秋の越後路リゾート列車の旅  
2020年11月14日(土) 日帰り_ 

 今回の旅の概要
 時間外超過の調整で早朝からの仕事が急に6時40分で終わりになり、これからどうしようかと冷やかしで「えきねっと」を使い現美新幹線とき号の空席を調べると現美新幹線とき454号だけ△。場所を見てみると窓側でしたので即予約。現美新幹線とき454号は新潟14:02発なので、上越妙高から何時の特急しらゆき号に乗れば間に合うか調べたら今日は、新潟へ行く快速柳都Shu*Kura号の運転日。しかもB席ながら空席ありという事で、これは空いているうちに現美新幹線とき号の乗り納めをしようと新潟まで日帰りで行くことにしました。
 
 −主な行程−
須坂7:24−普通−7:51長野8:08−はくたか551号−8:30上越妙高10:02−柳都Shu*Kura号−新潟13:06
新潟14:02−現美新幹線とき454号−14:56越後湯沢15:23−北越急行−直江津16:36
直江津17:08−えちごトキめき鉄道−17:24上越妙高17:57−はくたか572号−18:20長野18:43−普通−須坂19:10
  
柳都Shu*Kura号と現美新幹線とき号の旅
 まずは、車で須坂駅へ向かい駐車場に車を止めて長野へ向かいます。須坂からは8500系の普通列車長野行に乗車します。8500系3両ですが高校生が多く乗っていて座席もかなり埋まっています。途中、信濃吉田と善光寺下で降車が多く混雑も収まりましたが、長野までほとんどの席は埋まったままでした。
 
 長野からは、北陸新幹線はくたか551号に乗車します。こちらは、「新幹線eチケット」を利用します。東京からの「はくたか号」はこの列車が1番列車となるので自由席は混むと判断して昨今の情勢を考慮して指定席を選択。ですが、長野−上越妙高間の短区間ですが、3列側のA席は満席でありませんでした。2列席のE席は何席か空いてましたので、先頭車の撮影後にすぐに乗れるように10号車に1席あったE席を選択。スマホで購入手続きをした後は、自動券売機で「きっぷ」として発券しました。前回はスマホで乗りましたが、今回は割引が無いのと券面標記が気になるので発券して利用します。
 長野から乗車した北陸新幹線はくたか551号はE7系F26編成でした。まだ新しい部類の上越新幹線用の編成ですのでどことなく新車の香りが残っています。車内はB席は結構空いていますが、車内は長野を出たにも関わらず8割程度埋まっていました。列車は、長野新幹線車両センターを見ながらトンネルを通過して飯山へ。これから先は、東京・高崎方面からは1番列車となるので降車客も多くなります。飯山でも結構下車する人が多かったですね。飯山を出るとトンネルを通過して上越妙高へ。今回も上越妙高で下車します。たまには西日本区間も乗りたいのですが、越えられない上越妙高の壁・・・。
 

長野電鉄(須坂7:24−長野7:51)
 

はくたか551号(長野8:08−上越妙高8:30)
 

長野を出発

はくたか551号は指定席利用

上越妙高で乗り換え
 
 上越妙高駅では、快速柳都Shu*Kura号の発車まで1時間30分程余裕があります。次の北陸新幹線はくたか553号だと、「えちごツーデーパス」の購入等が忙しく指定席券売機が混んでいた場合は購入不能になる可能性も考えられたので早めに来ました。今朝、柳都Shu*Kura号のB席の指定席券を「えきねっと」で予約できたのですが通路側でしたので、試しに入線時刻まで何回か空席照会を試してみる事にしました。発車の1時間くらいに△になったので海側のD席を条件にしたら満席。山側のA席を条件にしたら座席位置の変更ができました。山側ですが、窓側ですので新潟までの車窓は楽しめます。上越妙高に着いてすぐに発券しなくて良かったです。これで安心して指定席券売機で指定券を発券できました。
  
