初夏の北東北鉄道の旅  
2018年 6月16日(土)から2泊3日_ 


  
 春の臨時列車の中に急行おが号がありました。非電化の男鹿線で12系客車。秋田地区で12系客車とこれは絶対に乗りたいと指定席券を求め続けて10日前にようやく指定券を確保できましたので、昨年に引き続き秋田への旅行を決めました。2日目は、以前から乗りたかったSL銀河号に乗車する行程を組みました。1日目の夕方(16時3分)に男鹿を出て途中、北上に宿泊して2日目の朝(9時11分)に釜石に着く、東北を西から東へ横断して臨時列車に乗ると言う、とにかく移動距離の長い旅になりました。
  
−旅行行程−
・6月16日
 須坂5:25−長野電鉄−5:50長野6:02−あさま600号−6:49高崎6:59−とき301号−新潟8:13
 新潟8:22−特急いなほ1号−12:03秋田13:38−普通−男鹿14:33
 男鹿16:03−急行おが号−19:09湯沢19:39−普通−20:01横手20:10−普通−北上21:25
 ■北上市内宿泊
 
・6月17日
 北上6:27−普通−6:40花巻6:47−普通−釜石9:11・・・釜石10:55−SL銀河号−花巻15:20
 花巻15:38−普通−北上15:48
 
 ※東北新幹線運転見合わせにより、北上16:30発はやぶさ110号運転の見込みが19時を過ぎても不明で急遽、北上市内で宿泊。
 
・6月18日
 北上7:23−やまびこ40号−9:58大宮10:10−あさま607号−11:33長野12:13−長野電鉄−長野12:38
   
1日目【6月16日(土)】
 夏至も近いので日の出も早い今の時期、昼間のように明るい中を長野電鉄の始発列車で長野駅へ向かいます。須坂を出るときは大した混雑もありません(ガラガラです)が、千曲川を超えて長野市に入ると各停車駅から数名くらい乗りこんできて本郷を出る頃には座席が7割くらい埋まる乗車率になります。やはり、朝1番の「あさま」「しなの」に間に合う列車ですので長野を出たらみんなJR長野駅へ向かうかと思えば、バス乗り場へ行く方も結構いました。この時間にバスで長野を出れば東京には買い物にはちょうど良い時刻に着きますからね。私の方は、少し急ぎ足で新幹線ホームへ向かいます。長野6時2分の「あさま600号」に乗らねばなりません。階段に近い5号車の自由席が混んでいて心配しましたが、案の定階段から遠い1号車・2号車の自由席は空いていました。長野を定刻に発車した「あさま600号」は、高崎まで新幹線各駅に止まります。車内の方も上田・佐久平からの乗車が多く自由席もかなりの乗車率になります。「あさま600号」は、碓氷峠を下り高崎に定刻に到着。
 高崎からは、「とき301号」に乗車します。E2系1000番台ながらE2系の姿を見ると懐かしさが込み上げてきます。車内もそこそこ混んでいて、指定された10号車は私の席だけ窓側が空いている状態でした。とき301号は、上越国境を越えて越後へ。車内の混雑も長岡で解消されてあとはE2系1000番台の旅を楽しみながら新潟へ。新潟駅は、在来線が高架になってから初めての訪問となりました。早速、噂の「のりかえホーム」へ降りようかと思いましたが、到着後30秒しないとドアが開かないようです。こちらの「のりかえホーム」を使う人は僅かで、同じ号車で私の前にいた人は、わざわざ下の在来線乗換改札を通りまた5番線に上がってきました。さて、のりかえホームを利用しての乗り換えですが、正直言って楽でした。乗り換え時間は、乗換改札で新幹線特急券に無効印を押してもらう時間を入れても2分あれば十分です。
 
 新潟からは、秋田行の特急いなほ1号に乗車します。ひと昔前なら秋田行の特急いなほ1号と言えば混雑する列車でしたが、いまは季節の関係かそのような事はなくこの日も空いていました。私は指定席を利用しましたが、自由席でも十分に大丈夫そうです。新潟を出た特急いなほ1号は、村上から三瀬まで海沿いを走ります。普段、海に縁がない生活をしているので海が見えると異常にテンションが上がります。列車は、鶴岡で予想外に乗車する乗客が多かったのが印象的でした。ただ、酒田で大勢下車してしまうので車内の空き具合は変わりません。酒田を出ると再び海沿いを走行します。一度、海沿いから内陸に入り羽後本荘からは、秋田方面へ向かう特急として再び利用が多くなります。その後、再び海沿いを走り列車は終着の秋田に到着します。長野から最速の乗り換えで高崎・新潟経由だと6時間1分で秋田に到着です。今回の旅は、初日の午前中から大移動となりました。
 
