2017夏の「青春18きっぷ」の旅A  
海のリゾート列車と山のSL列車の旅  
2017年 9月2日(土)から1夜行2日_ 


   
 2017年夏の「青春18きっぷ」に最後の旅は、1日目は、「ヒスイShu*Kura」で初入線の糸魚川へ。宿泊は、189系「ムーンライト信州92号」。2日目は、「SL大樹号」の乗車。と、3つの列車の乗車をメインに進めることになりました。「青春18きっぷ」の旅ですが、実際は別途購入の区間が多く体は楽でしたが、「青春18きっぷ」の威力はあまり生かせない旅となりました。
 なお、今回は「乗り鉄」オンリーの旅ではなく、観光も2日目に加えましたので旅らしい旅になりました。
    
1日目【9月2日 土曜日】

 長野7:46−北しなの鉄道線−8:30妙高高原8:45−妙高はねうまライン−直江津9:42
 直江津9:47−普通−長岡11:13
 長岡11:46−ヒスイShu*Kura号−14:02糸魚川15:14−普通−南小谷16:16
 南小谷16:20−普通−17:15信濃大町17:19−普通−松本18:11・・・「瑞祥」(入浴・休憩)・・松本駅
 松本22:10−普通−22:46上諏訪23:45−快速ムーンライト信州92号−新宿(9/3)5:40
     

T.長野から三セクを経由して長岡へ

 長野から今回の旅はスタートします。ただ、乗るのは「北しなの線」と「妙高はねうまライン」ですので別に乗車券を購入します。直江津での接続時間が少ないので、「青春18きっぷ」に日付だけは入れてもらいホームへ。今日は土曜日のですので列車も空いているだろうと予想していましたが、私立高校は通常の授業のようでホームにはすでに列ができています。私も並んで辛うじて進行窓側に座れました。上田からの接続列車が到着すると混雑はさらに酷くなり通路も学生で一杯になります。長野を出た妙高高原行は大混雑で長野を発車。途中、長野総合車両センターを過ぎて北長野へ。北長野で8割ぐらいの乗客が下車します。でもまだ学生は残っています。次の三才で残りの学生が下車して、先ほどまでの大混雑が信じられない位に閑散としています。この列車の役目は三才で終わったようなものです。豊野を過ぎて、飯山線と別れて列車は山間部へ。黒姫山は今日は見えませんでした。黒姫を過ぎて終着の妙高高原に到着します。
 
 妙高高原から「えちごトキめき鉄道」に乗り換えです。やってきたのは、ET127系6連です。折り返し直江津行になるのですが、6両も要らないだろうとと考えていたのですが・・・。妙高高原を出た列車は、僅かばかりの乗客を乗せて直江津へ向けて北上します。スイッチバックの二本木から乗客が増え始め、新井からは高校生が大挙して乗りこんできて6両ある座席がほとんど埋まりました。この後も各停車駅ごとに高校生が乗って来て、さらに上越妙高から新幹線の乗り換え客が乗ってきて混雑がピークに。なるほど6連で運転する意味が解りました。列車は、次の南高田と高田で高校生の降車ラッシュ。南高田と高田でほとんどの高校生が降りて列車は再び閑散となり直江津に到着。
 
 直江津から「青春18きっぷ」の利用を始めます。僅か5分の乗り換えで長岡行に乗ります。E129系2両のワンマン運転で座れるか心配でしたが、1か所だけ空いていたボックス(進行方向窓側)に座れました。ただし山側になりますが。妙高高原からの乗り換え客で、大体の席が埋まったころに長岡行きは直江津を発車します。普段は、快速か特急で移動する区間ですので普通列車は久しぶりの乗車です。しばらく進むと日本海が反対側の車窓に見えてきます。こちらは、国道と山が見えるだけです。列車は、柏崎を過ぎて内陸に入ります。やはり普段、特急か快速で通過する区間ですので結構しんどいです。柏崎からの乗車が多く相席で座席が全て塞がったせいもあるでしょうが。列車は、来迎寺を過ぎて上越線が接近して宮内に到着すると心底ほっとしました。宮内を出ると上越新幹線と並走して長岡に到着します。ホームに降りると、結構乗っていたのか。と思わせるほどホーム上は混雑しました。
  