 上越妙高から快速柳都Shu*Kura号で新潟へ向かいます。途中の長岡までは、快速越乃Shu*Kura号と同じ時刻で運転となります。3号車の普通車指定席は8割方埋まった状態での発車となりました。直江津からは、JR東日本信越本線に入ります。早速、2号車のサービスカウンターで生演奏の整理券を貰いビールを購入して一杯と行きたいのですが、コロナの影響で樽テーブルでの飲食ができないので座席に戻って楽しみます・・・。今までは、樽テーブルを利用して飲み干していたので3号車の座席まで持っていくのは大変でした。しばらくすると、車窓には日本海が見えてきます。普段海とは無縁の生活ですのでテンションも上がります。私の席は山側の席でしたのでフリースペースから日本海の車窓を数回撮影していると柳都Shu*Kura号は青海川駅に到着します。
 海に近い青海川駅では数分停車するのでホームへ出て編成写真を撮影したり青海川駅舎と柳都Shu*Kura号を撮影したりと結構忙しいです。全ての撮影を終えると発車1分前の笛が鳴ります。
 青海川を出ると再び日本海に沿って列車は進みます。鯨波駅を過ぎると日本海は見えなくなり内陸に入ります。ここで日本酒の試飲がやって来ました。このご時世ですので蓋つきのカップとなっています。柏崎を出ると車内改札があります。現在はコロナウィルスの影響で指定席券を見るだけですが、言えば専用の車内改札印を押してくれます。さらに3号車の乗客にもポストカードが貰えます。柏崎からは山間部を進み来迎寺を発車すると信濃川を渡り上越線近づき宮内駅に停車します。宮内を出ると貨物駅を見ながら列車は長岡駅に到着します。
 柳都Shu*Kura号は長岡で進行方向を変えずにそのまま信越本線を進みます。12時になり整理券を貰っていたジャズの生演奏の4回目が始まります。整理券を持って行きましたが、特に確認される事は無く人と人との間隔をできるだけ空けるように言われただけでした。これから15分程ですが、ジャズの生演奏を聴きながら田園地帯や遠く弥彦山の車窓を楽しむ贅沢な時間が始まります。更にこのタイミングで2回目の日本酒の試飲もあり贅沢な時間がより楽しくなりました。
 東三条の手前でジャスの演奏も終わり後は新潟を目指すだけです。座席に戻りすれ違う列車を時折見ながらのんびりした時間が流れます。柳都Shu*Kura号は、新津駅でも少々停車します。反対ホームへ行く時間は無さそうですが、新津駅に停車中の越乃Shu*Kura号も撮影します。隣の線を羽越本線へ直通で入る貨物列車が後から来て先に発車してゆきました。新津を発車した柳都Shu*Kura号は信越本線を進みます。沿線の車窓が田園地帯から住宅街に変わり新潟車両センターを通過すると市街地に入り高架を上り始めると終点新潟の車内放送が流れます。終点に新潟駅は5番線に入りました。
 
 柳都Shu*Kura号で新潟駅までやってきて、越後湯沢へは現美新幹線とき454号に乗車します。「のってたのしい列車」同士の乗り換えとなります。現美新幹線も12月19日で定期運転は終了となるとの事で今日の現美新幹線とき454号が私にとっては最後の乗車となります。
 
 新潟駅に越後湯沢からの現美新幹線とき453号が到着します。この列車が折り返し現美新幹線とき454号越後湯沢行きとなります。列車到着時は、両端の先頭は凄い人出となりましたが10分もすれば混雑は収まり今度は自由席に長い行列ができました。11号車は設備の確認を行っているとの事でドアが開いても車内に入れません。このままでは時間だけが過ぎていくのでライトが点いた先頭部の撮影をして発車2分前に11号車に戻ると車内に入れるようになっていました。座席に座ったと思ったら、もう現美新幹線とき454号は新潟駅を発車していました。発車時の車内放送を録音してから13号車のカフェスペースに並びます。この隙にキッズスペースの方にスタンプが2個押された応募用紙を見せてスペシャルカードを貰います。
 この後は、延々とカフェの順番を待ちます。かなり並んでいるので途中で降りる方は列から離脱して車内鑑賞に向かう方も結構いました。私は、燕三条を過ぎても並び続けカフェで買い物を終えた時には長岡の到着放送が流れていました。
 
 長岡を出て自席に戻ると隣に人が居ました。それは普通の事で構わないのですが、通路を挟んでしか席が確保できなかったから席を代わってくれと言うので喜んで変わってあげました。11号車6番A席って1人用の「おひとりさま」席ですからね。そうなると急遽車内を回ります。11号車から16号車まで1往復しました。座席は全て埋まっていて、さらにカフェの行列とキッズスペースで遊ぶ家族、展示物を見て回る大勢の人、デッキで立っている人と合わせると結構な混雑です。車内撮影も人が途切れた瞬間に撮影しましたが、これもタイミングが大事で結構待つ号車もありました。これからどんどん混雑して撮影も難しくなることでしょう。浦佐では、とき324号の通過を待つため5分程度停車します。再び先頭部で撮影しますが、撮影に出たのは乗り鉄らしき数名でほとんどの乗客は展示物に夢中で撮影に出て来ません。おかげでのんびりと撮影できました。
 浦佐を出ると次は終点の越後湯沢です。カフェで買ったコーヒーは冷めてしまいましたが、クリームチーズレモンケーキと共においしくいただきました。と同時に車内で唯一ゆったりくつろげたひと時でした。長いトンネルを抜けるともう終点の越後湯沢です。


