栃木ディスティネーションキャンペーン |
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春のSLと観光列車の旅 |
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2018年 3月31日(土)から1泊2日_ |
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栃木ディスティネーションキャンペーンの開幕に合わせて、日光線に登場する「いろは」の一番列車「誕生いろは日光号」の指定席券が確保できたので乗車してきました。合わせてSLばんえつ物語号の初日にも乗車して、さらに久しぶりにSLもおか号にも乗車できるように旅程を調整したら意外と上手くいったので、今回は行動範囲は狭いですが栃木県を中心に乗り鉄をすることになりました。 |
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1日目【3月31日(土)】
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本日から今年初の「週末パス」で旅に出ます。まずは、夜明け前の須坂駅から普通列車で長野へ。
長野から北陸新幹線はくたか591号に乗り継ぎます。この列車は空いているので自由席で十分です。3号車の自由席も数名しか乗ってません。長野を出たE7系新幹線は、朝の長野市街を走り抜けて郊外へ豊野付近を通過するとトンネルを通過して飯山へ。飯山を出ると再びトンネルを通過して上越妙高へ。長野から24分と早くなったものです。上越妙高からは、特急しらゆき1号に乗り換えます。ダイヤ改正前なら普通列車直江津行に乗車できましたが、ダイヤ改正で乗り継ぎができなくなりました。ということで、今度の直江津行は必然的に50分後の特急しらゆき1号となります。
上越妙高駅で待つこと50分。ようやく特急しらゆき1号が到着しました。指定席を準備しましたが、指定席じゃ無くても大丈夫そうな混雑具合です。E653系に揺られて新津を目指します。えちごトキめき鉄道線内は、春日山など細かく停車して乗客を乗せます。特急しらゆき1号の本番は直江津からのようで結構乗って来ます。同時にJR信越本線に入ります。しばらく走ると日本海が見えてきます。普段、海とは縁のない生活ですので海が見えるとテンションが上がります。柏崎の手前まで日本海の景色を楽しみます。柏崎からは内陸に入り長岡に到着します。長岡では、乗客の入れ替えが多く指定席も若干人が多くなりました。列車は、信越本線を快調に進み新津へ。今日は、新潟まで行かずに新津で下車します。 |
長野電鉄(須坂5:25−長野5:50)
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はくたか591号(長野6:11−上越妙高6:35)
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特急しらゆき1号(上越妙高7:25−新津9:13)
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日本海を見ながら北上
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今年もSLばんえつ物語号に乗るために新津駅にやってきました。今年から新潟駅高架化の影響でSLばんえつ物語号は新津駅発着になります。去年までは、始発駅の新潟から乗ろうとすると上越新幹線(長岡−新潟)の利用が必須でしたが、今年からは上越妙高で特急しらゆき1号に乗車すれば始発の新津から乗れるので楽になりました。その反面、SLばんえつ物語号の乗車時間が減るのは残念です。
今日は2018年の運転初日で出発セレモニーもあります。今年も無事にグリーン車の指定席券が確保できました。ちゃんと、グリーン車の入口でグリーン券と乗車券の確認を受けてから車内へ。
新津駅は、新潟発時代と同じく10時5分に発車します。新津を出てすぐに信越本線と別れて磐越西線にはいります。今日は、SLばんえつ物語号2018年ファーストランに相応しい天候です。しばらく進むと列車は、桜の花で有名な咲花駅に停車します。各地で桜の便りが聞こえていますが、咲花の桜はもう少し先になりそうです。咲花を出ると阿賀野川を渡り三川を経て津川に停車します。ここでC57も乗客も一息つきます。
津川を出るとSLばんえつ物語号は山間部を走ります。昼食を食べ終わる頃にSLばんえつ物語号は山都駅に到着。最後の整備のため停車となります。山都駅を出ると阿賀野川の雄大な景色を堪能できる一ノ戸橋梁を通過します。そしてしばらく進むと青空に磐梯山が悠然と姿を現します。今日の乗車は大当たりです。磐梯山が見えてくるとSLばんえつ物語号の旅も終盤。喜多方駅では大勢の方が下車しました。そして、磐梯山を見ながら会津盆地を進み塩川駅を出ると終点の会津若松駅に到着します。会津若松駅もSLばんえつ物語号のファーストランを太鼓演奏と地酒・ジュースでもてなして頂きました。
会津若松からは、快速列車郡山行に乗車します。車内は、発車時刻が近づくにつれ混んできましたが、早くから並んだので無事に窓側を確保することができました。会津若松を出た列車は、磐越西線(新津方向)と別れて郡山へ向かいます。車窓には、青空に映えた磐梯山が姿を現します。今や磐越西線でも数が少なくなっている719系に揺られて磐梯熱海へ。磐梯熱海からの乗車は非常に多く車内も混雑してきます。列車は、磐越西線を進み郡山に到着。こんなに乗っていたのかと思うほどホームは人で埋め尽くされました。
郡山からは、時間も早いので普通列車で移動しようかと思いましたが、東北本線のホームはものすごい人で乗る気が起きず新幹線のホームへ。郡山始発の「なすの278号」は、自由席の2号車も数名しか乗っていないガラガラ状態。E5系使用も手伝って何か得した気分。普段、乗る機会の無いE5系新幹線の旅を楽しみます。東京まで新幹線の各駅に停車します。途中の那須塩原からの乗車がかなり多く一気に車内が混雑しますが、私は次の宇都宮で降りるので気になりません。E5系は快調に進み宇都宮に到着しました。新幹線は速いですね。その分、良い値段しますが。
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SLばんえつ物語号(新津10:05−会津若松13:35)