長野駅を出発
  

北しなの線(長野7:46−妙高高原8:30)
 

妙高はねうまライン(妙高高原8:45−直江津9:42)
 

直江津から「青春18きっぷ」使用
 

普通(直江津9:47−長岡11:13)
 

長岡駅で折り返し
 

妙高高原で乗り換え

妙高高原にて

長岡行はボックスを確保
  
U.初運転の「ヒスイShu*Kura」で糸魚川へ

 今日の目的の列車となる「ヒスイShu*Kura」は、途中駅の長岡からの乗車となりましたのですぐには列車は来ません。到着の5分くらい前にホームに行くと長岡止まりの普通列車に湘南色の115系N40編成が入ってました。
 快速ヒスイShu*Kura号の長岡駅の停車は4分ですので手早く撮影して車内へ。長岡を出た列車は、宮内の先で上越線と別れて信越本線を進みます。沿線の田は、稲が実りの間近まで色づいています。列車は、初秋の秋晴れの中を進み次第に山間部へ入ります。この区間は、普段から快速越乃Shu*Kura号で走行しているので珍しくはないのですが進む方向が違います。この時間帯だと普段は長岡方面へ進むのですが、今日は直江津方面へ進みます。途中の柏崎で停車するものの乗る無く発車。柏崎を過ぎると、いよいよ日本海が見えてきます。普段は海に縁が無いので、秋の青空に青い海が映えて絶好の車窓です。ここまで天候に恵まれた車窓は久しぶりでした。列車は、日本海に沿って進み鯨波を過ぎて青海川駅に到着します。「海に近い駅」で有名な青海川駅では少々停車します。真っ青な海と空を暫くの間楽しむことができました。青海川駅を過ぎて列車はしばらく日本海に沿って進みます。一応、撮りたいシーンは撮影したので2号車でビールを一杯。しばらくのんびりしていると列車は直江津駅に到着します。
 
 直江津では少々停車するのですが、直江津駅を含めた直江津から先の指定席券(えちごトキめき鉄道内)は発売しませんので(建前上は)誰も乗ってくることはありません。私の横も空いているので糸魚川まで空いたままです。直江津を出ると、今回の快速ヒスイShu*Kura号の売りである「えちごトキめき鉄道」日本海ひすいラインに入ります。直江津の先で妙高はねうまラインと別れて列車はトンネルへ入ります。トンネルを出ると、再び日本海が広がってきます。先ほどの鯨波付近と同様に青空に日本海の青が映えて素晴らしい車窓です。国道8号線に沿って有間川駅まで素晴らしい車窓でした。その後、トンネルを通過して名立駅で少々停車。続いて、トンネル駅の筒石駅を通過します。列車は長いトンネルを出た先に能生駅に停車。こちらも停車時間は僅かで、せっかく「越乃Shu*Kura」が日本海ひすいラインに初入線しても、肝心な日本海ひすいラインの駅で小休止の停車が無いのは残念なところです。能生駅を出て浦本駅を通過すると再び日本海が近づいてきますが、国道8号線と線路の間に民家が多くあり海を見るのは難しいです。梶屋敷駅を通過すると列車は、糸魚川駅に到着します。
 

長岡から糸魚川へ
 

ヒスイShu*Kura号(長岡11:46−糸魚川14:02)
 

