2019年冬の「青春18きっぷ」の旅  
信州リゾート列車と諏訪大社初詣の旅  
2019年 1月 5日(土)_ 


  
 今回の旅の概要
 2019年新年最初の旅行は、「青春18きっぷ」の最後の1回分(5回目)を使用して、HIGH RAIL1375と快速リゾートビューふるさと号の乗車をしました。途中の下諏訪駅で途中下車して、諏訪大社下社(春宮・秋宮)の初詣も行いました。今回は、乗るばかりではなく初詣も加えましたので、予想以上に楽しい信州(一部山梨)一周の旅となりました。
 
−今回の行程−
 長野9:46−しなの鉄道−10:49小諸11:43−HIGH RAIL2号−14:07小淵沢14:09−普通−下諏訪14:41
 下諏訪駅・・・諏訪大社下社(秋宮)・・・諏訪大社下社(春宮)・・・下諏訪駅
 下諏訪16:20−普通−16:57松本17:23−リゾートビューふるさと号−長野18:28
  
 1月5日(土) 信州一周の旅(一部山梨県)
 本日は、「青春18きっぷ」の残り1回を使用して信州(一部山梨県)を一周します。とは言え、篠ノ井から小諸までは「しなの鉄道」なので別に乗車券が必要になります。車内清算でも良いのですが、混雑具合によっては巡回に来ない可能性もあるので事前に購入しておくと便利です。長野駅しなの鉄道きっぷ売り場は、見た感じ北しなの線・飯山線方面の乗車券だけしか扱っていないように見えますが、篠ノ井から先の乗車券も購入できますので事前に購入すると便利です。空いているので待ち時間なしですぐに購入できて便利です。
 
 しなの鉄道に乗車券も準備して改札内へ。篠ノ井までは、JR東日本の区間ですので5回目に入鋏印を押してもらます。長野からの1番手は、しなの鉄道直通の軽井沢行です。予定ではコカ・コーララッピング編成でしたが、やってきたのは普通の115系しなの鉄道色です。乗ってしまえば関係ありませんが。長野を出た軽井沢行きは、1本前が快速で停車駅が限られているので結構な乗車率です。小雪ちらつく長野を後に軽井沢へ向かいます。途中の今井で半分ぐらいの乗客が下車しましたが、篠ノ井から大勢の乗客が乗ってきて車内は混雑してきます。さらに屋代・戸倉での乗車も多く列車はトンネルを抜けて坂城へ。ここまで来ると天気も回復していて青空が綺麗な冬晴れです。上田では8割方が下車しましたが乗車も多かったです。上田を出るとチラチラと浅間山も見えてきます。列車は、田中を過ぎて小諸に到着。この列車は、軽井沢行ですのでゆっくり下車はできません。
 小諸では、HIGH RAIL2号まで1時間近くあるので乗車券に無効印を押してもらい一旦改札を出ます。
 