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今年もグリーン車に乗車
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磐越西線快速(会津若松14:14−郡山15:19)
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なすの278号(郡山15:39−宇都宮16:20)
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SLばんえつ物語は新津始発に
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出発セレモニ
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今年も贅沢なひと時・・・
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磐梯山が見えると会津に入ります
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会津若松で乗換
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なすの278号車内
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宇都宮駅に到着後は、早めにホテルに入り寛ぎます。ベッドでゴロゴロしている時間は大変のんびりしていて至福のひと時でした。せかせか列車に乗り続けるのも良いのですが、たまにはホテルでのんびりした時間を過ごすのも良いものかもしれません。夜は、スマホで調べた餃子を持ち帰りで買いに行って夕食にしました。今回は15時間ほどホテルに滞在してゆっくりしました。 |
早めにホテルへ |
夕食は宇都宮餃子 |
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2日目【4月1日(日)】
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2日目は宇都宮からスタートします。ホテルをチェックアウトしたのが8時30分とかなりのゆったりペース。
本日は、栃木ディスティネーションキャンペーンの開催に合わせて誕生した観光列車「いろは」の一番列車となる誕生いろは日光号に乗車します。
宇都宮駅5番線は、大勢の方が列車の到着を待っていました。列車が到着すると小山側では出発式が行われています。出発式も終わり、大勢の社員の方々に見送られて「いろは」1番列車となる快速誕生いろは日光号は宇都宮駅を発車します。車内は、はやり若干の空席があります。私の席は通路側でしたが進行方向側だったのが救いです。宇都宮を出て列車は日光線へ。沿線は桜が見ごろで春らしい風景が続きます。車内では、車内改札が終了した時点で乗車証と缶バッチが配られました。あとは、春の景色を見ながら日光までの旅を楽しみます。車内では、Wi-Fiも使えるのでネットも楽しめます。その後は、車内を4両分見て回ります。私が指定された4号車が一番乗車率が高かったです。列車の車窓も春爛漫の宇都宮から次第に早春の景色に変わり、まだ桜の開花には早い日光に定刻に到着します。日光では、観光協会の方が観光パンフと入浴剤を配り出迎えてくれました。
帰路も日光から宇都宮まで、快速誕生いろは日光号に乗車します。今度は、進行方向と反対になりますが、窓側の座席を確保する事ができました。 往路と同様に春の日光線を桜を見ながら進みます。車内は指定席は満席ですが、実際は空席が多くあります。沿線は、これから来る「本物の出会い栃木号」を狙うファンの方々が大勢集結しています。その快速本物の出会い栃木号とは下野大沢駅で交換となります。こちら側の誕生いろは日光号が運転停車する形での行き違いです。しばらくするとDD51先頭の快速本物の出会い栃木号が轟音を響かせて通過してゆきました。 下野大沢を出ると今度は返し狙いなのか、カメラの方向が変わっていました。今日は、快速本物の出会い栃木号が運転された関係で、快速誕生いろは日光号は指定席券は満席ながら比較的空いていてのんびりと一番列車の旅が楽しめました。 初日の大役を終えた205系「いろは」は、宇都宮に着くと車内点検が終わりしばらくすると小山へ回送で戻りました。
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誕生いろは日光号(宇都宮9:10−日光9:52)
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誕生いろは日光号(日光10:32−宇都宮11:24)
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いろは日光号車内
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日光で折り返し
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宇都宮に戻りました
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宇都宮から茂木へはJRバスで行けますが、今回は真岡鐡道の気動車にも乗りたかったので、東野交通バスで真岡鐡道七井駅へ移動します。その前に爪が割れて出血するアクシデントがあり医療品が多く売っているであろうショッピングモールまで先行して、医薬品を購入してショッピングモールから東野交通バスの益子行に乗車します。
途中のバス停から乗ったので車内は予想より混んでいて、後部側の2人用の席に座る事ができました。
バスは、山間部というより住宅街の平地を進み40分ぐらいで七井駅前に到着します。久しぶりに路線バスに長時間乗車しました。バスを降りた後は、200m程歩いて七井駅へ移動します。 |
長閑な七井駅でのんびり次の茂木行待ちます。駅構内には桜の木も植えられていて今が見ごろです。そうこうしていると下館行の列車が到着。続いて茂木行の列車が到着します。この駅で列車交換となります。やってきた気動車は1両の単行。車内は混んでいるかと思えばそれほどでもなくボックスシートに奇蹟的に座れました。真岡鐡道の気動車に揺られて茂木を目指します。