青空に日本海の青が映えます
 

糸魚川に到着
 

昼食代わりに一杯
 

間もなく糸魚川
 

糸魚川での歓迎
 
   
V.糸魚川でキハ52と再会


糸魚川駅舎
 
 糸魚川では、快速ヒスイShu*Kura号から大糸線への乗り換え時間を利用して改札を出て糸魚川ステーション「ジオパル」に展示保存されているキハ52-156を見てきました。
 久しぶりに対面する、キハ52-156は外観・内装ともに当時のままで懐かしかったです。
 この他に、観光インフォメーションの展示物や鉄道模型のジオラマなど見て過ごしました。
 乗り換え時間が1時間と少しでしたので、ちょうど施設内を見て回る時間でちょうど時間調整ができました。次回は、キハ52-156が野外展示された際に見に来たいものです。
 

保存されているキハ52-156

ヘッドマーク
 
W.日本側の糸魚川から上諏訪へ

 糸魚川からは、上諏訪を目指して南下します。まずは、キハ120単行の南小谷行に乗車します。この区間はJR西日本の管轄です。この日は、ヒスイShu*Kura号で東京へ周遊で戻る人や「青春18きっぷ」の乗客で糸魚川発車時点で立客が出ている混雑ぶりです。列車は、糸魚川を出て日本海に別れを告げて大糸線を姫川に沿って南下します。車より遅いゆっくりとした速度で列車は、山間部の各駅で乗客を乗せて進みます。山間部を抜けて多少開けてくると、列車は南小谷駅に到着です。
 南小谷からは、JR東日本の管轄になり車両も近所を走っている車両に変わります。E127系2両の信濃大町行きは2両編成ですので全員座れました。やはり電車は早く、スイスイと大糸線を進みます。途中の白馬からの乗車が結構ありましたが、それでも立客が出ることなく信濃大町へ。信濃大町からすぐの接続で富士見行に乗換えます。本日は諏訪湖新作花火大会の影響で、211系3000番台6連での運転となっています。6連ですので余裕で着席できましたが、3連だと着席は難しかったと思います。夕暮れ迫る信濃大町を出た列車は、安曇野に入り穂高で大勢の乗客が乗ってきました。その後も乗客は増える一方で、特に豊科と島内からの乗客が多く車内はラッシュ並みの混雑となります。みんな、諏訪湖へ花火を見に行くのかと思いましたが、そうでもないようで、松本でほとんどの乗客が下車しました。でも、松本から花火大会見物の乗客が大勢乗ったので混雑は相変わらずと言うところでしょうか。
 
 糸魚川から松本までのロングシートの旅を終えて私は松本で小休止をします。松本駅アルプス口から徒歩15分の入浴施設「瑞祥」で、入浴と休憩と軽い夕食を食べます。初秋の9月とは言え、まだまだ日中は暑いので夜行に乗る前には、服を着替えて入浴して汗を流して清潔さを保ちたいものです。ここの施設は初めての利用でしたが、内湯・外湯ともにいろいろお風呂の種類があってよかったです。
 入浴と休憩と軽い夕食後は、松本駅まで戻り再び旅を再開します。松本から乗るのは長野始発の甲府行です。この列車も新作花火大会の影響で211系1000番台と3000番台の6連に増結されています。私は、運よく1000番台のボックスシート進行窓側に座れました。もう夜間ですので景色は見えず列車も淡々と進むだけです。車内は、深夜の終電1本前ということで松本から大混雑して各停車駅で下車して車内は空く。塩尻で大量乗車で車内が再び混雑して、各駅で人が降りて車内が空く。を繰り返して上諏訪駅に到着します。
  

日本海側の糸魚川を出発
 

普通(糸魚川15:14−南小谷16:16)
 

南小谷で乗換
 

普通(南小谷16:20−信濃大町17:15)
 

信濃大町で乗換
 

普通(信濃大町17:19−松本18:11)
 

糸魚川から松本まで2時間57分で大糸線を完乗
 
 
 松本で途中下車して「瑞祥」で入浴・休憩
 

普通(松本22:10−上諏訪22:46)
 