 再び改札に戻り、小諸からは小海線を走る快速HIGH RAIL2号に乗ります。今日は、知り合いの長野鉄も何名か乗車して新年会みたいな感じです。(席は離れますが)。入線時刻が近くなると小海線のホームには結構乗客が集まり始めます。そして、HIGH RAIL2号が761Mと並走する形で入線してきました。本日は、1号車のシングルシートです。一人用なので気兼ねなく乗車できるのは良いのですが座席が斜めなのが少し苦手です。
 小諸駅を定刻に発車したHIGH RAIL2号は、しなの鉄道線としばらく並走して乙女駅の先で大きく右にカーブして浅間山を背に小海線を南下します。列車は高架を上り始め佐久平に到着します。佐久平では北陸新幹線からの乗換駅ですので乗客も多く1号車は満席になりました。
 中込を出ると小海線営業所から2019年HIGH RAIL号運転開始初日という事で記念品が配布されました。こちらは、長野支社のホームページにも掲載せずにサプライズと言う形で配布され乗客から大変喜ばれました。中身は、「信州アルクマ揚げそば」「HIGH RAIL1375ミニタオル」「HIGH RAIL1375ポストカード」「HIGH RAIL1375ボールペン」でお土産セットみたいな感じで820円の座席指定券も相殺できるような内容でした。なお、この配布は2019年1月5日のHIGH RAIL(往復)の中込−小海間のみで行われたようです。列車の方は、田園地帯を進み千曲川と並走して南下します。小海を出ると列車は、山間部を進みます。佐久海ノ口・信濃川上と列車は進み木々の間から視界が一気に広がると高原野菜の畑が姿を現します。ただ、冬季なので広々した畑が冬晴れの青空に映えて一層広々と見えます。列車は、JR線で一番標高の高い野辺山に到着します。野辺山では少々停車するので撮影タイムです。ただ、冬光線なのであまり綺麗に撮影できないのが残念です。列車は、宇宙電波観測所のアンテナを見ながら冬の林を進みます。やがてJR最高地点を徐行で通過して橋を渡ると山梨県に入ります。列車は、下り勾配に入り清里に到着。清里を出ると列車は木々の間を走り本格的に下り勾配を進みます。列車は、吐竜の滝を見ながら右に左に大きくカーブして甲斐大泉を通過します。しばらくすると車窓に富士山が木々の間から見えてきます。甲斐小泉を過ぎると木々の間隔も広くなり視界も広がります。中央道をくぐると列車は大きくカーブして車窓には八ヶ岳が見えてきます。反対側からは中央本線が近づき並走すると終点の小淵沢に到着します。
 
 小淵沢で乗り換える普通列車松本行は、同じホーム反対側から2分の接続。写真を数枚撮影すると発車のメロディーが流れだして慌ただしく乗車。冬のHIGH RAIL1375の旅は、旅の余韻に浸る暇もなく211系の車中の人になりました。発車間際の乗車でしたのでロングシートの3両でも座席はかなり埋まっていました。列車は、八ヶ岳を見ながら北西へ進みます。富士見から先は停車するごとに乗客が増えてゆきます。さすがに茅野・上諏訪での乗車が多く車内も混雑し始めたころに下諏訪に到着。私は、下諏訪で途中下車して初詣に向かいます。


長野駅を出発
 

しなの鉄道(長野9:46−小諸10:49)
 

小諸駅で小海線に乗り換え
 

HIGH RAIL2号(小諸11:43−小淵沢14:07)
 

今日はシングルシート
 

小淵沢で中央本線へ
 

普通(小淵沢14:09−下諏訪14:41)
 

下諏訪で途中下車
 

長野駅でしなの鉄道の乗車券を購入
  

今日の昼食
 

HIGH RAIL1375のスタンプ台
    

JR最高地点を通過

車窓に富士山が見えてきました

八ヶ岳が見えると小淵沢
   

御朱印も入手しました
 
 松本からの快速リゾートビューふるさと号の乗車のための時間調整も兼ねて、下諏訪駅で途中下車して諏訪大社下社の秋宮・春宮(参拝順)へ初詣に出かけました。まずは、下諏訪駅から徒歩で秋宮へ向かい参拝。こちらは、夕方の時間でしたが、結構参拝者が多かったです。
 秋宮から春宮までは案内看板に従って徒歩20分ぐらいで移動します。時間は西日射す夕暮れ時、少し不安になりつつ歩き続け無事に春宮に到着。こちらは、もう遅い時間帯なのか空いていてスムーズに参拝ができました。今年は、諏訪大社下社で初詣ができたので幸先の良いスタートとなりそうです。
 下社春宮からは徒歩で15分ぐらいで下諏訪駅に戻りました。下諏訪駅を拠点に秋宮・春宮を経てちょうど一周した感じになりました。