。今日は、久しぶりにSLもおか号に乗車します。今日は、栃木ディスティネーションキャンペーンの開幕ということで、往路はC12とDE10の重連で運転となりました。茂木駅のホームが狭いので大混雑しているように見えますが、いざDE10が先頭で列車が入線すると1人又は1グループでボックスがほぼ埋まる乗車率で収まりました。そして、C11の汽笛とDE10の警笛が響き渡る中を茂木駅を定刻に発車したかと思えばすぐに急停車。原因は書きませんがやはり・・・です。気を取り直し茂木駅を発車したSLもおか号は、見ごろを迎えた桜を見ながら進みます。最後部の車両ですので、カーブを曲がる際は先頭のC12が見えます。あらかじめ持参していたハイボールを飲みながら車内でのひと時を過ごします。沿線は桜や菜の花(一部)が見ごろとなり、窓からSLの煙が時折入り込んだりしてSL列車でお花見みたいな感じになり大変楽しいひと時になりました。今回は、桜の見ごろに乗車できて大当たりだったSLもおか号の旅も下館到着で終了しました。今回は、本当に良かった。
下館からは、水戸線の普通列車で小山へ向かいます。水戸線でE531系に乗車するのは初めてです。列車の先頭は混んでいましたが、最後部は空いていてボックスを確保することができました。夕日が車内に差し込む春の夕暮れのひと時、ボックスシートでしばしローカル線の旅を楽しみます。小山で宇都宮線に乗換です。みなダッシュしていくのですが、私は膝の関係でゆっくりと歩いて行ったら宇都宮線が発車してしまいました。次に来る快速ラビット号は激混みでグリーン車すら乗る気になりません。その次の伊東行に狙いを定めます。こちらは小金井始発なので確実に座れるはずです。しばらく待ってやってきた伊東行は狙い通り空いていて2号車のボックスを確保できて一安心。あとは、大宮まで乗るだけです。列車は、古河を過ぎたあたりから混みはじめボックスも全て埋まります。そして、白岡駅で特急日光8号の退避を行います。東北本線(宇都宮線)で特急の退避を体験するなんて久しぶりです。白岡駅2番線に入った後に数分で253系特急日光8号が通過します。その後、列車は蓮田でかなりの乗車がありそろそろ降りたいと思う頃に大宮に到着しました。
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真岡鐡道(七井13:46−茂木14:05)
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SLもおか号(茂木14:26−下館15:56)
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水戸線普通(下館16:31−小山16:56)
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宇都宮線普通(小山17:18-大宮18:11)
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七井駅から真岡鐡道に乗車
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茂木で折り返し
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SLもおか号ヘッドマーク
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SLもおか号の旅
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小山で乗換
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宇都宮線はボックス確保
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大宮からは、はくたか573号で長野へ戻ります。軽井沢から先は各駅に停車する列車で時間帯が良いのか、指定席もB席の一部を除いて満席になっています。私はA席でしたが、B席とC席に違う人が座っています。大宮を出ると軽井沢まで停車しません。高崎も通過して北陸新幹線区間へ安中榛名を通過して軽井沢に停車します。軽井沢では、隣の人も含め海外からの方が大勢降りましたが、その分乗って来て私の隣も埋まります。新幹線は、佐久平でも結構な下車があり上田へ。上田は降りる方も多かったですが、指定席に乗ってくる方も多く、もう長野新幹線から北陸新幹線に変わり定着したことを伺わせました。はくたか573号は、定刻に長野駅に到着しました。ただ、長野駅での降車は少なかったです。新幹線から降りて改札へ行く間に後続の「かがやき515号」の到着アナウンスが・・・。大宮で時間を潰して「かがやき」でも良かったかと少し後悔・・・。まぁ、何事も一度やって(乗って)みないと解りません。
最後は、長野から長野電鉄8500系に揺られて須坂へ戻りました。
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はくたか573号(大宮18:30−長野19:43)
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長野電鉄(長野20:09−須坂20:34)
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今回の旅も週末パスを利用しました。距離的には短い旅行でしたが、元は十分に取れました。なお、新幹線の自動改札のシステムが変わったようで、新幹線特急券を持ち帰る(自動改札を通さない)と2度と自動改札は使えません。(山形新幹線の途中駅で降りてもそうなるでしょう)
その後は、有人通路を通る事になります。不正防止には有人通路を通るのが一番なのでしょうが駅員の方も大変そうです。こちらは、営業通達が出ているようで自動改札で入場(出場)不可になっても特に不審に思われません。入場は、普通に入鋏印を押して終わりです。(幹)の入鋏印を集める方には良い時代になりましたね。これまでは、自動改札へ誘導されて入鋏印は押してしてくれませんでしたから。なお、在来線はこれまでと同様です。(自動改札の無い駅が多いですし) |
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