2018年「平成」最後の「青春18きっぷ」の夏旅  
平成最後の夏の列車旅  
2018年 8月18日(土)から1夜行2日_ 


 今回の旅の概要
 今年も快速ムーンライトながら号を宿代わりにして、関東と中京地区の乗り鉄旅行に出かけました。本当は、形ばかりの夏休みあった7月27日から1泊3日1夜行で観光も入れて行う予定でしたが、台風の上陸で今回に延期となりました。また、日数も1日減って1夜行2日に短縮されました。当然、乗りたい列車の乗車を優先させたので観光は無くなり2日間ほぼ乗りっぱなしな状態になりました。
 乗りたい列車には全て乗れたので問題はありませんが、平成最後の夏にふさわしい乗り鉄三昧の旅となりました。
  
−旅の行程−
・8月18日(土)
 長野6:55−快速−8:02松本8:38−普通−10:07小淵沢10:30−HIGH RAIL1号−小諸12:31
 小諸13:03−しなの鉄道−13:29軽井沢14:15−JRバス−14:49横川15:15−ELレトロ碓氷号−高崎16:18
 高崎16:33−普通−16:58渋川17:06−リゾートやまどり号−18:36大宮18:42−普通−東京19:14
 (入浴・休憩) 
 東京23:10−ムーンライトながら号−大垣(8/19)5:50
 
・8月19日(日)
 大垣6:20−普通−6:56米原7:03−新快速−近江八幡7:21(朝食休憩)近江八幡8:48−普通−米原9:16
 米原10:09−SL北びわこ1号−10:52木ノ本11:14−新快速−11:42米原12:00−普通−大垣12:35
 大垣12:41−新快速−名古屋13:13(昼食)近鉄名古屋14:10−特急−近鉄四日市14:38
 近鉄四日市15:02−普通−15:28湯の山温泉16:05−観光列車つどい号−近鉄名古屋17:23
 名古屋17:40−しなの21号−長野20:38
 
  
 1日目: 8月18日(土)
 今回の旅のスタートは、長野駅からE257系使用の快速列車です。特急車両を使用したお得な列車で快適に移動します。E257系も来年には「あずさ」から撤退となるようで、この列車もどうなってしまうか解りません。乗れるときに乗っておくのが良さそうです。今日は、土曜日という事もあり、通勤客も少なく松本まで快適にE257系の旅を楽しめました。
 松本からは、普通列車で小淵沢へ。おなじみの211系3000番台3両のオールロングシートです。先ほどの快速と比べると天国と地獄の差です。松本へ着いた時点では6連ですが、ホームで分割されて上諏訪行きが先に出ます。それから28分遅れて甲府行きが発車します。私は、小淵沢まで行くので甲府行きに乗車します。途中塩尻での長時間停車を除けばあとは快調に進みます。今日は、Uターン客もいるので富士見を出ても車内は混みあっていました。
 
 松本から普通列車に乗車して小淵沢駅で下車。乗換通路を小海線ホームに移動すると、ちょうど中込からのHIGH RAIL1375の回送が到着しました。しばらくホームで待機して唯一の乗車口となる2号車のドアが開き車内へ。本日の席は、1号車の1人用席です。
 小淵沢でほぼ満席となったHIGH RAIL1号は、小淵沢駅を発車して八ヶ岳を見ながらカーブを大きく回り清里へ向けて北上します。木々に覆われほとんど見えない吐竜の滝を見て列車は緑濃い夏の小海線を清里へ。早くも清里で下車する人もいますが、空いた席もすぐに埋まります。私の席はちょうどボックス席の仕切りの真後ろ。今日のボックス席は2ボックス共に相席のようです。清里を出るとJR最高地点・野辺山宇宙電波観測所など見ながら野辺山へ。野辺山を出ると高原野菜の畑の中を走ります。まさに夏の高原列車にふさわしい景色が続きます。小海を出ると列車は、開けた集落の中を進みます。同時に千曲川が少し線路から離れます。列車は、羽黒下を出て田園地帯を走ります。臼田を出ると列車の前方に浅間山が見えてきます。中込を出て岩村田を過ぎると新幹線乗換駅の佐久平に到着します。こちらでは、さすがに大勢の方が下車しました。佐久平を出ると終点の小諸まではあと一息です。乙女からは、しなの鉄道線と並行して終点の小諸に到着しました。
 
