現美新幹線とSL列車の旅  
2016年 6月15日(日) 日帰り_ 
 
  
 以前から乗りたいと思っていた、「世界最速芸術鑑賞」がコンセプトの「黒い新幹線」こと現美新幹線の指定席券が確保できました。また、この日は磐越西線で12系高崎車使用の「SL青い12系客車号」も運転されることから、この2列車を乗り継いで日帰りの乗り鉄旅行をしようと出かけました。
 今回は、「現美新幹線」と「SL青い12系客車」がメインですので、翌日の勤務も考慮してその他は寄り道せず最短ルートで移動しました。
  
 ―今回の行程―
 須坂5:25−長野電鉄−5:50長野6:18−あさま502号−7:01高崎−Maxたにがわ401号−越後湯沢8:06
 越後湯沢8:24−現美新幹線とき451号−9:14新潟9:30−SL青い12系客車号−会津若松13:35
 会津若松14:12−快速−15:13郡山15:39−なすの278号−大宮16:50
 大宮16:58−はくたか571号−18:10長野18:18−長野電鉄−須坂18:43
    
T.高崎経由で越後湯沢へ

長野電鉄(須坂5:25−長野5:50)
 
 須坂駅から長野電鉄の始発に揺られて長野へ。今日は3600系L2編成でしたので久々の乗車となりました。長野駅を出る始発の新幹線に間に合うようになってから、結構人も乗るようで長野に着くころには結構な乗車率となりました。
 長野からは、北陸新幹線で高崎へ。空いている「あさま602号」を選択。この列車は、上田・佐久平を通過して軽井沢から各駅に止まる変わり種。高崎までならガラガラで快適に移動できました。
 高崎からは、Maxたにがわ401号に乗車。2階席も良いのですが、1階のフラット部分に乗ったことが無かったので指定席を予約の際にを選択。まぁ、普通の平屋の新幹線と同じなすのですが、1階・2階とそれなりに人が乗ってましたが、フラット部分は2人だけ。1人は、上毛高原で降りたので最後の1区間は1人での乗車となりました。

あさま602号(長野6:18−高崎7:01)
 

Maxたにがわ401号(高崎7:37−越後湯沢8:06)
 

長野を出発
 

高崎で上越新幹線に乗換
 

Maxはフラット部分に乗車
 
 
U.現美新幹線とSL列車を乗り継いで会津へ
 越後湯沢駅に到着して数分で、新潟から現美新幹線が回送で入線してきました。今日も乗車は多いようで、先頭部は人だかりができています。私はその隙に11号車の撮影だけ済ませました。その後、空いたことを見計らって先頭部で撮影して、再び11号車に戻ると列車は発車時刻となっていました。
 越後湯沢を定刻に発車した、現美新幹線とき451号は上越新幹線を北上します。車内放送は、自動放送は普通の放送でした。ただ、全車指定のバージョンでした。車掌による肉声放送は、「ご乗車」では無く「ご来場」と言うところが、現美新幹線らしいです。この列車の新潟までの乗車時間は50分。ゆったりした、普通車扱いのグリーン座席に座っている暇はありません。さっそく、列車内の芸術作品を鑑賞に出かけます。
 11号車から16号車までの各車両を見て回り、帰りにカフェでアイスコーヒーとケーキを購入して休憩すると、列車はもう山間部を抜けて越後平野を走行しています。ゆっくりとコーヒーの味を楽しんでいると、列車は燕三条を出て車窓に住宅街が増えて次第にそれが市街地に変わると列車は新潟駅に到着します。
 
 新潟駅での乗り換え時間は16分です。新幹線ホームで長居するとSLの撮影ができなくなるので、足早に新幹線乗り換え改札を通過して3番ホームへ移動します。すでに、SL青い12系客車号が停車しています。列車名の通り青い12系客車を使用しています。新幹線からの乗り換えで発車まで時間がありませんので手早く撮影を終えて車内へ。車内は、トイレ・洗面所部分以外は懐かしい12系客車のままです。
 9時30分に汽笛一声新潟駅を後にします。ホームには、大勢の方がこの列車を見送っています。列車はゆっくりと夏空の田園地帯を通過して新津に到着。新津では少々停車となります。
  新津からは、緑濃い初夏の磐越西線を進みます。初夏の磐越西線をSLばんえつ物語号ではありませんが、SL列車に揺られて旅するのは久しぶりです。列車は、咲花から山間部を進み阿賀野川に沿うように走ります。列車は、山間部を通過して津川に停車します。津川では、少々停車するので写真撮影をします。C57の方はやはり大人気ですが、今回の列車名の由来となった12系客車側は人もまばら・・・。おかげで、非電化区間の駅に停車している12系客車(高崎車)の記録がいろいろできました。
 津川を出るとしばらくして、SLばんえつ物語でおなじみのじゃんけん大会がありました。しかし、今回も見事に敗戦するともうやることもありません。あとは、淡々とSL列車の旅を楽しみます。列車は山都駅で少々停車。先頭部でC57を撮影しているともう発車時刻となり乗車、山都を出て一ノ戸橋梁を通過してしばらくすると、視界が開けて会津盆地が車窓に広がります。喜多方を出ると磐梯山を見ながら初夏の田園地帯を走行します。会津若松到着直前に車掌氏の挨拶があり列車は会津若松に到着します。
 