 秋田では途中下車して昼食を取り、再び男鹿線に乗車します。やってきたのはキハ40系気動車で1両はボックス席が付いています。今回は、当然ボックス席に席をとります。秋田に来てキハ40のボックスシートに座れるとは思いませんでした。これは大感激です。時間帯が良いのか、大勢の高校生と地元の方と一部鉄道ファンを乗せた男鹿行普通列車は秋田を発車します。列車は追分から男鹿線に入り各駅に停車します。沿線は、急行おが号を撮影に来た大勢のファンで賑わっています。車内のほうは、船越や羽立での地元の方の降車が目立ちました。そして、キハ40系での男鹿線の旅は男鹿駅で終了となります。


あさま600号(長野6:02−高崎6:49)
 

とき301号(高崎6:59−新潟8:13)
 

いなほ1号(新潟8:22−秋田12:03)
 

男鹿線普通(秋田13:38−男鹿14:33)
 

長野電鉄(須坂5:25−長野5:50)
 

長野駅を出発
 

新潟駅はのりかえホームを利用
 

秋田で休憩

男鹿に到着

間もなく見納めの男鹿駅舎

 男鹿駅では、急行おが号が入線するまで駅前などをブラブラして過ごしますが本当に何も無い・・・。どこの観光地へ行くにも車(タクシー)が必要なようです。現行の男鹿駅舎を見ながら発車する12系客車の旅はこれが最後になるでしょう。今回は、折り返しまで一旦側線に入るだろうと思っていましたが、秋田車両センタ−まで回送とのことで、しばらく列車の到着を待ちます。それでも回送列車の到着は早く15時30分頃には男鹿駅に到着しました。まずは編成写真を撮りたいところですが、それらしい場所も無く陸橋の上から撮影しました。工事中の風力発電や最後の男鹿駅舎を入れていろいろ撮影してホームへ。ホーム上もあっさりと撮影できました。週末パスエリア外での運転だとここまで変わるのですね。ひと昔前に戻ったかのようです。撮影を終えて車内へ入ります。座席は車両の一番端でしたが、進行方向右側の座席でしたので個人的には当たり席です。
   
 男鹿駅を16時03分にDE10 1187の牽引で現行の男鹿駅舎を見ながら出発します。男鹿線を12系客車で旅ができるとは夢のようです。列車は、すぐに次の停車駅となる羽立駅に停車します。羽立駅を出ると大きく山裾をカーブして進みます。車内はマルス上は満席ですが、やはり空席が結構あります。私のボックスも売れていいるはずですが誰も来ません。その先の脇元駅でEV-E801系と交換します。この車両世代のギャップはすごく新鮮です。その後は住宅街を進み、男鹿線最大の見せ場でもある船越水道を通過します。その後も、住宅街と田園地帯を交互に通過しやがて奥羽本線と並走して追分駅へ。追分駅から奥羽本線に入り土崎駅へ。土崎駅を出ると秋田総合車両センターが見えてきます。構内には懐かしい583系電車の姿も見えます。その後は住宅街を進み秋田貨物駅を通過し旭川を渡ると秋田駅に到着します。秋田駅ではしばらく停車となるので写真撮影もできます。
 
 秋田駅を発車した急行おが号は、羽越本線と分岐して奥羽本線をそのまま進みます。車内は、秋田から乗車した人が少なからずいたようで車内の空席も少しは減りました。ただ、空席は依然として結構あります。車窓には、秋田総合車両センターが見えてきて、秋田新幹線やクルージングトレインなど見ることができました。車窓は田園地帯に変わり列車は秋田新幹線の標準軌の線路と並んで進みます。四ツ小屋を過ぎて山間部に入りいったん住宅街に入りますがすぐに山間部に入ります。列車は羽後境でようやく小休止。こちらで701系の普通列車と交換になります。その後、夕闇迫る山間部と田園地帯を抜けて刈和野に停車します。その後は、田園地帯を結構なDE10牽引とは思えない速度で飛ばします。この走りを楽しめるとは思いませんでした。まさに往年の客車急行を思わせる走りです。列車は玉川を渡り大曲へ。大曲駅の5分停車は編成写真が撮れるチャンスなのですが、メロンサワーにハイボール(濃いめ9%)を飲んだので結構反対ホームへの移動はしんどかったです。それでも何とか撮影に成功。大曲から秋田新幹線で戻る人も多いのか座席も若干空席ができました。大曲を出ると丸子川を渡り田園地帯を進みます。今日は天気が良くないので暗くなるのも早いです。横手で北上線と別れてだんだんと暗くなる車窓を見ていると12系客車で運転された臨時夜行を思い出します。列車は十文字を過ぎて皆瀬川を渡り田園地帯が市街地に変わると終点の湯沢に到着となります。
 