 小諸からは、しなの鉄道線で軽井沢へ向かいます。こちらは、115系3両編成となりますが、今の時代115系ボックス席に乗車できるとは贅沢な・・・。と言われる時代になりました。小諸駅で、何とか進行方向窓側の座席を確保して軽井沢へ。車窓には雄大な浅間山の姿が・・・。今日は、天候も良く車窓も最高です。まさに夏の列車旅です。ただ、車内の方は、御代田から大勢の方の乗車があり、それから先は各駅ごとに中軽井沢まで大勢の方が乗車して、ひと昔前の高崎線のラッシュ時のようです。列車は、新幹線と並行して軽井沢に到着します。一気に車内の乗客がホームに溢れ、こんなに乗っていたのか。と驚きを隠せないほどホームは降車客で埋め尽くされました。
 
 軽井沢からは、JRバスで横川へ向かいます。本当は、次の「しなの鉄道」でも間に合うのですが、少し早めに並ぶ事にします。バス停にはすでに何名か並んでいたので早く来て正解でした。時間が経つにつれて列は伸びてバスの乗車ゾーンから人が溢れだしました。それでも列はどんどん伸びてゆきます。乗車ゾーン以外は、他のバスも走行するので危険のですが、もう待てる場所が無く仕方なく並んでいるようでした。そして、発車10分前にバスが入ってきました。これはもう積み残しの可能性大です。ちょうど、しなの鉄道の接続列車も到着したようで大勢の方が足早に向かってきます。バスの方は、概ね座席が埋まり立席対応にするかと思ったら2号車が用意されました。1号車の方は、ドアを閉めて乗れない乗客には2号車の案内をしています。軽井沢を出たバスは、さっそく渋滞にはまりました。まぁ、そのような事は織り込み済みですが・・・。渋滞は新軽井沢交差点までで、残りは順調に流れて碓氷バイパスを超えて無事に横川駅に到着しました。あの渋滞にはまっても3分程度の遅れで十分に定時の範囲です。

 横川からはELレトロ碓氷号で高崎へ向かいます。車内に入ると座席は空席が目立ちますが、指定された席は車端部のボックス席でした。横川駅では、地元高校生の太鼓演奏で見送られて高崎へ向かいます。最近茶色に塗装変更されたEF64 1052を先頭に逆向きのD51が連結されている関係でゆっくりとした速度で進みます。西日差す信越本線をかって在来線特急あさま号で通った懐かしい車窓を楽しみながら進みます。磯部で僅かな時間停車して安中へ。列車は、追いかけの車に抜かれながら田園地帯の真ん中をゆったりと進みます。安中では8分程停車します。ホームに降りて写真撮影をすると8分停車はすぐに過ぎます。列車は、碓氷川を渡り群馬八幡へ。群馬八幡を通過すると烏川を通過します。烏川を通過すると一気に住宅街に入ります。北高崎を過ぎて列車は高架を上り右にカーブして上越線を跨ぐと終点の高崎に到着します。


快速(長野6:55−松本8:02)
 

普通(松本8:38−小淵沢10:07)
 

HIGH RAIL1号(小淵沢10:30−小諸12:31)
 

しなの鉄道(小諸13:03−軽井沢13:29)
 

JRバス碓氷線(軽井沢14:15−横川14:49)
 

ELレトロ碓氷号(横川15:15−高崎16:18)
 

長野駅を出発

快適なE257系快速
 

小淵沢から小海線へ
  

HIGH RAIL1号は一人席
 

八ヶ岳を見ながら小諸へ
 

まさに夏の高原列車の旅
 

しな鉄から見る浅間山
  

横川へはバスで
 

横川から夏の旧客旅行
 
 高崎から上越線普通列車で渋川へ向かいます。車両は、長野でもおなじみの211系電車。車内もおなじみのオールロングシートです。車内は、混雑していて3両ぐらい移動してようやく座ることができました。その後も、続々と乗客が乗ってきて混雑した列車は高崎を発車。高崎を出ると降車する人ばかりで、新前橋を出ると混雑も嘘のようにほぼ全ての座席が埋まる混雑に落ち着きました。この列車は、水上で長岡行の接続となるので長距離移動の方も乗っていています。私は渋川で下車して折り返し大宮へ向かいます。
 