上諏訪に到着
 

キハ120のヘッドマーク

南小谷での乗換

松本からは久しぶりのボックス
   
X.189系夜行列車で夜明けの新宿へ

 上諏訪駅は、すでに花火大会の混雑は終わっていて駅構内も空いていました。ただ、駅前は大勢の若者が集まっています。近所のコンビニは混んでいて清算までに結構時間がかかり上諏訪駅前に再び戻ってきたときには結構良い時間で、ちょうど先行の快速ムーンライト信州90号が入線した頃でした。上諏訪駅では、列車別改札を行うので「ムーンライト信州92号」の待機場所で並んで待ちます。このデザインが189系あさま色と一目で解り良いデザインです。
 
 ムーンライト信州90号(E257系11両)が発車するとすぐに改札が始まります。順番に改札を通過し1番ホームに入る頃に1番線に列車到着の放送が流れます。「ムーンライト信州」に変わって人気が空いたころに撮影して2号車の乗車口へ。1年に1回だけ見られる「ムーンライト信州・新宿」を撮影して車内へ。今夜一晩をモハ188-40で過ごすという素晴らしさ。車内は空席も何席かありますが、ほとんどの席が埋まっています。今のところ私の席の空いてますが甲府あたりで埋まるでしょう。
 上諏訪を出た列車は茅野駅を通過します。189系電車で茅野駅通過を体験できる機会は中々ないので大変良い経験になりました。ただ、次の青柳駅で23時58分から0時40分まで運転停車。私は、用意してきた酒とつまみで遅い夕食と夜食。189系の中で夜食を食べるのは久しぶりです。一番相席になる確率の高い甲府駅では、ムーンライト信州90号の続行にも関わらず何名か乗ってきましたが相席にはなりませんでした。甲府駅で相席が無ければ、もう大丈夫そうなので安心して寝ました。189系の夜行で寝る体験も重要です。
  車内放送で目を覚ますと列車は高尾駅付近でした。車窓は、夜が終わり空が白くなって来て間もなく夜明けと言う感じ。もう忘れていた光景を再び見ることができます。八王子で、2号車からは大勢の方が降りてゆきます。ちょうど、始発電車も運転を始める時間帯です。八王子を出て浅川を渡ると豊田車両センターが見えてきます。また、ほとんどのE233系が休んでいる感じで留置線を埋めています。日中には見ることができない光景です。立川を過ぎると列車は、先行列車の関係かゆっくりと進みます。急行アルプス号の時代に戻ったかのような錯覚になります。多摩川を渡るときの車窓は、夜が終わり地平線がオレンジに染まり周囲も明るくなってきました。そして、三鷹からは中央線各駅停車と抜きつ抜かれつ並走します。通過する緩行線ホームには、この列車を撮影しようとどの駅も結構人出があったのでヒヤヒヤしたのではないでしょうか。車窓に、オレンジ色の朝日に染まる高層ビル群が見えてくると終着の新宿に到着します。189系N102編成の夜行列車の旅を久しぶりに楽しみました。
 

上諏訪から189系夜行に乗車
 

ムーンライト信州92号(上諏訪23:45−新宿5:40)
 

久しぶりの189系夜行なので豪華な夜食
 

車内の様子
  

夜明け直後の新宿へ
 
新宿に到着
 
2日目【9月3日 日曜日】

 上諏訪(9/2)23:45−快速ムーンライト信州92号−5:40新宿5:50−中央線−神田6:07
 神田6:20−銀座線−6:31浅草7:00−特急リバティけごん3号−下今市8:46
 下今市9:02−SL大樹1号−鬼怒川温泉9:38/鬼怒川温泉11:18−SL大樹2号−下今市11:41
 下今市12:34−普通−東武日光12:42・・・神橋・・・日光東照宮・・・JR日光駅
 日光15:20−普通−16:02宇都宮16:14−普通−18:04東京18:40−あさま623号−長野20:26
     