現美新幹線とき451号(越後湯沢8:24−新潟9:14)
 

SL青い12系客車号(新潟9:30−会津若松13:35)
 

越後湯沢で現美新幹線に乗換
 

現美新幹線11号車に乗車
 

現美新幹線車内(14号車)
 

新潟でSL列車に乗り換え

12系ボックスシートで会津若松へ

会津若松で快速に乗り換え
 
V.会津若松から長野へ最速の帰路
 会津若松からは、目的を果たしたので帰路となります。まずは、快速列車で郡山へ。以前は、485系を使用した快速あいづ号で指定席もあり快適な列車でしたが、今は719系の4両編成で指定席も無いので早く並ばなければなりません。私も早々に並んで座席を確保しました。ちょっとのタイミングですぐに座席が埋まってしまうので、少し早めに並ぶ必要があります。719系を使用した快速は停車駅を絞ってはいますが、やはり良い時間帯に運転されるのか各停車駅からの乗車も多く郡山に着く頃には立っている人も結構いました。
 
 郡山からは、東北新幹線なすの278号に乗車。E2系1000番台に久しぶりに乗車できました。本来は、在来線を乗り継いで黒磯始発の快速ラビット号も考えましたが、帰宅時間が遅くなるので翌日の勤務も考慮して新幹線を選択。決め手は、郡山始発で自由席でも確実に座れる点でしょうか。郡山を発車した、なすの278号は東北新幹線を快調に進みます。普通車指定席は満席のようですが、自由席は悲惨な乗車率で1両に10人前後しか乗ってません。みんな、直前に先行する「やまびこ・つばさ」に乗ったようです。が、新白河を過ぎて那須塩原から車内に乗客が増え、宇都宮からは凄い乗車になりました。宇都宮でもう殆どの座席が埋まってしまいました。小山まで来れば、在来線が主流で乗車は少ないだろうと思いましたが、小山からの乗車も多くほとんどは立席での乗車となりました。小山を出ればもう大宮です。大宮では大勢下車しました。
 
 大宮からは、8分の乗り換えで北陸新幹線「はくたか571号」に乗車します。郡山駅で、特急券(指定)を購入する際に一か八か窓側指定で何とか窓側が購入できました。ただ、9号車ですので先頭を撮影後は急いで9号車前ドアまで移動します。さて、「はくたか571号」は・・・・。E7系でした。どうやら、W7系とはあまり縁がないようです。大宮を出た「はくたか571号」上越新幹線を北上します。車内は、9号車に限ってみればB席も多少埋まっている(その他は、すべて埋まっている)ほどの混雑でした。列車は、しばらくすると高崎に停車します。高崎では、結構な人が降車しましたが、その分乗車してきて混雑具合は変わりません。はくたか号は、北陸新幹線に進路をとり北上します。これから先、軽井沢・佐久平・上田と停車しましたが、降車する乗客がいる一方で乗ってくる乗客もあり長野まで多少空いたかな。という程度で全体的には混んでいました。
 
 長野からは、長野電鉄の8500系普通列車で帰路につきます。ちょうど、夏至の直前の時期ですのでまだ明るい時間に須坂駅まで戻ってきました。今日は、駆け足の乗り鉄でしたが、充実した1日となりました。
 

快速(会津若松14:12−郡山15:13)
 

なすの278号(郡山15:39−大宮16:50)
 

はくたか571号(大宮16:58−長野18:10)
 

長野電鉄(長野18:18−須坂18:43)
 

郡山で東北新幹線へ乗り換え

大宮で北陸新幹線へ乗り換え

長野に到着
     
W.使用乗車券

 
 今回は、前日(6/11)に「辰野駅開業110周年号」に乗車したので、今日の遠征と合わせて「週末パス」を購入しました。今回は、自宅に戻り翌日の出発でしたが、長野電鉄も乗車できるので、乗車券関係は「週末パス」1枚で全ての用が足せて大変便利です。
 土曜・日曜の2日間連続で、週末パスエリアを旅行する際には、まずは週末パスを使えばどのくらい安くなるのかを基準に使用する乗車券を選択します。今回は、今日(6/12)の遠征だけでも十分元が取れるので、「週末パス」を選択しました。