 渋川からは、快速リゾートやまどり号に乗車します。この列車なら高崎からでも乗車はできますが、待ち時間が長くなりすぎるので渋川まで出向いて乗車しました。快適な3列シートなので少しでも長く乗りたいとの考えもありました。快速リゾートやまどり号は、渋川で乗車した6号車は満席になりました。高崎で乗客の入替があるかと思いましたが、私が乗った号車はそれもなく、静かで落ち着いた車内で夕暮れ時の車窓を見ながら大宮まで快適な移動ができました。
 大宮からは、上野東京ラインで東京駅へ。最後部の車両に乗りましたが、ボックス席が空いてましたので進行窓側に座れました。大宮からボックスに座れるとは珍しい・・・。最後部の15号車は、どの駅でも階段から遠いので乗ってく乗客も少なく東京都に入って赤羽を過ぎて上野を出ても1人で快適に過ごせました。上野で乗り換えなしで東京駅まで行かれるのがいまだ信じられません。列車は、上野を出て6分で東京駅に到着します。
 
 東京駅に到着後は、「お上りさん」のお約束で赤レンガ駅舎を眺めてから、ムーンライトながら号で食す夜食の準備を・・・。とは言え工事中で駅弁を売っている店が確認できただけで2店舗しかなく弁当はほぼ売り切れ状態でした。期待の「チキン弁当」も入手できず、代わりに八重洲(JR東海側)の弁当店で「チキンライス弁当」を購入。その後、京浜東北線で大井町へ。荷物ごとロッカーに預けて大井町駅前の「おふろの王様」へ。こちらで入浴と休憩を行うのが、東京からムーンライトながら号に乗る際の恒例行事です。
 しばし、汗を流して休憩します。22時になりましたら、大井町から京浜東北線で東京駅へ移動します。


上越線普通(高崎16:33−渋川16:58)
 

リゾートやまどり号(渋川17:06−大宮18:36)
 

上野東京ライン(大宮18:42−東京19:14)
 

ようやく東京駅に到着
 

高崎から渋川へ
 

渋川から大宮へ
 

リゾートやまどり号に乗車
 

大宮からボックス確保
 

東京に到着
 

おふろの王様(大井町)で休憩
  

ムーンライトながら号(東京23:10−大垣5:50)
  
 東京駅から快速ムーンライトながら号に乗車します。夏の臨時列車として運転される東京駅発下りの最終日、奇しくも平成最後の夏に運転される最後の東京発下り列車の乗車となりました。入線から発車まで5分ですので、ムーンライトながら号の旅は慌ただしく始まります。車内改札が終わると夜食の準備を。今日は、ほぼ一日中列車に乗り続けたので最初のビールの旨いこと・・・。つまみ用として購入した弁当も広げて車内で一人寂しく「おひとりさま」宴会という感じでしょうか。列車の方はMT54モーターを唸らせて快調に進んでいます。
 名古屋からは、夜明けの中京地帯を進みます。車窓も夜明け直後の薄暗さからだんだんとオレンジ色の朝日に染まってきて明るくなります。岐阜を出ると西岐阜を通過して列車名の由来となった長良川を通過します。揖斐川を渡ると樽見鉄道が近づいてきて終点の大垣に到着となります。

車内で夜食
 

浜松駅に停車
 

大垣駅に到着
 

 2日目: 8月19日(日)
 大垣からは、接続列車を1本遅らせて大垣6:20発の米原行に乗車します。311系の4両編成で、311系に乗車するのも久しぶりです。車内は、ムーンライトながら号で混雑回避で1本遅らせた人に、名古屋からの始発組の人が加わり結構な混雑となりました。311系電車は、定刻に大垣駅を発車して関が原を超えます。途中駅からの乗る人も少なく米原に到着。すぐに新快速の乗り換えて近江八幡へ。新快速は、列車の中ほどから後部が大混雑していましたが、先頭部はガラガラで快適に座り、久しぶりの223系の新快速の走りを楽しみました。
 
 近江八幡では特にやることはないのですが、駅から徒歩1分の場所にファーストフード店があるので朝食休憩にします。要するに米原から以西で駅から1分のところに朝から営業しているファーストフード店あった最初の駅が近江八幡だったという事です。ここで1間ほど過ごして、223系の普通列車で米原へ戻ります。
   