  
T.新型特急とSL列車で鬼怒川へ

 ムーンライト信州92号で新宿に到着後は中央線各駅停車で神田へ。神田から銀座線に乗車します。普段、長野地区では改札でSuicaを使うことができないので、ここぞとばかりにSuicaで入場します。日曜朝の銀座線は空いていて浅草まで快適に移動できました。
 浅草から特急リバティけごん3号で下今市へ向かいます。今回は、SL大樹1号への接続列車とということで乗ることになりましたが、思いがけぬ新型特急リバティけごん号の乗車となりました。
 東武の浅草駅の改札をSuicaで入り待つこしばし、東武の新型特急リバティけごん3号が入線してきました。浅草7時発の東武日光行は需要が少ないのか3両編成でした。浅草を出てすぐ、東京スカイツリーを見ながら隅田川を渡ります。今日も雲一つない良い天気になりそうです。浅草と東京スカイツリーからの乗車は少なく車内も閑散としていましたが、北千住・春日部からの乗車が多く下今市到着前には7割ほどの乗車率になっていました。ですので、6両では空席だらけになるので3両編成は正解のようです。
 車両の方は、木目調の内装に落ち着いた「江戸紫」の座席(偏心回転式リクライニングシート)が並んでいます。各座席にはコンセントも完備されていて現代の特急らしいです。ただ、乗った列車は、空調が良くなく快適な新型特急の旅が、暑さとの戦いになったのは残念でした。列車は、順調に北上し新栃木を過ぎて下今市に到着します。下今市で、下車していよいよSL大樹号に乗車します。

 特急リバティけごん3号を下今市で降りてSuicaで改札を出て、「日光・鬼怒川エリア鉄道乗り放題切符」などを購入して再びホームへ行くと、ちょうどC11-207に牽引されたSL大樹1号が入線してきました。
 発車まであまり時間が無いので手際よく撮影して車内へ。車内に入った瞬間に懐かしさで涙が出そうになりました。紺のシートモケットに白の枕カバー。まさに子供時代に乗った国鉄特急そのものです。平成29年(2017年)に、このような車両に乗車できるとは夢のようです。狭い座席間隔に窓側のテーブル。そして、1段ロック機能がない完全な簡リクシート。もう、何も言うことはありません。
 下今市駅を汽笛一声定刻に発車したSL大樹1号は、鬼怒川温泉へ向けて出発します。今回は、C11+ヨ8634に続く1号車に乗っているので、C11の力強い走りや振動が伝わってきます。車内は、ほぼ満席でJRで運転する時のように通路側が多数空いていると言う事もありません。車内は、全盛期の国鉄特急そのものです。列車は、大谷川を渡り車窓には初秋の田園風景が続きます。沿線の撮影できそうな場所には必ず撮影している方がいます。車内では、早速アテンダントによる車内改札と乗車証の配布が行われます。平行して記念写真の撮影サービス(有料)も行われたり、車内販売が回ってきたり忙しいです。なにしろ、乗車時間は36分しかありません。列車は、鬼怒川を渡り新高徳を通過して小佐越へ進んでいます。本日は、本当にSLの乗車日和です。小佐越を出ると、唯一の停車駅となる「東武ワールドスクウェア」駅に停車。ここで大勢の方が下車してゆきました。東武ワールドスクウェア駅を出ると終点の鬼怒川温泉までは6分ほど、SL大樹1号は定刻に鬼怒川温泉駅に到着しました。
 鬼怒川温泉駅の駅前広場の一角に「鬼怒川温泉駅転車台広場」として転車台があり、誰でも無料でSLが回転するシーンを見ることができます。駅の方も熱心で、鬼怒川温泉駅に入る車両の説明やかSL回転の時間などを案内していて賑やかです。
 誰でも見られるので回転時間間際になると、大勢の方が集まり広場は結構賑わいます。SL回転中は、何度か回転を止めて沢山の方にいろいろな角度で撮影してもらおうとサービスしています。
   

浅草から出発
 

リバティけごん3号(浅草7:00−下今市8:46)
 