まずは、下社秋宮へ
 

下社秋宮
 

続いて、下社春宮へ

下社春宮
 
 再び下諏訪駅から旅を再開します。一応、下諏訪で改札から出て初詣をしたのでここからが長野への帰路という事にします。やってきた松本行は211系3000番台3両。予想していたとは言え立席もでる大混雑。でも、下諏訪での降車も多く座ることができました。さすがに下諏訪から松本まで立っていくのは辛いです。列車は、次の岡谷でも大勢の乗客が乗り込み大混雑になりましたが、塩尻で半分以上が降車しました。大勢の方が中津川行に列をなして乗り継いだので、18きっぷで中京方面を目指すのでしょうか。列車は、塩尻駅で少々小休止してから松本へ北上。塩尻からは空いていて快適に移動できるかと思いましたが、南松本までの各駅で大勢の乗車があり短い区間ながら塩尻での閑散ぶりが嘘のような混雑で松本に到着しました。
 
 松本からは、快速リゾートビューふるさと号に乗車します。本日は、1人用の席を予約しましたので快適に長野まで戻れます。松本からの乗車ですので空いているかと思いましたが、松本を17時23分と17時30分直前に発車する時間帯の良さや設備の良さも手伝って予想以上に乗っています。指定券を持たない客は空いた席に座るように案内しています。すでに日は暮れて夜の松本を後に快速リゾートビューふるさと号は長野を目指します。この先は、姨捨・篠ノ井に停車するのみですので快適に過ごせそうです。ただ、1人用の座席は車端部にあるので客室のドアが開くと一気に冷気が入り寒いです。冬場はお勧めできません。列車は、明科・聖高原で列車交換のため運転停車します。景色は見えないので、車内モニターの全面展望だけが唯一の楽しみです。列車は、冠着を過ぎてトンネルを通過すると善光寺平の夜景が見えてきて姨捨に停車します。意外にも姨捨で降車する方もいました。姨捨駅をスイッチバックで発車すると、善光寺平の夜景を楽しめるように減光されます。しばらく車窓から善光寺平の夜景を楽しみます。列車は、高度を下げて山を下ります。室内灯が元に戻るころ列車は桑ノ原信号場を通過します。夜の車窓に街の明かりが増えてくると列車は篠ノ井に到着。篠ノ井を出ると信越本線を長野へラストスパートです。快速リゾートビューふるさと号は快調に今井・川中島を通過して犀川橋梁を渡り安茂里を過ぎると終点の長野に到着します。
 
 今回は、諏訪大社での初詣を行程に加えたので正月らしい楽しい小旅行でした。
 

下諏訪から旅行再開
 

普通(下諏訪16:20−松本16:57)
 

松本で乗り換え
 

リゾートビューふるさと(松本17:23−長野18:28)
 

おひとり様シート
 

長野に戻りました
 

リゾートビューふるさと車内
 


 

全面展望の放映
 

姨捨駅に停車

夜景観賞タイム

善光寺平の夜景

 使用乗車券

しなの鉄道乗車券
 
 今回の旅行を以て「青春18きっぷ」(2018年-2019年冬季)を5回分全て使い切りました。長野を拠点に利用する場合は、篠ノ井線を利用して出入りする以外は、どの方向へ進んでも別に運賃が掛かります。という事で、昔のように「青春18きっぷ」だけをフル使い旅行するのはかなり難しいです。今回の「青春18きっぷ」については、3回の遠征で利用しましたが、全てで別に乗車券(新幹線・特急・第三セクター利用)を購入しました。
 さて、今回は「しなの鉄道」(篠ノ井−小諸)を別料金で利用しました。車内清算でもいいのですが、長野駅しなの鉄道きっぷ売り場が営業しているなら、乗車前にあらかじめ買っておくのが便利です。篠ノ井−軽井沢の乗車券も普通に売ってくれます。

HIGH RAIL2号指定券
 

リゾートビューふるさと号指定券
 

役目を終えた青春18きっぷ