 SL北びわこ号の始発駅となる米原駅に早めに到着したものの、SL北びわこ1号の入線時刻は10:02頃・・・・。ホームで待つことしばし、C57に牽引されたSL北びわこ1号が入線してきました。5番ホームの先端は、厳重にバリケードシールで規制されていてあまり機関車に近づけません。ところが、これがなかなか良い判断で、機関車に近づけず少し距離を取ることで機関車だけ撮りたい人、家族を入れて撮り人双方が他人を入れずに撮れるので人の流れも速く混雑もなくスムーズに撮影できました。今日は、機関車のすぐ後ろの1号車の席です。
 米原を出ると東海道本線と分かれて北陸本線を伊吹山を遠くに見ながら琵琶湖に沿って北上します。車内では、沿線のボランティアの方々が遠征の説明を始めました。沿線は、収穫間近の田園風景が広がり有名なポイントでは夏に運転されるC57 1牽引のSL北びわこ号を撮影しようと多数の撮影者で賑わっています。夏真っ盛りの日差しを受けて北陸本線を北上します。田村駅を通過すると、反対側の車窓に琵琶湖が見えてきます。田村駅を通過すると列車は、琵琶湖に沿って進み長浜駅の手前で内陸に進路が変わり見えなくなります。長浜駅からの乗車も僅かながらありました。長浜ではなかなか発車しません。ほどなくして放送で「点検のため発車できない」旨の放送が流れて心配しましたが、5分程で安全確認ができたのか長浜を発車します。車内では、沿線のボランティアの方の見どころ説明が続いています。高月を出ると田園地帯をラストスパート。さすがは、急行を牽引できるC57だけあって滑らかな走りです。最後のひと時、C57 1の走りを楽しむと列車は終点の木ノ本駅に到着しました。
 次回は、D51 200牽引のSL北びわこ号に乗りに再訪を誓い木ノ本を後にしました。


東海道線普通(大垣6:20−米原6:56)
 

新快速(米原7:03−近江八幡7:21)
 

東海道線普通(近江八幡8:48−米原9:16)
 

SL北びわこ1号(米原10:09−木ノ本10:52)
 

米原で乗り換え
  

近江八幡で休憩
  

木ノ本で折り返し
 
 SL北びわこ1号の乗車を終えて、最後の乗車目的列車が待つ湯の山温泉へ移動します。
 まずは、木ノ本駅から米原までは新快速で向かいます。新快速とは言え米原までは各駅停車です。木ノ本駅からも座れるには座れましたが通路側での乗車でした。米原までは僅かな距離でしたので我慢・・・。米原到着前に予想以外の信号待ちに遭遇しソワソワしましたが、無事に大垣行に間いました。大垣駅で待つことしばし発車5分前にようやく311系4両が入線してきました。待ちかねた乗客一気に乗り込み、ちょうど座席定員ぐらいの乗車率で米原を発車。その後は、特に私が乗った車両は乗降も無く関ヶ原を超えて大垣へ。大垣からは、接続の新快速で名古屋へ向かいます。6両編成で階段近くは混んでいましたが、先頭車両はガラガラでしたので先頭車両に乗車。大垣発車時は空いていても停車駅ごとに混雑して、岐阜から混雑で相席になり名古屋まで移動します。やはり新快速は速いですね。気持ちよく飛ばして名古屋まであっという間でした。
 ここまでまだ昼食を摂ってません。次に乗る近鉄特急の時間を考えると、時間的に無理な食事はできません。駅ホームの「きしめん」で昼食とします。


新快速(木ノ本11:14−米原11:42)
 

東海道線普通(米原12:00−大垣12:35)
 

新快速(大垣12:41−名古屋13:13)
 

名古屋で青春18きっぷの旅は終了
  
 地下にある近鉄名古屋駅に移動して名古屋から湯の山温泉へ向かいます。この時間帯だと、賢島行特急にビスタカーが連結されているはずなので自動券売機で確認すると窓側にも空席ありということで購入します。
 特急専用の4番乗り場に入って来たのは、22600系2両と30000系ビスタカーの組み合わせでした。写真撮影もそこそこにビスタカーの2階席に乗車します。車内は、やはり眺めの良い2階席は多くの座席が埋まっています。名古屋からビスタカーからの眺めの良い景色を楽しみながら四日市へ。途中停車した桑名駅は建て替えの最中で以前の面影があまりありません。僅か28分の短い乗車でしたが、ビスタカー2階席の乗車を楽しみ湯の山線へ乗り換えます。
 四日市から乗車した湯の山線は、3両編成のワンマン運転です。四日市ではちょうど全ての座席が埋まる程度の乗車率でしたが、各駅ごとに乗客が降りてゆき湯の山温泉に到着する頃には数名と言う寂しい状況になりました。

