運転停車で遅れを取り戻してほぼ定刻に低いホーム8番線に到着しました。
 
 今回の旅のメインである、海里号と庄内Shu*Kura号で往復する酒田市街散策も無事に終了です。
  

快速海里号(新潟10:12−酒田12:44)
 

山居倉庫(見学)
 

八雲神社(参拝)
 

快速庄内Shu*Kura号(酒田14:54−新潟18:13)
 

新潟から海里で庄内へ
 

昼食は予約弁当
 

笹川流れ付近は雨・・・
 

酒田に到着
 

山居倉庫を見学
 

新井田川対岸から見た山居倉庫
 

酒田から庄内Shu*Kuraで新潟へ
 

夕暮れの日本海を南下
 

新潟に到着
 
 ■八雲神社御朱印  
  
V.新潟から高崎経由で帰路へ
 酒田への往復の旅を終えて後は新潟から長野へ帰るだけです。ベストな乗り継ぎは、新潟から長岡まで上越新幹線に乗車して長岡で信越本線直江津行に乗り換え、直江津で「えちごトキめき鉄道」に乗り継ぎ上越妙高から北陸新幹線で帰るルートです。ただ、特急料金は安上がりですが時間が掛かります。明日も5時から仕事ですので、少しでも睡眠時間を確保するため早く帰れる高崎経由を選択します。もちろん特急料金は驚くほど高くなります。近いようで遠い新潟・・・。
 新潟駅新幹線ホームに行くと現美新幹線が回送で停車していました。時刻表には載らない回送ですので誰も撮影していません。思わぬ場所で現美新幹線最後の撮影をしました。まさか、この時期にここまで自由に撮影できるとは思いませんでした。現美新幹線が基地へと動き始めた頃に私が乗車する新幹線とき344号のドアが開きました。
 昨日に続いて今日もE2系1000番台に乗車します。今日はJ55編成ですのでコンセントはありません。上越新幹線でもE2系1000番台も乗れる時に乗っておいた方が良いです。E7系はこれから何時でも乗れるので。
 新潟を発車した上越新幹線とき344号は上越新幹線を東京へ向けて進みます。もう日が暮れて夜になっているので何処を走っているのか解りません。日曜夜の上りなので車内もそれなりに人は乗っていますが、車内放送でも会話は控えめにと放送がはいるので静かです。コロナ前なら賑やかな時間帯の列車ですが・・・。ただ、座席の方は5号車の指定席車両に乗りましたが結構埋まっていておそらく窓側は満席になっているかと思います。途中、燕三条に停車して長岡からはやはりかなり乗ってきました。長岡を出ると浦佐を通過してトンネルを通過して越後湯沢へ。意外にも越後湯沢での乗車も多く窓側はほぼ埋まった感じです。(C席に座る人も出始めたので)
 もはやトンネルなのか外なのか解らず列車は淡々と進みます。上毛高原を出てトンネルを抜け住宅街の明かりが見えてくると北陸新幹線の高架が近づいてきて高崎に到着します。
 
 高崎から北陸新幹線に乗換となりますが、少々時間があるので新幹線改札を出ました。在来線ホームで少し車両を見て一度在来線改札(自動改札)を出てトイレに寄ってから新幹線改札に入ろうとしたらエラーで入れないとか。何回やってもダメで有人通路から入る事態になりました。手を消毒してすぐに磁気面に触ったのが悪かったのか・・・。
 
 高崎からはこの旅最後の列車となる北陸新幹線あさま627号に乗車します。この列車に乗ってしまえば地元に戻ったも同然で一安心です。長野が終着なので降り損ねる心配もないです。今度の「あさま」は12番線発です。主に上越新幹線が使う12番線に北陸新幹線が入ってくるのは珍しいかと思いきや、現在では12番線から発車する「はくたか」「あさま」が結構あって驚きました。あさま627号として入ってきた車両はE7系でした。例によって先頭部を撮影してから乗るので10号車の指定を準備しています。高崎の停車はガチで短いので編成番号も確かめる余裕が無く即乗車します。
 各駅停車の「あさま」ですので車内は空いていました。高崎から先は各駅に停車してゆきます。安中榛名を過ぎて碓氷峠トンネルを通過すると軽井沢に到着します。軽井沢では目立った降車はありませんでしたが、次の佐久平からは降車する人がありました。少ない乗客がさらに少なくなります。もう夜なので景色も見えず何処を走っているのかも大体しか解りませんが乗り慣れた区間ですので気にもなりません。上田では、半分以上の乗客が降車してしまいます。長いトンネルを抜けると篠ノ井地区の夜景が見えてきます。篠ノ井駅を通過した頃に長野駅到着の放送が流れます。北陸新幹線あさま627号は定刻に長野に到着しました。結局、長野まで10号車に乗った人は数名でした・・・。
 
 長野を6時11分に出発して新潟から快速海里号に乗り庄内・酒田へ。酒田の街を散策して酒田から快速庄内Shu*Kura号に乗り新潟へ。そして長野に21時14分に到着しました。15時間3分の庄内への日帰り旅行も無事に終了しました。少し忙しかったですが、暇な時間はほとんどありませんでしたので充実した旅でした。
 

とき344号(新潟18:53−高崎20:05)
 

あさま627号(高崎20:23−長野21:14)
 

現美新幹線回送を撮影
 

新潟からは上越新幹線利用
 

とき344号車内
 

高崎で乗換

あさま627号車内

21:14長野に到着

 使用乗車券

週末パス(使用前)
 
 乗車券は昨日に続いて「週末パス」を使用しました。今日(12/6)だけを見ると普通乗車券(長野−上越妙高−酒田:6720円・酒田−新潟−高崎−長野:8360円)で15080円分使うので今日1日だけでもお得です。さらに昨日乗車した分11010円を加えると2日間で普通乗車券だと26090円必要になるので「週末パス」は大変お得になります。
 ただ、例によって昨日宿泊せずに帰った分の特急券は別に必要になりましたが・・・。感想としては、郡山−大宮―長野の新幹線特急券より新潟−高崎−長野の新幹線特急券の方が割高なのは少し驚きました。。やはり、Vの字移動だと高上りになるんですね・・・。

長野−上越妙高:新幹線自由席特急券
 

しらゆき1号特急券
 

海里号指定券
 

庄内Shu*Kura号指定券
 

とき344号特急券

あさま627号特急券
※無効用の穴は画像加工で塞ぎました。長野駅の無効印の逆さまは修正できませんでした。