柳都Shu*Kura(上越妙高10:02−新潟13:06)
 

現美新幹線とき454号(新潟14:02−越後湯沢14:56)
 

上越妙高を出発
 

海に近い青海川で少々停車
 

新潟に到着
 

新潟から折り返し越後湯沢へ

指定席が確保できました

越後湯沢に到着

 新潟駅で柳都Shu*Kura号から現美新幹線とき号に乗り継ぐ夢のような乗り鉄の旅は終わり長野への帰路につきます。「えちごツーデーパス」があるので直江津経由で戻ります。
 
 越後湯沢からは、北越急行線経由の直江津行に乗車します。この列車は、金曜日・土曜日・休日のみ越後湯沢から運転します。今日は、ゆめぞら号と一般車が連結された2両編成です。私は、ゆめぞら号の車両を選択します。久しぶりに「ゆめぞら」に乗車します。越後湯沢を出ても車内は空いていてゆったりと過ごせそうです。列車的には普通列車という事になっていますが、北越急行線へ入る列車ですので一部を除いて越後湯沢から六日町まで停車しないので快速列車みたいな感じでスイスイと六日町まで進みます。六日町からは、毎日運転の定期列車になります。この列車の本番は六日町からと言わんばかりに乗客も増えます。ただ、空席が多いですが・・・。JR東日本上越線と分かれて列車は速度を上げて北越急行線を進みます。日曜日の「ゆめぞら」2両連結で運転する日なら車内で映像の上映があるのでしょうが、今日は土曜日で1両のみ「ゆめぞら」連結ですので上映はありません。ただ、座席設備は転換クロスシートですので快適です。トンネル駅を過ぎて十日町に着くと乗客が入れ替わります。乗客の顔ぶれが変わっただけでほぼ同じくらいの座席が空いています。十日町を出ると一駅ごとに乗客が降りてゆき寂しくなります。列車は、普通列車とは思えない速度でほくほく線を進みます。途中のくびき駅付近から見えた夕日が綺麗だったのが印象に残っています。列車は、犀潟からJR信越本線に入り黒井駅を通過して直江津に到着します。
 
 直江津からは、えちごトキめき鉄道に乗車します。E127系改めET127系V1編成に乗ります。2両編成ですが、丁度いいくらいの座席の埋まり具合です。直江津での乗り換えの間に日が暮れて夜になりました。それでも17時過ぎで日暮れが早くなりました。直江津からET127系の普通列車に揺られて上越妙高へ向かいます。途中の高田で乗降が多かった他は特に目立った乗降も無く上越妙高に到着しました。隣の線には、新潟行の特急しらゆき号が停車しています。
 上越妙高からは、北陸新幹線はくたか572号に乗車します。臨時かがやき536号を退避するため4分停車するので先頭部の撮影も余裕でできます。今日は、臨時かがやき536号の運転は無いので普通に4分止まるだけです。直江津で「えきねっと」を利用して指定席のシートマップを見て混んでいるかと心配しましたが、自由席の車内は空いていて1号車は数名乗車しているだけでした。私も1号車に乗車して快適に長野へ戻ります。途中、飯山駅に停車しますが、もう何処を走っているのか夜で解りません。ようやく市街地が見えて来たかと思いきや長野駅到着放送が流れました。流石に長野からの自由席乗車は多かったですが、私は入れ替わるように長野で下車します。
 長野からは、朝陽さくらラッピングの8500系に揺られて須坂へ戻ります。須坂駅到着後は、飲酒した関係でタクシーで自宅まで。車は月決め駐車場なので何日止めても大丈夫です。
 

北越急行(越後湯沢15:23−直江津16:36)
 

えちごトキめき鉄道(直江津17:08−上越妙高17:24)
 

はくたか572号(上越妙高17:57−長野18:20)
 

長野電鉄(長野18:43−須坂19:10)
 

越後湯沢から帰路へ
 

ほくほく線から見た夕日
 

直江津で乗り換え
 

さらに上越妙高で乗り換え

長野へ到着

帰路はさくらラッピング車

 使用乗車券
 今回は、「えちごツーデーパス」を中心にして旅行しました。長野から上越妙高の往復は新幹線利用にして、混雑が予想された往路は新幹線eチケットを利用しました。とは言え、特に割安になるわけでもないので「きっぷ」として発券して使用しました。
  乗車券部分だけで考えると、長野から上越妙高までの往復を別に購入しても4720円(特急券部分は別)で、これだけの範囲を乗り鉄できるとは、「えちごツーデーパス」は大変お得なきっぷだと思います。
※無効用の穴は画像加工で塞ぎました。