桔梗ヶ原ワイナリー号と信州一周旅行  
2018年 5月19日(土)_ 


   
 毎年恒例となっている「塩尻ワイナリーフェスタ」に合わせて、今年も快速桔梗ヶ原ワイナリー号が189系N102編成で運転されました。長野駅から189系N102編成に乗車できる数少ないチャンスですので塩尻まで乗車しました。塩尻到着後は長野駅に一旦戻り、午後は長野駅を再び出発して快速HIGH RAIL2号の乗車をメインに新緑の信州(一部山梨県)を一周してきました。
 
午前:189系桔梗ヶ原ワイナリー号の旅
 長野から快速桔梗ヶ原ワイナリー号に乗車して塩尻へ向かいます。長野駅5番線で待つことしばし、しばらくすると美しい「あさま」色に再塗装された189系N102編成が入線していました。早速、入線し−ンと編成写真を撮影して6番ホームへ。本日は「快速」の表示で運転されるようです。久しぶりの189系N102編成の車内で一息つくと、快速桔梗ヶ原ワイナリー号は塩尻へ向かって長野駅を発車します。鉄道唱歌のオルゴールが流れて車内放送が行われる中、列車は裾花川を渡り徐々に速度を上げてゆきます。犀川を渡ると川中島に停車。川中島を出ると列車名は桔梗ヶ原ワイナリー号ですが、買ってきたハイボールを飲みながら189系の旅を楽しみ始めます。列車の方は定刻に篠ノ井に停車します。
 篠ノ井から数名の乗客を乗せた快速桔梗ヶ原ワイナリー号は、新緑の篠ノ井線を進みます。桑ノ原信号場を通過して木々の間を進み、視界が開けると少し霞んでいますが雄大な善光寺平を眺めながら、列車は姨捨駅の本線を通過してトンネルを出ると聖高原に停車します。列車は、新緑の篠ノ井線を進み西条駅で運転停車して特急しなの1号との交換と特急しなの6号の退避を行います。要するに、桔梗ヶ原ワイナリー号が3番線に停車している間に、特急しなの1号と特急しなの6号が交換するということです。このため、西条ではしばらく運転停車を行います。特急しなの号の退避と交換を終えると列車は、白坂トンネルを通過して安曇野へ。トンネルを出ると、今日は残念ながら北アルプスの山々は雲がかかり見る事はできません。列車は、犀川と千曲川の合流地点を見ながら進み、最後の停車駅となる松本へ。松本でも数名の乗車がありました。松本を出ると塩尻まであと僅かです。189系N102編成は、特急あずさ号を思わせる走りで車窓にぶどう畑が見えてくると終点の塩尻駅に到着します。久しぶりの189系長野車の旅は、あっという間に終わりました。
 
 塩尻から長野へ戻ります。塩尻駅で編成写真を2番線から撮影していると、ちょうど臨時特急あずさ53号が到着しました。信州特急料金回数券を持っていて、再び塩尻駅6番線へ行くのも面倒だったので臨時特急あずさ53号に乗車します。E257系9両編成ですが、臨時列車ですので車内は空いていて快適に塩尻駅から松本駅まで過ごせました。塩尻から僅かな区間ですがE257系の乗車を楽しみ松本に到着します。松本駅は4番線の到着ですので結局は階段を使うことになりました。
 松本駅で階段を使い2番線に着く頃には、もう特急しなの5号の到着放送が流れていて撮影のため先頭部に着いたころに383系特急しなの5号が到着しました。撮影後はすぐに乗車して3号車へ向かいます。やはり2号車より3号車の方が空いていて余裕で座席を選べました。昼前に松本を出る下りの特急しなの号に乗る機会はそうそうないので、383系電車から新緑の篠ノ井線の車窓も楽しみます。善光寺平も朝とは違い良く見えるように天気も回復しています。特急しなの5号は篠ノ井線を快調に進み長野駅に定刻に到着しました。これで午前の乗車は終了です。
   


桔梗ヶ原ワイナリー号(長野8:35−塩尻10:14)
 

塩尻駅で折り返し
 

あずさ53号(塩尻10:47−松本11:01)
 

しなの5号(松本11:05−長野11:59)
 

長野に停車中のN102編成
 

桔梗ヶ原ワイナリー号で塩尻へ
 

ワイナリー号でハイボール
 

姨捨付近を通過
 

ブドウ畑が見えると塩尻
 

しなの5号で長野へ
 
午後:新緑の信州一周鉄道旅行
 特急しなの5号で長野駅に到着後は、信州ワンデーパスと篠ノ井−小諸間の「しなの鉄道」分の乗車券を別購入して信州(一部山梨県)を一周します。午後は、HIGH RAIL2号の乗車がメインです。
 