おが号(男鹿16:03−湯沢19:09)
 

おが号ヘッドマーク
 

12系で男鹿駅を出発

12系で湯沢駅に到着

 急行おが号の旅も終わり湯沢から今日の宿となる北上へ移動します。私はまだまだ休めません。北上から普通列車で横手へ向かいます。湯沢から混雑はしましたが、ロングシートながら相席(人の真横)を嫌わなければ全員座れる感じで列車は夜の奥羽本線を進みます。夜の乗車は景色も見えませんし寂しさもひとしおです。奥羽本線の普通列車に揺られること20分で横手に到着。
 横手駅からは北上線に乗車します。本日最終の北上行です。キハ100系2両で1ボックス1人という感じでの乗車率です。夜の北上線はほとんど乗降がなく、闇夜の北上線を南へ進みます。列車が、ほっとゆだ駅に到着すると結構降車がありました。これ以降は、数駅おきに乗車・降車があり車内の寂しさも少なくなります。列車は、夜の山間部も無事に超えて北上に21時25分に到着しました。今日は、朝から晩まで列車に乗り続け大満足な1日でした。
  

湯沢駅から再び移動
 

奥羽本線普通(湯沢19:39−横手20:01)
 

横手で北上線に乗換
 

北上線普通(横手20:10−北上21:25)
 

キハ100系車内

北上に到着

 本日は、翌日に乗車するSL銀河号のために釜石へ移動するので北上市内で宿泊することになりました。ホテル自体は駅前にありますので大変便利です。
 ただ、前回(3/31)遠征時とは違って、夜(21時40分)に着いて朝早く(6時20分)に出発するまさに寝るだけのために利用したので、前回の遠征時のようなゆっくりとホテルで過ごすという事はありません。
 ただ、この日は学生団体が宿泊しており、翌朝の朝食が6時からと30分早かったので私も朝食を食べることができました。
 
2日目【6月17日(日)】
 ホテルを早々にチェックアウトして北上駅へ。北上駅から東北本線の普通列車で花巻へ向かいます。約10分で花巻に到着。到着して階段を上っていると1番線に盛岡からの釜石行普通列車が到着しました。キハ100系3連で釜石まで3連で向かいます。釜石線の始発だけあって、そこそこ乗ってはいますが、ボックスを余裕で確保できました。花巻で進行方向を変えて釜石行は釜石線に入ります。新幹線との乗り換え駅の新花巻で大勢の乗客が降りてしまいました。列車は進み土沢駅へちょっとしたトラブルが・・・。交換予定の列車が小動物と接触して遅れているとのこと。余裕をもった乗車なので大丈夫ですが、これが初めに検討してた快速はまゆり号だったら冷や汗ものです。結局12分遅れて土沢を発車しましたが、途中の遠野駅の停車時間を調整するなどして定刻に戻りました。釜石線は20年ぶりの乗車となるので車窓も新鮮に見えることが多く、釜石まで長い道中になるかと覚悟していましたがあっという間でした。
  

東北本線普通(北上6:29−花巻6:40)
 

釜石線普通(花巻6:47−釜石9:11)
 