下今市で乗換
 

SL大樹1号(下今市9:02−鬼怒川温泉9:38)
 

懐かしい簡リクシート
 

鬼怒川温泉に到着
 

駅前でSLの回転

方向回転中

回転終了
   
U.SL大樹号と普通列車で日光へ

 鬼怒川温泉からの帰路もSL大樹号に乗車します。乗車はSL連結後になるので発車10分前です。時間が無いので速やかに撮影して車内へ。今度も、C11-207+ヨ8643に続く3号車の指定となりました。
 鬼怒川温泉を汽笛一声定刻に発車したSL大樹2号は下今市に向けて進みます。東武ワールドスクウェア駅を出ると、満席の車内にアテンダントによる車内改札と乗車証の配布が行われます。平行して記念写真の撮影サービス(有料)も行われたり、車内販売が回ってきたりと一気に忙しく賑わいます。今度は、往路とは反対の座席ですので、鬼怒川のライン下りのボートなどを見ることができました。列車は、小佐越駅を通過して鬼怒川を渡ります。往路と違い復路の進行右側は、日光連山も見ることができて車窓も楽しめました。乗るなら鬼怒川温泉行は進行左、下今市行は進行右がお勧めです。鬼怒川温泉を出て33分で終点の下今市駅に到着しました。
 下今市駅に到着したC11-207とヨ8634は転車台で方向を変えた後で、整備のためSL機関庫に入ります。こちらは、駅構内の扱いのためか鬼怒川温泉駅のような説明の放送も無く淡々と作業が進みます。C11-207とヨ8634がSL機関庫に入ってしまうとほとんど方が帰ってしまいますが、実はこの後にDE10-1099も転車台に乗って方向転換まではしませんが、別の線路へ移るためにすこし向きを変えます。DE10が転車台に乗るのは珍しいのでこちらも見ものです。

 下今市から東武日光までは普通列車で移動します。2両編成で下今市駅に着いた列車は結構乗っていましたが、下今市で乗り換えのため降車する乗客が多く車内はガラガラになりボックスシートに座れました。東武の6050系電車のボックスシートに座るのは久々です。と、思いきや、この車両は野岩鉄道の車両でした。(車番が62103でしたので)
 東武でも野岩でも特に車内に変化はありません。久々に6050系に揺られて東武日光へ向かいます。下今市から東武日光までは8分の短い乗車です。
 

再び鬼怒川温泉を出発
 

SL大樹2号(鬼怒川温泉11:18−下今市11:41)
 

この懐かしい乗り心地を再び楽しめるとは・・・
 

下今市で乗換
 

普通(下今市12:34−東武日光12:43)
 

東武日光に到着
 

下今市の転車台広場

C11+ヨ8000の回転

DE10の線路移動(小回転)
  