 長野から小諸までは、しなの鉄道線快速に乗車します。列車自体は、妙高高原始発の328Mから直通になります。と言うことで早めにホームで待機して待ちます。ですが、そんな心配も無用で長野で2号車の乗客は全員降りました。事実上の長野始発列車です。とは言え、快速列車である程度の速達列車ですので発車時刻にはかなりの座席が埋まりました。まだ昼下がりの時間ですが、115系に乗車してビールを味わう事はあまり無いのでビールを開けてさっそく楽しみます。長野を出た快速は川中島から混雑しましたが、私のボックスには誰も座りません。篠ノ井から偶然乗った知人の方々が座りました。篠ノ井から先は、しなの鉄道線に入りますが、これから先は知人の方々と雑談して過ごしたのであっと言う間に小諸駅に到着します。
 
 小諸から先は小海線の観光列車HIGH RAIL2号に乗車します。小諸駅のホームは閑散としていて本当に乗客が居るのか心配でしたが、発車時刻が近くなるにつれて乗客が増えてきました。本日は、初めて1号車の1列席に座ります。なんと、1号車の1列席の前4席は知人の方々で埋まりました。と言うことで、新緑の小海線HIGH RAIL2号の旅も賑やかになりそうです。列車は、乙女駅を通過して「しなの鉄道」と別れ浅間山を背に南下します。途中、北陸新幹線の接続駅となる佐久平でほぼ満席となった列車は小海線を進み中込で小休止します。中込を出ると列車は、西日差す小海線を千曲川に沿って進み小海に停車します。ただ、停車時間は僅かです。小海を出ると山間部を進みます。日もかなり傾いています。山間部を抜けると高原野菜の広々とした畑が広がります。列車は、高原野菜の畑を進みJR最高地点駅の野辺山に到着します。野辺山では、停車時間を利用して知人の方々とソフトクリームを買いに駅前に。こういう気分転換も良いものです。野辺山を出ると国立天文台野辺山のアンテナを見ながら列車は進みます。次の見どころは、JR最高地点碑です。さすがは、観光列車のHIGH RAIL号だけあって徐行してくれました。列車は、長野県から山梨県に入り清里に到着します。清里を出ると下り勾配を進みます。林の中にある橋から「吐竜の滝」が見ることができました。この場所でもちゃんと減速してくれました。その後、甲斐大泉・甲斐小泉と過ぎて林を出ると視界が開けてきます。夕日に染まる美しい八ヶ岳と富士山がしっかり見ることができました。そして、小海線の中央本線側の起点となる小淵沢駅に到着します。
 
 小淵沢に着くと一部の知人の方々とはお別れです。そして私は長野への帰路につきます。小淵沢からは、特急あずさ21号に乗車します。この特急あずさ21号に使用されているE257系M101編成は、午前中に臨時特急あずさ53号で乗車した編成です。偶然にも1日で2回乗ることができました。E257系も間もなく特急あずさ号から引退となるのでしっかりと乗り心地を味わっておきます。車内を見ても、まだ古さを感じないE257系ですが特急あずさ号で乗れる期間はあと僅かです。特急あずさ21号は定刻に松本駅に到着します。
 松本からは特急しなの19号に乗り継ぎます。今日の帰路は、小淵沢から塩尻までの自由席特急券と信州特急料金回数券を使用した快適な特急乗り継ぎです。特急しなの19号は10両編成でしたので余裕で座ることができました。本日の基本編成(1号車−6号車)は、383系量産先行車のA1編成でした。A1編成には久しぶりの乗車となりました。季節は初夏、まだまだ西日差す篠ノ井線を特急しなの19号は快調に進みます。この時期だと西日に染まる善光寺平の美しい夕暮れの光景が今日の旅の締めくくりとなります。篠ノ井を出た特急しなの19号は長野駅2番線に定刻に到着。さて10両編成の特急しなの号が長野駅2番線に入ると、1号車・2号車は通常は立入禁止エリアに入ります。だた、ドアカットは行わないので、堂々と立入禁止の狭いホームを歩くことになります。なかなかできない貴重な体験をして本日の旅も無事に終了です。
  

しなの鉄道快速(長野12:41−小諸13:33)
 

HIGH RAIL2号(小諸14:22−小淵沢16:54)
 

野辺山駅で小休止
 

JR最高地点を通過
  

あずさ21号(小淵沢17:02−松本17:48)
  

しなの19号(松本18:05−長野18:58)
   

再び長野を出発
 

ビール片手に115系の旅
 

小諸で乗換
  

HIGH RAILと115系S16編成
 

初の1人用席
 

車内で再びビール
 

富士山も見えました
 

八ヶ岳が見えると小淵沢
 

小淵沢で乗換
 

あずさ21号で松本へ

しなの21号で長野へ

長野に到着