早朝の北上を出発

花巻で北上線に乗換

釜石に到着

 釜石からは、念願のSL銀河号に乗車します。まずは、始発で来たのでC58の入換作業からじっくりと見ることができました。11時55分、C58の汽笛とディーゼル機関車みたいなキハ141の警笛が響き渡り地元の方の大漁旗に見送られて発車します。SL銀河号は釜石を発車して花巻への旅が始まります。SL銀河の旅は始まったばかりですが、プラネタリウムの鑑賞の時間ですので1号車へ移動します。時間が来てプラネタリウムの中へ。詳しくは書きませんが、「銀河鉄道の夜」の要所要所の部分を編集して10分程度の映像にしてあります。プラネタリウム鑑賞後は、売店へ行って、「はまゆりエール」(ビール)と「遠野牛弁当」を購入します。時折、梅雨の晴れ間で太陽も出てC58の汽笛を聞きながら大変贅沢なひと時を過ごします。列車は、陸中大橋を出ると峠越えに挑みます。しばらくして視界が開けてきたかと思うと上有住駅に停車します。上有住を出るとトンネルに入り右へカーブし続けます。トンネルと山間部を列車はゆっくりと進みます。車窓に集落が見えてくると足ヶ瀬駅に運転停車します。C58に点検作業を行います。運転停車ですのでドアは開かずホームには降りれません。足ヶ瀬駅を出るとしばらくして山間部を抜けて田園地帯を進みます。早瀬川と並行して列車は進み田園地帯や集落を通過します。この辺りは結構速度が出て快調に飛ばします。青笹駅を通過してもう一度、早瀬川を通過すると市街地が広がり遠野に到着します。
 
 遠野では、1時間13分停車しますので駅周辺を観光します。(別記事)
 
  遠野から再びSL銀河号の旅を再開します。遠野からは乗客が増えました。列車は、猿ヶ石川を渡り昔懐かしい田園地帯を進みます。初夏の一番いい季節、SL列車に乗って新緑の日本の現風景のような場所を走行します。山間部を抜けてすぐに有名撮影地である宮守川橋梁(めがね橋)を通過します。今日も何名かが撮影していました。めがね橋を過ぎるとすぐに守宮駅に到着します。SL点検のため7分ほど停車します。
 宮守駅を出ると右に左にカーブして田園地帯を進みます。そして山間部に入ったりと忙しいです。列車は、先ほどから釜石街道と並んで走行しています。自動車から手を振ったりスマホで写真を撮る方も多いです。さらに並行する猿ヶ石川には水力発電所も見えます。列車は田園地帯から市街地に入り土沢駅に到着します。4分停車ですが、この駅では編成写真が撮影できるので先頭部で待機します。到着と同時に反対ホームへ向かい編成写真を撮影します。列車交換があるので撮影は手早く行います。とは言え2分もあれば十分に撮影は完了します。対向列車が到着する頃にはすでに座席に戻っています。土沢を出ると列車は田園地帯を走行します。大きく左にカーブすると新幹線の高架橋が見えてきます。そして列車は新花巻駅に到着します。さすがは新幹線乗り換え駅ですので大勢の方が下車します。私も新花巻で下車した方が早いのですが、最後まで乗車したいので花巻まで乗ります。新花巻を出た列車は、田園地帯を進み北上川を渡ります。さらに田園地帯を走行して左にカーブすると電化された東北本線が近づいてきて終点の花巻に到着します。
 

SL銀河で釜石を出発
 

SL銀河号(釜石10:55−花巻15:20)
 

遠野で1時間13分停車

花巻に到着


カッパの銅像が佇む遠野駅前広場
 
 遠野駅では1時間13分停車してC58の車両点検と給水などを行います。改札で指定券と乗車券を見せて改札外へ出ることもできます。私は改札の外に出ました。
 遠野駅の駅前広場には、ツツジの花が見ごろとなっていて、その前の池には河童(銅像)が寛いでいます。駅前に広場から10分ほど歩くと「とおの物語の館」があります。遠野で語り継がれてきた昔話の世界を見たり触れたりしながら体験・体感できます。
 「とおの物語の館」の近くに遠野城下町資料館もあります。こちらは、遠野南部氏1万2千石の城下町として発展した江戸時代の遠野の様子を紹介しています。
 短い時間ですが、遠野の観光も楽しみ駅に戻ると、あと10分で発車時刻です。ちょうど駅周辺観光に合わせた停車時間になっているのでしょうか。