 湯の山温泉に到着すると、近鉄のホームページで語られている「ある時刻のある列車」が止まっていました。前回乗車した時より見違えるほど落ち着いた高級感がある車体の塗装で・・・。これが、「つどい」なのかと一瞬目を疑うようでした。発車までまだ時間がありますので、車両撮影などして時間を過ごします。発車の15分ぐらい前に3号車1か所のみドアが開いて待っていた20人ほどの乗客が乗り込みます。乗車口で「観光列車券」を提示して、謎解きキット(問題集)を貰い車内へ。空いているうちに車内の撮影も進めます。
 湯の山温泉を定刻に発車した観光列車つどい号は、湯の山線を進みます。車内に放送が流れて謎解きゲームがスタートします。ゲームの内容は書くことができません。また、ゲームを進めているので車窓を楽しむ余裕もないので書く内容がありません。四日市で進行方向が変わり早くも下車する人がいるのは解りましたが、乙特急が停車する桑名にこの列車が運転停車したのかも確認する余裕はありませんでした。社員の方によるとクリアできるのは3割ぐらいという事で中々難しいです。とてもじゃありませんが、ヒント用紙を見ないと太刀打ちはできません。ゲームの最終的な締め切りは名古屋駅に到着してドアが開くまでです。私は、四苦八苦して何とか米野駅通過後にクリアーして「おめでとう!」のカードを貰いました。一息つく暇もなく名古屋に到着しました。最後は、全員に乗車証入りの観光パンフレットが入った袋が配られて謎解き列車の旅は終わりました。湯の山温泉から名古屋まであっという間でした。
 
 名古屋からは17分の連絡で特急しなの21号に乗車します。今日は8両編成で指定された特急券は5号車となっています。16時発の特急しなの19号から1時間40空いているので指定席も結構埋まっていて自由席はすでに満席で立客が出ている状態です。本日は、新幹線が遅れている関係で5分程遅れて名古屋を発車しました。この後、金山・千種と続けて停車します。指定席も7割ぐらいが埋まる混雑です。千種を出ると列車は速度を上げて長野を目指して走ります。高蔵寺を通過して辛うじて古虎渓の景色も楽しめました。多治見を出るとさらに加速して夕暮れ迫る中央西線を進みます。中津川からは木曽路に入ります。特急で中津川を過ぎて木曽路に入るのはすごい優越感です。列車は、夕闇で薄暗い木曽路を快調に飛ばします。途中、野尻駅で上りの特急しなの号と交換します。どうやら少々遅れているようです。木曽福島を出てしばらくすると景色が開けて塩尻に到着。やはり特急しなの号は早いです。JR東日本の駅名表示を見るとほっとします。列車は、松本で乗客の入換がありましたが、指定席に乗ってくるタイミングが発車の音楽が鳴り始めてからなので、信州特急料金回数券で指定席の空席狙いの方でしょう。松本を出て冠着峠を超えると善光寺平の美しい夜景が見えてきます。同時に長野へ帰ってきたことを実感します。篠ノ井を出て終着長野には定刻に到着しました。
 
 余談ですが、平成最初の夏1989年(平成元年)世界デザイン博を見物がてら愛知を旅行した帰りに乗ったのは、特急しなの21号(当時:名古屋14時発)。そして、平成最後の夏2018年(平成30年)の夏旅の最後に乗ったのが、特急しなの21号(名古屋17:40発)。時間は違いますが、同じ特急しなの21号だったのは何かの縁だったのでしょうか。
 これにて、平成最後の夏の鉄道旅行(長距離遠征)は終了しました。
 
 

特急(近鉄名古屋14:10−近鉄四日市14:38)
 

湯の山線(近鉄四日市15:02−湯の山温泉15:28)
 

つどい号(湯の山温泉16:05−近鉄名古屋17:23)
 

しなの21号(名古屋17:40−長野20:39)
 

名古屋駅で昼食
 

近鉄名古屋駅から出発
 

14:10発の特急で四日市へ
 

後4両はビスタカー
 

2階席に乗車
 

ビスタカーロゴ
 

2階席からの眺め
 

冨吉付近を通過
 

列車は桑名へ
 

桑名駅を発車
 

近鉄四日市で乗換
 

つどい号車内
 

特急しなの21号で長野へ
 

夕食弁当
 

長野に到着
 

 使用乗車券
 今回の旅でも「青春18きっぷ」を使用しました。今回は、2回目と3回目をこの旅に充てました。2日目は、名古屋から長野まで特急しなの号を使用したので、別に乗車券を購入しましたが、それでもこの2日間だけで青春18きっぷの元は取れたかと思います。