V.念願だった日光東照宮へ徒歩で

 東武日光駅に到着後は、久しぶりの観光を入れてみました。東照宮の陽明門の改修が終わったということで、東照宮周辺を観光する予定でしたが・・・。乗ったバスが、大渋滞にはまり全く動かない事態に・・・。次の停留所まで50分掛かるありさまで、最初の停留所で降りて歩いて移動することに。普段から長総の周辺を歩いているので、特にあることに抵抗もありませんでしたし、道案内に目的地の距離も書かれていたので自分の足で何分で到達できるか解るのである程度の時間は読めました。ただ、渋滞にはまった50分は大きい・・・。
 最初の目的地の神橋は、あまり楽しむ余裕もなく渡るだけ。続いて日光東照宮へ移動。ここだけは、どうしても諦め切れませんでした。入場券を買うのに10分近く並びいよいよ境内へ。まずは、「三猿」を見てから陽明門へ。これが見たかったのですよ。「日暮れの門」と言われるに相応しく、いつまでも様々な時間帯の太陽光線当たり具合で変化する色調を楽しみたいぐらい美しく修復された陽明門をじっくり見てからさらに進みます。境内は、観光客で大混雑していて一時身動きが取れない場所もありました。「眠り猫」を見てからさらに奥宮へ。東照宮だけでも1時間は必要です。
 東照宮を参拝後は、予定の列車まであと50分。もうJRの日光駅に戻らないとなりません。やはり渋滞の50分は痛かった・・・。次回は、もう周辺に止まるか、大宮から最終の新幹線で帰る腹積もりで十二分に時間に余裕をもって観光したいです。本当は、あと2ヵ所ほど観光・参拝ができたのに残念。ただ、日光東照宮の「陽明門」が見られたので目的は達成されましたが。
 さて、近くのバス停に行くとすごい行列。時刻確認ながら先頭の人に聞くともう40分もバスが来ないとこと。これは、バスはあてになりませんので歩くしかなさそうです。Googleマップで調べると、このバス停からJRの日光駅まで約2.3キロ。2.3キロなら北長野駅近くを跨ぐ陸橋から北条踏切ぐらいまでの距離です。JR日光駅から乗る予定の列車は15時20分発で残り40分しかありません。道路は、相変わらず車の流れが悪くタクシーもあてになりません。やはり時間が読める歩きに決定。2.3キロぐらいなら長総観察時なら26分ぐらいで歩けると実測しているので、いつ来るか解らない。渋滞でいつ着くか解らないバスより歩いたほうが確実です。と言うことで歩いてJRの日光駅へ。今回の日光は、バスの1区間以外は全て歩きになりました。良い運動にはなるでしょうが・・・。下り坂が幸いし約30分でJR日光駅に着きました。何とか、予定の列車の発車10分前に駅に到着できて一安心。
 

神橋
 

世界遺産「日光の社寺」
 

東照宮入口

東照宮だけ何とか参拝
  
W.「あさま弁当」を求め東京を経由して長野へ

 JR日光駅から長野へ帰ります。まずは、205系使用の日光線宇都宮行に乗車。京葉線で活躍したメルヘン顔の編成です。4両編成ながら発車時刻にはほぼ満席の大盛況。東武に押され気味とは言え、日光線の混雑もすごいです。この列車は、外国人の利用も結構ありました。それを見越してか英語の案内放送も時折流れました。各駅ごとに車内は混雑し、最後の停車駅となる鶴田駅を出るころには首都圏並みの混雑で宇都宮駅に到着。ホームは、この列車にこれだけの人が乗っていたのか。と驚くほどの人でホームは人だらけ。階段へだとりつくまで3分は掛かりました。そして上野東京ラインのホームにたどり着いたのが、日光線到着からや約5分。皆、同じ方向へ進むので・・・。
 宇都宮からは、上野東京ライン東海道線直通国府津行に乗車します。最初はグリーン車も考えましたが、列がすごく伸びていてちょっと保留。先頭部の写真を撮って車内を見るとボックスが空いていたのでボックス席に座ることに。E233系の国府津行は、2号車はガラガラのまま宇都宮駅を出て国府津へ向かいます。思えば、上野行ではなく国府津行と言うのがすごいですね。私も東京駅まで乗り換え無しで進めます。今回は、なぜ東京駅まで進むのかは後回しにして、列車は順調に宇都宮線を進みます。乗降の多い区間ですので、誰もボックス席に座ってきません。小金井を過ぎて小山からは流石に混雑するかと思いましたが、2号車まで来る乗客は少なく車内も空いています。混んできたのは「久喜」からで、さすがにここからは相席になりました。大宮では、半分くらいの乗客が入れ替わりましたが、降りる人より乗る人が多い状態です。大宮からは、高崎線からの湘南新宿ラインと抜きつ抜かれつの並走をして進みます。長野では体験できないので楽しいひと時でした。赤羽の先で湘南新宿ラインと別れて列車は上野へ。上野では乗り換えることなくそのまま乗車。秋葉原を出て新幹線を跨いで列車は東京駅に到着。宇都宮からの在来線で乗り換え無しで東京駅と言うのが、地方暮らしだとまだまだ信じられない気がします。
 