とおの物語の館
 

遠野城下町資料館
 

 花巻からは、東北本線の普通列車で北上へ。701系電車に揺られて10分で到着。そして新幹線改札へ行くと・・・。東北新幹線は車両故障で全線で運転見合わせ中。運転再開は16時と言うことで、まぁ帰れそうで良かった。と思うのは甘かった・・・。運転再開は17時に変更。この時点で、窓口へ行って購入しておいた「はやぶさ110号」の指定席をどーしたものか。と聞いてみると、今停車している「やまびこ52号」の方が早く大宮に着く可能性があるとのことで変更しました。そしてホームへ移動。指定席は最悪なB席でしたが、やまびこ52号はE6系連結の17両編成。試しに最後部17号車の自由席を覗くと2名しか乗ってないので17号車に席を取り運転再開を待ちます。でも、再開しない。これまでは、延び延びになっても18時頃とか再開の目安を放送していたが、ついに「運転再開見込みなし」と言う最悪の事態に・・・。
 結局、19時を過ぎても再開の目途はないので宿泊を決意。その後、運転再開し遅れている最終の北陸新幹線に間に合った可能性は排除できませんが、長野駅から自宅最寄りの須坂駅までの移動が乗合タクシーが出る0時を過ぎると困難になるので宿泊を決めました。
 宿は、昨日泊まった(今朝チェックアウト)した同じホテルです。でも、昨日の宿泊代は4617円でしたが、今日は3888円でした。日曜の宿泊は安い。
  

花巻駅から帰路に
 

東北本線普通(花巻15:38−北上15:48)
 

北上から新幹線へ
 

仙台・東京方面は「やまびこ52号」に乗車との案内
 

やまびこ52号(19時20分まで待機)

結局、臨時に北上に宿泊・・・
   
3日目【6月18日(月)】
 今朝は、朝食もそこそこにチェックアウトして駅へ。昨夜、上司に連絡して公共交通機関の運行不能なら仕方ないと言われたものの午後には出社するように言われていたので、遅くとも正午には長野駅に着かないとなりません。
 駅で提示されたのは、「やまびこ40号」と「あさま607号」を乗り継ぐパターン。昨日、「はやぶさ号」から「やまびこ号」に変更しなければ今日も「はやぶさ」で高速移動できたかと思うと惜しいことをしました。それでも、長野駅に11:33に到着できれば御の字です。
 北上から「やまびこ40号」に乗車します。指定席は空いていましたが、一ノ関・古川から大勢乗ってきて仙台で降りました。何で?。と思っていたら、隣のホームに後から到着した「はやぶさ・こまち6号」に移動してゆきました。そして、ガラガラの「やまびこ40号」は、仙台で退避した「はやぶさ・こまち6号」に続いて仙台を発車。それでも、福島・郡山から結構乗車してきて程よい乗車率に。そして、宇都宮で予想外の乗車に驚いていると大宮に到着。
 大宮から「あさま607号」に乗車します。こちらは、大宮到着時点で結構乗車しており大宮で座席の8割が埋まる盛況ぶり。それもそうですよね。長野まで新幹線各駅停車。普段は聞くことのない、本庄早稲田の到着放送とかも聞くことができました。このパターンの停車駅だとだいたい予想はできましたが、熊谷・高崎で大勢下車しました。列車は、北陸新幹線区間に入り、安中榛名を過ぎて軽井沢で少し下車、佐久平では半分くらいの乗客が降車しました。そして、上田でほとんどの乗客が降車して大宮での混雑が嘘のように閑散とした列車は長野駅に11:33に到着しました。その後は、長野電鉄で須坂へ移動して出社。
 今回は、SL銀河号までは大変素晴らしい旅行で満足でしたが、最後の最後で行程がめちゃくちゃになりました。その分、忘れられない旅行になりましたが・・・・。
 

北上から長野へ
 

やまびこ40号(北上7:23−大宮9:58)

大宮で乗り換え
 

あさま607号(大宮10:10−長野11:33)
 

長野に到着

長野電鉄(長野12:13−須坂12:38)

 
使用乗車券


週末パス
 
 今回の旅行では、週末パスを基本にフリー区間外は別途普通乗車券と「いわてホリデーパス」を併用して利用しました。週末パスの威力はあまり生かせないのが残念でしたが、東北新幹線運転見合わせの影響で月曜日も救済的に目的地まで利用できたのは収穫でした。なお、湯沢−くりこま高原までの普通乗車券も、北上で土曜日(6月16日)に途中下車をして日曜日(6月17日)に途中下車を解除して新幹線改札を通過したので、こちらも救済として有効期限は過ぎた6月18日も通用となりました。
 はみ出し分の乗車券は、いろいろパターンを出して比較しましたが、別々に買った方が10円安かったのでこのパターンでの購入となりました。

酒田→男鹿乗車券
 

男鹿→湯沢乗車券
 

湯沢→くりこま高原乗車券
 

岩手ワンデーパス
 
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