 2017年夏の「青春18きっぷ」の利用は東京駅までです。さて、東京駅までやってきた理由は、「あさま」ヘッドマーク弁当を買うためです。それなら、大宮や上野でも買えると言われそうですが、時刻はもう日曜日の18時過ぎ。大宮と上野は1店舗のみの取り扱いで売り切れていたらそこで終了です。次に上京する機会まで販売されているかも解りませんし。東京駅なら3店舗で取り扱うのでチャンスは3回あります。今回は、「あさま」ヘッドマーク弁当を購入のため万全の態勢で東京駅まで来ました。さて、東海道線ホームから近い1店舗目は・・・。「ひばり」の弁当しかない。「あさま」は、商品棚のカードが裏返ってます・・・。要は売り切れ。嫌な予感が的中か。続いては、弁当の需要が無さそうな場所にある店舗へ。こちらは、「ひばり」「あさま」両方ありました。但し、「あさま」は残り2個の模様。一人、ジロジロ「あさま」の弁当を見ているので即購入して1個確保しました。こちらも、一足遅ければ売り切れの可能性もありましたので危なかったです。
 東京駅で無事に「あさま」ヘッドマーク弁当を購入し「あさま623号」で長野へ帰ります。今回は、30%引きの「えきねっとトクだ値30」を利用したので、東京駅からでも8200円のところ5740円で移動できます。乗車した「あさま623号」は、E7系で自由席が5両ある関係で指定席は空いてました。上野を出たところで、新幹線あさま号の車内で特急「あさま」のヘッドマーク弁当を夕食に食します。「鶏もも」・「鶏もつ」・「鶏そぼろ」と鶏づくしの弁当でしたが、弁当の名称が名称だけに大変おいしく頂きました。もちろん、外装などは全てお持ち帰り。ゆっくり食べていると、もう新幹線の「あさま」は、東北新幹線と分岐して上越新幹線を走行しています。列車は、熊谷を過ぎて唯一の通過駅の本庄早稲田を過ぎると高崎に到着します。もともと空いている10号車から大勢の人が降りたので閑散となりました。高崎を出ると北陸新幹線区間に入ります。長野までは各駅に停車します。碓氷峠を越えて列車は軽井沢へ。軽井沢を出ると乗り合わせた知人の方と話をしていると上田に到着。長い五里ヶ峰トンネルを通過して長野に到着。途中、本庄早稲田のみ通過のほぼ各駅停車タイプの「あさま」で東京から1時間46分かかりますが、それでも「青春18きっぷ」で普通列車移動に比べれば断然楽です。
 こうして、2017年夏の「青春18きっぷ」の旅も終わりました。今回は僅かですが、途中で観光も入れることができて「乗り鉄」オンリーにならず少し進化した旅でした。
 

JR日光駅

日光から帰路に・・・

普通(日光15:20−宇都宮16:02)
 

宇都宮で乗り換え
 

普通(宇都宮16:14−東京18:04)
 

東京駅で「青春18きっぷ」の旅は終了
 

あさま623号(東京18:40−長野20:26)
 

長野駅に到着して旅は終了
 

宇都宮線はボックス確保

東京からは新幹線

あさま号車内で「あさま」弁当
 
使用乗車券


役目を終えた「青春18きっぷ」
  
 今回の遠征で、2017年夏の「青春18きっぷ」は5回分すべて使い切りました。
 今回の旅行では、東武鉄道の乗車が多かったのと、帰路は新幹線(トクだ値30)を選択したので、2日目は「青春18きっぷ」の威力はあまり発揮できなかったかと思います。
 ただ、体力的にはかなり楽な旅になりました。もう歳も歳ですので、今後は「青春18きっぷ」と特急(新幹線)利用(普通乗車券)を組み合わせた旅が主流になるかと思います。

えちごトキめき鉄道清算分

直江津までの乗車券